世界一周旅行は多くの人の憧れですよね。その夢を叶えるために重要なのが「世界一周航空券」の選び方、そしてそれに深く関わる「航空アライアンス」の理解です。この記事では、あなたの世界一周の旅を最高のものにするため、主要な航空アライアンス3つを徹底的に比較し、あなたに最適な選び方をご紹介します。
はじめに:世界一周航空券と航空アライアンスの重要性
世界一周航空券とは、決められたルールの中で複数の都市を巡ることができる、お得で便利な航空券です。これを使えば、憧れの世界一周を比較的リーズナブルに、そして計画的に実現できます。
この世界一周航空券の利用の際に、航空アライアンスの選択が非常に重要になります。航空アライアンスとは、複数の航空会社が提携し、共同で運航やサービスを提供するグループのこと。これにより、提携航空会社のフライトを組み合わせて旅程を自由に組んだり、マイレージプログラムの特典を共有したりできるようになります。
現在、世界には主に以下の3つの巨大な航空アライアンスが存在します。
- スターアライアンス (Star Alliance):全日空が参加
- ワンワールド (oneWorld):日本航空が参加
- スカイチーム (SkyTeam)
これらのアライアンスが提供するネットワークやサービスは大きく異なり、あなたの旅のルートや快適さに直結します。
世界の主要航空アライアンス徹底比較
まずは、主要な3つの航空アライアンスの基本的なデータを比較してみましょう。
2025年の 英国のスカイトラックス社(航空会社の格付けを毎年発表)による5スター航空会社は、赤色太字、4スター航空会社は青色で表示しています。台湾のスターラックス航空が2025年度末までにワンワールド加盟申請を実施予定。
2025年2月9日現在
スターアライアンス | ワンワールド | スカイチーム | |
---|---|---|---|
加盟社数 | 25 | 14 | 19 |
就航国数 | 195 | 170 | 175 |
就航都市数 | 約1,200都市 | 約900都市 | 約1,000都市以上 |
年間利用者数 | 約7.6億人 | 約5億人 | 約7.5億人 |
Skytrax評価の高い航空会社 | 全日空(ANA)、シンガポール航空、エバー航空、ルフトハンザドイツ航空など | 日本航空(JAL)、カタール航空、キャセイパシフィック航空など | デルタ航空、大韓航空、エールフランスなど |
日本 | 全日空 ◇ | 日本航空◇ | - |
韓国 | アシアナ航空◇ ※大韓航空と合併により脱退予定 | ― | 大韓航空◇ |
中国 | 中国国際航空◇ | ― | 中国東方航空◇ |
深圳航空 | 厦門航空◇ | ||
香港 | ― | キャセイパシフィック◇ | ― |
台湾 | エバー航空◇ | ― | 中華航空◇ |
上記以外 | シンガポール航空◇ | マレーシア航空◇ | ベトナム航空◇ |
タイ国際航空◇ | スリランカ航空◇ | ガルーダ・インドネシア航空◇ | |
エアー・インディア◇ | |||
オセアニア | ニュージーランド航空◇ | カンタス航空◇ フィジーエアウェイズ◇ ※2025年3月31日加盟 | ― |
欧州 | エーゲ航空◇ | ブリティッシュ航空◇ | (アエロフロート航空◇) ※ロシアのウクライナ侵攻により、2022年から資格停止中 |
オーストリア航空◇ | フィンランド航空◇ | エア・ヨーロッパ◇ | |
ブリュッセル航空◇ | イベリア航空◇ | エール・フランス◇ | |
クロアチア航空◇ | (S7エアラインズ◇)※ | アリタリア航空※2021年経営破綻→ITAエアウェイズ◇※2025年4月30日脱退予定 | |
LOTポーランド航空◇ | ※ロシアのウクライナ侵攻により、2022年4月19日から資格停止中 | チェコ航空◇ | |
ルフトハンザ航空◇ | KLMオランダ航空◇ | ||
※エールフランス-KLMグループの支援により脱退済 | タロム航空◇ | ||
スイス航空◇ | スカンジナビア航空◇※2024年9月1日加盟 | ||
TAPポルトガル航空◇ | ヴァージン・アトランティック航空◇※2023年3月2日加盟 | ||
トルコ航空◇ | |||
ITAエアウェイズ◇ ※ルフトハンザに買収。2025年5月1日加盟予定 | |||
北米 | ユナイテッド航空◇ | アメリカン航空◇ | デルタ航空◇ |
