ギリシャの世界遺産一覧【2024年最新版】

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ギリシャの世界遺産一覧【2024年最新版】です。世界遺産の概要とギリシャのどの地域に多くの遺産があるのか、登録された世界遺産の概要について紹介します。ギリシャに存在する世界遺産の歴史的な背景を知り、旅をすることであなたの旅がより充実するでしょう。旅行の計画に役立つことを切に願っています。

世界遺産の基礎知識【世界遺産検定】

No.登録名登録年所在地登録基準備考
1バッサイのアポロ・エピクリウス神殿 1986年メッシニア県(1), (2), (3)
2デルフィの考古遺跡1987年フォキダ県(1), (2), (3), (4), (6)
3アテナイのアクロポリス1987年アッティカ県(1), (2), (3), (4), (6)
4テッサロニキの初期キリスト教とビザンティン様式の建造物群1988年テッサロニキ県(1), (2), (4)
5アスクレピオスの聖地エピダウロス1988年アルゴリス県(1), (2), (3), (4), (6)
6ロードスの中世都市1988年ロードス県(2), (4), (5)
7アトス山1988年ハルキディキ県(1), (2), (4), (5), (6), (7)複合遺産
8メテオラ1988年トリカラ県(1), (2), (4), (5), (7)複合遺産
9ミストラスの考古遺跡1989年ラコニア県(2),(3),(4)自然遺産
10オリンピアの考古遺跡1989年イリア県(1), (2), (3), (4), (6)
11デロス島1990年キクラデス県(2),(3),(4),(6)
12ダフニ修道院、オシオス・ルカス修道院、ヒオス島のネア・モニ修道院1990年アッティカ県、ヴィオティア県、ヒオス県(1),(4)
13サモス島のピタゴリオとヘーラー神殿1992年サモス県(2), (3)
14アイガイ(現ヴェルギナ)の考古遺跡1996年イマティア県(1), (3)
15ミケーネティリンスの考古遺跡群 1999年アルゴリス県(1), (2), (3), (4), (6)
16神学者聖ヨハネ修道院と黙示録の洞窟を含むパトモス島の歴史地区 (ホーラ)1999年カルパトス県(3), (4), (6)
17ケルキラ歴史地区2007年ケルキラ県(1), (2), (4)
18ピリッポイの考古遺跡2016年カヴァラ県(3), (4)
19ザゴリの文化的景観2023年イオアニナ県(5)文化的景観

北から順番にみていきましょう。

目次

ハルキディキ県

ギリシャ北部、中央マケドニア地方に位置する県。三又に分かれた半島が特徴で、美しいビーチ、豊かな緑、そして世界遺産のアトス山があります。特に観光業が盛んで、リゾート地として人気です。多様な自然と文化的遺産が魅力の地域です。

アトス山(No.7)

ギリシャ北東部のハルキディキ県にある聖なる山。正教会の修道士だけが住む自治領で、「聖山」とも呼ばれます。女人禁制の厳しい戒律があり、多数の歴史ある修道院が点在。その独特な文化と景観が評価され、世界遺産に登録されています。

テッサロニキ県

ギリシャ北部、中央マケドニア地方に位置する県。県都テッサロニキはギリシャ第二の都市で、歴史的な港町として栄えました。古代ローマ帝国時代からビザンティン帝国時代にかけての初期キリスト教とビザンティン様式の建造物群が世界遺産に登録されており、豊かな歴史と文化が魅力です。

テッサロニキの初期キリスト教とビザンティン様式の建造物群(No.4)

ギリシャ第二の都市テッサロニキに点在する、4世紀から15世紀にかけて造られた教会やロトンダなどの建造物群です。初期キリスト教建築の発展とビザンティン美術の傑作を示し、その歴史的・芸術的価値から世界遺産に登録されています。

イマティア県

ギリシャ北部、中央マケドニア地方に位置する県。県都はヴェロイア。古代マケドニア王国の最初の首都であるアイガイ(現ヴェルギナ)の考古遺跡が世界遺産に登録されており、アレクサンドロス大王の父ピリッポス2世の墓などが発見されています。また、ワイン用ブドウ品種「クシノマヴロ」の産地としても知られます。

アイガイ(現ヴェルギナ)の考古遺跡(No.14)

ギリシャ北部のイマティア県にある、マケドニア王国の最初の首都とされる古代都市アイガイ(現在のヴェルギナ)の遺跡。アレクサンドロス大王の父、ピリッポス2世の墳墓などが発掘され、黄金の副葬品や壁画が見つかっています。古代ギリシャの芸術とヘレニズム文化の貴重な証拠として世界遺産に登録されています。

