「南半球を制する者は、世界一周を制す」と言っても過言ではありません。
北半球の主要都市を繋ぐルートに比べ、南半球メインのルートは便数が限られ、航空券のルールが複雑になりがちです。しかし、南米の絶景、アフリカの大自然、オセアニアの開放感を一度に味わえるのは、南半球ルートだけの特権です。
2026年最新の航空事情を踏まえ、南半球を舞台にした世界一周ルートの組み方を徹底解説します。
なぜ「南半球ルート」は組むのが難しいのか?
北半球(ロンドン、ニューヨーク、東京など)には無数の直行便がありますが、南半球の各大陸を横断するフライトは極めて限定的です。
「横」の移動が最大の難関
南アフリカ(ヨハネスブルグ)から南米(サンティアゴ)へ、あるいはオーストラリア(シドニー)から南米へ。これらの「南々航路」は運行している航空会社が少なく、座席の争奪戦となります。2026年現在は、以下の3つの主要な「南回りゲートウェイ」を理解することがスタート地点です。
- シドニー / オークランド ⇔ サンティアゴ(南太平洋越え)
- ヨハネスブルグ ⇔ サンパウロ(南大西洋越え)
- パース ⇔ ヨハネスブルグ(インド洋越え)
アライアンス選び:南半球最強は「ワンワールド」
南半球ルートを組む上で、アライアンス選びは運命を分けます。結論から言うと、ワンワールド(oneworld)が圧倒的に有利です。
ワンワールドが最強である理由
- カンタス航空: オーストラリア国内およびオセアニア〜南米・アフリカ路線の要。
- LATAM航空(提携): 南米国内を網羅。ワンワールドの世界一周航空券なら、イースター島などへの接続も(別切りを組み合わせつつ)検討しやすい。
- カタール航空: ドーハ経由でアフリカ・南米・オセアニアすべてに強力なコネクションを持つ。
スターアライアンスの活用法
スターアライアンスも、南アフリカ航空(SAA)やエチオピア航空を活用することでアフリカ路線には強いですが、南太平洋(オセアニア〜南米)の横移動が弱いため、北半球を一度経由するルートになりがちです。
世界一周は、ルート作成の段階からすでに始まっています。
試行錯誤して時間を浪費する前に、まずはプロの視点を取り入れて、最高の旅程を一緒に作り上げませんか?
「まだ具体的な日程は決まっていないけれど、夢を実現させたい」という方の相談も大歓迎です。以下の記事も参考にして下さい。
【実録】JALマイルも貯まる!ワンワールド世界一周航空券を120%使い倒すルート作成術
【2026年式】南半球一周の理想的なモデルルート
2026年の最新ダイヤに基づいた、無駄のない南半球特化型ルートを紹介します。
ルート案:3大陸・絶景凝縮プラン
- 東京 → シドニー(JAL/カンタス)
- シドニー → ウルル(エアーズロック) → パース(カンタス)
- パース → ヨハネスブルグ(南アフリカ航空 or カンタス)
- ヨハネスブルグ → ビクトリアフォールズ → ケープタウン(クルラ/エアリンク等)
- ケープタウン → サンパウロ(ラタム航空 or 南アフリカ航空)
- サンパウロ → イグアスの滝 → サンティアゴ(ラタム航空)
- サンティアゴ → オークランド → 東京(ラタム/ニュージーランド航空/JAL)
【このルートのポイント】 南回りの「横移動」をすべて直行便、または最小限の乗り継ぎで繋いでいます。北半球の冬(12月〜2月)に出発すれば、全行程を最高の「夏」の気候で楽しむことができます。
南半球ルートを組む際の「5つの鉄則」
「逆走」と「戻り」に注意
世界一周航空券には「東回り」または「西回り」の一方向に進むという大原則があります。南半球では大陸間の距離が長いため、一度通り過ぎた都市に戻るのが非常に困難です。地図を広げ、反時計回り(西回り)または時計回り(東回り)を厳格に守りましょう。
南極付近のフライトは「右側の窓」を狙う
シドニーからサンティアゴへのフライトなどは、天候が良ければ南極大陸の端が見えることがあります。進行方向に対してどちら側に大陸が見えるかを座席指定前にチェックしましょう。
燃油サーチャージ対策
南半球の航空会社(特にカンタスやLATAM)は、2026年も独自の燃油価格設定を持っています。世界一周航空券全体をどの会社で発券するかによって、最終的な支払額が15万円以上変わることがあります。燃油代のかからない「アメリカン航空」などを発券会社に選ぶのが裏技です。
地上移動(サーフェス)を使いこなす
例えば「ケープタウンまで飛んで、そこからナミビアを陸路で縦断し、ヨハネスブルグから飛ぶ」といった地上移動を組み込むことで、区間制限(最大16区間など)を節約しつつ、より深い旅が可能です。
季節の逆転を味方につける
日本の夏に「南半球の冬」へ行くのも一興です。アフリカのサファリは冬(乾季)のほうが動物が集まりやすく、観光に適しています。自分の見たい景色が「いつ」ベストなのかを確認してください。
南半球ルートの「落とし穴」と解決策
エラー:特定の区間だけ空席がない
南太平洋越え(シドニー〜サンティアゴ)などは週数便しかない場合もあり、ここが埋まるとルート全体が崩壊します。
- 解決策: 出発の300日以上前にこの「最難関区間」をまず押さえる。または、どうしても空席がない場合は、北半球(ロサンゼルスなど)を一度経由するルートへ切り替える柔軟性を持ちましょう。
エラー:総移動距離が上限を超える
南半球は一つひとつの移動距離が長いため、スターアライアンスなどの「距離制」航空券では、あっという間に上限マイル(34,000マイルなど)に達してしまいます。
- 解決策: 大陸数をベースにするワンワールド・エクスプローラーに変更するか、総距離にカウントされない「LCCの別切り」を途中に挟んで調整します。
まとめ:2026年、南の空はかつてないほど近い
2026年現在、航空各社の長距離機材(エアバスA350やボーイング787)の導入が進み、南半球同士を結ぶ超長距離便の快適性は劇的に向上しました。
- ワンワールドを軸にする
- 南回り「横の糸」を先に確保する
- 季節のベストシーズンを大陸ごとに合わせる
この3点を守れば、あなたの世界一周は、単なる移動ではなく「絶景の連続」へと変わります。
世界一周は、ルート作成の段階からすでに始まっています。
試行錯誤して時間を浪費する前に、まずはプロの視点を取り入れて、最高の旅程を一緒に作り上げませんか?
「まだ具体的な日程は決まっていないけれど、夢を実現させたい」という方の相談も大歓迎です。以下の記事も参考にして下さい。
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よくある質問


南半球ルートはいくらくらいかかりますか?
2026年の燃油代込み相場では、エコノミーで50万〜75万円、ビジネスで110万〜160万円程度です。北半球ルートより1〜2割高くなる傾向にありますが、その分、一つひとつのフライトの価値が高いのが特徴です。
治安が心配な都市(ヨハネスブルグなど)を避けるルートは?
ヨハネスブルグを通らずにアフリカを横断するのは困難ですが、空港から一歩も出ずに乗り継ぐ「トランジットのみ」に絞ればリスクは低いです。あるいは、中東(ドーハやドバイ)を経由して各大陸へ飛ぶことで、治安の不安定な地域のハブ空港を避けることができます。
南半球でLCCは使えますか?
はい。オーストラリアの「ジェットスター」や南米の「ジェットスマート」、アフリカの「セーフエアー」などが活用できます。世界一周航空券のルールに縛られず、安価なLCCを混ぜることで、コストを大幅に下げることが可能です。
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