中世の魔法に包まれるクロアチアの観光地〜幻想的な世界遺産の街並みを巡る完全ガイド

クロアチア世界遺産 ドゥブロヴニク

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クロアチアは、アドリア海の紺碧の海と、オレンジ色の屋根が連なる中世の美しい街並みが魅力的な国です。特に世界遺産に登録された街が多く、「地上の楽園」と称されるドゥブロヴニクや、古代ローマ時代の遺跡が残るスプリットなど、歴史と絶景が共存しています。

この記事では、初めてクロアチアを訪れる方が最高の旅を楽しめるよう、以下の主要な観光地と実用的な情報をまとめてご紹介します。

  • 世界遺産の街:ドゥブロヴニク、スプリット(ディオクレティアヌス宮殿)、トロギール
  • アドリア海の宝石:コルチュラ島
  • 旅行計画に必須な情報(アクセス、費用、ベストシーズン)
  • クロアチアの絶品ローカルグルメ
目次

【主要観光地】クロアチアの世界遺産と絶景スポット

クロアチアの旅のハイライトは、中世の歴史とアドリア海の自然が完璧に調和した世界遺産の街並みです。ここでは、クロアチアを象徴する絶対に外せない4つの観光地の魅力を深く掘り下げます。

ドゥブロヴニク:城壁からの絶景と旧市街散策

クロアチア世界遺産 ドゥブロヴニク
クロアチア世界遺産 ドゥブロヴニク

「アドリア海の真珠」と称されるドゥブロヴニクは、紺碧の海とオレンジ色の屋根、そして白い石壁が見事なコントラストをなす、絵画のような街です。街全体が世界遺産に登録されており、特に中世の要塞都市としての姿を今に伝える城壁は必見です。

見どころ詳細な魅力と楽しみ方訪問のヒント
城壁巡り(Gradske Zidine)約2kmにわたる巨大な城壁の上を歩くコース。旧市街全体、そしてアドリア海の絶景を一望でき、この街一番のハイライトです。城壁にはいくつかの塔があり、特にミンチェタ要塞からの眺めは圧巻です。訪問は日差しが弱い早朝夕方がおすすめ。所要時間はゆっくり歩いて約2時間です。入場料が必要です。
プラッツァ通り (Stradun)旧市街の中心を東西に貫くメインストリート。大理石で舗装された道は、人々が歩くことで光沢を帯び、中世の雰囲気を満喫できます。カフェやお土産屋が並び、常に賑わっています。ストリートの両端にあるオノフリオの噴水ルジャ広場を結ぶ中心線です。
スルジ山ケーブルカーで登る山頂の展望台からは、ドゥブロヴニクの旧市街全体とアドリア海を見渡すパノラマビューが楽しめます。特に夕暮れ時、街が黄金色に染まる時間帯はロマンチックです。ケーブルカーは旧市街の城壁外側から乗車可能。山頂にはレストランもあり、食事をしながら景色を楽しめます。
スポンザ宮殿 / 総督邸旧市街に残るゴシック様式とルネサンス様式が融合した美しい歴史的建造物。当時のドゥブロヴニク共和国の政治と商業の中心地でした。内部は博物館となっており、歴史に触れることができます。

スプリット:古代ローマの宮殿が生きる街

クロアチア世界遺産 スプリット 共和国広場
クロアチア世界遺産 スプリット 共和国広場

クロアチア第2の都市スプリットの中心部は、紀元305年にローマ皇帝ディオクレティアヌスが築いた巨大な要塞兼邸宅、ディオクレティアヌス宮殿そのものです。宮殿は世界遺産に登録され、その内部に約3,000人もの人々が今も住み、生活の場として機能している稀有な例です。

