イタリアの世界遺産一覧【2024年最新版】です。世界遺産の概要とイタリアのどの地域に多くの遺産があるのか、登録された世界遺産の概要について紹介します。イタリアに存在する世界遺産の歴史的な背景を知り、旅をすることであなたの旅がより充実するでしょう。旅行の計画に役立つことを切に願っています。

No. | 登録名 | 登録年 | 所在地 | 登録基準 | 備考 |
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1 | ヴァルカモニカの岩絵群 | 1979年 | ロンバルディア州 | (3), (4) | |
2 | ローマ歴史地区、教皇領とサン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂 | 1980年 | ラツィオ州 | (1), (2), (3), (4), (6) | |
3 | ミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院とレオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』 | 1980年 | ロンバルディア州 | (1), (2) | |
4 | フィレンツェの歴史地区 | 1982年 | トスカーナ州 | (1), (2), (3), (4), (6) | |
5 | ヴェネツィアとその潟 | 1987年 | ヴェネト州 | (1), (2), (3), (4), (5), (6) | |
6 | ピサのドゥオモ広場 | 1987年 | トスカーナ州 | (1), (2), (4), (6) | |
7 | サン・ジミニャーノの歴史地区 | 1990年 | トスカーナ州 | (1), (3), (4) | |
8 | マテーラの洞窟住居サッシと岩窟教会公園 | 1993年 | バジリカータ州 | (3), (4), (5) | |
9 | ヴィチェンツァの市街とヴェネト地方のパッラーディオ様式の別荘群 | 1994年 | ヴェネト州 | (1), (2) | |
10 | シエナの歴史地区 | 1995年 | トスカーナ州 | (1), (2), (4) | |
11 | ナポリの歴史地区 | 1995年 | カンパニア州 |
(2), (4) | |
12 | クレスピ・ダッダの企業都市 | 1995年 | ロンバルディア州 | (4), (5) | |
13 | ルネサンス都市フェッラーラとポー川のデルタ地帯 | 1995年 | エミリア=ロマーニャ州 | (2), (3), (4), (5), (6) | |
14 | カステル・デル・モンテ | 1996年 | プッリャ州 | (1), (2), (3) | |
15 | アルベロベッロのトゥルッリ | 1996年 | プッリャ州 | (3), (4), (5) | |
16 | ラヴェンナの初期キリスト教建造物群 | 1996年 | エミリア=ロマーニャ州 | (1), (2), (3), (4) | |
17 | ピエンツァの歴史地区 | 1996年 | トスカーナ州 | (1), (2), (4) | |
18 | カゼルタの18世紀の王宮と庭園、ヴァンヴィテッリの水道橋とサン・レウチョの関連遺産 | 1997年 | カンパニア州 | (1), (2), (3), (4), | |
19 | トリノのサヴォイア家の王宮と邸宅 | 1997年 | ピエモンテ州 | (1), (2), (4), (5), | |
20 | パドヴァの植物園(オルト・ボタニコ) | 1997年 | ヴェネト州 | (2), (3) | |
21 | ポルトヴェーネレ、チンクエ・テッレと小島群(パルマリア島、ティーノ島、ティネット島) | 1997年 | リグーリア州 | (2), (4), (5) | 文化的景観 |
22 | モデナ:大聖堂と市民の塔(トッレ・チヴィカ)、グランデ広場 | 1997年 | エミリア=ロマーニャ州 | (1), (2), (3), (4) | |
23 | ポンペイ、ヘルクラネウム及びトッレ・アンヌンツィアータの考古地区 | 1997年 | カンパニア州 | (3), (4), (5) | |
24 | アマルフィ海岸 | 1997年 | カンパニア州 | (2), (4), (5) | 文化的景観 |
25 | アグリジェントの遺跡地域 | 1997年 | シチリア州 | (1), (2), (3), (4) | |
