世界遺産登録数の国別ランキング【2024年最新版】どの国が多い?

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世界遺産登録数の国別ランキング【2024年最新版】です。世界遺産登録数が世界で多い国をランキングにして紹介します。一番多い国はどこか?日本は何位にランキングされるのか?世界遺産に興味があるかたは、世界遺産が多い国を旅してみると多くの見どころがあって、旅が充実することでしょう。旅行の計画に役立つことを切に願っています。

世界遺産の基礎知識【世界遺産検定】

目次

世界遺産登録数の国別ランキング

2025年2月時点で、世界遺産登録数を国別にランキング形式で掲載しています。

世界遺産について

「地球上には、人類共通の宝として未来へと引き継ぐべきかけがえのない場所が存在します。それが、ユネスコによって認定された世界遺産です。壮大な自然が織りなす絶景から、人類の叡智が息づく歴史的建造物まで、世界遺産は私たちに深い感動と学びを与えてくれます。では、一体どの国が最も多くの世界遺産を抱え、その背景にはどのような物語があるのでしょうか?この記事では、2025年2月現在の最新データに基づき、国別の世界遺産登録数ランキングをご紹介します。このランキングを通じて、各国の豊かな多様性と、世界遺産が果たす役割について、新たな視点を発見していただけるでしょう。」

世界遺産の現状

世界遺産条締約国は195か国・世界遺産総数は1223件が登録されています。

・世界遺産登録数の総合No.1:イタリア
・文化遺産登録数No.1:イタリア
・自然遺産登録数No.1:中国
・複合遺産登録数No.1:中国とオーストラリア

<内訳>
 ・文化遺産:952件
 ・自然遺産:231件
 ・複合遺産:40件
<その他>
 ・危機遺産:55件
 ・登録を抹消された世界遺産:3件

世界遺産国別のランキング

下表は、トランス・バウンダリー・サイト(国境を越えた遺産)を含めた件数としていますので、上記の世界遺産の登録数とは一致しません。赤字は2024年に世界遺産登録された箇所を示しています。

No.順位国名合計文化遺産自然遺産複合遺産備考
11イタリア605460 
22中国5940154 
33ドイツ545130 
43フランス544473 
55スペイン504442 
66インド433571 
77メキシコ352762 
87イギリス352951 
99ロシア3221110 
1010イラン272520 
1111日本262150 
1211アメリカ2613121ハワイ

アラスカ

1313ブラジル241581サンパウロ

レンソイス

1414カナダ2210111 
1515トルコ211902 
1616オーストラリア204124オーストラリア
1717ギリシャ191702 
1818ポーランド171520 
1918ポルトガル171610 
2018チェコ171610 
2121韓国161420韓国観光
2222スウェーデン151311 
2323ベルギー151410 
2424スイス13940 
2524ペルー13922 
2624オランダ131210 
2727オーストリア121110 
2827アルゼンチン12750 
2929エチオピア12921アディスアベバ 
3029南アフリカ12741ケープタウン
3129デンマーク11830
3229ルーマニア11920
3333クロアチア10820 
3433ブルガリア10730 
3533インドネシア10640 
3636イスラエル9900 
3736キューバ9720 
3836コロンビア9621コロンビア
3936モロッコ9900 
4036チュニジア9810 
4141スリランカ8620 
4241スロバキア8620 
4341ハンガリー8710 
4441ベトナム8521 
4541ノルウェー8710 
4641ウクライナ8710 
4741ケニア8530
4841サウジアラビア8710
4941タイ8530
5050アルジェリア7601 
5150ウズベキスタン7520 
5250エジプト7610 
5350セネガル7520 
5450タンザニア7331 
5550チリ7700イースター島
5650フィンランド7610 
5750ボリビア7610 
5850ヨルダン7601
5959イラク6501 
6059カザフスタン6330 
6159シリア6600 
6259パキスタン6600 
6359フィリピン6330 
6459モンゴル6420 
6559レバノン6600 
6666アゼルバイジャン5410 
6766イエメン5410 
6866エクアドル5320キト

