エチオピアの世界遺産一覧【2023年最新版】

2024年2月27日

エチオピアの世界遺産一覧【2023年最新版】

 

管理人
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エチオピアの世界遺産一覧【2023年最新版】です。世界遺産の概要とエチオピアのどの地域に遺産があるのか、登録された世界遺産の概要について紹介します。エチオピアに存在する世界遺産の歴史的な背景を知り、旅をすることであなたの旅がより充実するでしょう。旅行の計画に役立つことを切に願っています。


 
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ファジル・ゲビ、ゴンダールの遺跡群
No.登録名登録年所在地登録基準備考
1ラリベラの岩の聖堂群1978年アムハラ州ラリベラ

(1), (2), (3)

 
2シミエン国立公園1978年アムハラ州

(7), (10)

自然遺産
1996年危機遺産
2017年削除
3ファジル・ゲビ、ゴンダールの遺跡群1979年アムハラ州ゴンダール(2), (3) 
アワッシュ川下流域1980年ディレ・ダワ自治区(2), (3), (4) 
5ティヤの石碑群1980年中部エチオピア州(1), (4) 
6アクスムの考古遺跡1980年ティグライ州(1), (4) 
7オモ川下流域1980年南西エチオピア諸民族州(3), (4) 
8城塞歴史都市ハラール・ジュゴル2006年ハラリ州(2), (3), (4), (5) 
9コンソの文化的景観2011年南西エチオピア諸民族州(3), (5),文化的景観

エチオピア北部から順番に紹介いたします。

ティグライ州の世界遺産

ティグライ州は、エチオピア北部に位置し、州都はメケレです。ただし、2020年から2021年にかけて、ティグライ州はエチオピア政府との対立に巻き込まれ、武力衝突が発生しています。

1.アクスムの考古遺跡
 アクスム王国の時代に建設された考古学的な遺跡です。多くの巨大な石の碑(ステラ)で知られています。これらのステラは、アクスム王国の統治者たちを称えるために建てられました。中でも最も有名なのは、アクスムのオベリスク(ステラ)で、その中でもステラ・オブ・アクスムは特に重要です。

アムハラ州の世界遺産

 

アムハラ州はエチオピア中北部に位置し、州都はバハルダールです。

1.ラリベラの岩の聖堂群
 ラリベラの岩の聖堂は、岩をくりぬいて造られた独特の建築物で、11世紀から13世紀にかけてアクスム王国の王、ラリベラ王によって建造されました。また、エチオピア正教会と深く結びついています。これらの聖堂はキリスト教徒の礼拝や行事に使用されており、エチオピア正教会の中で特に重要な場所となっています。

2.シミエン国立公園
 シミエン国立公園には、様々な野生生物が生息しています。エチオピアオオカミ、ワリアイブック、エチオピアゲルダブー(ゲルダプ)など、固有の種も観察できます。

3.ファジル・ゲビ、ゴンダールの遺跡群
 ファシル・ゲビは、17世紀初頭にエチオピアの帝国の首都として建設されました。この遺跡群は、ゴンダール王国の時代に建てられた城や宮殿からなります。

ディレ・ダワ自治区の世界遺産

ディレ・ダワは、エチオピア東部にある第2の都市であり、一都市で独立した自治区を形成しています。ジブチ・エチオピア鉄道により首都アディスアベバやジブチ共和国の港湾都市ジブチ市と結ばれています。 ほど近い場所に世界遺産でもある古都ハラールがあり、同市へのアクセスの拠点ともなっている。

1.アワッシュ川下流域
 アワッシュ川下流域には、アワッシュ川渓谷が広がっています。この渓谷は地形が多様で、岩山、渓谷、平原が交互に広がります。サバンナ地帯やアクシュムの山々も公園内に広がっています。また、アワッシュ国立公園は、多様な生態系や野生動物が見られ、特に鳥類の種類が豊富です。

ハラリ州の世界遺産

エチオピアの東部に位置し、エチオピアの全ての州・自治区の中で面積・人口共に最小で、古都ハラールとその近郊地区だけが州域となっている。

1.城塞歴史都市ハラール・ジュゴル
 ハラールは、アフリカで最も古いイスラムの都市の一つとされています。イスラム教徒の聖地として知られ、歴史的なモスクや建造物が存在します。ハラール・ジュゴルは、独自の城壁で囲まれており、ゲートがいくつかあります。これらの城壁は、過去の攻撃から都市を守るために築かれました。

中部エチオピア州の世界遺産

2023年8月19日に南部諸民族州が改編される形で発足した。

1.ティヤの石碑群
 ティヤの石碑は、主に独特な横断面を持つ立方体状の石で構成されています。これらの石碑は紀元前12世紀から紀元前14世紀頃のものとされています。

南西エチオピア諸民族州の世界遺産

 

エチオピア南西部に位置し、2021年11月23日に発足したエチオピア11番目の州で、住民投票によって南部諸民族州から分離した。

1.オモ川下流域
 オモ川下流域には、オモ川周辺に住む様々な民族が居住しています。これにはオモ川流域の先住民族である「ダサネッチ族」や「ハマー族」などが含まれます。アルガデス国立公園やローワの文化的景観などが有名です。

2.コンソの文化的景観
 コンソの文化的景観は、テラス農業が広がる丘陵地帯で特徴づけられています。コンソの農民たちは、段々畑を築き、石でできた壁を造って土壌を保護し、急峻な地勢を利用して農業を行っています。コンソの村落は、独自の伝統的な建築様式で知られています。円形の石積みの家屋が密集しており、村全体が防御のために築かれた石の壁で囲まれています。これは、村を外部の脅威から守るための構造です。

まとめ

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エチオピア国旗

エチオピアにある世界遺産一覧【2023年最新版】をご紹介しました。エチオピアのどの地域に遺産があるのか、登録された世界遺産の歴史的な背景・概要を知り、旅をすることであなたの旅がより充実することを切に願っています。今まであまり旅行に行ったことが無いという方、気になる世界遺産はあったでしょうか?

旅行することで様々な経験が出来て、人生が豊かになることでしょう。思い立ったら、興味の沸く場所に足を運んでみてはいかがでしょうか。

世界遺産に興味を持たれた方は、世界遺産検定に挑戦してみてはいかがでしょうか。
世界遺産検定公式HP

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