スイスの世界遺産一覧【2024年最新版】です。世界遺産の概要とスイスのどの地域に多くの遺産があるのか、登録された世界遺産の概要について紹介します。スイスに存在する世界遺産の歴史的な背景を知り、旅をすることであなたの旅がより充実するでしょう。旅行の計画に役立つことを切に願っています。

No. | 登録名 | 登録年 | 所在地 | 登録基準 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ザンクト・ガレン修道院 | 1983年 | ザンクト・ガレン州 | (2),(4) | |
2 | ミュスタイアのベネディクト会聖ヨハネ修道院 | 1983年 | グラウビュンデン州 | (3) | |
3 | ベルン旧市街 | 1983年 | ベルン州 | (3) | |
4 | ベリンツォーナ旧市街の3つの城と防壁・城壁群 | 2000年 | ティチーノ州 | (4) | |
5 | スイスアルプス ユングフラウ-アレッチ | 2001年 | ベルン州、ヴァレー州 | (7), (8), (9) | 自然遺産 |
6 | サン・ジョルジョ山 | 2003年 | ティチーノ州 | (8) | 自然遺産 |
7 | ラヴォーのブドウ段々畑 | 2007年 | ヴォー州 | (3), (4), (5) | |
8 | レーティッシュ鉄道アルブラ線・ベルニナ線と周辺の景観 | 2008年 | グラウビュンデン州 | (2), (4) | |
9 | カルパティア山脈とヨーロッパ各地の古代及び原生ブナ林 | 2007年 | ソロトゥルン州、ティチーノ州 | (9) | 自然遺産 |
10 | スイスの活発な地殻変動地域サルドナ | 2008年 | グラールス州、ザンクト・ガレン州、グラウビュンデン州 | (8) | 自然遺産 |
11 | ラ・ショー=ド=フォンとル・ロックル、時計製造業の都市計画 | 2009年 | ヌーシャテル州 | (4) | |
12 | アルプス山脈周辺の先史時代の杭上住居群 | 2011年 | チューリッヒ州、トゥールガウ州、ヴォー州 | (4), (5) | |
13 | ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献 | 2016年 | ヴォー州 | (1), (2), (6) | イムーブル・クラルテはジュネーヴ、レマン湖畔の小さな家はコルソー・シュル・ヴヴェイ |
チューリッヒ州
スイス北部に位置する、経済・文化の中心地。チューリッヒ湖畔に州都チューリッヒを擁し、金融、産業が非常に発展しています。交通の要衝でもあり、ドイツ語圏に属します。
アルプス山脈周辺の先史時代の杭上住居群(No.12)
アルプス地方の湖や湿地に残る、紀元前5000年〜500年に築かれた杭上住居群の遺跡です。農業革命期のヨーロッパにおける人類の居住や暮らしを伝える貴重な証拠として、世界遺産に登録されています。スイスだけでなく、ドイツ、フランス、イタリア、オーストリア、スロベニアにまたがっています。
トゥールガウ州
スイス北東部に位置し、ボーデン湖(コンスタンツ湖)に面する州。ブドウや果樹栽培が盛んで、「リンゴの州」として知られています。平坦な地形が多く、農業が主要産業です。ドイツ語圏に属し、州都はフラウエンフェルトです。
アルプス山脈周辺の先史時代の杭上住居群(No.12)
アルプス地方の湖や湿地に残る、紀元前5000年〜500年に築かれた杭上住居群の遺跡です。農業革命期のヨーロッパにおける人類の居住や暮らしを伝える貴重な証拠として、世界遺産に登録されています。スイスだけでなく、ドイツ、フランス、イタリア、オーストリア、スロベニアにまたがっています。
ザンクト・ガレン州
スイス北東部に位置し、ボーデン湖にも面する州。世界遺産のザンクト・ガレン修道院が有名で、歴史ある繊維産業や刺繍で知られます。山岳地帯も広がり、多様な景観を楽しめます。
ザンクト・ガレン修道院(No.1)