26 | ヴィッラ・ロマーナ・デル・カサーレ | 1997年 | シチリア州 | (1), (2), (3) | |
27 | バルーミニのスー・ヌラージ | 1997年 | サルデーニャ州 | (1), (3), (4) | |
28 | アクイレイアの考古地区とバシリカ総主教聖堂 | 1998年 | ヴェネト州 | (3), (4), (6) | |
29 | ウルビーノの歴史地区 | 1998年 | マルケ州 | (2), (4) | |
30 | チレント・ディアーノ渓谷国立公園及び遺跡群と修道院 | 1998年 | カンパニア州 | (3), (4) | 文化的景観 |
31 | ティヴォリのハドリアヌス別荘 | 1999年 | ラツィオ州 | (1), (2), (3) | |
32 | ヴェローナの市街 | 2000年 | ヴェネト州 | (2), (4) | |
33 | アッシジのフランチェスコ聖堂と関連建造物群 | 2000年 | ヴェネト州、ウンブリア州 | (1), (2), (3), (4), (6) | |
34 | エオーリエ諸島 | 2000年 | シチリア州 | (8) | 自然遺産 |
35 | ティヴォリのエステ家別荘 | 2001年 | ラツィオ州 | (1), (2), (3), (4), (6) | |
36 | ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の都市景観群(シチリア島南東部) | 2002年 | シチリア州 | (1), (2), (4), (5) | |
37 | ピエモンテとロンバルディアのサクリ・モンテ群 | 2003年 | ピエモンテ州、ロンバルディア州 | (2), (4) | 文化的景観 |
38 | サン・ジョルジオ山 | 2010年 | ロンバルディア州 | (8) | 自然遺産 |
39 | オルチア渓谷 | 2004年 | トスカーナ州 | (4), (6) | 文化的景観 |
40 | チェルヴェテリとタルクイニアのエトルリア古代古墳群 | 2004年 | ラツィオ州 | (1), (3), (4) | |
41 | シラクサとパンタリカの岩壁墓地遺跡 | 2005年 | シチリア州 | (1), (3), (4), (6) | |
42 | ジェノヴァ:レ・ストラーデ・ヌオーヴェとパラッツィ・デイ・ロッリ制度 | 2006年 | リグーリア州 | (2), (4) | |
43 | マントヴァとサッビオネータ | 2008年 | ロンバルディア州 | (2), (3) | |
44 | アルブラとベルニナの景観とレーティッシュ鉄道 | 2008年 | ロンバルディア州 | (2), (4) | スイス |
45 | ドロミテ山塊 | 2009年 | トレンティーノ=アルト・アディジェ州、ヴェネト州 | (7), (8) | 自然遺産 |
46 | イタリアのロンゴバルド族:権勢の足跡 (568-774年) | 2011年 | ロンバルディア州、プッリャ州、 カンパニア州、ウンブリア州、フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州 | (2), (3), (4) | |
47 | アルプス山脈周辺の先史時代の堀立柱住居群 | 2011年 | ロンバルディア州、ヴェネト州、フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州、トレンティーノ=アルト・アディジェ州、ピエモンテ州 | (4), (5) | スイス・ドイツ・フランス・オーストリア・スロベニア |
48 | トスカーナのメディチ家の別荘と庭園 | 2013年 | トスカーナ州 | (1), (2), (4) | 文化的景観 |
49 | エトナ山 | 2013年 | シチリア州 | (8) | 自然遺産 |
50 | ピエモンテのブドウ畑の景観:ランゲ=ロエーロとモンフェッラート | 2014年 | ピエモンテ州 | (3), (5) | 文化的景観 |
51 | パレルモのアラブ=ノルマン様式の建造物群とモンレアーレの大聖堂 | 2015年 | シチリア州 | (2), (4) | |
52 | ヴェネツィア共和国の防衛施設群(16‐17世紀):スタート・ダ・テッラと西スタート・ダ・マール | 2017年 | ロンバルディア州、ヴェネト州、フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州 | (3), (4) | |
