平泉‐仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群‐の行き方・費用・観光に必要な日数・ベストシーズン・世界遺産の価値

 

平泉‐仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群‐の行き方・費用・観光に必要な日数・ベストシーズン・世界遺産の価値

平泉‐仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群‐(上の地図の⑮)は岩手県平泉町に位置する遺跡の一群の名称であり、世界遺産(文化遺産)に登録されています。平泉‐仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群‐への行き方・費用・観光に必要な日数・ベストシーズン・世界遺産の内容について、解説いたします。旅行の計画に役立つことに役立ち、あなたの旅がより充実することを切に願っています。



平泉‐仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群‐への行き方

Chūsonji Temple
中尊寺


旅行に行く時期にもよりますが、繁忙期(GW、夏休み、冬休み等)を外した安い時期の1人旅で4万円程度かかります。(1泊2日基準)

東京から平泉‐仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群‐への行き方は、以下の通りです。

1.新幹線+バス
 ・東北新幹線(東京駅⇒一ノ関駅)⇒中尊寺
   3時間 片道14,000円程度

2.バス
 ・東京駅⇒盛岡駅⇒一ノ関駅
   7~8時間 片道5,000円程度

観光に必要な日数

一般的なスケジュールは、訪れたい場所にもよりますが東京からは、日帰りや1泊2日で楽しめることが多いです。

ベストシーズン

平泉‐仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群‐は通年で観光が可能ですが、ベストシーズンは季節や天候によって異なります。
 
・春(4月から6月)
 春は桜の季節であり、平泉の庭園や歴史的な建築物が桜とともに美しい風景を作り出します。桜の花が咲く頃には、特に庭園や仏教寺院の周辺が華やかに彩られ、訪れる人々を楽しませてくれます。

・夏(7月から8月)
 夏は平泉が比較的涼しい季節です。この時期には緑が豊かで、庭園や自然の美しさが際立ちます。夏の夜にはライトアップイベントも行われ、幻想的な雰囲気を楽しむことができます。

・秋(9月から11月)
 秋は平泉の観光に最適な季節とされています。気温が適度であり、秋の紅葉が美しい景色を生み出します。仏国土を表す庭園や歴史的な建造物が秋の色彩に包まれ、幻想的で趣深い雰囲気が広がります。

・冬(12月から2月)
 冬は寒冷ですが、雪化粧をまとった庭園や建築物が美しい景観を提供します。特に雪が積もった庭園や仏教寺院の風景は静謐で趣があります。冬のシーズンには、雪景色を楽しむためのイベントも開催されることがあります。

世界遺産の価値

Chūsonji Temple
中尊寺

平泉‐仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群‐は、岩手県平泉町に位置する遺跡の一群の名称です。

1.概要

 ・登録基準(ii)(iv)が適用されている。
 ・12世紀末の末法思想とともに興隆した浄土思想の仏国土(浄土)を空間的に表現することを目指す。
 ・大陸からの伽藍建築・作庭思想+日本古来の水辺の祭祀場の水景の理念・意匠・技術
 ・浄土思想は現在も宗教儀礼や民俗芸能に伝承された。
 ・金鶏山、中尊寺、毛越寺、観自在王院、無量光院で構成される。
 
2.歴史
 ・11c末、豪族の藤原清衡は平泉を政治・行政の拠点とし都市建設開始、「現世の仏国土」目指す。
 ・奥州の主要な産出品の金などを京都の中央政権と公益
 ・1105年清衡は平泉に遷都、中尊寺造営、1124年境内に金色堂建立、阿弥陀如来の仏国土を表現
 ・1128年清衡死去、2代目基衡、慈覚大師円仁によって開かれた古寺の毛越寺を再興した。
 ・基衡の死後その妻が観自在王院を建立した。
 ・3代秀衡が無量光院建立、政務と生活の場の居館と極楽浄土を表現する寺院が東西に並ぶ景観完成
 ・1187年に源義経が清衡の兄の迫害逃れ秀衡のもとに身を寄せる。
 ・1189年に4代泰衡が義経を襲撃し自害へ追い込むも、頼朝の軍勢の侵攻で奥州藤原氏が滅亡した。
 ・鎌倉幕府の保護(毛越寺、中尊寺焼失)、室町時代一般庶民からの信仰で繁栄した。

3.構成資産の概要

中尊寺

清衡建立、「供養願文」(奥州の戦の霊を浄土へ導く、仏国土造営の思い)

金色堂 1124年に清衡建立の阿弥陀堂、方三間の阿弥陀堂建築の中で国内最古、中尊寺で唯一現存する創建当時の建造物、堂内に藤原3代の遺体、4代泰衡の首級の須弥壇
毛越寺

基衡建立、ほとんどの建造物が失われたがかつては40の堂宇と500の禅坊、遣水は平安時代の以降としては日本で唯一かつ最大、薬師如来の仏国土を表す浄土庭園

観自在王院跡

基衡の妻建立、1573年焼失、金鶏山と一体の景観で阿弥陀如来の極楽浄土を表現

無量光院跡

秀衡建立、平等院阿弥陀堂(鳳凰堂)をモデル、4月・8月に仏堂背後の金鶏山山頂に夕日が落ち、建物全体が後光で光り輝く(西方極楽浄土の観想を目的

金鶏山

平泉中心部の西の標高98.6mの小丘、方位を示す目印、山頂に経塚、各寺院の浄土庭園で仏国土を空間的表現する際に重要

まとめ

平泉‐仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群‐への行き方・費用・観光に必要な日数・ベストシーズン・世界遺産の内容について、解説してきました。ポイントを以下にまとめます。

 ・旅行にかかる費用は、1泊2日で4万円(繁忙期を除く)程度です。

 ・12世紀末の末法思想とともに興隆した浄土思想の仏国土(浄土)を空間的に表現することを目指す。
 ・大陸からの伽藍建築・作庭思想+日本古来の水辺の祭祀場の水景の理念・意匠・技術
 ・浄土思想は現在も宗教儀礼や民俗芸能に伝承された。
 ・金鶏山、中尊寺、毛越寺、観自在王院、無量光院で構成される。

旅行することで様々な経験が出来て、人生が豊かになることでしょう。思い立ったら、興味の沸く場所に足を運んでみてはいかがでしょうか。

世界遺産に興味を持たれた方は、世界遺産検定に挑戦してみてはいかがでしょうか。
世界遺産検定公式HP