ポルトガルの世界遺産一覧【2024年最新版】

ジェロニモス修道院

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ポルトガルの世界遺産一覧【2024年最新版】です。世界遺産の概要とポルトガルのどの地域に多くの遺産があるのか、登録された世界遺産の概要について紹介します。ポルトガルに存在する世界遺産の歴史的な背景を知り、旅をすることであなたの旅がより充実するでしょう。旅行の計画に役立つことを切に願っています。

世界遺産の基礎知識【世界遺産検定】

No.登録名登録年所在地登録基準備考
1アゾレス諸島のアングラ・ド・エロイズモの中心地区1983年アソーレス自治地域(4), (6)
2リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔1983年リスボン県(3), (6)
3バターリャ修道院1983年レイリア県(1), (2)
4トマールのキリスト教修道院1983年サンタレン県(1), (6)
5エヴォラ歴史地区1986年エヴォラ県(2), (4)
6アルコバッサ修道院1989年レイリア県(1), (4)
7シントラの文化的景観1995年リスボン県(2), (4), (5)文化的景観
8ポルト歴史地区、ルイス1世橋およびセラ・ド・ピラール修道院1996年ポルト県(4)
9コア渓谷とシエガ・ベルデの先史時代の岩絵遺跡群1998年グアルダ県(1), (3)サラマンカ県(スペイン)
10マデイラ島の照葉樹林1999年マデイラ自治地域(9), (10)自然遺産
11アルト・ドウロ・ワイン生産地域2001年グアルダ県、ブラガンサ県(3), (4), (5)
12ギマランイス歴史地区2001年ブラガ県(2), (3), (4)
13ピコ島のブドウ畑文化の景観2004年アソーレス自治地域(3), (5)文化的景観
14国境防衛都市エルヴァスとその要塞群2012年ポルタレグレ県(4)
15コインブラ大学-アルタとソフィア2013年コインブラ県(2), (4), (6)
16マフラの王家の建物‐宮殿、バシリカ、修道院、セルク庭園、狩猟公園(タパダ)2019年リスボン県(4)
17ブラガのボン・ジェズスド・モンテ聖域2019年ブラガ県(4)
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それでは、ポルトガルの西から東に向かって順番に説明します。

目次

アゾレス自治地域

アゾレス自治地域は、北大西洋に浮かぶポルトガル領の火山島群。息をのむ絶景、温暖な気候、固有の生態系が魅力。「ヨーロッパのハワイ」とも。大航海時代の中継地としての歴史を持ち、独自の文化が息づく自然豊かな場所です。海洋アクティビティも盛んです。

アゾレス諸島のアングラ・ド・エロイズモの中心地区(No.1)

大航海時代に重要な中継地として繁栄した港町。15〜19世紀の建築が残り、ゴシック、ルネサンス、バロック様式が混在する美しい街並みが特徴です。要塞や教会など歴史的建造物が多く、ユネスコ世界遺産にも登録されています。

ピコ島のブドウ畑文化の景観(No.13)

ピコ島のブドウ畑文化の景観は、火山性の黒い溶岩台地に広がる独特の景観です。風や海からの影響を防ぐために築かれた黒い石垣(currais)が、碁盤の目のように整然と並び、厳しい自然環境の中で育まれてきたブドウ栽培の歴史と人々の知恵を物語ります。その景観はユネスコ世界遺産にも登録されています。

マデイラ自治地域

大西洋に浮かぶポルトガル自治地域。温暖な気候と豊かな自然に恵まれ、「大西洋の真珠」とも称されます。特産品のマデイラワインは世界的に有名。美しい景観やハイキングコース、リゾート地としても人気があり、ヨーロッパを中心に多くの観光客が訪れます。独自の文化と歴史を持つ魅力的な島です。

マデイラ島の照葉樹林(No.10)

マデイラ島の照葉樹林(ラウリシルバ)は、ユネスコ世界遺産に登録された貴重な原生林です。常に湿った温暖な気候で育ち、月桂樹などの照葉樹が鬱蒼と茂ります。多様な動植物が生息し、太古の植生を今に伝える生きた化石とも言えるでしょう。霧に包まれることも多く、神秘的な雰囲気を醸し出しています。

リスボン県

リスボン県は、ポルトガルの首都リスボン市を含む県。政治・経済・文化の中心地であり、歴史的な建造物、美しい海岸線、活気ある都市生活が魅力です。ジェロニモス修道院やベレンの塔などの世界遺産、バイシャ地区の賑わい、アルファマ地区の古い街並みなど、多様な顔を持っています。交通の要所でもあります。

リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔(No.2)

ジェロニモス修道院は、大航海時代の富を象徴するマヌエル様式の壮麗な修道院。緻密な彫刻が施された回廊や教会は圧巻。ベレンの塔は、テージョ川河口に建つ美しい要塞。装飾的な意匠が特徴で、かつては船の監視や防衛の役割を果たしました。両者とも大航海時代の栄華を伝える世界遺産です。

シントラの文化的景観(No.7)

