ドイツの世界遺産一覧【2024年最新版】です。世界遺産の概要とドイツのどの地域に多くの遺産があるのか、登録された世界遺産の概要について紹介します。ドイツに存在する世界遺産の歴史的な背景を知り、旅をすることであなたの旅がより充実するでしょう。旅行の計画に役立つことを切に願っています。

No. | 登録名 | 登録年 | 所在地 | 登録基準 | 備考 |
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1 | アーヘン大聖堂 | 1978年 | ノルトライン=ヴェストファーレン州 | (1),(2),(4),(6) | |
2 | シュパイヤー大聖堂 | 1981年 | ラインラント=プファルツ州 | (2) | |
3 | ヴュルツブルク司教館、その庭園群と広場 | 1981年 | バイエルン州 | (1), (4) | |
4 | ヴィースの巡礼教会 | 1983年 | バイエルン州 | (1),(3) | |
5 | ブリュールのアウグストゥスブルク城と別邸ファルケンルスト | 1984年 | ノルトライン=ヴェストファーレン州 | (2), (4) | |
6 | ヒルデスハイムの聖マリア大聖堂と聖ミカエル教会 | 1985年 | ニーダーザクセン州 | (1), (2), (3) | |
7 | トリーアのローマ遺跡群、聖ペテロ大聖堂及び聖母マリア教会 | 1986年 | ラインラント=プファルツ州 | (1), (3), (4), (6) | |
8 | ハンザ同盟都市リューベック | 1987年 | シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州 | (4) | |
9 | ローマ帝国の国境線 | 1987年 | ヘッセン州 | (2), (3), (4) | イギリス |
10 | ポツダムとベルリンの宮殿群と公園群 | 1990年 | ベルリン、ブランデンブルク州 | (1),(2),(4) | |
11 | ロルシュの大修道院とアルテンミュンスター | 1991年 | ヘッセン州 | (3), (4) | |
12 | ランメルスベルク鉱山、歴史都市ゴスラーとオーバーハルツ水利管理システム | 1992年 | ニーダーザクセン州 | (1), (2), (4) | |
13 | バンベルク市街 | 1993年 | バイエルン州 | (2),(4) | |
14 | マウルブロン修道院の建造物群 | 1993年 | バーデン=ヴュルテンベルク州 | (2),(4) | |
15 | クヴェートリンブルクの聖堂参事会教会、城と旧市街 | 1994年 | ザクセン=アンハルト州 | (4) | |
16 | フェルクリンゲン製鉄所 | 1994年 | ザールラント州 | (2), (4) | |
17 | メッセル採掘場の化石発掘現場 | 1995年 | ヘッセン州 | (8) | 自然遺産 |
18 | ケルン大聖堂 | 1996年 | ノルトライン=ヴェストファーレン州 | (1), (2), (4) | |
19 | デッサウ及びベルナウのバウハウスとその関連遺産群 | 1996年 | ザクセン=アンハルト州、テューリンゲン州 | (2), (4), (6) | |
20 | アイスレーベンとヴィッテンベルクにあるルター記念建造物群 | 1996年 | ザクセン=アンハルト州 | (4), (6) | |
21 | 古典主義の都ヴァイマル | 1998年 | テューリンゲン州 | (3), (6) | |
22 | ベルリンのムゼウムスインゼル(博物館島) | 1999年 | ベルリン | (2), (4) | |
23 | ヴァルトブルク城 | 1999年 | テューリンゲン州 | (3),(6) | |
24 | デッサウ・ヴェルリッツの庭園王国 | 2000年 | ザクセン=アンハルト州 | (2),(4) | |
25 | 僧院の島ライヒェナウ | 2000年 | バーデン=ヴュルテンベルク州 | (3),(4),(6) | |
26 | エッセンのツォルフェアアイン炭鉱業遺産群 | 2001年 | ノルトライン=ヴェストファーレン州 | (2),(3) | |
27 | ライン渓谷中流上部 | 2002年 | ラインラント=プファルツ州、ヘッセン州 | (2),(4),(5) | |
28 | シュトラールズント歴史地区とヴィスマール歴史地区 | 2002年 | メクレンブルク=フォアポンメルン州、 | (2), (4) | |
29 | ブレーメンのマルクト広場の市庁舎とローラント像 | 2004年 | ブレーメン | (3), (4), (6) | |
