インド渡航に必須!ビザの種類と申請方法を完全解説

2024年1月22日

 

はじめに

 

管理人
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インドへの旅行やビジネスなどで渡航する際には、日本国籍の方は適切なビザまたはe-Visaの取得が必要です。ビザの種類や申請方法について理解し、適切な手続きを行うことが重要です。本記事では、インドに渡航する際に必要なビザの種類や申請方法をご紹介します。また、ビザ申請の際に注意すべき点についても解説しています。

インドビザの種類と申請方法

india-visa
インドビザ

インド滞在目的に応じて、インドビザは通常のビザ(Regular Visa)、オンラインビザ(e-Visa)、到着時ビザ(Visa on Arrival)の3種類に分かれます。それぞれのビザの目的や申請方法について解説しています。

通常のビザ(Regular Visa)

通常のビザは滞在期間が3カ月から5年まで取得できるビザで、在日インド大使館や総領事館で申請が行われます。
通常のビザには観光ビザ、商用ビザ、就労ビザなど、渡航目的に応じたカテゴリが存在します。
申請にはパスポート、証明写真、オンライン申請書、委任状などの書類が必要です。
ビザ申請には最短で7営業日を要しますが、ナショナリティや居住歴などによっては10~13営業日かかる場合もあります。余裕を持って申請を行うことが望ましいです。

オンラインビザ(e-Visa)

e-Visaはインド内務省ホームページから申請が行われ、短期滞在目的の場合に利用されるビザです。

e-Visaの概要

・申請方法:オンラインで申請し、指定したインドの空港で発行されます。
・有効期限:入国から最長179日の滞在が可能で、最大5年間有効です。
・料金:日本国籍の場合、25ドル+1ドル(PayPalまたはクレジットカード決済)です。
・発行:申請後72時間以内に発行されます。

インド政府はオンラインビザ取得システムe-Visaを導入し、申請者はオンラインで承認を受けた後、到着時にビザの認可・押印を取得することができます。 e-Visaは日本を含む166の国と地域の国籍の外国人が申請が可能です。
ただし、外交・公用パスポートおよび国連旅券を持つ人には適用されません。


入国可能な場所や出国可能な場所は、以下の通り限定されています。

入国場所

1.空港
電子ビザを所持している人は、指定された国際空港(31)からのみインドに入国することができます。

 ①デリー ②ムンバイ ③チェンナイ ④コルカタ ⑤ティルヴァナンタプラム ⑥バンガロール ⑦ハイデラバード ⑧コーチン ⑨ゴア(ダボリム) ⑩ゴア(モパ) ⑪アフマダーバード ⑫アムリトサル ⑬ガヤ ⑭ジャイプール ⑮ラクナウ ⑯トリッチー ⑰バラナシ ⑱カリカット ⑲マンガロール ⑳プネー ㉑ナグプール ㉒コインバトール ㉓バグドグラ ㉔グワハティ ㉕チャンディガル ㉖ヴィシャーカパトナム ㉗マドゥライ ㉘ブバネシュワール ㉙ポートブレア ㉚カンヌール ㉛インドール ※赤字は入国のみ

2.港
 電子ビザを所持している人は、クルーズ観光客のためにインドの5つの主要な港への入国にも提供されています。

 ①ムンバイ ②コーチン ③モルムガオ ④チェンナイ ⑤ニューマンガロール

 

出国場所

1.空港
 ①デリー ②ムンバイ ③チェンナイ ④コルカタ ⑤バンガロール ⑥ハイデラバード ⑦コーチン ⑧ゴア(ダボリム) ⑨ゴア(モパ) ⑩アフマダーバード ⑪アムリトサル ⑫ガヤ ⑬ジャイプール ⑭ラクナウ ⑮バラナシ ⑯カリカット ⑰マンガロール ⑱プネー ⑲ナグプール ⑳コインバトール ㉑バグドグラ ㉒グワハティ ㉓チャンディガル ㉔ヴィシャーカパトナム ㉕マドゥライ ㉖ブバネシュワール ㉗ポートブレア ㉘カンヌール ㉙インドール ㉚パトナ ㉛スリナガル ㉜スーラト ㉝ティルチラパッリ ㉞ティルパティ ㉟トリヴァンドラム ㊱ヴィジ ※青字は出国のみ可能

2.陸上
 ①アタリロード ②アカウラ ③バンバサ ④チャングラバンダ ⑤ダル ⑥ダウキ ⑦ダライガット ⑧ガウリファンタ ⑨ゴジャダンガ ⑩ハリダスプール ⑪ヒリ ⑫ジャイガオン ⑬ジョグバニ ⑭カイラシャハール ⑮カリムガン ⑯コワル ⑰ラルゴラガット ⑱マハディプル ⑲マンカチャー ⑳モレ ㉑ムフリガット ㉒ラディカプール ㉓ラグナ ㉔ラニグンジ ㉕ラクサウル ㉖ルパイディハ ㉗サブルーム ㉘ソヌイ ㉙スリマンタプル ㉚スタルカンディ ㉛プルバリ ㉜カワルプチア ㉝ゾリンプリ ㉞ゾクハウタール