見どころ詳細な魅力と楽しみ方訪問のヒント
ペリスティル(中庭)宮殿の中心にあるローマ時代の円柱に囲まれた広場。南側の入口(銀の門)にはエジプトから運ばれたスフィンクスが立ち、古代ローマの雰囲気を色濃く感じられます。夏の夜には、ローマ兵に扮したパフォーマーが登場することもあります。
大聖堂(旧ディオクレティアヌス廟)宮殿の中核に位置し、もともとは皇帝ディオクレティアヌスの霊廟として建てられました。ローマ時代の建築がそのまま残る貴重な建物で、鐘楼に登ればスプリット市街を一望できます。聖堂に入るには入場料が必要です。鐘楼は階段が狭く急ですが、登る価値のある絶景です。
リヴァ(Riva)宮殿の南壁に沿って広がる海沿いの遊歩道。カフェやレストランが並び、ヤシの木が南国ムードを演出しています。地元の人々や観光客で賑わう、スプリットの「顔」とも言える場所です。休憩や食事に最適です。宮殿の南側の美しいファサードを眺めながらコーヒーを楽しめます。
地下宮殿(Podrumi)宮殿の基盤となっている地下空間。かつては貯蔵庫として使われていました。複雑な構造は、まるで迷宮のようで、土産物店が並ぶ市場としても活用されています。宮殿の構造を理解するのに役立つと同時に、猛暑を避けて涼む場所としても利用できます。

トロギール:中世の面影が色濃く残る小さな島

クロアチア世界遺産 トロギール
クロアチア世界遺産 トロギール

スプリットの近郊に位置するトロギールは、本土とチオヴォ島に挟まれた小さな島全体が世界遺産に登録されている古都です。中世に要塞化された旧市街は、ロマネスク様式やルネサンス様式の建物が密集し、まるでタイムスリップしたような錯覚に陥ります。

見どころ詳細な魅力と楽しみ方訪問のヒント
聖ロヴロ大聖堂トロギール旧市街の中心にある、クロアチアで最も重要な建築の一つ。特に西側の入口にある「ラドヴァンの門」の彫刻は、ロマネスク様式の傑作として非常に高い評価を受けています。鐘楼は街で一番高い建物であり、トロギール旧市街を一望するのに最適です。
カメラレンゴ城(Kamerlengo Fortress)旧市街の先端、海に面して立つ中世の要塞跡。城壁の上は歩くことができ、そこからはトロギールのオレンジ色の屋根とアドリア海、そして隣接するチオヴォ島を見渡すことができます。内部は夏場に野外劇場として利用されることもあります。
旧市街の石畳の路地狭く入り組んだ石畳の路地を迷いながら歩くこと自体が最高の観光です。古い石造りの建物、可愛らしい教会や小さな広場など、中世の雰囲気が隅々まで残されています。多くのカフェやレストランが路地裏に隠れているので、散策中に立ち寄ってみましょう。

コルチュラ島:マルコ・ポーロゆかりの美しい島

クロアチア コルチュラ島
クロアチア コルチュラ島

アドリア海に浮かぶフヴァル島の南に位置するコルチュラ島。旧市街は小さな半島の上に築かれ、城壁と塔に囲まれた姿が「ミニ・ドゥブロヴニク」とも称されます。ベネチアの航海者マルコ・ポーロの生誕地と伝わる歴史ロマンも魅力の一つです。

見どころ詳細な魅力と楽しみ方訪問のヒント
聖マルコ大聖堂コルチュラ旧市街の最も高い場所にある大聖堂。ベネチアの影響を受けたゴシック・ルネサンス様式で、正面のバラ窓や、細部にわたる繊細な彫刻が見事です。大聖堂の鐘楼に登ると、旧市街とペリェシャツ半島の美しい景色を一望できます。
マルコ・ポーロの家生誕地と伝わる場所にある塔で、現在は博物館になっています。中世の航海と探検に思いを馳せることができます。島内にはマルコ・ポーロにちなんだお土産やレストランも多く、テーマパークのような雰囲気があります。
プロムナードと城壁外のカフェ旧市街を囲むように海沿いに続くプロムナードには、オープンカフェやレストランが並んでいます。城壁の外から眺める旧市街の全景は特に美しく、夕日の時間帯は格別です。島の名産である白ワイン「ポシップ(Pošip)」を飲みながら、ゆっくりとした時間を楽しむのがおすすめです。