30 | ムスカウ公園 | 2004年 | ザクセン州 | (1),(4) | |
31 | レーゲンスブルクの旧市街とシュタットアムホーフ | 2006年 | バイエルン州 | (2), (3), (4) | |
32 | カルパティア山脈とヨーロッパ各地の古代及び原生ブナ林 | 2007年 | メクレンブルク=フォアポンメルン州、ブランデンブルク州、ヘッセン州、テューリンゲン州 | (9) | 自然遺産、スロバキア・ウクライナ・ドイツ・アルバニア・オーストリア・ベルギー・ブルガリア・クロアチア・イタリア・ルーマニア・スロベニア・スペイン・北マケドニア・スイス・チェコ・フランス・ポーランド・ボスニア・ヘルツェゴビナ |
33 | ベルリンのモダニズム集合住宅群 | 2009年 | ベルリン | (2), (4) | |
34 | ワッデン海 | 2009年 | シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州、ニーダーザクセン州、ハンブルク、ブレーメン | (8),(9),(10) | 自然遺産 |
35 | アルプス山脈周辺の先史時代の杭上住居群 | 2011年 | バイエルン州、バーデン=ヴュルテンベルク州 | (4), (5) | |
36 | アルフェルトのファグス工場 | 2011年 | ニーダーザクセン州 | (2), (4) | |
37 | バイロイト辺境伯歌劇場 | 2012年 | バイエルン州 | (1), (4) | オーストリア、ベルギー、チェコ、フランス、ドイツ、イタリア、イギリス |
38 | ベルクパルク・ヴィルヘルムスヘーエ | 2013年 | ヘッセン州 | (3), (4) | |
39 | コルヴァイのカロリング期ヴェストヴェルクとキウィタス | 2014年 | ノルトライン=ヴェストファーレン州 | (2), (3), (4) | |
40 | ハンブルクの倉庫街とチリハウスを含む商館街 | 2015年 | ハンブルク | (4) | |
41 | モラヴィア教会の入植地群 | 2015年 | ザクセン州 | (3), (4) | アメリカ、イギリス、デンマーク、ドイツ |
42 | ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献 | 2016年 | バーデン=ヴュルテンベルク州 | (1), (2), (6) | フランス、スイス、ベルギー、ドイツ、アルゼンチン、インド、日本 |
43 | シュヴァーベン・ジュラの洞窟群と氷河期の芸術 | 2017年 | バーデン=ヴュルテンベルク州 | (3) | |
44 | ヘーゼビューとダーネヴィアケの考古学的境界線群 | 2018年 | シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州 | (3), (4) | |
45 | ナウムブルク大聖堂 | 2018年 | ザクセン=アンハルト州 | (1), (2) | |
46 | エルツ山地(クルスナホリ)鉱業地域 | 2019年 | ザクセン州 | (2), (3), (4) | ドイツ、チェコ |
47 | アウクスブルクの水管理システム | 2019年 | バイエルン州 | (2), (4) | |
48 | ローマ帝国の国境線–ドナウのリーメス(西部分) | 2021年 | バイエルン州 | (2),(3),(4) | ドイツ、オーストリア、スロバキア |
49 | ヨーロッパの大温泉保養都市群 | 2021年 | バーデン=ヴュルテンベルク州、ラインラント=プファルツ州、バイエルン州 | (2), (3) | ドイツ・オーストリア・ベルギー・フランス・イタリア・イギリス・チェコ |
50 | ダルムシュタットのマティルデの丘 | 2021年 | ヘッセン州 | (2), (4) | |
51 | シュパイアー、ヴォルムス、マインツのユダヤ人共同体遺跡群 | 2021年 | ラインラント=プファルツ州 | (2), (3), (6) | |
52 | ローマ帝国の国境線–ゲルマニア・インフェリオルのリーメス | 2021年 | ノルトライン=ヴェストファーレン州、ラインラント=プファルツ州 | (2),(3),(4) | オランダ、ドイツ |
53 | エアフルトの中世ユダヤ人関連遺産 | 2023年 | テューリンゲン州 | (4) | |
54 | シュヴェリーンのレジデンス集合群 | 2024年 | メクレンブルク=フォアポンメルン州 | (4) |
シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州
シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州は、ドイツ最北端に位置する州で、デンマークと国境を接しています。北海とバルト海という二つの異なる海に挟まれていることが、この州の地理、気候、文化、経済に大きな影響を与えています。
ハンザ同盟都市リューベック(No.8)
シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州に位置するリューベックは、中世ハンザ同盟の盟主として北欧交易で繁栄。「ハンザの女王」と呼ばれ、ホルステン門や赤レンガのゴシック建築が往時の面影を伝える。旧市街全体が世界遺産。
ワッデン海(No.34)
ワッデン海は、オランダ、ドイツ、デンマークにまたがる北海沿岸に広がる世界最大の干潟です。潮の干満により形成された広大な干潟、砂州、塩性湿地などが特徴で、多様な動植物が生息する非常に豊かな生態系を有します。特に、年間1,000万羽を超える渡り鳥が飛来する、国際的に重要な湿地であり、ユネスコ世界自然遺産にも登録されています。
ヘーゼビューとダーネヴィアケの考古学的境界線群(No.44)
ヘーゼビューとダーネヴィアケは、ドイツ北部シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州にあるヴァイキング時代の重要な考古学的遺跡群です。ヘーゼビューは交易拠点として栄えた集落跡で、ダーネヴィアケはユトランド半島とヨーロッパ本土を隔てる大規模な防御土塁群です。これらはヴァイキング時代の経済・社会・歴史的発展を理解する貴重な証拠として世界遺産に登録されています。
メクレンブルク=フォアポンメルン州
メクレンブルク=フォアポンメルン州は、ドイツ北東部に位置し、バルト海に面しています。旧東ドイツに属した歴史を持ち、広大な湖水地方やバルト海の島々が広がる自然豊かな地域です。ドイツで最も人口密度が低い州の一つで、観光業や農業が盛んです。ロストック、シュヴェリーン(州都)、ヴィスマール、シュトラールズントなどの歴史ある港湾都市を有します。
シュトラールズント歴史地区とヴィスマール歴史地区(No.28)
メクレンブルク=フォアポンメルン州にあるシュトラールズントとヴィスマールは、中世のハンザ同盟都市として繁栄した港湾都市です。その歴史地区は、北ドイツ特有の「レンガ・ゴシック」様式の建築群(教会、市庁舎、商人館など)が良好に保存されており、バルト海地域の都市発展と文化交流を伝える貴重な証拠として、世界遺産に登録されています。
シュヴェリーンのレジデンス集合群(No.54)
シュヴェリーン湖畔にある、19世紀の歴史主義建築を代表するシュヴェリーン城を中心としたレジデンス集合群。大公の居城として、劇場や庭園、行政施設などが一体的に整備され、当時の文化と政治の中心地を示しています。
ハンブルク
ハンブルクは、ドイツ北部に位置するエルベ川沿いの自由ハンザ都市であり、それ自体が州を構成しています。ベルリンに次ぐドイツ第2の都市で、ヨーロッパ有数の巨大な港湾を擁する国際的な商業都市です。倉庫街とチリハウスを含む商館街は世界遺産にも登録されています。
ワッデン海(No.34)
ワッデン海は、オランダ、ドイツ、デンマークにまたがる北海沿岸に広がる世界最大の干潟です。潮の干満により形成された広大な干潟、砂州、塩性湿地などが特徴で、多様な動植物が生息する非常に豊かな生態系を有します。特に、年間1,000万羽を超える渡り鳥が飛来する、国際的に重要な湿地であり、ユネスコ世界自然遺産にも登録されています。
ハンブルクの倉庫街とチリハウスを含む商館街(No.40)
ハンブルクの倉庫街(シュパイヒャーシュタット)は、19世紀後半から20世紀初頭に建設された世界最大級の赤レンガ倉庫群で、運河に囲まれ独特の景観をなします。隣接する商館街(コントーアハウス地区)には、表現主義建築の傑作「チリハウス」など、国際貿易の発展を象徴する壮麗なオフィスビルが立ち並び、両者は世界遺産に登録されています。
ブレーメン
ブレーメンは、ドイツ北部に位置する都市州です。有名な「ブレーメンの音楽隊」の舞台として知られ、ヴェーザー川沿いの港湾都市として発展しました。市庁舎とローラント像は世界遺産に登録されており、中世ハンザ同盟都市の面影を残す歴史的な街並みが魅力です。
ブレーメンのマルクト広場の市庁舎とローラント像(No.29)
ブレーメンのマルクト広場にある市庁舎とローラント像は、中世のハンザ同盟都市ブレーメンの自治と独立の象徴です。15世紀初頭にゴシック様式で建てられ、17世紀にルネサンス様式に改修された市庁舎は、ドイツでも最も美しいと評される建築物。隣に立つローラント像は、自由と権利を守る伝説の騎士を象徴し、市民の誇りとして世界遺産に登録されています。
