【新型コロナウィルス】中国から日本への帰国時の状況

2020年4月2日

【新型コロナウィルス】マスク

【新型コロナウィルス】中国から日本への帰国

新型コロナウィルスが世界中に広がっている状況の中、2020年3月28日に中国から日本へ帰国しました。 中国における新型コロナウィルスの対策状況、中国から日本への帰国時の状況について、解説いたします。

2022年5月9日現在
・海外から日本への帰国に関する最新情報は、水際対策の抜本的強化に関するQ&A を参照ください。
・日本から海外に出国される方は、新型コロナウイルス(日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国後の行動制限 を参照ください。

2024年4月29日現在
 コロナの影響を気にする必要がなく、海外に渡航可能です。

中国における新型コロナウィルス対策

私が住んでいた中国の町では、以下の対策を実施していました。

・1月末から3月22日くらいまで、飲食店での飲食禁止
 毎日、出前生活(中国では何でも出前ができるので、便利ではあるがかなり飽きる)
 向かい合っての飲食はできないが、飲食店での食事がOKな市もあり

・スナック、カラオケ、バーは営業禁止
 闇営業や予約すれば開けてくれる店もあるが、市政府の検査があったり、
 タレコミで罰則あり

・マスク着用が必須(マスクしていないと、交通機関やスーパー等も入れない)
・建物へ入る際は、検温が必要
 住んでいたホテル、会社のビル入り口、会社内の一日最低3回は検温してました。
 市政府への報告が求められます
 健康証明が求められたり、アプリの通行証を提示して、ビルの入館を登録しています
 実際に私の会社にも、2回も市政府の人が検査に来ていました。

・エレベーターの停止やウィルス対策
 私が勤めていたビルは6階建てですが、エレベータは停止。毎日5階まで階段生活。
 ホテルやビル毎で異なりますが、行き先の階数ボタンをラップで保護したり、
 爪楊枝で行き先の階数ボタンを押すなどの対策です

・小区と呼ばれる地域ごとに封鎖して通行する人を検査
・タクシーは運転席と後部座席の間を透明なビニールで区分け

・学校は3月上旬まで休校でインターネット授業
 直近は、学年ごとに通学時間を変更して登校して授業を実施しています

・市の外から入ってきた人は14日間の隔離対象
 中国人、外国人問わず一律実施。こっそり外出できないように見回りされます
 なお、空港に到着した人はバスで強制的に市が指定したホテル、病院に自己負担で
 強制収容される。

中国から日本への帰国

1.中国の空港
 検温およびコロナウィルスに関する健康証明カードの記載が求められて、通常よりも空港へ入るのに手続きが面倒になっています。しかし、お客はほとんどいないので、思ったよりは時間がかからなかった。
右下の写真の資料は、中国の空港で配布され、日本到着時に検疫官に提出。

2.出国審査、搭乗
国際線はほとんどの便が欠航(毎日運航→週4便または3便が運航の状態に減便)、私が帰国した2020年3月28日はANA便だけ運航している日だったので、国際線ターミナルビル、搭乗客は20~30人程度でした。
以下の発表もあってさらに減便が実施されていますが、前日の便に乗って帰国するように準備していたこともあって、運がよかったです。
日中路線3月29日以降は1社1路線週1便
大連領事事務所

3.日本入国
飛行機の機内で左下の写真にある、検疫官に提出する資料を記載。日本到着時は、中国からの入国者、ニュージーランドからの入国者に分けて検疫を実施していました。ニュージーランドからの入国者は検疫なし、中国からの入国者は検疫が必要なので、長い行列ができていました。30分くらい待ったのちに検疫官に資料を提出。右下の写真にある、自宅から外出しないという要請書に署名。公共交通機関に乗らないように要請されているので、成田空港からは、レンタカーを手配して自宅まで無事帰宅。現在、自宅待機でテレワーク中。