53 | カルパティア山脈のブナ原生林 | 2017年 | – | (9) | 自然遺産※ |
54 | イヴレーア:20世紀の産業都市 | 2018年 | ピエモンテ州 | (4) | |
55 | コネリアーノとヴァルドッビアーデネのプロセッコ栽培丘陵群 | 2019年 | ヴェネト州 | (5) | 文化的景観 |
56 | パドヴァの14世紀フレスコ作品群 | 2021年 | ヴェネト州 | (2) | |
57 | ヨーロッパの大温泉保養都市群 | 2021年 | トスカーナ州 | (2),(3) | ドイツ・オーストリア・ベルギー・フランス・イギリス・チェコ |
58 | ボローニャのポルチコ群 | 2021年 | エミリア=ロマーニャ州 | (4) | |
59 | アペニン山脈北部の蒸発岩カルストと洞窟群 | 2023年 | エミリア=ロマーニャ州 | (8) | 自然遺産 |
60 | アッピア街道(街道の女王) | 2024年 | ラツィオ州、カンパニア州、バジリカータ州、プーリア州 | (3), (4), (6) |
※イタリア他、17ヶ国(アルバニア、ウクライナ、オーストリア、北マケドニア、クロアチア、スイス、スペイン、スロバキア、スロベニア、チェコ、ドイツ、フランス、ブルガリア、ベルギー、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ポーランド、ルーマニア)
ピエモンテ州
ピエモンテ州は、イタリア北西部に位置する州で、その豊かな自然、歴史、文化で知られています。
トリノのサヴォイア家の王宮と邸(No.19)
トリノにあるサヴォイア家の王宮と邸宅は、1997年にユネスコ世界遺産に登録されました。バロック様式の傑作であり、サヴォイア家の権力を示す壮麗な建築群です。トリノ王宮やマダマ宮殿などが代表的です。
ピエモンテとロンバルディアのサクリ・モンテ群(No.37)
ピエモンテとロンバルディアのサクリ・モンテ群は、北イタリアの山々にある9つの宗教施設群です。16~17世紀に建てられ、礼拝堂や教会などが美しい自然の中に点在しています。
アルプス山脈周辺の先史時代の堀立柱住居(No.47)
「アルプス山脈周辺の先史時代の杭上住居群」は、アルプス山脈周辺の湖や湿地帯に建てられた先史時代の住居跡です。イタリアを含む6か国に点在し、貴重な考古学的資料として世界遺産に登録されています。
ピエモンテのブドウ畑の景観:ランゲ=ロエーロとモンフェッ(No.50)
「ピエモンテのブドウ畑の景観:ランゲ=ロエーロとモンフェッラート」は、イタリアのピエモンテ州にあるブドウ畑の景観です。2014年にユネスコの世界遺産に登録されました。バローロやバルバレスコなど、世界的に有名なワインの産地として知られています。
イヴレーア:20世紀の産業都市(No.54)
イヴレーアは、20世紀にオリベッティ社が築いた産業都市です。工場、住宅、社会施設が調和し、労働者の生活を重視した都市計画が評価されています。
リグーリア州
リグーリア州は、イタリア北西部に位置する細長い海岸線の州です。ジェノヴァを州都とし、美しい海岸線、チンクエ・テッレなどの景勝地、ジェノヴァの歴史的な街並みなどが有名です。
ポルトヴェーネレ、チンクエ・テッレと小島群(パルマリア島、ティーノ島、ティネット島(No.21)
ポルトヴェーネレ、チンクエ・テッレと小島群は、イタリアのリグーリア海岸に位置する景勝地です。色とりどりの家々が並ぶチンクエ・テッレと、美しいポルトヴェーネレ、そして小島群が織りなす風景がおすすめです。
ジェノヴァ:レ・ストラーデ・ヌオーヴェとパラッツィ・デイ・ロッリ制(No.42)
「ジェノヴァ:レ・ストラーデ・ヌオーヴェとパラッツィ・デイ・ロッリ制」は、16世紀にジェノヴァ共和国が整備した街路と、貴族の邸宅群です。バロック様式の壮麗な建築と都市計画が評価されています。
ロンバルディア州
ヴァルカモニカの岩絵(No.1)
ヴァルカモニカの岩絵群は、イタリアの渓谷に残る先史時代の岩絵群です。約14万点の線刻画は、人類の生活や文化を物語っています。
ミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院とレオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』(No.3)
ミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院には、レオナルド・ダ・ヴィンチの傑作『最後の晩餐』が展示されています。この壁画は、キリストと十二使徒の最後の晩餐を描いたもので、その写実性と心理描写は高く評価されています。
クレスピ・ダッダの企業都(No.12)
クレスピ・ダッダは、19世紀末にイタリアのクレスピ家が建設した模範的な企業都市です。労働者のための住宅、学校、病院などが整備され、産業革命期の理想的な都市計画として評価されています。
ピエモンテとロンバルディアのサクリ・モンテ(No.37)
ピエモンテとロンバルディアのサクリ・モンテ群は、北イタリアの山々にある9つの宗教施設群です。16~17世紀に建てられ、礼拝堂や教会などが美しい自然の中に点在しています。
サン・ジョルジオ山(No.38)
サン・ジョルジオ山は、スイスとイタリアにまたがる標高1,097mの山です。中生代三畳紀の化石が豊富に産出されます。
マントヴァとサッビオネータ(No.43)
マントヴァとサッビオネータは、イタリアのルネサンス都市です。ゴンザーガ家が築き、理想都市の形を今に伝えています。
アルブラとベルニナの景観とレーティッシュ鉄道(No.44)
「アルブラとベルニナの景観とレーティッシュ鉄道」は、スイスとイタリアにまたがる世界遺産です。アルプスの壮大な景観の中を走る鉄道で、20世紀初頭の技術と自然が融合した傑作として評価されています。
イタリアのロンゴバルド族:権勢の足跡 (568-774年)(No.46)
「イタリアのロンゴバルド族:権勢の足跡(568-774年)」は、ロンゴバルド王国時代の建造物や遺跡などを対象とするユネスコの世界遺産です。イタリア各地に残るロンゴバルド族の建造物は、古代ローマ、キリスト教、ゲルマンの文化が融合した独特の芸術様式を示しています。
アルプス山脈周辺の先史時代の堀立柱住居群(No.47)
アルプス山脈周辺の先史時代の堀立柱住居群は、アルプス周辺6カ国に点在する世界遺産です。湖畔や湿地帯に建てられた住居跡は、当時の生活様式を今に伝えています。
ヴェネツィア共和国の防衛施設群(16‐17世紀):スタート・ダ・テッラと西スタート・ダ・マール(No.52)
「ヴェネツィア共和国の防衛施設群(16-17世紀):スタート・ダ・テッラと西スタート・ダ・マール」は、16世紀から17世紀にかけてヴェネツィア共和国が築いた防衛施設群です。陸側の「スタート・ダ・テッラ」と海側の「西スタート・ダ・マール」から成り、イタリア、クロアチア、モンテネグロにまたがっています。
トレンティーノ=アルト・アディジェ州
トレンティーノ=アルト・アディジェ州は、イタリア最北部に位置し、オーストリアとスイスに国境を接する州です。アルプス山脈の壮大な自然、特にドロミーティ山塊は世界遺産に登録されており、美しい景観で知られています。ドイツ語圏の文化が色濃く残り、独自の文化と伝統が息づいています。
ドロミテ山塊(No.45)
ドロミテ山塊は、イタリア北東部に位置する山岳地帯です。その独特な景観と地質学的価値から、2009年にユネスコ世界自然遺産に登録されました。
アルプス山脈周辺の先史時代の堀立柱住居群(No.47)
アルプス山脈周辺の先史時代の堀立柱住居群は、アルプス周辺6カ国に点在する世界遺産です。湖畔や湿地帯に建てられた住居跡は、当時の生活様式を今に伝えています。
ヴェネト州
ヴェネト州は、イタリア北東部に位置し、アドリア海に面する州です。州都はヴェネツィアで、その美しい水上都市として世界的に有名です。
ヴェネツィアとその潟(No.5)
「ヴェネツィアとその潟」は、イタリア北東部に位置し、アドリア海に面した世界遺産です。ヴェネツィア本島と周辺の島々、潟が一体となった景観は、他に類を見ない美しさです。
ヴィチェンツァの市街とヴェネト地方のパッラーディオ様式の別荘群(No.9)
「ヴィチェンツァの市街とヴェネト地方のパッラーディオ様式の別荘群」は、ルネサンス建築家アンドレーア・パッラーディオが設計した建築群です。ヴィチェンツァ市街の宮殿とヴェネト地方の別荘は、古典様式と自然の融合が評価され、世界遺産に登録されました。
パドヴァの植物園(オルト・ボタニコ)(No.20)
パドヴァの植物園(オルト・ボタニコ)は、1545年に設立された世界最古の大学植物園です。ヨーロッパ初の薬用植物園として始まり、植物学研究に貢献してきました。1997年にユネスコ世界遺産に登録されています。
アクイレイアの考古地区とバシリカ総主教聖堂(No.28)
「アクイレイアの考古地区とバシリカ総主教聖堂」は、イタリア北東部の都市アクイレイアにある世界遺産です。古代ローマ時代の遺跡と、初期キリスト教の重要な聖堂が残されており、歴史的・文化的に高い価値が認められています。