ワッデン海(No.34)
ワッデン海は、オランダ、ドイツ、デンマークにまたがる北海沿岸に広がる世界最大の干潟です。潮の干満により形成された広大な干潟、砂州、塩性湿地などが特徴で、多様な動植物が生息する非常に豊かな生態系を有します。特に、年間1,000万羽を超える渡り鳥が飛来する、国際的に重要な湿地であり、ユネスコ世界自然遺産にも登録されています。
ニーダーザクセン州
ニーダーザクセン州は、ドイツ北西部に位置する面積で国内第2位、人口で第4位の広大な州です。北は北海に面し、南はハルツ山地へと続く多様な景観を持ちます。州都ハノーファーは国際見本市で有名。フォルクスワーゲン本社や再生可能エネルギーなど、産業も盛んです。
ヒルデスハイムの聖マリア大聖堂と聖ミカエル教会(No.6)
ニーダーザクセン州ヒルデスハイムにある、ドイツ初期ロマネスク様式の傑作である2つの教会です。聖マリア大聖堂は、1000年のバラの木伝説で知られ、聖ミカエル教会は、13世紀の壮大な天井画が特徴。これらはオットー朝時代の芸術と建築の発展を示す貴重な遺産として世界遺産に登録されています。
ランメルスベルク鉱山、歴史都市ゴスラーとオーバーハルツ水利管理システム(No.12)
ニーダーザクセン州にある、ランメルスベルク鉱山、歴史都市ゴスラー、オーバーハルツ水利管理システムは、10世紀から近代まで約1000年にわたり鉱業が続いた複合的な世界遺産です。鉱山は神聖ローマ帝国の財政を支え、ゴスラーは鉱山によって繁栄した歴史都市。オーバーハルツ水利管理システムは、採掘に必要な水力供給のため、800年かけて構築された革新的な水利施設群です。これらの遺産は、鉱業と都市発展、技術革新の歴史を示す貴重な例として世界遺産に登録されています。
ワッデン海(No.34)
ワッデン海は、オランダ、ドイツ、デンマークにまたがる北海沿岸に広がる世界最大の干潟です。潮の干満により形成された広大な干潟、砂州、塩性湿地などが特徴で、多様な動植物が生息する非常に豊かな生態系を有します。特に、年間1,000万羽を超える渡り鳥が飛来する、国際的に重要な湿地であり、ユネスコ世界自然遺産にも登録されています。
アルフェルトのファグス工場(No.36)
ニーダーザクセン州アルフェルトにあるファグス工場は、建築家ヴァルター・グロピウスが初期に設計した近代モダニズム建築の傑作です。1911年に建設が始まり、ガラスのカーテンウォールなど、当時の革新的なデザインは後のバウハウスにも影響を与えました。現在も靴型工場として稼働し、機能性と美しさを両立した産業建築の発展を示す貴重な遺産として世界遺産に登録されています。
ブランデンブルク州
ブランデンブルク州は、ドイツ北東部に位置し、首都ベルリンを囲むように広がる広大な州です。旧東ドイツに属し、森と湖に恵まれた豊かな自然が特徴で、ドイツで最も人口密度が低い州の一つです。州都はポツダムで、サンスーシ宮殿をはじめとするプロイセン王家の宮殿群は世界遺産です。農業、観光業、再生可能エネルギー産業が盛んです。
ポツダムとベルリンの宮殿群と公園群(No.10)
ポツダムとベルリンにまたがる宮殿群と公園群は、プロイセン王国時代の建築と庭園芸術の傑作群です。フリードリヒ大王のサンスーシ宮殿やポツダム会談のツェツィーリエンホーフ宮殿など、多様な様式の宮殿と、それらを彩る広大な庭園が一体となり、18世紀から20世紀初頭にかけてのヨーロッパの君主制と啓蒙思想の影響を色濃く反映しています。芸術的・歴史的価値から世界遺産に登録されています。
ベルリン
ベルリンはドイツの首都であり、それ自体が都市州を構成しています。第二次世界大戦後の東西分断という複雑な歴史を持ち、ブランデンブルク門やベルリンの壁跡など、歴史的なランドマークが数多く残されています。現在は、政治、文化、科学、芸術の中心地として国際的な地位を確立し、多様な魅力を持つコスモポリタンな都市として発展を続けています。
ポツダムとベルリンの宮殿群と公園群(No.10)
ポツダムとベルリンにまたがる宮殿群と公園群は、プロイセン王国時代の建築と庭園芸術の傑作群です。フリードリヒ大王のサンスーシ宮殿やポツダム会談のツェツィーリエンホーフ宮殿など、多様な様式の宮殿と、それらを彩る広大な庭園が一体となり、18世紀から20世紀初頭にかけてのヨーロッパの君主制と啓蒙思想の影響を色濃く反映しています。芸術的・歴史的価値から世界遺産に登録されています。
ベルリンのムゼウムスインゼル(博物館島)(No.22)
ベルリンのムゼウムスインゼル(博物館島)は、シュプレー川の中州に位置する、5つの世界的に有名な博物館・美術館の複合体です。19世紀から20世紀初頭にかけて建設され、プロイセン王室のコレクションを基に発展しました。ペルガモン博物館の「ペルガモンの大祭壇」などが特に有名で、人類の文化と芸術の歴史を網羅する、ベルリンを代表する文化的中心地として世界遺産に登録されています。