エア・カナダ◇ | アラスカ航空◇ ※2021年加盟 | アエロメヒコ◇ | |
中米 | コパ航空◇ | ― | ― |
南米 | アビアンカ航空◇ | アルゼンチン航空◇ | |
中東 | ― | ロイヤル・ヨルダン航空◇ | ミドルイースト航空◇ |
カタール航空◇ | サウディア◇ | ||
(オマーン・エアー◇) ※2025年6月30日加盟予定 | |||
アフリカ | エジプト航空◇ | ロイヤル・エア・モロッコ◇ ※2020年4月加盟 | ケニア航空◇ |
エチオピア航空◇ | |||
南アフリカ航空◇ |
※上記の数値は概算であり、時期によって変動する可能性があります。
スターアライアンスは、加盟航空会社数、就航都市数ともに最大規模を誇り、世界で最も広範なネットワークを提供しています。ワンワールドは加盟会社はやや少ないものの、Skytraxの評価が高い航空会社が多く、質の高いサービスが期待できます。スカイチームは、スターアライアンスに次ぐ規模で、ヨーロッパや北米でのネットワークに強みを持っています。
スカイトラックス社の格付け
Skytrax(スカイトラックス)による航空会社の格付けと、最新のワールド・エアライン・アワードのランキングについて、2025年6月17日に発表された情報に基づきお伝えします。
スカイトラックス航空会社の格付け (スターレーティング)
スカイトラックスは、航空会社のプロダクト(機材、座席、機内食など)とサービス(客室乗務員、地上スタッフなど)の品質を総合的に評価し、1つ星から5つ星までの格付けを行っています。
- 5スター航空会社: 最高のサービスと品質を提供していると認められた航空会社。
- 日本の航空会社では、全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)が5スターに認定されています。
- 2025年6月17日には、スターラックス航空も新たに5スター航空会社に認定されました。
- その他、シンガポール航空、カタール航空、エバー航空、アシアナ航空、大韓航空、海南航空などが5スターに名を連ねています。
- 4スター航空会社: 非常に質の高いプロダクトとサービスを提供していると評価された航空会社。
- 多くの主要な国際航空会社が4スターに認定されており、例えばエールフランス、ルフトハンザドイツ航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、エミレーツ航空などが含まれます。
5スター航空会社
現在、Skytraxのウェブサイトや関連ニュースで確認できる「5スター航空会社」には、以下のような航空会社があります(時期によって変動する可能性があります):
- 全日本空輸(ANA)
- 日本航空(JAL)
- シンガポール航空
- カタール航空
- キャセイパシフィック航空
- エバー航空
- アシアナ航空
- 海南航空
- 大韓航空
- ガルーダ・インドネシア航空
- スターラックス航空 (2025年6月17日より新規認定)
4スター航空会社
ヨーロッパ系航空会社:
- エールフランス (Air France)
- オーストリア航空 (Austrian Airlines)
- ブリティッシュ・エアウェイズ (British Airways)
- フィンエアー (Finnair)
- KLMオランダ航空 (KLM Royal Dutch Airlines)
- ルフトハンザドイツ航空 (Lufthansa)
- スイスインターナショナルエアラインズ (SWISS International Air Lines)
- ターキッシュ エアラインズ (Turkish Airlines)
- ヴァージン・アトランティック航空 (Virgin Atlantic)
アジア・太平洋系航空会社:
- エア・カナダ (Air Canada)
- エア・ニュージーランド (Air New Zealand)
- タイ国際航空 (Thai Airways)
- ベトナム航空 (Vietnam Airlines)
- 香港航空 (Hong Kong Airlines)
- チャイナエアライン (China Airlines) – 参考情報:2025年6月時点のニュースで4スター認定と報じられています。
- フィリピン航空 (Philippine Airlines)