ヴェローナの市街(No.32)
ヴェローナの市街は、イタリア北東部に位置し、古代ローマ時代から中世にかけての歴史的な建造物が数多く残る美しい都市です。シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」の舞台としても知られ、ロマンチックな雰囲気が漂います。
アッシジのフランチェスコ聖堂と関連建造物群(No.33)
「アッシジのフランチェスコ聖堂と関連建造物群」は、イタリアのウンブリア州アッシジにある世界遺産です。聖フランチェスコの墓所があるフランチェスコ聖堂を中心に、関連する修道院や教会などが含まれます。
ドロミテ山塊(No.45)
ドロミテ山塊は、イタリア北東部に位置する山岳地帯です。その独特な景観と地質学的価値から、2009年にユネスコ世界自然遺産に登録されました。
アルプス山脈周辺の先史時代の堀立柱住居(No.47)
「アルプス山脈周辺の先史時代の杭上住居群」は、アルプス山脈周辺の湖や湿地帯に建てられた先史時代の住居跡です。イタリアを含む6か国に点在し、貴重な考古学的資料として世界遺産に登録されています。
ヴェネツィア共和国の防衛施設群(16‐17世紀):スタート・ダ・テッラと西スタート・ダ・マール(No.52)
「ヴェネツィア共和国の防衛施設群(16-17世紀):スタート・ダ・テッラと西スタート・ダ・マール」は、16世紀から17世紀にかけてヴェネツィア共和国が築いた防衛施設群です。陸側の「スタート・ダ・テッラ」と海側の「西スタート・ダ・マール」から成り、イタリア、クロアチア、モンテネグロにまたがっています。
コネリアーノとヴァルドッビアーデネのプロセッコ栽培丘陵群(No.55)
「コネリアーノとヴァルドッビアーデネのプロセッコ栽培丘陵群」は、イタリアのヴェネト州にある世界遺産です。プロセッコという発泡ワインの産地として有名です。
パドヴァの14世紀フレスコ作品群(No.56)
イタリア北部のパドヴァにある、14世紀に描かれたフレスコ画の集合体です。ジョット・ディ・ボンドーネの「スクロヴェーニ礼拝堂」をはじめとする8つの建造物群から構成されています。
フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州
フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州は、イタリア北東部に位置し、オーストリア、スロベニアと国境を接する州です。多様な文化が融合し、美しい自然と歴史的な街並みが魅力です。
イタリアのロンゴバルド族:権勢の足跡 (568-774年)(No.46)
「イタリアのロンゴバルド族:権勢の足跡(568-774年)」は、ロンゴバルド王国時代の建造物や遺跡などを対象とするユネスコの世界遺産です。イタリア各地に残るロンゴバルド族の建造物は、古代ローマ、キリスト教、ゲルマンの文化が融合した独特の芸術様式を示しています。
アルプス山脈周辺の先史時代の堀立柱住居群(No.47)
アルプス山脈周辺の先史時代の堀立柱住居群は、アルプス周辺6カ国に点在する世界遺産です。湖畔や湿地帯に建てられた住居跡は、当時の生活様式を今に伝えています。
ヴェネツィア共和国の防衛施設群(16‐17世紀):スタート・ダ・テッラと西スタート・ダ・マール(No.52)
「ヴェネツィア共和国の防衛施設群(16-17世紀):スタート・ダ・テッラと西スタート・ダ・マール」は、16世紀から17世紀にかけてヴェネツィア共和国が築いた防衛施設群です。陸側の「スタート・ダ・テッラ」と海側の「西スタート・ダ・マール」から成り、イタリア、クロアチア、モンテネグロにまたがっています。
エミリア=ロマーニャ州
エミリア=ロマーニャ州は、イタリア北部に位置し、豊かな食文化と歴史的な街並みが魅力の州です。州都はボローニャで、パルマ、モデナなどの都市も有名です。
ルネサンス都市フェッラーラとポー川のデルタ地帯(No.13)
フェッラーラは、ルネサンス時代にエステ家によって繁栄した都市です。ポー川デルタ地帯は、イタリア最大の河川であるポー川が形成した湿地帯です。都市とデルタ地帯が一体となった文化的景観が評価されています。
ラヴェンナの初期キリスト教建造物群(No.16)
「ラヴェンナの初期キリスト教建造物群」は、イタリアのラヴェンナにあるユネスコ世界遺産です。5世紀から6世紀にかけて建てられた初期キリスト教の聖堂や礼拝堂などが対象となっています。
