【完全ガイド】昌徳宮への行き方、費用、世界遺産の価値を徹底解説!

 

はじめに

ソウルの心臓部にある昌徳宮(上の地図の④)は、その驚異的な保存状態と美しい自然景観で知られ、世界文化遺産としても認定されています。しかし、昌徳宮への行き方や費用、そしてこの歴史的な場所が持つ世界遺産としての価値についての情報は、訪れる前に知っておきたい重要なポイントです。このブログ記事では、昌徳宮訪問のためのガイドとして、これらの情報を詳しく説明していきます。

 

昌徳宮へのアクセス

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公共交通機関を利用する

ソウルにある昌徳宮へは公共交通機関を用いて簡単にアクセスが可能です。地下鉄を使えば、市内から迅速に移動できます。具体的には、地下鉄3号線の「昌徳宮駅」で下車し、出口から徒歩で数分の距離にあります。このルートを選べば、ソウル内の他の観光地からのアクセスも良いため、効率的な観光ルートを計画することができます。 また、バスを利用するのも良い選択肢です。ソウル市内各所から昌徳宮へ向かう多数のバスルートがあります。特に、青色または緑色の市内バスを利用して「昌徳宮入口」で下車すると便利です。どちらの公共交通機関も頻繁に運行しており、ソウル内の移動には最適です。 コネスト韓国地図

タクシーまたは自家用車で行く

ソウル市内からタクシーで昌徳宮に行く場合、どの地区からでもアクセスしやすいのが特徴です。タクシーならば、直接昌徳宮の近くまで行けるため、公共交通機関の乗り換えに比べて時間を節約することができます。ただし、タクシー利用の場合、交通状況によっては料金が高くなることが予想されるため、費用を事前に確認しておくことをお勧めします。 自家用車を利用する場合は、昌徳宮周辺の公共駐車場を利用することになります。ただし、昌徳宮は観光客に非常に人気があるため、特に週末や祝日は駐車場が混雑することが予想されます。そのため、訪問日の混雑状況を事前に調べておくと良いでしょう。

観光ツアーに参加する

ソウル市内や近郊を巡る観光ツアーに参加すると、昌徳宮だけでなく、他の世界遺産も効率よく観光することができます。日本語ガイドが案内してくれるツアーも多く、ソウル市内からのトランスポートも含まれています。
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昌徳宮の入場料

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昌徳宮

一般入場料

昌徳宮の入場料は、成人の場合、一人当たり千ウォン程度です。18歳以下の場合は無料です。また、65歳以上の高齢者や障害者、そして制服を着用した兵役中の方々は無料で入場が可能です。入場料は昌徳宮の保全と管理のために使用されており、ソウルの歴史的な宝物を守るための重要な貢献となっています。事前に昌徳宮ホームページで確認しましょう。

営業時間
  • <月曜を除く毎日>
    9:00-21:00(チケット販売は9:00-20:00)
    ※入場券は観覧終了1時間前まで販売
  • 毎週月曜日は休館日

 

観覧チケット
区分 個人 団体(10人以上)
高齢者(65歳以上) 無料 無料
大人(19歳~64歳) 1,000 ウォン 800 ウォン
18歳以下 無料 無料

※ 統合観覧券で宗廟及び景福宮、昌德宮(後苑を含む)、昌慶宮、德寿宮の観覧ができます。(購入日より3ヶ月間有効)

 

団体割引と統合観覧券

昌徳宮では、10人以上のグループ訪問者に対して団体割引が提供されます。また、昌徳宮をはじめとするソウル内の複数の史跡を訪れる場合は、統合観覧券が販売されています。団体割引や統合観覧券を利用すると、特に歴史や文化に興味のある観光客にとっては、非常にコストパフォーマンスが高いです。

昌徳宮の世界遺産としての価値

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ユネスコ世界遺産登録の意義

昌徳宮がユネスコの世界遺産に登録されたことは、その保存状態の良さと歴史的な価値を世界に認められたことを意味します。この登録により、昌徳宮は国際的な保護と注目を受けることになり、その結果、更なる保存と修復作業が促進されました。また、世界遺産としての認定は昌徳宮への国際的な関心を高め、韓国文化への理解を深める一助となっています。 昌徳宮の世界遺産登録は、朝鮮時代の建築技術と芸術の素晴らしさ、そして韓国の伝統的美意識を広く伝える機会となっています。昌徳宮の建物や庭園は、自然との調和を重んじる朝鮮の美学を反映しており、世界に韓国文化の独自性と魅力を伝える貴重な資源です。