世界遺産の街ドゥブロヴニク

クロアチア世界遺産 ドゥブロヴニク
クロアチア世界遺産 ドゥブロヴニク

ドゥブロヴニクは、美しい旧市街が世界遺産に登録されており、その魅力は言葉に尽くしがたいものがあります。この街はアドリア海に囲まれ、まるで絵本の世界に迷い込んだような美しさが広がっています。

街並みの美しさ

ドゥブロヴニクの旧市街は中世の面影が色濃く残っており、石畳の通りや古い建物が立ち並んでいます。特に城壁の上から望む景色は素晴らしく、オレンジ色の屋根と青いアドリア海のコントラストが絶景を作り出しています。

ドゥブロヴニクの歴史

15世紀から16世紀にかけて、ドゥブロヴニクは全盛期を迎えました。この時期に建てられたゴシック、ルネッサンス、バロック様式の教会や宮殿、噴水などはヨーロッパの最先端の文化を体現し、その文化的な豊かさが現在でも感じられます。また、ジブリ映画「魔女の宅急便」のモデルとしても知られています。

観光のポイント

ドゥブロヴニクを訪れる際には、以下のポイントに注目してください。

  • 「城壁の遊歩道」ドゥブロヴニクを囲む城壁は全長1940mあり、約1時間で周囲を歩くことができます。城壁の上からは、ドゥブロヴニクの美しい街並みやアドリア海を一望することができます。

  • 「ドゥブロヴニク市内の散策」ドゥブロヴニクの旧市街は狭いですが、その魅力的な街並みを散策することは楽しみの一つです。石畳の道を歩きながら、古い建物や教会を見て回りましょう。

  • 「レストランやカフェでの休憩」ドゥブロヴニクには美味しいレストランやカフェがたくさんあります。美しい景色を眺めながら、地元の料理やカプチーノを楽しむのもおすすめです。

中世の魅力に包まれたコルチュラ島

クロアチア コルチュラ島
クロアチア コルチュラ島

コルチュラ島は、まるで中世の童話の世界に迷い込んだかのような雰囲気が漂っています。その魅力は、島内に広がる石畳の街並みやレトロな建物によって生まれています。

中世の趣を感じる街並み

コルチュラ島はアドリア海に浮かぶ小さな島で、徒歩で20分程度で一周することができます。島内には中世の石畳がそのまま残されており、まるで中世にタイムスリップしたかのような気分を味わえます。歩きながら中世の趣を感じ、童話の世界に迷い込んだような魔法に包まれるでしょう。

マルコ・ポーロの足跡

コルチュラ島は、偉大な航海者マルコ・ポーロの故郷としても知られています。彼が生まれ育った家も島内に残っており、彼の足跡を辿ることができます。もし訪れるならば、彼が生きた時代の雰囲気を感じ、歴史に触れることができるでしょう。

美食の楽しみ

島を散策するだけでなく、コルチュラ島では美味しいワインやオリーブオイルを使った料理を楽しむこともできます。島の名産であるこれらの食材を使った料理は、地元ならではの味を堪能することができます。また、透き通った海を眺めながらのんびりと過ごすこともできます。心洗われるような特別な時間をコルチュラ島で過ごしませんか?

アクティビティと自然の魅力

コルチュラ島では、マリンスポーツや歴史的な建造物の見学など、さまざまなアクティビティが楽しめます。島内には美しいビーチもたくさんあり、海水浴や日光浴もおすすめです。自然の美しさと中世の趣きが融合した島での滞在は、特別な思い出になることでしょう。

コルチュラ島は、季節によって観光客のピークが異なるため、のんびりと魅力を味わいたいのであれば、2〜3日間の滞在をおすすめします。夏の6月から9月は特に観光客が賑わう季節ですが、その時期でもマイナスピークの時間帯を選ぶとよりゆったりとした雰囲気を楽しむことができます。

コルチュラ島は、まるで中世の童話の世界に迷い込んだかのような雰囲気が漂っています。歩きながら中世の趣を感じ、美しい景色を眺めながらリラックスすることができるこの島で、特別な時間を過ごしませんか?