モデナ:大聖堂と市民の塔(トッレ・チヴィカ)、グランデ広場(No.22)
「モデナの大聖堂、市民の塔(トッレ・チヴィカ)、グランデ広場」は、イタリアのエミリア=ロマーニャ州にある世界遺産です。ロマネスク建築の傑作である大聖堂と、市民の塔、そして広場が一体となった美しい景観が特徴です。
ボローニャのポルチコ群(No.58)
サン・ルカ聖堂へと続く、世界最長のポルチコ(約3.5km)、マッジョーレ広場周辺の歴史的なポルチコ群などが見どころです。
アペニン山脈北部の蒸発岩カルストと洞窟群(No.59)
アペニン山脈北部の蒸発岩カルストと洞窟群は、イタリア北部に位置し、2023年にユネスコの世界自然遺産に登録されました。石膏のカルスト地形と900以上の洞窟が特徴で、地質学的にも地形学的にも貴重な場所です。
トスカーナ州
トスカーナ州は、イタリア中部に位置する州で、ルネサンス文化の中心地として知られています。州都はフィレンツェで、ピサ、シエナなどの歴史的な都市も有名です。美しい自然と豊かな文化遺産が魅力です。
フィレンツェの歴史地区(No.4)
フィレンツェは、ルネサンスの中心地として栄え、多くの芸術家や文化人が活躍しました。歴史地区には、中世からルネサンスにかけての建造物や美術品が数多く残されており、街全体が「屋根のない美術館」と称されるほど、芸術的な価値が高い場所です。
ピサのドゥオモ広場(No.6)
ピサ大聖堂、ピサの斜塔、洗礼堂、納骨堂など、中世の建築物が集まる広場でその美しい景観から「奇跡の広場」とも呼ばれています。
サン・ジミニャーノの歴史地区(No.7)
「塔の街」として知られ、中世の貴族たちが権力を誇示するために建てた塔が林立しています。ドゥオーモ広場やポポロ宮殿が見どころです。
シエナの歴史地区(No.10)
カンポ広場は、貝殻型の独特な形状で、美しい景観が特徴です。また、シエナ大聖堂は、ゴシック建築の傑作として知られています。
ピエンツァの歴史地区(No.17)
15世紀にローマ教皇ピウス2世が、理想都市の実現を目指して建設した都市で、ルネサンス期の都市計画と建築が保存されており、美しい景観が特徴です。
オルチア渓谷(No.39)
オルチア渓谷は、イタリア・トスカーナ州のシエナ県に位置する美しい渓谷です。なだらかな丘陵地帯に広がる麦畑や糸杉の風景は、ルネサンス絵画を彷彿とさせます。2004年にユネスコ世界遺産に登録されました。
トスカーナのメディチ家の別荘と庭園(No.48)
「トスカーナのメディチ家の別荘と庭園」は、メディチ家が15世紀から17世紀にかけてトスカーナ地方に建設した14の邸宅と庭園群です。ルネサンス建築と庭園芸術の傑作であり、2013年に世界遺産に登録されました。
ヨーロッパの大温泉保養都市群(No.57)
イタリアの「ヨーロッパの大温泉保養都市群」は、トスカーナ州のモンテカティーニ・テルメです。この都市は、18世紀から20世紀初頭にかけてヨーロッパ各地で流行した温泉保養文化を伝える貴重な遺産として、2021年にユネスコ世界遺産に登録されました。
ウンブリア州
ウンブリア州は、イタリア中部に位置する内陸の州です。「イタリアの緑の心臓」とも呼ばれるように、豊かな自然と中世の面影を残す美しい街並みが魅力です。
アッシジのフランチェスコ聖堂と関連建造物群(No.33)
「アッシジのフランチェスコ聖堂と関連建造物群」は、イタリアのウンブリア州アッシジにある世界遺産です。聖フランチェスコの墓所があるフランチェスコ聖堂を中心に、関連する修道院や教会などが含まれます。
イタリアのロンゴバルド族:権勢の足跡 (568-774年)(No.46)
「イタリアのロンゴバルド族:権勢の足跡(568-774年)」は、ロンゴバルド王国時代の建造物や遺跡などを対象とするユネスコの世界遺産です。イタリア各地に残るロンゴバルド族の建造物は、古代ローマ、キリスト教、ゲルマンの文化が融合した独特の芸術様式を示しています。
マルケ州
マルケ州は、イタリア中部に位置し、アドリア海に面した美しい自然と豊かな歴史を持つ州です。
ウルビーノの歴史地区(No.29)
ウルビーノの歴史地区は、イタリア中部マルケ州にある世界遺産です。15世紀ルネサンス文化の中心地で、ドゥカーレ宮殿など美しい建築が残ります。画家ラファエロの生誕地としても有名です。
ラツィオ州
ラツィオ州は、イタリア中部に位置し、州都はローマです。歴史的な建造物や美しい自然が豊富で、多くの観光客を魅了しています。
ローマ歴史地区、教皇領とサン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂(No.2)