- マレーシア航空 (Malaysia Airlines)
- カンタス航空 (Qantas Airways)
中東・アフリカ系航空会社:
- エミレーツ航空 (Emirates)
- エティハド航空 (Etihad Airways)
- オマーン航空 (Oman Air)
- サウディア (Saudia / Saudi Arabian Airlines)
スカイトラックス ワールド・エアライン・アワード 2025 ランキング
毎年、世界中の航空旅客からの大規模な顧客満足度調査に基づいて発表される「ワールド・エアライン・アワード」は、「航空業界のオスカー」とも称される権威ある賞です。
2025年の「ワールド・ベスト・エアライン(世界最高の航空会社)」は、以下の通りです。
- カタール航空 (9回目の受賞)
- シンガポール航空
- キャセイパシフィック航空
- エミレーツ航空
- 全日本空輸(ANA)
- ターキッシュ エアラインズ
- 大韓航空
- エールフランス航空
- 日本航空(JAL)
- 海南航空
その他の主要な受賞:
- ワールド・ベスト・ビジネス・クラス: カタール航空
- ワールド・ベスト・キャビンクルー(客室乗務員): シンガポール航空
- ワールド・ベスト・エコノミー・クラス: キャセイパシフィック航空
- ワールド・ベスト・リージョナル・エアライン: バンコク・エアウェイズ
- ワールド・ベスト・ローコスト・エアライン: エアアジア
- ワールド・クリーンネスト・エアライン(最も清潔な航空会社): エバー航空
- ベスト・エアポート・サービス(空港サービス): ANA 全日本空輸
これらのランキングや格付けは、旅行者が航空会社を選ぶ際の重要な参考情報となります。最新かつ詳細な情報は、Skytraxの公式ウェブサイトで確認することをお勧めします。
各航空アライアンスの詳細と特徴
それでは、各アライアンスの具体的な特徴と、利用する上でのメリットを見ていきましょう。
スターアライアンス:最大のネットワークと豊富な選択肢
スターアライアンスは、世界中で最も多くの航空会社が加盟しているアライアンスです。日本の**全日空(ANA)**をはじめ、ルフトハンザ航空、ユナイテッド航空、シンガポール航空など、世界を代表する航空会社が名を連ねています。
- ネットワークの広さ: 圧倒的な就航都市数を誇り、世界中のあらゆる地域へのアクセスが容易です。特にヨーロッパや北米での選択肢が豊富です。
- 利用するメリット: 世界一周のルートを組む際に、行きたい場所への直行便や乗り継ぎ便の選択肢が非常に多く、柔軟な旅程を計画できます。
- 主要な上級会員特典: スターアライアンス・ゴールドメンバーになれば、加盟航空会社の専用ラウンジの利用、優先搭乗、手荷物の優先取り扱い、追加手荷物許容量などの特典が受けられます。これらの特典は、長時間のフライトが多い世界一周旅行において、非常に大きなメリットとなります。
ワンワールド:質の高いサービスと主要都市へのアクセス
ワンワールドは、日本の日本航空(JAL)、アメリカン航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、カタール航空などが加盟しています。加盟航空会社数はスターアライアンスより少ないものの、質の高いサービスを提供する航空会社が多いのが特徴です。
- 特徴的な路線: 特に北米、ヨーロッパ、アジア太平洋地域の主要都市間での接続に強みを持っています。質の高いフライトを求める旅行者におすすめです。
- 利用するメリット: 高評価の航空会社が多く、快適な空の旅を重視するなら魅力的な選択肢です。日本からのアクセスもJALが加盟しているため便利です。
- 主要な上級会員特典: ワンワールド・エメラルドやサファイアといった上級会員になると、ビジネスクラスラウンジの利用、ファストトラック(優先保安検査)、優先搭乗、受託手荷物の優待などが受けられます。
スカイチーム:グローバルなバランスと特定エリアの強み
スカイチームには、デルタ航空、エールフランス、大韓航空などが加盟しています。
- ネットワークの特徴: 北米、ヨーロッパ、アジアでのネットワークに強みを持っており、特に中国や台湾などアジアの一部地域へのアクセスが良いのが特徴です。