スイス北東部ザンクト・ガレン州に位置する世界遺産。中世ヨーロッパの「知の聖地」として栄え、特に付属図書館はロココ様式の傑作で、数多くの貴重な写本や古書を所蔵しています。18世紀に改築されたバロック様式の大聖堂も必見です。
スイスの活発な地殻変動地域サルドナ(No.10)
スイス東部に広がる、世界遺産にも登録されたアルプス造山活動の典型例を示す地域です。アフリカ大陸プレートとヨーロッパプレートの衝突によって形成された大規模な衝上断層が特徴で、地球の地殻変動を学べる貴重な場所として知られています。
グラールス州
スイス東部の山岳州で、州都もグラールス。州内で直接民主制の「ランツゲマインデ(青空州民集会)」が今も行われていることで有名です。世界遺産「スイスの活発な地殻変動地域サルドナ」の一部を含みます。
スイスの活発な地殻変動地域サルドナ(No.10)
スイス東部に広がる、世界遺産にも登録されたアルプス造山活動の典型例を示す地域です。アフリカ大陸プレートとヨーロッパプレートの衝突によって形成された大規模な衝上断層が特徴で、地球の地殻変動を学べる貴重な場所として知られています。
ヌーシャテル州
スイス西部のフランス語圏に位置し、ヌーシャテル湖畔に広がる州。精密時計産業が盛んで、ラ・ショー=ド=フォンとル・ロックルの都市計画は世界遺産です。美しい湖やジュラ山脈の自然も楽しめます。
ラ・ショー=ド=フォンとル・ロックル、時計製造業の都市計画(No.11)
オークランド諸島、キャンベル諸島、アンティポデス諸島、バウンティ諸島、スネアーズ諸島を含む5つの島群からなる。固有種の鳥類や植物が多く生息し、特に海鳥やペンギンの繁殖地として国際的に重要です。手つかずの自然が残る地域として評価されています。
ヴォー州
スイス西部に位置する、フランス語圏最大の州。レマン湖畔に広がるラヴォーのブドウ段々畑は世界遺産で、景観の美しさで知られます。州都はローザンヌで、オリンピック発祥の地でもあります。
ラヴォーのブドウ段々畑(No.7)
スイス南西部、レマン湖の北岸に広がる、800年以上続くブドウ栽培の歴史を伝える世界遺産。湖面と日差し、そして石垣が織りなす独自のテロワールが、優れたワインを生み出しています。壮大な景観と伝統的な農業が評価されています。
ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-(イムーブル・クラルテ、レマン湖畔の小さな家)(No.13)
近代建築の巨匠、ル・コルビュジエが世界各地に設計した作品群の一部。スイスにある「イムーブル・クラルテ」と「レマン湖畔の小さな家」は、彼の提唱した近代建築の五原則を具現化し、20世紀の建築に大きな影響を与えたとして世界遺産に登録されています。
ソロトゥルン州
スイス中央部に位置し、ジュラ山脈の南麓に広がる州です。州都ソロトゥルンは、スイス唯一のバロック様式都市として知られ、聖ウルセン大聖堂が有名です。農業も盛んで、自然と歴史が調和した地域です。
カルパティア山脈とヨーロッパ各地の古代及び原生ブナ林(No.9)
ヨーロッパ18カ国にまたがる広大な世界遺産で、氷期以降のブナ林の拡大過程を示す貴重な自然林です。スイス国内では、ソロトゥルン州とティチーノ州のブナ林が登録されており、その生態学的価値が評価されています。
ベルン州
スイス中央部に位置し、広大な面積を持つ州です。連邦の首都ベルンを擁し、旧市街は世界遺産に登録されています。美しい山岳地帯が広がり、ユングフラウ-アレッチの世界遺産の一部も含まれる自然豊かな地域です。
ベルン旧市街(No.3)
スイスの首都ベルンの旧市街は、アーレ川に囲まれた中世の街並みがそのまま残る世界遺産。石畳の通り、美しい噴水、そして毎正時に動く仕掛け時計で有名な時計塔が特徴です。アーケードが続く商店街も魅力的で、歴史と活気が共存しています。
スイスアルプス ユングフラウ-アレッチ(No.5)