「ローマ歴史地区、教皇領とサン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂」は、イタリアのローマとバチカン市国にあるユネスコ世界遺産です。
ティヴォリのハドリアヌス別荘(No.31)
ティヴォリのハドリアヌス別荘は、古代ローマ皇帝ハドリアヌス帝が建設した広大な別荘です。映画「テルマエ・ロマエ」のロケ地としても知られています。
ティヴォリのエステ家別荘(No.35)
ティヴォリのエステ家別荘は、イタリアのティヴォリにあるルネサンス様式の美しい別荘です。16世紀に枢機卿イッポリート・デステによって建てられました。
チェルヴェテリとタルクイニアのエトルリア古代古墳群(No.40)
エトルリア人が残した2つのネクロポリス(墳墓遺跡群)が対象となっています。紀元前9世紀から紀元前3世紀にかけて造られた墳墓は、当時の生活や文化を今に伝えています。特に、壁画で飾られた墳墓は、エトルリア美術の傑作として知られています。
アッピア街道(街道の女王)(No.60)
アッピア街道は、古代ローマ時代に建設された重要な軍用道路であり、「街道の女王」と称されています。紀元前312年に建設が開始された、ローマから南イタリアのブリンディジまでを結ぶ幹線道路です。
カンパニア州
カンパニア州は、イタリア南部に位置し、州都はナポリです。美しい海岸線、古代遺跡、豊かな食文化で知られています。
ナポリの歴史地区(No.11)
古代ギリシャ、ローマ、中世、ルネサンス、バロックなど、多様な時代の文化が融合しています。迷路のような入り組んだ路地や広場、教会、宮殿など、見どころが豊富です。
カゼルタの18世紀の王宮と庭園、ヴァンヴィテッリの水道橋とサン・レウチョの関連遺産(No.18)
「カゼルタの18世紀の王宮と庭園、ヴァンヴィテッリの水道橋とサン・レウチョの関連遺産」は、イタリアのカンパニア州にある世界遺産です。18世紀に建てられた壮大なカゼルタ王宮を中心に、庭園、水道橋、そして絹織物工場があったサン・レウチョの集落が一体となっています。
ポンペイ、ヘルクラネウム及びトッレ・アンヌンツィアータの考古地区(No.23)
「ポンペイ、ヘルクラネウム及びトッレ・アンヌンツィアータの考古地区」は、ヴェスヴィオ山の噴火で埋没した古代ローマ都市の遺跡です。当時の人々の生活を今に伝え、1997年にユネスコ世界遺産に登録されました。
アマルフィ海岸(No.24)
アマルフィ海岸は、イタリア南部のカンパニア州にある美しい海岸線です。断崖絶壁にカラフルな家々が立ち並ぶ美しい景観が特徴です。
チレント・ディアーノ渓谷国立公園及び遺跡群と修道院(No.30)
古代ギリシャ時代や中世の重要な歴史を伝える文化的景観が評価されています。公園内には、パエストゥムとヴェーリアの古代遺跡群や、パドゥーラのカルトジオ修道院などが含まれます。
イタリアのロンゴバルド族:権勢の足跡 (568-774年)(No.46)
「イタリアのロンゴバルド族:権勢の足跡(568-774年)」は、ロンゴバルド王国時代の建造物や遺跡などを対象とするユネスコの世界遺産です。イタリア各地に残るロンゴバルド族の建造物は、古代ローマ、キリスト教、ゲルマンの文化が融合した独特の芸術様式を示しています。
アッピア街道(街道の女王)(No.60)
アッピア街道は、古代ローマ時代に建設された重要な軍用道路であり、「街道の女王」と称されています。紀元前312年に建設が開始された、ローマから南イタリアのブリンディジまでを結ぶ幹線道路です。
プッリャ州
プッリャ州は、イタリア南東部に位置し、ブーツの形をしたイタリア半島の「かかと」にあたる地域です。美しい海岸線、歴史的な街並み、そして豊かな食文化で知られています。
カステル・デル・モンテ(No.14)
カステル・デル・モンテは、13世紀に神聖ローマ皇帝フリードリヒ2世によって建てられた八角形の城です。数学的な均衡と調和を追求した独特な設計が特徴で、1996年にユネスコの世界遺産に登録されました。
アルベロベッロのトゥルッリ(No.15)
白い壁と円錐形の屋根を持つ独特の家屋群で、1996年にユネスコの世界遺産に登録されました。トゥルッリは、先史時代から伝わる伝統的な建築様式で、石灰岩を積み上げて作られています。おとぎ話に出てくるような可愛らしい景観が特徴で、多くの観光客を魅了しています。
イタリアのロンゴバルド族:権勢の足跡 (568-774年)(No.46)