トロギールの美しい街並み

クロアチア世界遺産 トロギール カメルレンゴ城
クロアチア世界遺産 トロギール カメルレンゴ城

トロギールはクロアチアで最も美しい中世の街並みを誇る場所です。石畳の路地や古い石造りの建物が連なり、その美しさと景観が人々を魅了しています。まるで時空を超えたような感覚が広がります。

トロギールの魅力的な観光スポット

トロギールを訪れる際は、1~2時間の時間を確保することをおすすめします。その時間内で、中世の雰囲気を感じながら散策や地元のグルメを楽しむことができます。特に夕暮れ時には、太陽の光が古い建物を美しく照らし出し、幻想的な風景が広がります。絶景スポットとしても人気がありますね。

天空の町モトブン

トロギールには他にも美しい街並みが存在します。その中でも特筆すべき場所が、イストラ半島に位置する小さな町、モトブンです。モトブンは傾斜地に広がるぶどう畑に囲まれ、美しい風景が広がっています。実際、この風景から「天空の町」とも称され、ジブリの「天空の城ラピュタ」のモデルとしても有名です。

特に秋と冬には、モトブン周辺には霧がよく出ます。モトブンの頂上から霧に包まれた麓を見下ろすと、まるでおとぎ話の世界のような気分になります。また、モトブンは「トリュフの名産地」としても知られており、美味しい食べ物も楽しむことができます。まだまだ知られざるクロアチア有数の絶景地ですよ。

モトブンの風情を味わう

モトブンはイストラ半島で最も中世の雰囲気が色濃く残る町の一つであり、その風情も魅力のひとつです。モトブンの美しい風景に囲まれると、まるでメルヘンの世界に迷い込んだかのような気分になります。町に入るとさらに中世の雰囲気が感じられ、散策や美味しい食べ物を楽しむことで、クロアチアの中世の魅力を存分に味わうことができます。

モトブンやトロギールなど、美しい街並みを訪れる旅は、クロアチア観光の醍醐味の一つです。ぜひ、モトブンを訪れてその美しさに魅了されてみてください。

ディオクレティアヌス宮殿に秘められた歴史

クロアチア世界遺産 スプリット ディオクレティアヌスの宮殿
クロアチア世界遺産 スプリット ディオクレティアヌスの宮殿

ディオクレティアヌス宮殿は、ディオクレティアヌス帝によって建てられた古代ローマの宮殿です。この宮殿はスプリトに位置し、現在もその歴史的な価値から世界遺産に登録されています。

建設とディオクレティアヌス帝

ディオクレティアヌス宮殿は、ディオクレティアヌス帝が皇帝の地位を退いた305年から295年までの10年間に建設されました。彼はそこで余生を過ごしたことでも知られています。ディオクレティアヌスは、ローマ帝国を再編する改革を行い、その功績から「価値ある人々の守護者」と称されました。

宮殿の構造と特徴

ディオクレティアヌス宮殿は、南半分が彼自身の私邸として使用され、地下には広大な空間が広がっています。予定されていた1階は地下に変わり、洗礼室などが建設されました。宮殿の周囲には20メートルの城壁も存在し、その堅固さは注目に値します。

宮殿の魅力と見どころ

ディオクレティアヌス宮殿は、その歴史的な価値と美しい建築が多くの訪問者を魅了しています。宮殿内には博物館や美術館があり、ディオクレティアヌス帝やローマ時代の遺物を鑑賞することができます。さらに、宮殿周辺にはレストランやカフェも点在しており、古代ローマの雰囲気を楽しみながら食事やお茶を楽しむことができます。

宮殿周辺には青銅の門や金の門などの歴史的建造物や広場もあり、これらを巡ることでスプリトの歴史と文化を感じることもできます。

アクセス方法

ディオクレティアヌス宮殿へのアクセスは、ザグレブからの航空便やバスが便利です。また、スプリトにはバスやフェリーも運行されており、アドリア海沿岸の港町との往来も可能です。