ベルリンのモダニズム集合住宅群(No.33)
ベルリンのモダニズム集合住宅群は、20世紀初頭に低所得者層の住宅不足解消と住環境改善のために建設された、6つの革新的な公共集合住宅(ジードルング)の総称です。ブルーノ・タウトやヴァルター・グロピウスら著名な建築家が設計し、機能性、快適性、そして美しいデザインを兼ね備え、世界の集合住宅のあり方に大きな影響を与えたとして世界遺産に登録されています。
ザクセン=アンハルト州
ザクセン=アンハルト州は、ドイツ北東部に位置し、旧東ドイツに属した歴史を持つ州です。州都はマクデブルク。エルベ川やザーレ川が流れ、南部にはハルツ山地が広がる多様な景観を呈します。マルティン・ルターゆかりの地やバウハウス発祥の地など、重要な世界遺産が多数存在し、ドイツ史の中核をなす地域です。農業や化学工業が盛んです。
クヴェートリンブルクの聖堂参事会教会、城と旧市街 (No.15)
ザクセン=アンハルト州のクヴェートリンブルクにある「聖堂参事会教会、城と旧市街」は、中世の街並みが奇跡的に保存された歴史都市です。10世紀に神聖ローマ帝国のハインリヒ1世の居城が築かれ、その後女子修道院が設立されました。ロマネスク様式の聖堂参事会教会と城、そして1300棟以上の木組みの家が並ぶ旧市街は、中世の都市発展と建築様式を伝える貴重な遺産として世界遺産に登録されています。
ヴァイマルとデッサウのバウハウスとその関連遺産群(No.19)
ヴァイマル、デッサウ、そしてベルナウ(2017年に追加登録)に点在するバウハウスの建物群は、20世紀の近代建築・デザイン教育に革命をもたらした学校「バウハウス」の遺産です。ワルター・グロピウスによって創設されたバウハウスは、芸術と技術の融合を掲げ、機能的で普遍的なデザインを追求しました。これらの建物は、その革新的な理念と実践を具体的に示すものとして、世界遺産に登録されています。
アイスレーベンとヴィッテンベルクにあるルター記念建造物群(No.20)
ザクセン=アンハルト州のアイスレーベンとヴィッテンベルクは、宗教改革者マルティン・ルターゆかりの重要な地です。アイスレーベンにはルターの生家と死去の家、ヴィッテンベルクには彼が「95か条の論題」を掲示した城付属聖堂や、説教を行った市教会、そして彼が暮らしたルターハウス(旧修道院)などが点在します。これら一連の建造物群は、16世紀のプロテスタント宗教改革という世界史的転換点における重要な証拠として、世界遺産に登録されています。
デッサウ・ヴェルリッツの庭園王国(No.24)
ザクセン=アンハルト州にある「デッサウ・ヴェルリッツの庭園王国」は、18世紀後半にアンハルト=デッサウ侯レオポルト3世によって造営された、ヨーロッパ初の広大な英国式風景式庭園群です。啓蒙思想に基づき、自然の景観と調和した宮殿、教会、橋、人工的な山など、100以上の建造物が点在し、芸術、教育、経済が統合された理想的な景観を表現しています。機能性と美学が融合したこの庭園は、後世の造園に大きな影響を与え、世界遺産に登録されています。
ナウムブルク大聖堂(No.45)
ザクセン=アンハルト州にあるナウムブルク大聖堂は、11世紀から13世紀にかけて建造された、ロマネスク様式からゴシック様式への移行期の教会建築の傑作です。特に、無名の彫刻家「ナウムブルク・マスター」による、生き生きとした表情の寄進者像(エッケハルトとウタの像が有名)など、中世彫刻の最高峰と評される作品群が特徴で、2018年に世界遺産に登録されました。
ノルトライン=ヴェストファーレン州
ノルトライン=ヴェストファーレン州(NRW州)は、ドイツ西部に位置し、国内最大の人口を誇る州です。州都はデュッセルドルフ。かつての工業地帯であるルール地方を擁し、ケルンやドルトムント、エッセンなど大都市が集中しています。経済の中心地であり、文化的な多様性も豊かです。世界遺産としてケルン大聖堂やツォルフェライン炭鉱業遺産群などがあります。
アーヘン大聖堂(No.1)
ノルトライン=ヴェストファーレン州のアーヘンにあるアーヘン大聖堂は、ドイツで最初に世界遺産に登録された建築物です。8世紀末にカール大帝の宮殿礼拝堂として建設が始まり、アルプス以北で初のドーム建築として、古典様式とビザンティン様式が融合した初期キリスト教建築の傑作とされます。歴代神聖ローマ皇帝30人の戴冠式が行われた「皇帝の大聖堂」として、ヨーロッパの歴史と文化に多大な影響を与えました。
ブリュールのアウグストゥスブルク城と別邸ファルケンルスト(No.5)