ポルトガルのリスボン県に位置する、宮殿や城跡、そして豊かな自然が調和した文化的景観です。王族の避暑地として栄え、ペーナ宮殿ムーアの城跡シントラ王宮など、様々な時代の建築様式が融合した独特の景観が特徴です。ロマン主義建築と庭園デザインに大きな影響を与え、世界遺産に登録されています。

マフラの王家の建物‐宮殿、バシリカ、修道院、セルク庭園、狩猟公園(タパダ)(No.17)

マフラの王家の建物は、壮大なバロック建築群。宮殿、バシリカ、修道院に加え、幾何学的なセルク庭園と広大な狩猟公園タパダが一体となっています。ジョアン5世の威光を示す豪華な建造物と自然が調和した、ポルトガル屈指の規模を誇る世界遺産です。

レイリア県

レイリア県は、美しい海岸線と内陸の自然が織りなす多様な景観が魅力。レイリア城などの歴史的な街並みに加え、世界的な巡礼地ファティマや、壮麗なアルコバッサ修道院、バターリャ修道院という二つの世界遺産を有します。豊かな自然と歴史文化が共存する地域です。

バターリャ修道院(No.3)

バターリャ修道院は、ゴシック様式とマヌエル様式が融合した、壮麗な建築美を誇る修道院です。1385年のアルジュバロータの戦いでの勝利を神に感謝するために建てられました。未完の礼拝堂や創設者の礼拝堂など、見どころが多く、ポルトガルにおけるゴシック建築の最高傑作の一つとされ、ユネスコ世界遺産に登録されています。光が差し込むステンドグラスも印象的です。

アルコバッサ修道院(No.6)

アルコバッサ修道院は、ポルトガル初期ゴシック建築の傑作。巨大なスケールと洗練されたデザインが特徴です。ペドロ1世とイネスの悲恋の石棺が安置され、歴史的にも重要。広大な敷地には当時の生活を偲ばせる施設が残ります。静謐な雰囲気が漂う世界遺産です。

ポルト県

ポルト県は、ドウロ川河口に位置し、ポルトガル第二の都市ポルトを含む県です。世界遺産の歴史地区、美しいルイス1世橋、対岸のセラ・ド・ピラール修道院など見どころが多く、ヴィーニョ・ヴェルデやポートワインの産地としても有名。活気ある都市と豊かな食文化が魅力です。

ポルト歴史地区、ルイス1世橋およびセラ・ド・ピラール修道院(No.8)

ポルト歴史地区は、ドウロ川沿いに広がるカラフルな家並みと狭い路地が織りなす美しい景観が特徴。ルイス1世橋は、二層構造の鉄橋で、その優美な姿は街のシンボルです。対岸に位置するセラ・ド・ピラール修道院からは、ポルトの街並みを一望できます。歴史と景観が調和した世界遺産です。

サンタレン県

サンタレン県は、肥沃なテージョ川流域に広がる農業が盛んな県です。中世には王国の首都が置かれたサンタレン市をはじめ、歴史的な街並みが残っています。広大な平野と豊かな自然が特徴で、ワインやオリーブオイル、果物などの生産が盛んです。伝統的な祭りや食文化も色濃く残っています。

トマールのキリスト教修道院(No.4)

トマールのキリスト教修道院は、テンプル騎士団の拠点として12世紀に創建された歴史的な修道院です。ゴシック、ロマネスク、そして独特のマヌエル様式が融合した建築美が特徴。特に、テンプル騎士団の象徴的な円形堂や、マヌエル様式の装飾が施された回廊は圧巻です。ポルトガルの歴史と芸術を象徴する世界遺産です。

コインブラ県

コインブラ県は、モンデゴ川が流れ、ポルトガル最古の大学であるコインブラ大学がある学術都市を中心とした県です。歴史的な建造物が多く残り、学生街の活気と古い街並みが調和した独特の雰囲気を持っています。フィゲイラ・ダ・フォスなどの美しい海岸線や、内陸の自然も魅力です。

コインブラ大学-アルタとソフィア(No.15)

コインブラ大学-アルタとソフィアは、ポルトガル最古の大学の中心地区。歴史的な学部が集まるアルタ地区、学生生活が息づくソフィア地区からなり、図書館ジョアニナなど歴史的建造物が点在します。学術的な伝統と若者の活気が共存し、街全体の文化と景観を形成する世界遺産です。

エヴォラ県

エヴォラ県は、広大なアレンテージョ地方に位置し、世界遺産のエヴォラ歴史地区を擁する県です。肥沃な大地が広がり、コルクガシの森やオリーブ畑、ブドウ畑など、のどかな田園風景が特徴。先史時代の遺跡やローマ時代の遺構も多く残り、歴史と自然が豊かな地域です。ワインやオリーブオイルなどの特産品も知られています。

エヴォラ歴史地区(No.5)

エヴォラ歴史地区は、ローマ時代から続く歴史を持つ古都。保存状態の良い古代ローマ神殿、ゴシック様式のエヴォラ大聖堂、白壁の美しい家々が迷路のように続く旧市街が特徴です。ルネサンス様式の噴水やマヌエル様式の装飾も見られ、様々な時代の建築が共存する魅力的な世界遺産です。