- 利用するメリット: 特定の地域へのアクセスを重視する場合や、これらのアライアンスに加盟する航空会社のマイレージを貯めている場合に便利です。
- 主要な上級会員特典: スカイチーム・エリートプラスメンバーになると、ラウンジ利用、優先搭乗、手荷物優先、追加手荷物許容量などの特典が享受できます。
航空アライアンスの特典とメリットを深掘り
航空アライアンスに加盟している航空会社を利用する最大のメリットは、マイレージプログラムの相互利用と上級会員特典の共有です。
- ラウンジアクセス: 世界一周旅行では長時間の乗り継ぎも多くなります。アライアンスの上級会員であれば、加盟航空会社が運営する世界中の空港ラウンジを利用でき、食事やシャワー、快適な空間でリラックスできます。
- 手荷物許容量の優待: 特に荷物が多くなりがちな世界一周旅行では、追加の手荷物許容量が付与されるのは大きなメリットです。超過料金を気にせず旅ができます。
- 優先搭乗・優先チェックイン: 空港での待ち時間を短縮し、スムーズに搭乗手続きや保安検査を済ませられます。
- 座席アップグレード: マイレージの利用や、運賃クラスによっては、エコノミークラスからビジネスクラスへのアップグレードのチャンスがある場合もあります。
これらの特典は、旅のストレスを軽減し、より快適な世界一周を実現するために不可欠な要素と言えるでしょう。
スターアライアンスのネットワーク
5スター航空会社が10社中5社を占めていて、4スター航空会社も44社中8社が受賞しているので、サービス面、安全面ともに安心して乗れる航空会社が多い。
アジア
全日空(23ヵ国、214路線)、シンガポール航空(32ヵ国、72路線)、 台湾から エバー航空(20ヵ国、74路線) 等、路線の選択肢が多い。
シンガポール航空では、シンガポール⇔南アフリカ路線、シンガポールを発着しない海外路線(7路線:成田-ロサンゼルス、ニューヨークJFK-フランクフルト等)も特徴。
オセアニア
ニュージーランド航空(19ヵ国、91路線)が中心となる。オーストラリアを拠点とする航空会社が加盟していないので、オーストラリア国内線の路線が弱い。シドニーやロサンゼルスから太平洋ポリネシアのクック諸島へのニュージーランドを発着しない海外路線もある。
欧州
ルフトハンザ航空(77ヵ国うちヨーロッパ41ヵ国、 アジア9ヵ国、 中東9ヵ国、 アフリカ10ヵ国、 南米3ヵ国、中米3ヵ国、北米2ヵ国、344路線)を中心に欧州全域およびオセアニアを除くすべての大陸を幅広くカバーしている。ドイツ‐カザフスタン、モルディブの路線が特徴。
トルコ航空(120ヵ国うちヨーロッパ40ヵ国、アジア23ヵ国、中東12ヵ国、アフリカ36ヵ国、南米4ヵ国、 中米3ヵ国、北米2ヵ国、 458路線)
中央アジアのカザフスタン、ウズベキスタン、トルクメ二スタン、タジキスタン路線があるのが特徴。ロシアを拠点とする航空会社が加盟していないので、ロシア国内線が弱い。
北米
ユナイテッド航空(59ヵ国、1566路線)とエアカナダ(60ヵ国、420路線)の2社があり、カナダ、アメリカ国内をカバーしている。ユナイテッド航空のサンフランシスコ、ワシントン DC、ニューヨークからイスラエル(テルアビブ)の路線、エアカナダのモントリオールからモロッコのカサブランカ、アルジェリアへアフリカ2路線が特徴。
中米
コパ航空(31ヵ国、85路線)がパナマから北米、中米、南米の世界31ヵ国をカバーしている。
南米
アビアンカ航空(19ヵ国、141路線)がコロンビアから南米6ヵ国、中米9ヵ国をカバーしている。
中東
加盟航空会社がないが、ルフトハンザ、トルコ航空でアクセス可能。
アフリカ
エチオピア航空(74ヵ国うちアフリカ38ヵ国、194路線)、南アフリカ航空(26ヵ国うちアフリカ20ヵ国、88路線)が中心。エチオピア航空でソウル経由で首都のアディスアベバまで行くことが可能。南アフリカ航空で首都のヨハネスブルグからブラジルのサンパウロ、オーストラリアのパースの路線が特徴。
詳細は、スターアライアンスのページで確認ください。



世界一周旅行って夢がありますね。





以下のページで趣味レーションしてみましょう。





休みが取れないサラリーマンにおすすめの分割プランです。





続いて、夢のファーストクラス、ビジネスクラスで快適な世界一周の旅に興味がある場合は、以下の記事を参照ください。




ワンワールドのネットワーク