イオアニナ県

ギリシャ北西部、イピロス地方に位置する県。県都イオアニナは、美しい湖と歴史的な城塞都市が特徴です。世界遺産に登録された「ザゴリの文化的景観」があり、伝統的な石造りの村々や渓谷が広がる自然豊かな地域です。手つかずの自然と伝統文化が息づくエリ

ザゴリの文化的景観(No.19)

ギリシャ北西部のイオアニナ県にある、ピンドス山脈の山岳地帯に広がる文化的景観。伝統的な石造りの村々と、それらを繋ぐアーチ型の石橋が特徴です。古くから孤立した環境で独自の文化が育まれ、自然と人間の営みが調和した景観として世界遺産に登録されました。

トリカラ県

ギリシャ中部、テッサリア地方に位置する県。県都はトリカラ市。世界遺産に登録されているメテオラの奇岩群と修道院があり、その壮大な景観と独特の歴史で知られます。豊かな農業地域でもあり、美しい自然と文化が共存する魅力的な場所です。

メテオラ(No.8)

ギリシャ中部のトリカラ県にある、奇岩群と修道院の複合世界遺産。天を突くような巨大な岩柱の上に修道院が建てられ、その壮大な景観は「宙に浮く」と形容されます。ビザンティン時代から続く信仰の場であり、自然の驚異と人間の信仰心が融合した独特の景観が魅力です。

フォキダ県

ギリシャ中部、中央ギリシャ地方に位置する県。古代ギリシャ世界で最も重要な聖地のひとつ、デルフィの考古遺跡が世界遺産に登録されています。デルフィはアポロン神殿の神託で知られ、古代ギリシャの歴史と文化の中心でした。景観も美しい地域です。

デルフィの考古遺跡(No.2)

ギリシャ中部のフォキダ県にある、古代ギリシャ世界で最も重要な聖地のひとつ。アポロン神殿と、その神託を授ける巫女ピュティアで知られ、古代ギリシャの政治や文化の中心でした。壮大な山々に囲まれた景観も美しく、世界遺産に登録されています。

ヴィオティア県

ギリシャ中部、中央ギリシャ地方の東南部に位置する県。古代ギリシャの都市国家テーバイがあった地域で、神話にも数多く登場します。世界遺産であるオシオス・ルカス修道院があり、中期ビザンティン建築の傑作とされる聖堂と貴重なモザイク画が残されています。

ダフニ修道院、オシオス・ルカス修道院、ヒオス島のネア・モニ修道院(No.12)

これらはギリシャの異なる場所にある、ビザンティン時代中期の重要な修道院群です。

  • ダフニ修道院: アッティカ県(アテネ近郊)
  • オシオス・ルカス修道院: ヴィオティア県(中央ギリシャ)
  • ヒオス島のネア・モニ修道院: ヒオス県(東エーゲ海、ヒオス島)

いずれも11世紀頃の貴重なモザイク画が残り、ビザンティン美術の傑作として世界遺産に登録されています。

アッティカ県

ギリシャの南東部に位置し、首都アテネを含む県。古代ギリシャ文明の中心地であり、世界遺産のアテナイのアクロポリスダフニ修道院など、数多くの歴史的・考古学的遺跡が点在します。現代ギリシャの政治、経済、文化の中心でもあります。

アテナイのアクロポリス(No.3)

ギリシャの首都アテネにある丘の上にそびえる、古代ギリシャの聖なる丘。紀元前5世紀に建設されたパルテノン神殿をはじめ、エレクテイオン、プロピュライアなどの壮麗な建造物が残されています。古代ギリシャ文明の象徴であり、その建築美と歴史的価値から世界遺産に登録されています。

ダフニ修道院、オシオス・ルカス修道院、ヒオス島のネア・モニ修道院(No.12)

これらはギリシャの異なる場所にある、ビザンティン時代中期の重要な修道院群です。

  • ダフニ修道院: アッティカ県(アテネ近郊)
  • オシオス・ルカス修道院: ヴィオティア県(中央ギリシャ)
  • ヒオス島のネア・モニ修道院: ヒオス県(東エーゲ海、ヒオス島)

いずれも11世紀頃の貴重なモザイク画が残り、ビザンティン美術の傑作として世界遺産に登録されています。

ヒオス県

ギリシャ北エーゲ地方に属する県で、エーゲ海東部に位置するヒオス島とその周辺の小島嶼からなります。トルコに近く、その影響を受けた独自の文化が特徴です。世界遺産であるネア・モニ修道院があり、マスティック樹脂の産地としても有名です。