ディオクレティアヌス宮殿を訪れることで、古代ローマの雰囲気や歴史を感じることができます。ぜひ、美しい建築と魅力的な街並みに包まれたディオクレティアヌス宮殿を訪れ、クロアチアの古代の魅力に触れてみましょう。

自然の芸術、プリトヴィツェ湖群国立公園

クロアチア世界遺産 プリトヴィツェ湖群国立公園
クロアチア世界遺産 プリトヴィツェ湖群国立公園

プリトヴィッツェ湖群国立公園は、ボスニア・ヘルツェゴビナ国境に近い美しい観光スポットです。この公園は16の湖と92本の滝からなり、ユネスコの世界遺産にも登録されています。園内には、エメラルドグリーンから青へのグラデーションが美しい滝や絶景が点在し、幻想的な光景を見ることができます。

季節ごとの魅力

プリトヴィッツェ湖群国立公園は四季折々によって、異なる魅力を楽しむことができます:

  1. :雪解け水で滝の水量が増え、洪水のように流れる滝が圧巻です。
  2. :湖がエメラルドグリーンに輝き、最も美しい時期です。
  3. :観光客も少なくなり、紅葉を楽しむことができます。
  4. :水面も滝も凍りつき、まるで「アナと雪の女王」の世界に迷い込んだかのような景色が広がります。

入園料と営業時間

プリトヴィッツェ湖群国立公園の営業時間は季節によって異なります。一般的な営業時間は午前7時から午後8時です。また、入園料も季節によって異なります:

  • 4月から6月、9月および10月: 110クーナ(約1,700円)
  • 7月と8月: 180クーナ(約2,800円)
  • 11月から3月: 55クーナ(約850円)

アクセス情報

プリトヴィッツェ湖群国立公園へのアクセスは、ザグレブからバスで約2時間15分かかります。ザグレブ発のプリトヴィッツェ湖群国立公園行きのバスが運行されています。

【モデルコース】クロアチア旅行の旅の目的別3選

クロアチア世界遺産 トロギール 時計台
クロアチア世界遺産 トロギール 時計台

初めてのクロアチア旅行は、主に「北部の文化・自然」と「南部のリゾート・世界遺産」のどちらを重視するかでコースが分かれます。

モデルコース1:クロアチア世界遺産巡り5日間ルート

南部の主要都市を効率よく巡る、ドゥブロヴニク発着(スプリット空港利用)のモデルコースです。

日数エリア観光のポイント宿泊地移動手段・時間
1日目ドゥブロヴニク午後:旧市街到着、プラッツァ通り散策、夕食:シーフードを堪能。ドゥブロヴニク日本からドゥブロヴニクへ(経由便)
2日目ドゥブロヴニク午前:城壁巡り(世界遺産)、午後:スルジ山展望台へ。夜:ライトアップされた旧市街を散策。ドゥブロヴニク徒歩、ケーブルカー
3日目コルチュラ島ドゥブロヴニクからフェリーで移動。午後:コルチュラ旧市街観光、マルコ・ポーロの家見学。コルチュラ島フェリー(約2時間)
4日目スプリット / トロギールコルチュラ島からスプリットへ移動。午後:ディオクレティアヌス宮殿(世界遺産)観光。時間があればトロギール(世界遺産)へ日帰り観光。スプリットフェリー(約3時間)、トロギールへはバス(約40分)
5日目スプリット午前:リヴァのカフェで朝食、お土産選び。午後:スプリット空港から帰国。スプリット国際空港へ

モデルコース2:初めてのクロアチア王道縦断(7泊9日)

首都ザグレブから南部ドゥブロヴニクまで、クロアチアの主要な見どころを効率よく巡るゴールデンルートです。専用車や国内線フライトを組み合わせることで、移動疲れを軽減できます。