ノルトライン=ヴェストファーレン州のブリュールにあるアウグストゥスブルク城と別邸ファルケンルストは、18世紀にケルン大司教クレメンス・アウグストによって建造された、ドイツ・ロココ様式の最高傑作とされる宮殿群です。壮麗な階段室が有名なアウグストゥスブルク城と、鷹狩り用の小規模な離宮ファルケンルストが、美しい庭園で結ばれています。当時の建築・芸術の発展を示す顕著な例として、世界遺産に登録されています。
ケルン大聖堂(No.18)
ノルトライン=ヴェストファーレン州のケルンにそびえ立つケルン大聖堂は、ゴシック様式の建築物としては世界最大級を誇ります。13世紀に建設が始まり、完成までに600年以上を要しました。東方三博士の聖遺物を祀るために建てられ、その壮麗なステンドグラスや彫刻は圧巻です。ドイツの人々の信仰心と建築技術の粋を結集した傑作として、世界遺産に登録されています。
エッセンのツォルフェアアイン炭鉱業遺産群(No.26)
ノルトライン=ヴェストファーレン州のエッセンにあるツォルフェライン炭鉱業遺産群は、19世紀から20世紀にかけてのドイツの産業革命を象徴する巨大な産業複合施設です。特に、バウハウス様式の影響を受けた「第12採掘坑」は、「世界で最も美しい炭鉱」と称される建築上の傑作です。閉山後も保存・再利用され、産業遺産としての歴史的価値と、モダニズム建築としての芸術的価値が評価され、世界遺産に登録されています。
コルヴァイのカロリング期ヴェストヴェルクとキウィタス(No.39)
ニーダーザクセン州にあるコルヴァイのカロリング期ヴェストヴェルクとキウィタスは、9世紀に建設された修道院の一部で、カロリング・ルネサンス期の重要な建築物です。特に「ヴェストヴェルク」と呼ばれる西正面部分は、アルプス以北では現存する唯一のカロリング朝時代の建築物であり、その壮麗な構造と装飾は中世初期の建築と芸術の発展を示す貴重な遺産として世界遺産に登録されています。
ヘッセン州
ヘッセン州はドイツ中央部に位置し、州都はヴィースバーデンです。フランクフルトは同州最大の都市で、欧州有数の金融センターかつ交通の要衝(フランクフルト空港)です。豊かな森林と丘陵地帯が広がる一方、産業も盛んで、ダルムシュタットのマティルデの丘やヴィルヘルムスヘーエ山岳公園など世界遺産も有します。
ロルシュの大修道院とアルテンミュンスター(No.11)
ヘッセン州ロルシュにある「ロルシュの大修道院とアルテンミュンスター」は、8世紀に創建されたカロリング朝時代に栄えた修道院の遺跡群です。特に保存状態の良い「王の門」は、カロリング・ルネサンス期の建築の傑作として知られ、ローマ時代の影響とゲルマン文化が融合した独創的な様式を示します。フランク王国の重要な文化・政治的中心地として、中世初期ヨーロッパの発展を伝える貴重な世界遺産です。
メッセル採掘場の化石発掘現場(No.17)
ヘッセン州にあるメッセル採掘場は、約4,700万年前の始新世の化石が驚異的な保存状態で大量に発見される世界的に貴重な自然遺産です。特に、哺乳類の初期進化を示す化石が多く、毛や内臓まで残るものもあり、当時の生態系や気候を詳細に知る手掛かりとなります。元々は油母頁岩の採掘場でした。
ライン渓谷中流上部(No.27)
ラインラント=プファルツ州に位置するライン渓谷中流上部は、コブレンツからビンゲンまでの約65kmにわたるライン川の渓谷です。数多くの古城、段々畑のブドウ畑、そして歴史的な集落が点在し、ロマンチックな景観を形成しています。約2000年にわたり、ヨーロッパの重要な交易路として文化交流を促進した歴史的・文化的な価値が高く評価され、世界遺産に登録されています。
ベルクパルク・ヴィルヘルムスヘーエ(No.38)
ヘッセン州カッセルにあるベルクパルク・ヴィルヘルムスヘーエは、ヨーロッパ最大の山地公園であり、18世紀に建設が始まったバロック様式とロマン主義様式が融合した壮大な庭園です。特に、頂上のヘラクレス像から始まる壮大な**水の芸術(ヴァッサーシュピール)**は圧巻で、人工の滝や噴水が丘陵地を流れ下る様子は他に類を見ません。絶対君主制時代の壮大さと、後の風景式庭園への移行を示す傑出した例として、世界遺産に登録されています。
ダルムシュタットのマティルデの丘(No.50)
ヘッセン州ダルムシュタットにあるマティルデの丘は、19世紀末にヘッセン大公が設立した芸術家村です。ユーゲントシュティールからモダニズムへの移行期における芸術と建築の実験的な拠点として、革新的な建造物群(結婚記念塔など)が築かれました。当時のデザイン運動に大きな影響を与え、その価値が評価され世界遺産に登録されました。
テューリンゲン州
テューリンゲン州はドイツ中央部に位置し、「緑の心臓」と呼ばれる自然豊かな地域です。ゲーテやシラーなど多くの著名人を輩出し、ヴァイマルは文化都市として有名。バウハウス関連遺産や中世ユダヤ人関連遺産など世界遺産も有します。