「イタリアのロンゴバルド族:権勢の足跡(568-774年)」は、ロンゴバルド王国時代の建造物や遺跡などを対象とするユネスコの世界遺産です。イタリア各地に残るロンゴバルド族の建造物は、古代ローマ、キリスト教、ゲルマンの文化が融合した独特の芸術様式を示しています。
バジリカータ州
バジリカータ州は、イタリア南部に位置し、ティレニア海とイオニア海に面した自然豊かな州です。
マテーラの洞窟住居サッシと岩窟教会公園(No.8)
石灰岩の渓谷に掘られた洞窟住居「サッシ」と、岩窟教会群が特徴です。古代から人が住み続け、独特の景観と歴史的価値が評価されています。
アッピア街道(街道の女王)(No.60)
アッピア街道は、古代ローマ時代に建設された重要な軍用道路であり、「街道の女王」と称されています。紀元前312年に建設が開始された、ローマから南イタリアのブリンディジまでを結ぶ幹線道路です。
シチリア州
シチリア州は、イタリア半島南部に位置する地中海の島で、豊かな歴史と文化、美しい自然が魅力です。
アグリジェントの遺跡地域(No.25)
古代ギリシャ都市アクラガスの遺跡群で、「神殿の谷」として知られています。ドーリア式の神殿など、紀元前6世紀から5世紀にかけての遺跡が良好な状態で残っています。
ヴィッラ・ロマーナ・デル・カサーレ(No.26)
ヴィッラ・ロマーナ・デル・カサーレは、イタリア・シチリア島にある古代ローマ時代の別荘遺跡です。3世紀後半から4世紀前半に建てられたと考えられています。広大な敷地内には、美しいモザイク画が数多く残されており、当時の貴族の生活様式を垣間見ることができます。
特に、ビキニ姿の女性を描いた「ビキニの女性の部屋」や、動物の狩猟を描いた「大狩猟の回廊」などが有名です。
エオーリエ諸島(No.34)
エオーリエ諸島は、イタリアのシチリア島北方に位置する火山群島です。7つの主要な島々から成り、火山活動によって形成された独特の景観が特徴です。
ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の都市景観群(シチリア島南東部)(No.36)
「ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の都市景観群」は、イタリアのシチリア島南東部に位置する世界遺産です。1693年の大地震後に再建された8つの都市で、後期バロック様式の美しい建築物群が特徴です。
シラクサとパンタリカの岩壁墓地遺跡(No.41)
「シラクサとパンタリカの岩壁墓地遺跡」は、イタリアのシチリア島にある世界遺産です。古代ギリシャ都市シラクサの遺跡と、青銅器時代の岩壁墓地パンタリカが対象です。
エトナ山(No.49)
エトナ山は、イタリア・シチリア島にあるヨーロッパ最大の活火山です。標高は3,300mを超え、活発な火山活動を続けています。周辺には肥沃な土地が広がり、ブドウや果樹の栽培が盛んです。
パレルモのアラブ=ノルマン様式の建造物群とモンレアーレの大聖堂(No.51)
「パレルモのアラブ=ノルマン様式の建造物群とモンレアーレの大聖堂」は、イタリアのシチリア島にある世界遺産です。12世紀のノルマン王国のシチリア統治時代に建てられた教会や宮殿など9か所が対象です。アラブ、ビザンチン、ノルマンの文化が融合した独特の建築様式が特徴です。
サルデーニャ州
サルデーニャ州は、イタリア半島西部に位置する地中海に浮かぶ島です。地中海で2番目に大きな島で、美しい海岸線と豊かな自然が魅力です。独自の文化と歴史を持ち、古代ヌラーゲ文明の遺跡が残っています。
バルーミニのスー・ヌラージ(No.27)
「バルーミニのスー・ヌラージ」は、イタリアのサルデーニャ島にある世界遺産です。紀元前15世紀から紀元前6世紀にかけて栄えたヌラーゲ文明の遺跡です。ヌラーゲと呼ばれる巨石を用いた独特の塔状の建造物が残っています。
まとめ
イタリアにある世界遺産一覧【2024年最新版】をご紹介しました。韓国のどの地域に多くの遺産があるのか、登録された世界遺産の歴史的な背景・概要を知り、旅をすることであなたの旅がより充実することを切に願っています。今まであまり旅行に行ったことが無いという方、気になる世界遺産はあったでしょうか?
旅行することで様々な経験が出来て、人生が豊かになることでしょう。思い立ったら、興味の沸く場所に足を運んでみてはいかがでしょうか。
世界遺産に興味を持たれた方は、世界遺産検定に挑戦してみてはいかがでしょうか。
世界遺産検定公式HP






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