3.港
 ①アラン ②ベディ・バンダー ③バーヴナガル ④カリカット ⑤チェンナイ ⑥コーチン ⑦カダロール ⑧柿灘 ⑨カンドラ ⑩コルカタ ⑪マンドヴィ ⑫モルマゴア港 ⑬ムンバイ港  ⑭ナガパッティナム ⑮ナバシェバ ⑯パラディープ ⑰ポルバンダル ⑱ポートブレア ⑲トゥティコリン ⑳ヴィシャカパトナム ㉑ニューマンガロール ㉒ヴィジンジャム ㉓アガティとミニコイ島ラクシュドウィップユタ州 ㉔バジャルパダム ㉕ムンドラ ㉖クリシュナパトナム ㉗ドゥブリ ㉘パーンドゥ ㉙ナガオン ㉚カリムガンジ ㉛カトゥパリ

4.鉄道
 ①ムナバオレールチェックポスト ②アタリレールチェックポスト ③グデ鉄道と道路のチェックポスト ④ハリダスプールレールチェックポスト ⑤チットプルレールチェックポスト

 

 到着時ビザ(Visa on Arrival)

到着時ビザはインドの空港で申請が行われ、ビジネスや観光、会議出席、治療目的でインドに入国する際に利用されるビザです。滞在規定により1年までの数次ビザが発給されます。到着時ビザは特定の国籍(日本、韓国など)の人に限られています。 到着時ビザは60日以内の商用、観光、会議出席、治療目的の場合に取得できます。外交・公用パスポートおよび国連旅券を持つ人には適用されません。

入国可能回数 2回
取得可能空港 デリー、ベンガルール、ムンバイ、チェンナイ、コルカタ、ハイデラバードの6か所のみ
ビザ申請料 2000ルピー(クレジットカード、もしくはデビットカード払い)
申請条件 ・インド国内に住居を持たず、また就労もしていない
・有効期限が6か月以上のパスポートを所持している
・良好な財政状況にある方(帰国便のチケットの提示)
・インド政府によって好ましくない人物とみなされない
注意事項 ・両親のいずれか、または祖父母のいずれかがパキスタンで生まれではない、または永住していない
・外交・公用パスポートを所持していない
・滞在期間の延長や他のビザへの変更は不可
インド到着ビザ申請書も必要に応じてダウンロードしてください。

生徒
生徒
上記の申請条件に当てはまらない場合等で到着時ビザが取得できなかった場合、どうなりますか?


先生
先生
帰国することになります(泣)そのため、事前にオンラインビザ等を取得しておきましょう!

入域制限/保全地域への渡航

travel

インドには一部の州で外国人の入域が制限されているため、入域制限/保全地域への渡航を希望する場合は、当該インド政府当局から入域許可(RAP/PAP)を得る必要があります。事前に渡航先地域の入域制限情報を確認しておくことが重要です。

入域許可(RAP/PAP)

入域許可(RAP/PAP)は、外国人が入域制限/保全地域に渡航する際に必要な許可で、渡航目的や滞在期間、訪問先などに応じて申請が行われます。充分な時間をとってRAP/PAPを申請することが望ましいです。
また、渡航前にRAP/PAPを取得しない場合、入国が拒否される可能性がありますので注意が必要です。状況によっては、当該インド政府当局からRAP/PAPを受け取ることが難しい場合もあります。

外国人登録に関する手続き

registration

インドで180日以上滞在する場合には、到着後14日以内に外国人登録局(FRROまたはFRO)に登録が必要です。
ビザの種類や申請方法に関わらず、長期滞在の際にはこの手続きが必須となります。
手続きには必要書類がありますので、事前に準備しておくことが重要です。

登録手続き

外国人登録手続きに必要な書類は、パスポート、ビザ、写真、住所証明書、所得証明書などがあります。
手続きは、FRROまたはFROのウェブサイトからオンライン申請が行われ、申請後に審査が行われます。
承認されると、レジデンス許可証が発行されます。 登録手続きに遅れが生じる場合は、事前にFRROまたはFROに連絡して相談することが推奨されます。登録手続きが遅れると、ペナルティが科される場合があります。

登録免除

外国人登録手続きはインドで180日以上滞在する場合に必要ですが、一部の外国人には登録が免除される場合があります。これには、ビザ期間が180日未満の場合、子供(16歳未満)や特定の職業の人々が含まれます。
しかし、登録が免除されている場合でも、インド滞在中に情報が変更される場合は報告が必要です。