ガラパゴス

6966オマーン5500 
7066コートジボワール5230 
7166コンゴ5050 
7266ジンバブエ5320ビクトリアの滝
7366スロベニア5320 
7466セルビア5500 
7566トルクメニスタン5410 
7666パナマ5230パナマ

パナマ運河

7766リトアニア5500バルト三国
7866リビア5500 
7966ボスニア・ヘルツェゴビナ5320
8066パレスチナ5500
8166マレーシア5320
8282アルバニア4211 
8382カンボジア4400 
8482グアテマラ4301 
8582コスタリカ4130 
8682ジョージア4310 
8782タジキスタン4220 
8882ネパール4220 
8982ベラルーシ4310 
9082モンテネグロ4310 
9182マリ4301 
9282ブルキナファソ4310 
9393アイスランド3120 
9493アルメニア3300 
9593ウガンダ3120 
9693ウルグアイ3300 
9793キプロス3300 
9893キルギス3210 
9993スーダン3210 
10093スリナム3210 
10193ニジェール3120 
10293ニュージーランド3021 
10393バーレーン3300 
10493バングラデシュ3210 
10593ベナン3210 
10693ベネズエラ3210 
10793マダガスカル3120 
10893マルタ3300 
10993ラオス3300 
11093ラトビア3300バルト三国
111111アイルランド2200 
112111アフガニスタン2200 
113111エストニア2200バルト三国
114111カメルーン2020 
115111ガーナ2200 
116111ガボン2011 
117111ガンビア2200 
118111北朝鮮2200 
119111北マケドニア2011 
120111コンゴ共和国2020 
121111セーシェル2020 
122111チャド2011 
123111中央アフリカ2020 
124111ナイジェリア2200 
125111ナミビア2110 
126111ニカラグア2200 
127111バチカン2200 
128111ボツワナ2110 
129111ホンジュラス2110 
130111マラウイ2110 
131111ミャンマー2200 
132111モーリシャス2200 
133111モーリタニア2110 
134111ルワンダ2110 
135135アラブ首長国連邦1100 
136135アンゴラ1100 
137135アンティグア・バーブーダ1100 
138135アンドラ1100 
139135エリトリア1100 
140135エルサルバドル1100 
141135カーボベルデ1100 
142135カタール1100 
143135ギニア1010 
144135キリバス1010 
145135ザンビア1010 
146135サンマリノ1100 
147135ジャマイカ1001 
148135シンガポール1100 
149135セントクリストファー・ネイヴィ1100 
150135セントルシア1010 
151135ソロモン諸島1010 
152135トーゴ1100 
153135ドミニカ共和国1100 
154135ドミニカ国1010 
155135ハイチ1100 
156135バヌアツ1100 
157135バルバドス1100 
158135パプアニューギニア1100 
159135パラオ1001 
160135パラグアイ1100 
161135フィジー1100 
162135ベリーズ1010 
163135マーシャル諸島1100 
164135ミクロネシア連邦1100 
165135モザンビーク1100 
166135モルドバ1100 
167135ルクセンブルク1100 
168135レソト1001 
        
        