ヴァイマルとデッサウのバウハウスとその関連遺産群(No.19)
ヴァイマル、デッサウ、そしてベルナウ(2017年に追加登録)に点在するバウハウスの建物群は、20世紀の近代建築・デザイン教育に革命をもたらした学校「バウハウス」の遺産です。ワルター・グロピウスによって創設されたバウハウスは、芸術と技術の融合を掲げ、機能的で普遍的なデザインを追求しました。これらの建物は、その革新的な理念と実践を具体的に示すものとして、世界遺産に登録されています。
古典主義の都ヴァイマル(No.21)
古典主義の都ヴァイマルは、18世紀末から19世紀初頭にゲーテやシラーらが活躍したドイツ文化の中心地。文学、芸術、哲学が融合した「ヴァイマール古典主義」を形成し、その影響はヨーロッパ全域に及びました。現在はユネスコ世界遺産に登録されています。
ヴァルトブルク城(No.23)
テューリンゲン州にそびえるヴァルトブルク城は、11世紀に築かれた歴史ある城塞です。マルティン・ルターが新約聖書をドイツ語に翻訳した地として特に有名で、ドイツの文化史において重要な役割を果たし、世界遺産にも登録されています。
カルパティア山脈とヨーロッパ各地の古代及び原生ブナ林(No.32)
ヨーロッパ18ヶ国に点在するブナの原生林で、氷河期以降のブナ林の拡大と生態系の多様性を示す貴重な自然遺産です。
エアフルトの中世ユダヤ人関連遺産(No.53)
ヴァイマールに位置するエアフルトの中世ユダヤ人関連遺産は、中世ヨーロッパにおけるユダヤ人社会の生活と文化を伝える貴重な史跡群です。旧シナゴーグ、ミクヴァー(儀式用の沐浴場)、石造りの家々などが含まれ、その歴史的価値が評価されています。
ザクセン州
ザクセン州はドイツ東部に位置し、かつてザクセン王国の中心地でした。州都ドレスデンは「エルベのフィレンツェ」と呼ばれ、豊かな文化と歴史を誇ります。エルツ山地の鉱業地域は世界遺産にも登録されており、産業遺産が豊富です。
ムスカウ公園(No.30)
ムスカウ公園は、ドイツとポーランドにまたがる広大な景観公園で、19世紀の傑出した庭園芸術作品です。ヘルマン・フォン・ピュックラー=ムスカウ侯爵によって設計され、自然と人工美が調和した壮大なデザインが特徴の世界遺産です。
モラヴィア教会の入植地群(No.41)
モラヴィア教会の入植地群は、デンマーク、ドイツ、イギリス、アメリカにある、18世紀に宗教共同体モラヴィア教会によって計画・建設された都市群。平等やヒューマニズムを重視した思想を反映した都市計画や建築様式が特徴で、独自の文化的伝統が現在も維持されています。
エルツ山地(クルスナホリ)鉱業地域(No.46)
エルツ山地(クルスナホリ)鉱業地域は、ドイツとチェコ国境に広がる歴史的な鉱山地帯です。中世から近代にかけて銀や錫などの採掘で栄え、その技術と文化が地域経済に大きな影響を与えました。貴重な産業遺産として世界遺産に登録されています。
ラインラント=プファルツ州
ラインラント=プファルツ州は、ドイツ南西部に位置し、モーゼル川やライン川沿いに広がるワインの一大産地です。古代ローマ帝国の歴史が深く刻まれ、トリーアのローマ遺跡群やライン渓谷中流上部など、多くの世界遺産を有しています。豊かな自然と歴史的建造物が魅力です。
トリーアのローマ遺跡群、聖ペテロ大聖堂及び聖母マリア教会(No.7)
トリーアのローマ遺跡群、聖ペテロ大聖堂及び聖母マリア教会は、ドイツ最古の都市トリーアにあるローマ帝国時代の壮大な建造物群と初期キリスト教建築群です。 Porta Nigraや円形劇場など、その歴史的・芸術的価値から世界遺産に登録されています。
ライン渓谷中流上部(No.27)
ラインラント=プファルツ州に位置するライン渓谷中流上部は、コブレンツからビンゲンまでの約65kmにわたるライン川の渓谷です。数多くの古城、段々畑のブドウ畑、そして歴史的な集落が点在し、ロマンチックな景観を形成しています。約2000年にわたり、ヨーロッパの重要な交易路として文化交流を促進した歴史的・文化的な価値が高く評価され、世界遺産に登録されています。
ヨーロッパの大温泉保養都市群 (No.49)
ヨーロッパの大温泉保養都市群は、18世紀から20世紀初頭にかけて発展した、温泉治療と社交の中心地を構成する複数の都市群です。その優れた建築物、庭園、そして文化的な景観は、当時のヨーロッパの温泉文化を物語っており、世界遺産に登録されています。
シュパイアー、ヴォルムス、マインツのユダヤ人共同体遺跡群(No.51)
シュパイアー、ヴォルムス、マインツのユダヤ人共同体遺跡群は、中世ヨーロッパのユダヤ文化の中心地「ShUM都市」の遺産です。シナゴーグ、ミクヴェ、墓地などが残り、その歴史的・宗教的重要性から世界遺産に登録されています。
ザールラント州