歴史的・文化的意義

昌徳宮は、朝鮮王朝時代の政治と文化の中心であり、その歴史的な背景は非常に深く、多くの重要な事件や文化的発展がここで起こりました。昌徳宮が位置するソウルは、朝鮮王朝の首都として500年以上にわたり、韓国の政治と文化の中心地であり続けました。 また、昌徳宮は朝鮮王朝の王族によって建てられた五大宮殿の一つであり、特に王族の私生活に関わる空間である後苑は、韓国伝統庭園の中でも最も美しく設計された例とされています。これらの文化的要素は、昌徳宮が世界遺産としての価値を持つ大きな理由です。

敷地の南側には宮殿があり、北側に秘苑と呼ばれる広大な庭園は広がっています。1405年に李氏朝鮮第3代太宗によって、当時の法宮(正宮)であった景福宮の離宮として建設されました。しかし、1592年の文禄の役の際に、市民によって焼失させられています。その後、17世紀初頭に再建されると、1868年に景福宮が再建されるまで、法宮として使用されました。

宮殿には13棟もの木造建築物が残存していて、正門である敦化門は韓国最古の木造二層門として貴重なものです。宮殿の構造は伝統的な区画になっていて、3つの門と3つの裁判所が配置されています。儀式が行われた正殿の仁政殿、国王の執務室である宣政殿、王のプライベートな空間であった大造殿などが残存。

秘苑と呼ばれる広大な庭園には、王宮の庭園らしく、韓国の造園技術の最高峰でした。樹木が生い茂った園内には、蓮の花が植えられた人工池や東屋などが配され、5万6000種を超える植物が植えられたとされています。

世界遺産の登録基準は、(ii)、(iii)、(iv)が適用されています。

昌徳宮の見どころ

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昌徳宮

建築と自然の調和

昌徳宮は、自然を生かした朝鮮時代の建築技術の優れた例を見ることができる場所です。特に、後苑にある秘苑は四季折々の風景が楽しめ、池や小川が巧みに配置された庭園は訪れる人々を魅了します。建物自体も、素朴でありながらも洗練された美しさを持っており、朝鮮時代の美意識を今に伝えています。 また、昌徳宮内には色鮮やかな壁画や美しい彫刻が施された建物も多く、これらは当時の職人たちの高い技術と芸術性を感じさせます。昌徳宮はその建築美だけでなく、これら装飾美も含めて総合的な美の世界を提供しています。

歴史を感じる空間

昌徳宮には、朝鮮王朝時代の歴史を今に伝える多くのスペースがあります。例えば、王が政務を行った睿政殿や、王族の日常生活が行われた興廃亭など、それぞれの建物にはそれぞれの物語があります。これらの空間を訪れることで、訪問者は朝鮮王朝時代の生活や文化、政治について深く理解することができます。 また、昌徳宮では定期的に様々な文化イベントや儀式の再現が行われており、これらを通じて更に韓国の歴史や文化に触れることができます。特に、王の即位式や祭祀を再現した行事は、見る者に深い印象を与えます。

まとめ

昌徳宮はソウルを代表する観光地であり、その世界遺産としての価値は非常に高いものです。自然と建築が見事に調和した美しい空間は、訪れる人々に深い感動を与えます。また、昌徳宮に関する情報を事前に知っておくことで、訪問をより一層楽しむことができるでしょう。昌徳宮へのアクセス方法や入場料、見どころなど、この記事を参考にして昌徳宮訪問を計画してみてはいかがでしょうか。  

よくある質問

1. 昌徳宮へのアクセス方法はどうですか?

昌徳宮へは地下鉄3号線の「昌徳宮駅」から徒歩で数分の距離に位置しています。また、市内各所から多数のバスルートも利用できます。タクシーや自家用車でもアクセス可能ですが、タクシーでは交通状況に注意が必要です。

2. 入場料はいくらですか?

一般の入場料は成人一人当たり数千ウォン程度です。ただし、学生や子供には割引料金が適用されます。また、65歳以上の高齢者や障害者、兵役中の方々は無料で入場できます。

3. 団体割引や季節パスはありますか?

昌徳宮では一定数以上のグループ訪問者に対して団体割引があります。また、ソウル内の複数の史跡を年間を通じて何度でも訪れることができる季節パスも販売されています。

4. 昌徳宮の世界遺産としての価値は何ですか?

昌徳宮がユネスコの世界遺産に登録されることで、保存状態の良さと歴史的な価値が認められました。昌徳宮の建築や庭園は朝鮮時代の美意識を反映し、韓国文化の独自性と魅力を伝える貴重な資源です。また、世界遺産登録により国際的な注目を受け、更なる保存と修復作業が行われています。

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Posted by kaz-travel