加盟航空会社の数は、3大アライアンス最小の13社となるが、 5スター航空会社が10社中3社を占めていて、4スター航空会社も44社中5社が受賞している。13社中8社が4スター以上の航空会社となるので、どの航空会社に乗っても満足のいくフライトが楽しめそう。
アジア
日本航空(21ヵ国、153路線)、香港からキャセイパシフィック航空(29ヵ国、64路線)が中心。
全日空でアクセスできない成田⇔パラオ路線が特徴。キャセイパシフィック 航空では、日本航空でアクセスできない香港⇔ニュージーランド路線、香港⇔モルディブ、香港⇔南アフリカ路線が特徴。
オセアニア
カンタス航空(16ヵ国、156路線)が中心となる。オーストラリア国内線が豊富。ニュージーランドのほか、フィジー、パプアニューギニア、ニューカレドニアの路線、チリ、南アフリカの路線も特徴。
欧州
ブリティッシュ航空(83ヵ国うちヨーロッパ34ヵ国、アジア10ヵ国、 中東9ヵ国、 アフリカ9ヵ国、南米4ヵ国、中米14ヵ国、北米2ヵ国、オセアニア1ヵ国、305路線)を中心にすべての大陸を幅広くカバーしている。ロンドンからの中米路線が多いのが特徴。ロンドン‐シドニーの路線が特徴。
ロシアを拠点とするS7航空(27ヵ国、197路線 ただし資格停止中)にてロシア国内の107路線が利用可能。
北米
アメリカン航空(60ヵ国、1155路線)が中心。フィラデルフィア⇔モロッコのカサブランカ、アイスランド、アイルランドからの路線が特徴。 アラスカ航空が2021年夏にワンワールド加盟を表明。
中米
加盟航空会社がないが、アメリカン航空にて中米の29ヵ国にアクセス可能。
南米
アメリカン航空で南米の8ヵ国にアクセス可能。LATAM航空(17ヵ国、300路線)でチリのイースタ島、アクアドルのガラパゴス諸島にアクセス出来て、南米の利便性に優れていたが、スカイチームのデルタ航空による株式取得が背景もあって、2020年4月末でワンワールド脱退済。
中東
カタール航空(79ヵ国うち中東6ヵ国、 ヨーロッパ33ヵ国、アジア18ヵ国、 中東6ヵ国、 アフリカ16ヵ国、南米2ヵ国、北米2ヵ国、オセアニア2ヵ国、175路線)とロイヤルヨルダン航空が中心。
アフリカ
ロイヤルエアモロッコ(51ヵ国うちアフリカ28ヵ国、135路線)が中心。カタール航空にてアフリカ16ヵ国、ブリティシュ航空でアフリカ9ヵ国へのアクセスが可能。
詳細は、ワンワールドのページで確認ください。






スカイチームのネットワーク
5スター航空会社が10社中1社を占めていて、4スター航空会社も44社中7社が受賞している。オセアニア、中米以外の地域の航空会社が加盟しているが、規模が小さい航空会社の加盟も多い。また、日本の航空会社が加盟していないので、利便性の面では劣ってしまう。
アジア
大韓航空(38ヵ国、133路線)、中国東方航空(33ヵ国、952路線)が中心。中国国内線に強みを持つ。
オセアニア
加盟航空会社がない。大韓航空にて、オーストラリア、ニュージーランド、グアム、パラオにアクセス可能。
欧州
エールフランス(92ヵ国 うちヨーロッパ27ヵ国、アジア10ヵ国、 中東4ヵ国、 アフリカ32ヵ国、南米8ヵ国、 中米8ヵ国、北米2ヵ国、オセアニア1ヵ国、292路線)、KLMオランダ(65ヵ国、169路線)が中心。
アエロフロートロシア航空が加盟しており、ロシアの国内線にも強みがある。チェコ航空(19ヵ国、30路線)、ルーマニアのタロム航空(21ヵ国、40路線)も加盟しており、東欧の路線も充実。
北米
デルタ航空(55ヵ国、1015路線)、アエロメヒコ(22ヵ国、110路線)が利用可能。
中米
加盟航空会社はない。デルタ、アエロメヒコでアクセス可能。
南米
アルゼンチン航空(12ヵ国、109路線)で南米7ヵ国にアクセス可能。
中東
サウジアラビアのサウディア(37ヵ国、201路線)、レバノンのミドルイースト(22ヵ国、30路線)の2社が加盟。
アフリカ
ケニア航空(40ヵ国、69路線)でアフリカ30ヵ国にアクセス可能。
詳細は、スカイチームのページで確認ください。
アライアンスに属さない航空会社の選択肢
世界には、特定の航空アライアンスに属さずとも、広範なネットワークを持つ魅力的な航空会社も存在します。例えば、エミレーツ航空やエティハド航空といった中東系のエアラインは、そのサービスの質の高さと、世界中の主要都市を結ぶ広大なネットワークで知られています。