ザールラント州はドイツ南西端に位置し、フランスと国境を接する小さな州です。かつては炭鉱業が盛んで、その遺産であるフェルクリンゲン製鉄所は世界遺産に登録されています。豊かな自然とフランスの影響を受けた文化が特徴です。
フェルクリンゲン製鉄所(No.16)
フェルクリンゲン製鉄所は、ドイツ・ザールラント州にある19世紀末に建設された大規模な製鉄所の遺跡です。かつては世界有数の鉄鋼生産拠点であり、産業革命の遺構としてその技術と労働の歴史を今に伝えています。現在はユニークな文化施設として世界遺産に登録されています。
バーデン=ヴュルテンベルク州
バーデン=ヴュルテンベルク州はドイツ南西部に位置し、シュヴァルツヴァルト(黒い森)やボーデン湖など豊かな自然に恵まれています。シュトゥットガルトやハイデルベルクといった歴史的都市があり、自動車産業の中心地でもあります。マウルブロン修道院など世界遺産も有します。
マウルブロン修道院の建造物群(No.14)
マウルブロン修道院の建造物群は、ドイツ南部のバーデン=ヴュルテンベルク州にある、ほぼ完全な形で残された中世のシトー会修道院です。ロマネスク様式からゴシック様式への建築様式の変遷を示す貴重な例であり、その歴史的・芸術的価値から世界遺産に登録されています。
シュヴァーベン・ジュラの洞窟群と氷河期の芸術(No.43)
シュヴァーベン・ジュラの洞窟群と氷河期の芸術は、ドイツ南西部の洞窟から発見された、4万年前の氷河期に作られた最古級の人物像や動物像、楽器などの芸術品群です。人類の創造性を示す貴重な証拠として世界遺産に登録されています。
バイエルン州
バイエルン州はドイツ最大の州で、豊かな自然と文化、歴史を誇ります。州都ミュンヘンはオクトーバーフェストで有名。ノイシュヴァンシュタイン城やロマンチック街道など観光名所が多く、ヴュルツブルク司教館など多数の世界遺産を有します。
ヴュルツブルク司教館、その庭園群と広場(No.3)
ヴュルツブルク司教館、その庭園群と広場は、ドイツ・バイエルン州にあるバロック様式の壮麗な宮殿です。18世紀に司教領主の邸宅として建設され、その華麗な建築と庭園はヨーロッパバロック建築の最高傑作の一つとされています。世界遺産にも登録されています。
ヴィースの巡礼教会(No.4)
ヴィースの巡礼教会は、ドイツ・バイエルン州のアルプス山麓にある、18世紀に建てられたロココ様式の傑作教会です。簡素な外観とは対照的に、内部はフレスコ画や装飾で豪華絢爛に飾られ、その芸術的価値と巡礼地としての重要性から世界遺産に登録されています。
バンベルク市街(No.13)
バンベルク市街は、ドイツ・バイエルン州にある丘と川が織りなす美しい歴史都市です。中世以来の景観が良好に保存され、大聖堂、旧市庁舎、レグニッツ川にかかる橋など、独特の魅力を放ちます。その文化的景観が評価され、世界遺産に登録されています。
レーゲンスブルクの旧市街とシュタットアムホーフ(No.31)
レーゲンスブルクの旧市街とシュタットアムホーフは、ドイツ・バイエルン州にあるドナウ川沿いの都市で、中世から18世紀にかけての歴史的建造物がよく保存されています。特に、大聖堂や石橋など、その独自の建築様式と商業都市としての重要性が評価され、世界遺産に登録されています。
アウクスブルクの水管理システム(No.47)
アウクスブルクの水管理システムは、ドイツ・バイエルン州のアウクスブルク市に築かれた、中世から近世にかけての革新的な水利施設群です。運河、水車、ポンプ場、貯水槽などが組み合わされ、飲料水供給や産業に活用されました。その技術的偉業が世界遺産に登録されています。
ローマ帝国の国境線-ドナウのリーメス(西部分)(No.48)
ローマ帝国の国境線-ドナウのリーメス(西部分)は、ローマ帝国がその版図を守るために築いた広大な防御システムの一部です。ドナウ川沿いに築かれた要塞、塔、軍事施設などの遺跡群が残り、帝国の拡大と防衛の歴史を物語っています。その軍事建築と歴史的価値が評価され、世界遺産に登録されています。
まとめ
ドイツにある世界遺産一覧【2024年最新版】をご紹介しました。ドイツのどの地域に多くの遺産があるのか、登録された世界遺産の歴史的な背景・概要を知り、旅をすることであなたの旅がより充実することを切に願っています。今まであまり旅行に行ったことが無いという方、気になる世界遺産はあったでしょうか?
旅行することで様々な経験が出来て、人生が豊かになることでしょう。思い立ったら、興味の沸く場所に足を運んでみてはいかがでしょうか。
世界遺産に興味を持たれた方は、世界遺産検定に挑戦してみてはいかがでしょうか。
世界遺産検定公式HP






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