ダフニ修道院、オシオス・ルカス修道院、ヒオス島のネア・モニ修道院(No.12)

これらはギリシャの異なる場所にある、ビザンティン時代中期の重要な修道院群です。

  • ダフニ修道院: アッティカ県(アテネ近郊)
  • オシオス・ルカス修道院: ヴィオティア県(中央ギリシャ)
  • ヒオス島のネア・モニ修道院: ヒオス県(東エーゲ海、ヒオス島)

いずれも11世紀頃の貴重なモザイク画が残り、ビザンティン美術の傑作として世界遺産に登録されています。

サモス県

ギリシャ北エーゲ地方に属する県で、エーゲ海東部に位置するサモス島とその周辺の小島嶼からなります。数学者ピタゴラスの出身地としても知られ、世界遺産「サモス島のピタゴリオとヘーラー神殿」があります。ブドウ栽培が盛んで、甘口ワインの産地としても有名です。

サモス島のピタゴリオとヘーラー神殿(No.13)

ギリシャのサモス島にある、古代ギリシャの港湾都市ピタゴリオと、その近郊にあるヘーラー神殿の遺跡群。紀元前6世紀に繁栄した都市国家サモスの面影を伝え、強固な城壁、港の突堤、そして驚異的な地下導水路などが残されています。ヘーラー神殿は女神ヘーラー信仰の中心地であり、古代ギリシャの建築技術と芸術性の高さを示す世界遺産です。

キクラデス県

ギリシャ南エーゲ地方に位置する、エーゲ海中央部に広がる約220の島々からなる諸島。その名は、古代の聖地デロス島を「囲む」ことに由来します。サントリーニ島やミコノス島など人気の観光地が多く、デロス島の考古遺跡が世界遺産に登録されています。独自のキクラデス文明が栄えた歴史を持ち、美しい白壁の家々が特徴です。

デロス島(No.11)

ギリシャのキクラデス県にある、エーゲ海中央部の小さな島。古代ギリシャ神話でアポロンとアルテミスの生誕地とされ、聖地として崇拝されました。紀元前には地中海交易の中心地として栄え、壮大な神殿やモザイク画が残されています。その歴史的・考古学的価値から世界遺産に登録されています。

ケルキラ県

ギリシャ北西部、イオニア海に浮かぶイオニア諸島に属する県。主島のケルキラ島(コルフ島)は、古くからアドリア海の要衝として栄え、様々な国の支配を受けてきました。特にヴェネツィア共和国の影響を強く受けたケルキラ旧市街は世界遺産に登録されており、美しいコロニアル建築と要塞が特徴です。風光明媚なリゾート地としても人気があります。

ケルキラ歴史地区(No.17)

ギリシャ、イオニア海に浮かぶケルキラ島(コルフ島)の主都ケルキラ市にある歴史地区。14世紀以降、ヴェネツィア共和国によって築かれた強固な要塞と、その城壁の内側に広がる美しいコロニアル建築が特徴です。地中海の戦略的要衝として、様々な国の影響を受けながら独自の発展を遂げた歴史的港湾都市の姿を今に伝える世界遺産です。

アルゴリス県

ギリシャのペロポネソス半島東部に位置する県。古代ギリシャ文明の重要な遺跡が多く、世界遺産にはアスクレピオスの聖地エピダウロス、そしてミケーネとティリンスの考古遺跡群が登録されています。古代からの歴史と神話に彩られた豊かな地域です。

アスクレピオスの聖地エピダウロス(No.5)

ギリシャのアルゴリス県にある、古代ギリシャの医療神アスクレピオスを祀る聖域。紀元前4世紀に造られた円形劇場は音響効果が極めて優れており、現在も使用されています。病気治癒の巡礼地として栄え、古代の医療と信仰、芸術が融合した複合的な遺跡として世界遺産に登録されています。

ミケーネとティリンスの考古遺跡群 (No.15)

ギリシャのアルゴリス県にある、青銅器時代に栄えたミケーネ文明の中心都市ミケーネとティリンスの遺跡群。巨大な石を積み上げた「キュクロープスの城壁」が特徴で、伝説のトロイア戦争の舞台とも言われます。その強力な城塞都市の姿は、ミケーネ文明の文化と技術の象徴として世界遺産に登録されています。

イリア県

ギリシャのペロポネソス半島西部に位置する県。古代にはエーリスと呼ばれた土地で、世界遺産「オリンピアの考古遺跡」があります。ここは古代オリンピックが開催された聖地として知られ、ゼウス神殿や競技場などの遺跡が残されています。豊かな農業地域でもあり、美しい自然と歴史が融合した場所です。