日数エリア観光のポイント宿泊地主な移動手段・時間
1日目東京発日本出発機中泊日本からヨーロッパ主要都市へ
2日目ザグレブザグレブ到着後、市内観光(聖マルコ教会、大聖堂など)。ローカルなカフェ巡りを楽しむ。ザグレブ空路にてザグレブ着
3日目プリトヴィツェ湖群国立公園午前:専用車でプリトヴィツェへ。午後:大小16の湖と無数の滝が織りなす世界遺産をじっくり散策。プリトヴィツェ周辺専用車またはバス(約2.5〜3時間)
4日目ザダル・スプリット午前:ザダルへ移動し、海のオルガン、太陽への挨拶を見学。午後:スプリットへ移動。スプリットバスまたは専用車(約2時間 + 約2時間)
5日目スプリット・トロギール午前:世界遺産ディオクレティアヌス宮殿(ペリスティルなど)を散策。午後:トロギールへ日帰り観光。スプリット徒歩、バス(トロギール往復 約1.5時間)
6日目ドゥブロヴニク午前:国内線または長距離バスでドゥブロヴニクへ移動。午後:旧市街(プラッツァ通り)を散策。ドゥブロヴニク国内線(約45分)またはバス(約4.5時間)
7日目ドゥブロヴニク終日:城壁巡りで絶景を堪能。夕方:ケーブルカーでスルジ山へ登り、夕日を眺める。ドゥブロヴニク徒歩、ケーブルカー
8日目ドゥブロヴニク発午前:最後の散策。午後:ドゥブロヴニク空港より帰国の途へ。機中泊空路にてヨーロッパ主要都市へ
9日目東京着日本帰着。

モデルコース3:南ダルマチアの島&リゾート満喫(6泊8日)

世界遺産と美しいアドリア海の島々(アイランド・ホッピング)に焦点を当てたコース。比較的ゆっくりと過ごしたい、夏季に特におすすめのルートです。

日数エリア観光のポイント宿泊地主な移動手段・時間
1日目東京発日本出発機中泊日本からヨーロッパ主要都市へ
2日目スプリットスプリット到着後、ディオクレティアヌス宮殿を見学。夜はリヴァ沿いでシーフードディナーを楽しむ。スプリット空路にてスプリット着
3日目フヴァル島午前:高速船でフヴァル島へ。午後:フヴァルの旧市街と、ヒスパニア要塞からの絶景を楽しむ。フヴァル島フェリー/高速船(約1〜2時間)
4日目青の洞窟(日帰り)終日:フヴァルまたはスプリット発のツアーで青の洞窟(ビシェヴォ島)を訪問。ヴィス島やパクレニ諸島も巡る。フヴァル島ツアーボート
5日目コルチュラ島午前:高速船で「マルコ・ポーロの島」コルチュラへ移動。午後:城壁に囲まれた美しい旧市街を散策。コルチュラ島フェリー/高速船(約1.5時間)
6日目ドゥブロヴニク午前:コルチュラからドゥブロヴニクへ移動。午後:城壁の上に登り、オレンジ色の屋根とアドリア海のコントラストを堪能。ドゥブロヴニクフェリー/高速船(約2.5時間)
7日目ドゥブロヴニク終日:旧市街内の歴史的な教会や博物館を巡る。夜は最後のディナーと散策を楽しむ。ドゥブロヴニク徒歩
8日目ドゥブロヴニク発ドゥブロヴニク空港より帰国の途へ。

【旅行に必須】クロアチアのアクセス・費用・基本情報

クロアチア世界遺産 ドゥブロヴニク
クロアチア世界遺産 ドゥブロヴニク

旅行計画を具体的に進めるために必要な実用的な情報をまとめました。

日本からのアクセスと国内移動

  • 日本からのアクセス:
    • クロアチアへの直行便はありません。ヨーロッパ主要都市(イスタンブール、フランクフルト、アムステルダム、パリなど)を経由して、ザグレブ(ZGZ)、ドゥブロヴニク(DBV)、スプリット(SPU)などの国際空港へ向かいます。所要時間は乗り継ぎ時間を含め約15〜20時間です。
  • 国内の移動手段:
    • 長距離バス:最も安価で主要都市間の移動に便利です。本数も多く充実しています。
    • フェリー(カタマラン):アドリア海沿岸の都市間や、島への移動にはフェリーが必須です。特に夏場は本数が増えます。
    • 鉄道:内陸部の一部で利用できますが、沿岸部には路線がないため、旅行者はバスやフェリーを利用することが多いです。