世界遺産を保有していない国

世界遺産条約を締約している195か国のうち、世界遺産を保有していない国は27か国のままである。

No.地域国名締約年暫定リスト備考
1アジア太平洋モルディブ (Maldives)1987年あり
2アジア太平洋ブータン (Bhutan)2001年あり
3 アジア太平洋サモア (Samoa)2001年あり
4アジア太平洋トンガ (Tonga)2007年あり
5アジア太平洋クック諸島 (Cook Islands)2009年あり
6アジア太平洋ブルネイ (Brunei Darussalam)2011年あり
7アジア太平洋ニウエ (Niue)2014年あり
8アジア太平洋東ティモール (Timor-Leste)2016年あり
9アジア太平洋ナウル (Nauru)2022年あり
10アジア太平洋ツバル (Tuvalu)2022年なし
11ヨーロッパモナコ (Monaco)1978年あり
12ラテンアメリカ・カリブセントルシア (Saint Lucia)1983年あり
13ラテンアメリカ・カリブセントクリストファー・ネイビス (Saint Kitts and Nevis)1986年あり
14ラテンアメリカ・カリブバハマ (Bahamas)1993年あり
15ラテンアメリカ・カリブガイアナ (Guyana)1997年あり
16ラテンアメリカ・カリブグレナダ (Grenada)2011年あり
17アラブ諸国クウェート (Kuwait)2014年あり
18アフリカギニアビサウ (Guinea-Bissau)1983年あり
19アフリカリベリア (Liberia)2002年あり
20アフリカシエラレオネ (Sierra Leone)2005年あり
21アフリカエスワティニ (Eswatini)2005年あり
22アフリカサントメ・プリンシペ (Sao Tome and Principe)2006年あり
23アフリカジブチ (Djibouti)2007年あり
24アフリカ赤道ギニア (Equatorial Guinea)2012年なし
25アフリカブルンジ (Burundi)2022年なし
26アフリカソマリア (Somalia)2023年なし
27アフリカコモロ (Comoros)2024年なし

上記のリストは、UNESCO World Heritage Centreの公式統計ページ(States Parties, Statistics)に基づいています。

世界遺産登録数国別ランキングの洞察

世界遺産登録数国別ランキングについて、深い視点で説明していきます。

上位国の背景説明:なぜ多くの世界遺産を持つのか?

世界遺産登録数の多い上位国(特にイタリアや中国)を例に、なぜこれほど多くの遺産を持つのか、その背景にある歴史的、文化的、地理的要因を簡潔に説明します。

イタリア:人類の歴史を凝縮した宝庫

イタリアが世界最多の世界遺産数を誇る理由は、その圧倒的な歴史の深さ文化的多様性にあります。

  • 古代ローマ帝国の遺産: ローマ帝国は広大な版図を支配し、その影響はヨーロッパ、北アフリカ、中東に及びました。コロッセオ、フォロ・ロマーノ、ポンペイの遺跡など、帝国の栄華を物語る多くの建造物や都市が現代に残されています。
  • ルネサンス文化の中心地: 14世紀から16世紀にかけて、フィレンツェやヴェネツィア、ローマといった都市がルネサンス文化の中心となり、レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロ、ラファエロといった巨匠たちが数々の芸術作品や建築物を生み出しました。
  • 多様な都市国家の歴史: 古代から中世にかけて、イタリア半島にはローマだけでなく、エトルリア、ギリシャ、ロンゴバルドなど、様々な民族や都市国家が独自の文化を築きました。それぞれの時代や地域で異なる文化が花開き、多様な遺産が形成されました。
  • 地理的要因: 地中海の中央に位置するという地理的特性も、多様な文化交流と発展を促し、多くの歴史的建造物や遺跡が残される要因となりました。

中国:広大な国土と悠久の歴史が育む多様性

中国がイタリアに次いで多くの世界遺産を持つのは、その広大な国土数千年にわたる悠久の歴史が大きく関係しています。

  • 多様な王朝の興亡: 紀元前から続く王朝の興亡は、万里の長城、故宮、兵馬俑など、それぞれの時代を象徴する巨大な建造物や遺跡群を生み出してきました。これらは歴代王朝の権力と文化を物語っています。
  • 豊かな自然景観: 広大な国土には、黄龍、九寨溝、張家界など、他に類を見ない壮大な自然景観が点在しています。これらは地球の地質学的歴史や生態系の多様性を示す貴重な自然遺産です。
  • 多民族・多文化の融合: 中国は多様な民族と文化が共存する国家であり、仏教、道教、儒教といった思想や、チベット文化、ウイグル文化など、様々な文化が融合し、独自の建築様式や芸術、生活様式を生み出してきました。
  • 「文明のゆりかご」としての重要性: 古代文明発祥の地の一つとして、人類の歴史における重要な発展段階を示す遺跡が数多く残されています。