オリンピアの考古遺跡(No.10)

ギリシャのイリア県にある、古代オリンピックが開催された聖地。ゼウス神殿やヘラ神殿、競技場や体育施設などの遺跡が残されています。紀元前8世紀から紀元後4世紀まで続いた古代オリンピックの開催地として、運動競技と宗教が一体となったギリシャ文化の象徴であり、世界遺産に登録されています。

メッシニア県

ギリシャのペロポネソス半島南西部に位置する県。県都はカラマタ。美しいビーチやオリーブ畑が広がり、豊かな自然が特徴です。古代メッセニア王国の中心地であり、ミケーネ文明のネストル宮殿の遺跡がある他、中世の要塞都市メトニやコロニなど、歴史的な見どころも多い地域です。

バッサイのアポロ・エピクリウス神殿 (No.1)

ギリシャのメッシニア県とイリア県の境界近くに位置する、古代アルカディア地方の山中に建つアポロ神殿。紀元前5世紀半ばに建設され、ドーリア式、イオニア式、コリント式の柱式が混在する革新的な建築様式が特徴です。人里離れた場所にあったため保存状態が良く、世界遺産に登録されています。

ラコニア県

ギリシャのペロポネソス半島南東部に位置する県。古代スパルタの都があった地域として知られ、歴史的に重要な役割を果たしました。世界遺産であるミストラスの遺跡があり、ビザンティン時代の美しいフレスコ画や教会、宮殿などが残されています。タイゲトス山脈の壮大な自然も魅力です。

ミストラスの考古遺跡(No.9)

ギリシャのラコニア県にある、中世ビザンティン帝国の城塞都市遺跡。13世紀に十字軍によって築かれ、後に東ローマ帝国(ビザンティン帝国)のモレアス専制公領の都として栄えました。保存状態の良い教会や宮殿、フレスコ画が残り、ビザンティン建築と芸術の傑作として世界遺産に登録されています。

ロードス県

ギリシャ南エーゲ地方に属する県で、エーゲ海東部、トルコ沿岸近くに位置するロードス島とその周辺の島々からなります。県都はロードス市。かつて世界の七不思議の一つ「ロードス島の巨像」があったとされ、ロードスの中世都市が世界遺産に登録されています。聖ヨハネ騎士団によって築かれた強固な城塞都市が特徴で、美しいビーチとともに人気のリゾート地です。

ロードスの中世都市(No.6)

ギリシャのロードス県にある、ロードス島の主都。14世紀に聖ヨハネ騎士団によって築かれた要塞都市で、強固な城壁に囲まれた旧市街は、騎士団長の宮殿や病院、美しいゴシック様式の建物群が残されています。オスマン帝国やイタリアの影響も受け、様々な文化が融合した独自の景観が世界遺産に登録されています。

カルパトス県

ギリシャの南エーゲ地方に属する県で、ドデカネス諸島南部に位置するカルパトス島とその周辺の小島嶼からなります。県都はピガディア。伝統的な文化が色濃く残り、特に山岳地帯の村々では独特の民族衣装や生活様式が今も守られています。美しいビーチや豊かな自然も魅力です。世界遺産に直接登録されている物件はカルパトス県内にはありませんが、周辺の島々には存在します。

神学者聖ヨハネ修道院と黙示録の洞窟を含むパトモス島の歴史地区 (ホーラ)(No.16)

ギリシャ南エーゲ地方のドデカネス諸島に属するパトモス島の歴史地区。使徒ヨハネが「ヨハネの黙示録」を記したとされる「黙示録の洞窟」と、その上に築かれた要塞のような「神学者聖ヨハネ修道院」が有名です。キリスト教の重要な巡礼地であり、ビザンティン建築と信仰の歴史を伝える世界遺産です。

まとめ

ギリシャにある世界遺産一覧【2024年最新版】をご紹介しました。ギリシャのどの地域に多くの遺産があるのか、登録された世界遺産の歴史的な背景・概要を知り、旅をすることであなたの旅がより充実することを切に願っています。今まであまり旅行に行ったことが無いという方、気になる世界遺産はあったでしょうか?

旅行することで様々な経験が出来て、人生が豊かになることでしょう。思い立ったら、興味の沸く場所に足を運んでみてはいかがでしょうか。

世界遺産に興味を持たれた方は、世界遺産検定に挑戦してみてはいかがでしょうか。
世界遺産検定公式HP

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