ポルタレグレ県

ポルタレグレ県は、アレンテージョ地方北部に位置し、スペインとの国境に接する内陸の県です。起伏のある地形と豊かな自然が特徴で、マロヴァン自然公園などの自然保護区があります。中世の城塞都市マルヴァオンをはじめ、歴史的な村々が点在し、静かで落ち着いた雰囲気が漂います。コルクガシの生産も盛んです。

国境防衛都市エルヴァスとその要塞群(No.14)

国境防衛都市エルヴァスとその要塞群は、ポルトガル東部、スペイン国境近くに位置する堅固な要塞都市です。星形の巨大な城壁に囲まれ、複数の砦や軍事施設が連携して強固な防御システムを構築しています。長年の国境紛争の歴史を物語る、保存状態の良い軍事建築群としてユネスコ世界遺産に登録されています。

プラガ県

ブラガ県は、ポルトガル北部に位置し、宗教的な中心地ブラガ市を擁する歴史ある地域です。国内最古の都市の一つであり、壮麗な教会や歴史的建造物が数多く残っています。ヴィーニョ・ヴェルデの産地としても知られ、豊かな自然と伝統文化が魅力です。活気ある学生街の雰囲気も持ち合わせています。

ギマランイス歴史地区(No.12)

ギマランイス歴史地区は、「ポルトガル発祥の地」とされる歴史的な街。中世の面影を色濃く残す美しい街並みが特徴で、堂々としたギマランイス城やブラガンサ公爵館などの歴史的建造物が点在します。石畳の道や趣のある広場が、古都の雰囲気を醸し出し、ユネスコ世界遺産にも登録されています。

ブラガのボン・ジェズス・ド・モンテ聖域(No.17)

ブラガのボン・ジェズス・ド・モンテ聖域は、丘の上に立つ美しい教会とその教会へと続く壮大なバロック様式の階段が特徴的な巡礼地です。階段には、人間の五感やキリスト教の徳を表す噴水や彫像が配置され、信仰の道筋を象徴しています。自然と建築美が融合した景観は素晴らしく、2019年にはユネスコ世界遺産にも登録されました。ケーブルカーでもアクセス可能です。

グアルダ県

グアルダ県は、ポルトガル内陸部の山岳地帯に位置し、標高が高く冷涼な気候が特徴です。自然豊かなセラ・ダ・エストレーラ自然公園を有し、冬には雪景色が広がります。中世の城塞都市グアルダを中心に、歴史的な村々や温泉地が点在。手つかずの自然と歴史的な景観が魅力の地域です。

コア渓谷とシエガ・ベルデの先史時代の岩絵遺跡群(No.9)

ポルトガルのコア渓谷(グアルダ県)とスペインのシエガ・ベルデ(サラマンカ県)にまたがる、旧石器時代の岩絵遺跡群です。主に動物が描かれており、屋外にこれほど大規模な岩絵が残されているのは珍しく、当時の人類の芸術活動と生活を伝える貴重な史料として世界遺産に登録されています。

アルト・ドウロ・ワイン生産地域(No.11)

アルト・ドウロ・ワイン生産地域は、ドウロ川沿いの急峻な斜面に広がる、世界的に有名なポートワインの産地です。段々畑が織りなす独特の景観は美しく、厳しい自然環境の中で高品質なブドウが栽培されています。数世紀にわたる伝統的なワイン造りの技術と文化が息づく、ユネスコ世界遺産です。

ブラガンサ県

ブラガンサ県は、ポルトガル北東部に位置し、スペインと国境を接する内陸の県です。手つかずの自然が広がり、モンテジーニョ自然公園などの自然保護区を有します。中世の面影を残すブラガンサ市を中心に、歴史的な村々や伝統的な文化が息づいています。冷涼な気候と豊かな自然が特徴の地域です。

アルト・ドウロ・ワイン生産地域(No.11)

アルト・ドウロ・ワイン生産地域は、ドウロ川沿いの急峻な斜面に広がる、世界的に有名なポートワインの産地です。段々畑が織りなす独特の景観は美しく、厳しい自然環境の中で高品質なブドウが栽培されています。数世紀にわたる伝統的なワイン造りの技術と文化が息づく、ユネスコ世界遺産です。

まとめ

ポルトガルにある世界遺産一覧【2024年最新版】をご紹介しました。ポルトガルのどの地域に多くの遺産があるのか、登録された世界遺産の歴史的な背景・概要を知り、旅をすることであなたの旅がより充実することを切に願っています。今まであまり旅行に行ったことが無いという方、気になる世界遺産はあったでしょうか?

旅行することで様々な経験が出来て、人生が豊かになることでしょう。思い立ったら、興味の沸く場所に足を運んでみてはいかがでしょうか。

世界遺産に興味を持たれた方は、世界遺産検定に挑戦してみてはいかがでしょうか。
世界遺産検定公式HP

ジェロニモス修道院

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