地域ごとの分析:世界遺産の分布に見る特徴と傾向

世界遺産の分布は、単なる数だけでなく、それぞれの地域が持つ歴史、文化、自然環境の特性を反映しています。

ヨーロッパ・北アメリカ:文化遺産の宝庫

  • 特徴: 世界遺産総数の約半数を占め、特に文化遺産が圧倒的に多いのが特徴です。古代ギリシャ・ローマ文明、中世のキリスト教文化、ルネサンス、産業革命といった人類の重要な歴史的転換点を示す遺産が集中しています。
  • 傾向: 古い歴史を持つ都市や建築物、産業遺産が多い一方、手厚い保護体制と観光インフラが整っているため、新規登録よりも既存遺産の保全・管理が重視される傾向にあります。

アジア太平洋:多様な文化と壮大な自然の融合

  • 特徴: 文化遺産と自然遺産の両方が豊富に存在し、非常に多様性に富んでいます。東アジアの古代文明、東南アジアの多様な宗教建築、南アジアのイスラム・ヒンドゥー文化、そしてオセアニアの独特な自然景観など、地域ごとに異なる特色が見られます。
  • 傾向: 急速な経済発展に伴う観光客の増加や都市開発が課題となる一方、未登録の貴重な遺産も多く、今後も新規登録が増加する可能性が高い地域です。

アフリカ:人類の起源と多様な生態系の聖地

  • 特徴: 自然遺産と複合遺産の割合が高いのが特徴で、人類の起源に関わる遺跡や、サバンナ、熱帯雨林、砂漠といった多様な生態系が登録されています。文化的にも、古代文明(エジプト)から部族文化まで幅広い遺産があります。
  • 傾向: ポテンシャルは非常に高いものの、紛争、貧困、不法な密猟、気候変動など、遺産の保全に対する課題が山積しています。国際的な支援や協力が特に求められる地域です。

アラブ諸国:イスラム文化と古代文明の交差点

  • 特徴: 古代文明の発祥地の一つであり、メソポタミア文明、エジプト文明、レバント地域の歴史的な都市、そしてイスラム文化を象徴するモスクや宮殿など、多様な文化遺産が集中しています。
  • 傾向: 地政学的な不安定さが遺産の保全に大きな影響を与えることがあります。近年は観光開発にも力を入れており、地域の歴史的・文化的価値を再認識する動きが進んでいます。

ラテンアメリカ・カリブ:先住民文化と植民地時代の遺産、そして豊かな自然

  • 特徴: 先住民文明の巨大な遺跡群(例:マチュ・ピチュ、チチェン・イッツァ)、ヨーロッパの植民地時代に建設された歴史的な都市や教会群、そしてアマゾンやガラパゴス諸島などの豊かな自然遺産がバランスよく分布しています。
  • 傾向: 観光業の発展とともに世界遺産の価値が見直されており、地域コミュニティとの連携による遺産保護の取り組みが活発化しています。

まとめ

「国別の世界遺産登録数ランキングは、それぞれの国が持つ歴史の深さ、文化の多様性、そして豊かな自然の証といえるでしょう。しかし、この数字の背後には、人類共通の遺産を守り、次世代へと繋ぐための絶え間ない努力があります。気候変動や紛争、過剰な観光開発など、世界遺産を取り巻く課題は山積しており、その保全には国際社会全体の協力が不可欠です。

私たちがこれらの遺産を訪れ、その価値を理解し、保護活動に関心を持つことが、未来永劫にわたる世界遺産の継承に繋がります。このランキングが、皆様がまだ見ぬ世界遺産への興味を掻き立て、ひいては地球の宝を守るという大きな使命について考えるきっかけとなれば幸いです。未来の世代に、この素晴らしい遺産を健全な形で手渡していくために、私たち一人ひとりができることを、今改めて問い直してみませんか。」

ポイント

世界遺産登録数を国別にランキング形式で紹介しました。

・世界遺産登録数の総合No.1:イタリア
・文化遺産登録数No.1:イタリア
・自然遺産登録数No.1:中国
・複合遺産登録数No.1:中国とオーストラリア

旅行することで様々な経験が出来て、人生が豊かになることでしょう。思い立ったら、興味の沸く場所に足を運んでみてはいかがでしょうか。

世界遺産に興味を持たれた方は、世界遺産検定に挑戦してみてはいかがでしょうか。
世界遺産検定公式HP

知床 自然遺産

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