スイスアルプス中央部に広がる、ヨーロッパ最大級の氷河地帯を含む自然遺産。ユングフラウ、メンヒ、アイガーなどの名峰と、全長約23kmのアレッチ氷河が織りなす壮大な景観が特徴です。地球の気候変動を研究する上でも貴重な場所とされています。
グラウビュンデン州
スイス南東部にある国内最大の州。山岳地帯が広がり、ダボスやサン・モリッツなどの高級リゾート地を擁します。ドイツ語、イタリア語、ロマンシュ語が話される多言語州で、世界遺産「レーティッシュ鉄道」もあります。
ミュスタイアのベネディクト会聖ヨハネ修道院(No.2)
スイス南東部、グラウビュンデン州の谷間にある修道院。8世紀に創建され、保存状態の良好なカロリング様式の建築と9世紀の貴重なフレスコ画が特徴。中世初期のキリスト教美術を知る上で重要な世界遺産です。
レーティッシュ鉄道アルブラ線・ベルニナ線と周辺の景観(No.8)
スイス東部のグラウビュンデン州とイタリアを結ぶ鉄道で、アルプスの険しい地形に溶け込むように建設されました。ラントヴァッサー橋やブルージオのループ橋など、革新的な土木技術と壮大な自然景観が一体となった鉄道遺産として評価されています。
スイスの活発な地殻変動地域サルドナ(No.10)
スイス東部に広がる、世界遺産にも登録されたアルプス造山活動の典型例を示す地域です。アフリカ大陸プレートとヨーロッパプレートの衝突によって形成された大規模な衝上断層が特徴で、地球の地殻変動を学べる貴重な場所として知られています。
ヴァレー州
スイス南西部に位置し、マッターホルンなどの名峰がそびえる山岳州です。ツェルマットをはじめとする世界的な山岳リゾートを有し、雄大なアルプス風景が広がります。フランス語圏とドイツ語圏の両方を含み、ワイン生産も盛んです。「スイスアルプス ユングフラウ-アレッチ」の一部が世界遺産です。
レーティッシュ鉄道アルブラ線・ベルニナ線と周辺の景観(No.8)
スイス東部のグラウビュンデン州とイタリアを結ぶ鉄道で、アルプスの険しい地形に溶け込むように建設されました。ラントヴァッサー橋やブルージオのループ橋など、革新的な土木技術と壮大な自然景観が一体となった鉄道遺産として評価されています。
ティチーノ州
ティチーノ州はスイス最南部に位置し、唯一のイタリア語圏の州です。温暖な気候でヤシの木が見られるなど、イタリア文化の影響が色濃く残ります。州都はベリンツォーナで、その城塞群は世界遺産に登録されています。
ベリンツォーナ旧市街の3つの城と防壁・城壁群(No.4)
スイス南部のティチーノ州州都ベリンツォーナに位置する世界遺産。丘の上にそびえるカステル・グランデ、モンテベッロ城、サッソ・コルバーロ城の3つの城と、それらを結ぶ堅固な防壁が中世の防衛建築の傑作として評価されています。
サン・ジョルジョ山(No.6)
スイス最南部のティチーノ州とイタリアにまたがる、標高1,097mの山です。約2億4千万年前の三畳紀の海洋生物化石が非常に豊富に産出されることで知られ、古代の海の生態系を解明する上で極めて重要な世界遺産です。
カルパティア山脈とヨーロッパ各地の古代及び原生ブナ林(No.9)
ヨーロッパ18カ国にまたがる広大な世界遺産で、氷期以降のブナ林の拡大過程を示す貴重な自然林です。スイス国内では、ソロトゥルン州とティチーノ州のブナ林が登録されており、その生態学的価値が評価されています。
まとめ
ニュージーランドにある世界遺産一覧【2024年最新版】をご紹介しました。ニュージーランドのどの地域に多くの遺産があるのか、登録された世界遺産の歴史的な背景・概要を知り、旅をすることであなたの旅がより充実することを切に願っています。今まであまり旅行に行ったことが無いという方、気になる世界遺産はあったでしょうか?
旅行することで様々な経験が出来て、人生が豊かになることでしょう。思い立ったら、興味の沸く場所に足を運んでみてはいかがでしょうか。
世界遺産に興味を持たれた方は、世界遺産検定に挑戦してみてはいかがでしょうか。
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