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自然遺産の登録基準(7)〜(10)とは?意味と代表例で解説

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世界遺産検定の自然遺産パートで混乱しやすいのが、登録基準(7)〜(10)の区別です。「景観が美しい」「生態系が豊か」といった説明だけでは、どの基準に当たるのか判断できません。この記事では、それぞれの基準が何を評価しているのかを、実際にUNESCOが認定した代表的な遺産を例に整理します。複合遺産との混同しやすいポイントも合わせて確認しましょう。

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この記事を書いた人:kaz-travel

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目次

自然遺産の登録基準(7)〜(10)とは?

世界遺産の登録基準は(i)〜(x)の10項目あり、文化遺産には(i)〜(vi)、自然遺産には(vii)〜(x)が使われます。自然遺産の4つの基準は、それぞれ評価する観点が異なります。

登録基準評価される価値代表的な遺産
(vii)類まれな自然美・景観グランド・キャニオン国立公園(アメリカ)
(viii)地球の歴史を示す地形・地質ハワイ火山国立公園(アメリカ)
(ix)進行中の生態系・進化の過程ガラパゴス諸島(エクアドル)
(x)生物多様性の保全・絶滅危惧種の保護エル・ビスカイノ鯨保護区(メキシコ)

ここで注意したいのは、1つの遺産が複数の基準を同時に満たすことも多いという点です。例えば表のグランド・キャニオンは実際には(vii)と(viii)の両方で登録されており、「景観美の例=(vii)だけ」のように単純化して覚えると、選択問題で誤答につながります。

(vii)類まれな自然美・景観

「視覚的に際立った美しさ・雄大さ」を評価する基準です。グランド・キャニオン国立公園(コロラド川が削り出した大峡谷)や、セレンゲティ国立公園(タンザニア、動物の大移動で知られる草原)がこの基準で評価されています。セレンゲティはこの(vii)と、生物多様性の(x)の2つの基準で登録されています。

(viii)地球の歴史を示す地形・地質

地球の形成過程や地質学的な変遷の証拠となる遺産が対象です。ハワイ火山国立公園(キラウエア・マウナロアの火山活動)は、この基準(viii)のみで登録されている分かりやすい例です。前述のグランド・キャニオンも、2億年分の地層が露出している点で(viii)を満たしています。

(ix)進行中の生態系・進化の過程

生物の進化や生態系の形成が今も続いている場所を評価する基準です。ガラパゴス諸島はダーウィンの進化論のきっかけになったことで知られ、(vii)(viii)(ix)の複数基準で登録されています。グレート・バリア・リーフ(オーストラリア)も、世界最大のサンゴ礁生態系としてこの基準に該当します。

(x)生物多様性の保全・絶滅危惧種の保護

絶滅の危機にある種の生息地や、生物多様性の保全上重要な地域が対象です。エル・ビスカイノ鯨保護区(メキシコ、コククジラの繁殖地)はこの基準(x)のみで登録されています。ヴィルンガ国立公園(コンゴ民主共和国、マウンテンゴリラの生息地)も(vii)(viii)(x)の3基準で登録された代表例です。

注意!複合遺産と混同しない

1級の引っ掛け問題として多いのが、複合遺産との混同です。例えばマチュ・ピチュの歴史保護区(ペルー)は、インカ文明の遺跡としての文化的価値(文化基準)と、アンデスの山岳景観としての自然的価値(自然基準)の両方が認められた複合遺産であり、自然遺産の登録基準(vii)〜(x)だけで登録されているわけではありません。「自然の中に遺跡がある」「景観が美しい史跡」といった遺産を見かけたら、まず文化遺産・自然遺産・複合遺産のどれに分類されているかを確認する習慣をつけましょう。複合遺産の詳しい解説は、複合遺産とは?全42件・登録基準と試験対策で整理しています。

覚え方のコツ

4つの基準を単独の暗記カードとして覚えるのではなく、「見た目の感動=(vii)」「地球の歴史=(viii)」「進化の現場=(ix)」「絶滅危惧種の保護=(x)」のように、一言キーワードと結びつけると区別しやすくなります。さらに、1つの遺産が複数基準を満たすケースが多いことを前提に、「この遺産は基準のうちどれを満たしているか」を複数選択で考える練習をしておくと、本番の選択問題にも対応しやすくなります。登録基準(i)〜(x)全体の語呂合わせは、【世界遺産検定】登録基準(1〜10)を一発で覚える語呂合わせとキーワードで確認できます。

まとめ

自然遺産の登録基準は、(vii)類まれな自然美、(viii)地球の歴史を示す地形・地質、(ix)進行中の生態系・進化の過程、(x)生物多様性の保全・絶滅危惧種の保護の4つです。グランド・キャニオン、ハワイ火山国立公園、ガラパゴス諸島、エル・ビスカイノ鯨保護区などの代表例と結びつけて覚え、マチュ・ピチュのような複合遺産と混同しないよう注意しましょう。

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よくある質問

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トラブル

自然遺産の登録基準について、世界遺産検定の学習でよくある疑問をまとめました。

自然遺産の登録基準(7)〜(10)はそれぞれ何を評価していますか?

(vii)は類まれな自然美・景観、(viii)は地球の歴史を示す地形・地質、(ix)は進行中の生態系・進化の過程、(x)は生物多様性の保全・絶滅危惧種の保護を評価する基準です。

1つの遺産が複数の登録基準を満たすことはありますか?

はい、よくあります。例えばガラパゴス諸島は(vii)(viii)(ix)の3基準、ヴィルンガ国立公園は(vii)(viii)(x)の3基準で登録されています。「1遺産=1基準」と思い込まないことが大切です。

マチュ・ピチュは自然遺産の登録基準(8)の例ですか?

いいえ。マチュ・ピチュの歴史保護区は文化的価値と自然的価値の両方が認められた複合遺産であり、自然遺産の登録基準だけで登録されているわけではありません。純粋な自然遺産の(viii)の例としては、ハワイ火山国立公園などが挙げられます。

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