費用と予算の目安

クロアチアは他の西ヨーロッパ諸国に比べて物価が比較的安い傾向にありますが、人気の観光地(特にドゥブロヴニク)は観光シーズンに物価が上昇します。

項目5泊7日間の目安(大人1名あたり)備考
航空券往復15万円〜25万円シーズンや予約時期により変動
宿泊費5万円〜10万円中級ホテルまたはアパートメント利用
現地費用5万円〜8万円食費、交通費、観光地の入場料など
合計約25万円〜40万円※ショッピング代などを除く

💰 現地での物価目安(2024年現在)

  • 水(500ml):約1ユーロ
  • コーヒー(カフェ):約2〜3ユーロ
  • ランチ(レストラン):15〜20ユーロ

旅行のベストシーズンと気候

シーズン特徴おすすめ度
ハイシーズン7月〜8月(夏)晴天が多く、海や海水浴に最適。ただし、観光客が最も多く、物価や宿泊費が大幅に高騰します。
ベストシーズン5月〜6月、9月〜10月(春・秋)比較的穏やかな気候で、観光にも快適。ハイシーズンの混雑を避けられ、費用も抑えられます。
オフシーズン11月〜4月(冬)観光客は少ないが、沿岸部のフェリーや観光施設の営業時間も短縮・休業となる場合がある。

基本情報

項目情報
通貨ユーロ(€) ※2023年1月よりクーナから変更されました。
公用語クロアチア語(観光地では英語が広く通じます)
時差日本よりマイナス8時間(サマータイム中はマイナス7時間)
治安ヨーロッパの中では比較的良好ですが、観光地でのスリには注意が必要です。

【食の魅力】絶対に食べたいクロアチアのローカルグルメ(詳細版)

クロアチア料理は、沿岸部の地中海料理(イタリア・ギリシャの影響)と、内陸部のスラヴ料理(ハンガリー、トルコの影響)が融合した多様な特徴を持っています。特にアドリア海沿岸では、新鮮なシーフードとオリーブオイルをふんだんに使ったシンプルかつ風味豊かな料理が楽しめます。

ペカ (Peka)

「クロアチアの囲炉裏料理」とも呼ばれる、最も伝統的で手間のかかる調理法です。

  • 特徴: 具材(子羊肉、仔牛、鶏肉、またはタコなど)とジャガイモなどの野菜を大皿に入れ、鉄製の「鐘(Peka)」を被せます。この鐘の上に熾火(おきび)を乗せ、長時間かけてじっくりと蒸し焼きにします。
  • 魅力: 蓋の中で水分が循環するため、肉は骨からホロホロと落ちるほど柔らかく、野菜は甘みが凝縮されます。特にタコのペカ(Hobotnica ispod peke)は、タコが驚くほどジューシーで人気が高く、ぜひ一度は試していただきたい逸品です。
  • 注意点: 調理に時間がかかるため、多くのレストランでは事前に予約が必要です。

イカ墨リゾット (Crni Rižot)

アドリア海沿岸のレストランでは必ずといっていいほど見かける、海鮮好きにはたまらない一皿です。

  • 特徴: イカ墨で炊き上げたリゾットで、見た目は真っ黒ですが、その濃厚な味わいが魅力です。細かく切ったイカや貝などの魚介類がたっぷりと入っています。
  • 魅力: イカ墨の深いコクと、米のアルデンテな食感、そして海の香りが口いっぱいに広がります。一般的に、チーズやパセリが添えられます。
  • おすすめの都市: ドゥブロヴニクやスプリットなど、港町で食べると特に新鮮です。