また、英国のスカイトラックス社の格付けで2社ともに4スターを獲得しています。
これらの航空会社は、独自に提携を結んでいる場合が多く、アライアンスの縛りがない分、非常に競争力のある価格やユニークなルートを提供していることがあります。世界一周航空券では、通常アライアンス内のフライトを利用しますが、特定の区間(例えば、アライアンスのネットワークが弱い地域へのアクセス)で、これら非アライアンス系の航空会社のフライトを単独で組み込むことも検討できます。
ただし、その場合、マイレージや上級会員特典の互換性がない点には注意が必要です。
・エミレーツ航空◇
アラブ首長国連邦(UAE)のドバイを拠点に、77ヵ国、157路線を就航。全ての地域をカバーしている。日本航空とマイレージ連携を実施。
・エティハド航空◇
アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビを拠点に、46ヵ国、77路線を就航。南米、中米を除く全ての地域をカバーしている。全日空とマイレージ提携を実施。
あなたに最適な航空アライアンスの選び方
どの航空アライアンスがあなたに最適かは、あなたの旅の目的やスタイルによって異なります。以下のポイントを参考に、あなたにぴったりのアライアンスを見つけましょう。
重視するポイント別のアライアンス選び
- 就航都市の多さ・ルートの柔軟性なら「スターアライアンス」
- とにかく多くの国や都市を巡りたい、マイナーな地域にもアクセスしたい、という方には、最も広範なネットワークを持つスターアライアンスがおすすめです。ルートの選択肢が豊富で、自由度の高い旅を計画できます。
- 日本国内の乗り継ぎやすさを重視するなら「スターアライアンス」または「ワンワールド」
- 日本のANA(スターアライアンス)やJAL(ワンワールド)が加盟しているため、地方空港からの出発や、日本国内での乗り継ぎが非常にスムーズです。
- サービス品質や特定の地域(アメリカ、中東など)を重視するなら「ワンワールド」
- 高品質なサービスを求める方や、アメリカン航空やブリティッシュ・エアウェイズといった特定のキャリアを好む方、中東を経由したルートを検討している方にはワンワールドが適しています。
- 貯めているマイレージプログラムとの相性
- すでに特定の航空会社のマイレージを貯めている、またはその航空会社の上級会員である場合は、その航空会社が加盟しているアライアンスを選ぶと、特典を最大限に活用できます。
具体的なルート例からの考察
- ヨーロッパ周遊がメインなら: スターアライアンス(ルフトハンザ航空、スイスインターナショナルエアラインズなど)やスカイチーム(エールフランス、KLMオランダ航空など)が豊富な選択肢を提供します。
- アジア縦断や南米へのアクセス: アライアンスによって強みが異なりますが、特に南米はスターアライアンスのアビアンカ航空、ワンワールドのラタム航空(一部提携)などが選択肢となります。
まとめと世界一周航空券選びのヒント
世界一周航空券と航空アライアンスの選択は、あなたの旅の快適さと自由度を大きく左右する重要な要素です。
ポイントのまとめ:
- ネットワークの広さを重視するなら「スターアライアンス」
- サービスの質や特定の主要路線を重視するなら「ワンワールド」
- 特定の地域へのアクセスやバランスの取れたネットワークなら「スカイチーム」
最終的には、あなたの行きたい場所、利用したい航空会社、そして重視するサービス(ラウンジ、手荷物など)を明確にすることで、最適なアライアンスが見えてきます。
さあ、この記事を参考に、あなただけの完璧な世界一周の旅を計画し、素晴らしい冒険に出かけましょう!
【重要】最新情報の確認について: 航空アライアンスの加盟状況、航空会社の提携関係、および各特典の内容は、時期によって変更される可能性があります。必ず各アライアンスや航空会社の公式サイトにて、最新の情報をご確認ください。



日本在住で国内線利用も考えると、スターアライアンス(全日空)、ワンワールド(日本航空)を選択して、国内線航空券の購入、国際線航空券の購入、世界一周航空券の購入をするのがおすすめです。
ワンワールド世界一周航空券のルート2019年版も参考にしてください。


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