また、インド政府は、外国人登録オンライン申請サービス(e-FRRO)を導入しており、FRRO・FROへの出向が不要な場合があります。このサービスは現金不要でペーパーレスで提供されています。

就労ビザ所持者に関する注意点

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インドで就労ビザを取得して働く場合には特別な注意が必要です。就労ビザは国籍に応じて1年間の数次ビザが発給され、最大10年まで延長が可能です。しかし、就労ビザを持つ場合には、14日以内に外国人登録局に登録しなくてはならないなどの手続きがあります。以下では、就労ビザ所持者が注意すべき手続きについて解説しています。

外国人登録手続き

インドで就労ビザを持って働く場合、14日以内にFRROまたはFROに登録が必要です。
登録手続きには、パスポート、ビザ、写真、住所証明書、所得証明書などの書類が必要です。登録手続きが遅れるとペナルティが科されるので注意が必要です。 登録手続き後に審査が行われ、承認されるとインド滞在中に法的な居住許可が与えられます。登録後に住所や職業などの情報が変更された場合は、速やかにFRROまたはFROに報告することが重要です。

家族の帯同ビザ

インドで就労ビザを持つ者の家族は、同期間有効な帯同ビザを取得することができます。帯同ビザは家族がインドでの滞在や短期の勉強を行う場合に使われます。帯同ビザ所持者も、180日以上滞在する場合は外国人登録が必要です。 また、帯同ビザ所持者がインドで働く場合は、別途就労ビザの取得が必要となります。帯同ビザの期間中に就労することは法的に認められていませんので、注意が必要です。

ビザ申請時の注意点

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インドビザ申請時には、いくつかの注意点があります。以下では、黄熱予防接種証明書や生体認証登録の必要性、二重国籍者や帰化した元外国籍者の注意点について解説しています。

黄熱予防接種証明書

インドへの渡航時には、一部の国からの入国の際に黄熱予防接種証明書が必要になる場合があります。これは、黄熱病流行地域からインドに渡航する場合や、該当地域を経由する際に必要とされる書類です。黄熱病流行地域から直接インドに入国する人は、インド大使館や総領事館に事前に確認しておくことが望ましいです。 なお、日本から直接インドへ渡航する場合や、黄熱病流行地域を経由しない場合は、黄熱予防接種証明書は通常必要ありません。

生体認証登録

インドのビザ申請時には、一部の申請者に対して生体認証登録が求められることがあります。この手続きは、指紋や顔写真などの個人情報を登録するもので、ビザ申請のセキュリティを向上させる目的があります。 生体認証登録が必要な申請者は、指定された受付窓口で手続きを行う必要があります。必要書類や手続きの詳細については、事前に在日インド大使館へお問い合わせください。

 二重国籍者や帰化した元外国籍者の注意点

二重国籍者や日本に帰化した元外国籍者は、インドビザ申請時に追加質問書の提出が必要になることがあります。これは、以前の国籍や海外在住歴などの情報を確認するための手続きです。 また、二重国籍者の場合は、直近1回分のインドビザと出入国スタンプのコピーが求められることがあります。旧パスポートに直近1回分のインドビザがある場合は、旧パスポートのインドビザと出入国スタンプ、顔写真のページのコピーが必要です。

まとめ

この記事では、インドへの渡航に必要なビザの種類と申請方法、注意点について解説しました。ビザの取得や手続きには多くの注意が必要ですが、適切な準備と手続きを行えば、スムーズにインドへの渡航が可能になります。本記事がインド渡航を計画している方のお役に立てれば幸いです。

 

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よくある質問

Q1. インドへの渡航時に必要なビザは何ですか?

A1. インドへの渡航時には、通常のビザ(Regular Visa)、オンラインビザ(e-Visa)、到着時ビザ(Visa on Arrival)のいずれかが必要です。

Q2. オンラインビザ(e-Visa)はどのように申請しますか?

A2. オンラインビザ(e-Visa)はインド内務省ホームページから申請が行われます。申請後に承認を受けると、到着時にビザの認可・押印を取得することができます。

Q3. 渡航先地域の入域制限情報はどこで確認できますか?

A3. 渡航先地域の入域制限情報は、当該インド政府当局から入域許可(RAP/PAP)を得る必要がある場合に確認することができます。

Q4. 外国人登録手続きは必要ですか?どのように手続きを行えばいいですか?

A4. インドで180日以上滞在する場合には、到着後14日以内に外国人登録局(FRROまたはFRO)に登録が必要です。手続きはオンライン申請が行われ、必要書類を提出することで登録が完了します。