クロアチアの生ハム「プルシュート」とチーズ

地元のワインのお供に欠かせない、前菜の定番です。

  • プルシュート (Pršut): クロアチア風の生ハムです。イタリアのプロシュットと似ていますが、ダルマチア地方のプルシュートは特に風にさらして乾燥させるため、独特の風味と塩味が凝縮されています。
  • パグ島のチーズ (Paški sir): パグ島という小さな島で作られる羊の乳を使ったチーズです。強風に乗って海水の塩分が運ばれ、それを食べた羊の乳から作られるため、独特の芳醇な香りと軽い塩味が特徴です。熟成度によって味の深さが異なります。

牡蠣とシーフード

クロアチアの海岸線、特にドゥブロヴニクとスプリットの間にある**マリ・ストン(Mali Ston)**は、ヨーロッパ有数の牡蠣の産地として有名です。

  • 牡蠣 (Kamenice): 湾内で育てられた牡蠣は、ミネラルが豊富で臭みがなく、味が濃いのが特徴です。産地では、レモンを絞るだけのシンプルな食べ方で、非常に新鮮な牡蠣を堪能できます。
  • グリルした魚介(Riba na žaru / Lignje na žaru):新鮮な魚やイカ(Lignje)をオリーブオイルとハーブでマリネし、炭火でシンプルに焼いた料理は絶品です。素材の良さが際立ちます。

チェヴァプチチ (Ćevapi/Ćevapčići)

内陸部やカジュアルな食堂で見かける、バルカン半島全域で人気の肉料理です。

  • 特徴: 牛肉や羊肉のひき肉をソーセージ状に丸めて焼き上げた料理で、パン(ピタ)に挟んで、刻んだ玉ねぎやアイヴァル(Ajvar: パプリカとナスのペースト)と一緒に食べます。
  • 魅力: シンプルなグリル料理ですが、肉の旨味が強く、ジャンキーな美味しさで若者にも人気です。手軽に食べられるB級グルメとしてもおすすめです。

これらの料理は、クロアチアの歴史と自然の恵みが凝縮されたものです。地元のワインやビール(OžujskoやKarlovačkoなど)と一緒に楽しむことで、旅の食体験はさらに豊かなものになるでしょう。

まとめ

クロアチアは、中世の雰囲気が色濃く残る歴史ある街並みや、自然の美しさが際立つ景勝地が点在する魅力的な国です。ドゥブロヴニクの世界遺産指定された旧市街、中世の趣を残すコルチュラ島、絵に描いたような美しい街トロギールやモトブン、そして自然の芸術と言えるプリトヴィッツェ湖群国立公園など、クロアチアには見応えのある観光スポットがたくさんあります。

フォトジェニックな景色が広がり、歴史と文化を感じられる旅は、クロアチアならではの魅力が満載です。ぜひこの素晴らしい国を訪れ、その美しさと魅力を存分に体感してみてください。

よくある質問

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トラブル

ドゥブロヴニクの魅力は?

ドゥブロヴニクの旧市街は、中世の面影が色濃く残る美しい街並みが魅力です。城壁の上から望む景色は絶景で、オレンジ色の屋根と青いアドリア海のコントラストが美しく、まるで絵本の世界に迷い込んだかのような雰囲気が広がっています。

コルチュラ島の特徴は?

コルチュラ島は中世の趣が残る魅力的な島で、石畳の街並みやレトロな建物が特徴です。マルコ・ポーロの故郷としても知られており、歴史を感じながら散策できます。また、美味しいワインやオリーブオイルを使った料理も楽しめます。

トロギールの見どころは?

トロギールは、クロアチアで最も美しい中世の街並みを持つ場所です。石畳の路地や古い石造りの建物が連なり、まるで時空を超えたような感覚が広がります。特に夕暮れ時には、幻想的な風景が広がります。

プリトヴィッツェ湖群国立公園の魅力は?

プリトヴィッツェ湖群国立公園は、エメラルドグリーンから青へのグラデーションが美しい滝や絶景が点在する場所です。季節によって異なる魅力があり、春の増水した滝、夏のエメラルドグリーンの湖、秋の紅葉など、自然の芸術を楽しめます。

クロアチア世界遺産 ドゥブロヴニク

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