富士山‐信仰の対象と芸術の源泉‐(下の地図の⑰)は静岡県と山梨県にまたがる日本最高峰であり、世界遺産(文化遺産)に登録されています。富士山‐信仰の対象と芸術の源泉‐への行き方・費用・観光に必要な日数・ベストシーズン・世界遺産の内容について、解説いたします。旅行の計画に役立つことに役立ち、あなたの旅がより充実することを切に願っています。
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富士山‐信仰の対象と芸術の源泉‐への行き方
旅行に行く時期にもよりますが、繁忙期(GW、夏休み、冬休み等)を外した安い時期の1人旅で1万円程度かかります。(日帰り基準)
富士山に登るなら1泊2日で2万円程度です。
東京から富士山‐信仰の対象と芸術の源泉‐への行き方は、以下の通りです。
- 1.電車
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- 中央線(東京駅⇒大月駅)⇒富士急行線 大月駅⇒富士山駅
3時間 片道2,500円程度
- 中央線(東京駅⇒大月駅)⇒富士急行線 大月駅⇒富士山駅
- 2.バス JR新幹線・特急のチケットを自宅にお届け!【NAVITIME Travel】
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- 高速バス(東京駅⇒富士山駅)
2時間 片道2,000円程度
- 高速バス(東京駅⇒富士山駅)
観光に必要な日数
一般的なスケジュールは、訪れたい場所にもよりますが東京からは、日帰りや1泊2日で楽しめることが多いです。国内ツアーはHISホームページを参照ください。また、現地のアクティビティは、アクティビティジャパンを参照ください。
2024年から 山小屋宿泊を伴わない夜間の登山は禁止となっています。安全に注意してください。また詳細は、富士山登山オフィシャルサイトでご確認ください
ベストシーズン
富士山‐信仰の対象と芸術の源泉‐は通年で観光が可能ですが、ベストシーズンは季節や天候によって異なります。
- ・秋(9月から11月)
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秋は視界が良く、晴れた日が多い季節です。この時期には雲が少なく、富士山の美しい姿がよく見えます。また、周辺の自然も紅葉が美しい季節であり、風景が一層引き立ちます。
- ・冬(12月から2月)
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冬も視界が良く、乾燥した冷たい空気のおかげで、富士山の美しいシルエットがくっきりと見えることがあります。雪化粧をまとった富士山は幻想的で、冬の風景も楽しめます。
- ・春(4月から6月)
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春も観光に良い季節です。気温が上がり、桜が咲く頃には、富士山と桜のコラボレーションが楽しめます。これは特に五合目周辺で美しい景色が見れます。
- ・夏(7月から8月)
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夏季は雲が多くなり、時折富士山が覆われてしまうことがあります。そのため、夏は気象条件に左右されやすいです。登山をするなら富士山の山開きの時期(7月上旬~9月上旬)に!
一般的には秋が最も安定した天気で、富士山がクリアに見えることが期待されます。ただし、気象条件は変わることがあるため、天気予報を事前に確認することがおすすめです。
世界遺産の価値
富士山‐信仰の対象と芸術の源泉‐は、静岡県と山梨県にまたがる日本最高峰の山です。
- 1.概要
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- 登録基準(iii)(iv)が適用されている。
- 富士山域を中心に25の構成資産が登録された。
- 修行や巡礼で霊力を獲得し「擬死再生」の文化的伝統(儀礼的象徴的な死と誕生・再生)が育まれた。
- 19世紀の葛飾北斎、歌川広重の浮世絵は、海外にも影響を及ぼした。
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<保全上の課題>
2013年世界遺産委員会では「文化的景観の手法を反映した全体構想(ヴィジョン)」「来訪者に対する対策」「登山道の保全計画」「情報提供戦略」「危機管理戦略」等の作成、提出が求められた。2016年、2019年に保全状況の報告を行った。 - 2.歴史
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- 噴火を繰り返す神秘的な山として「遥拝※」の対象、8世紀以前から遥拝の場所に神社建立した。
- 8世紀末、火口に鎮座する神を「浅間大神」として祭り、富士山そのものを神聖視する信仰した。
- 806年に天皇の名で富士山本宮浅間大社の前身とされる神社が南麓に建立された。
- 865年に河口浅間神社の前身とされる神社が北麓に建立された。
- 11世紀に火山活動が休止期に入り、山岳信仰、密教、道教が融合して修験道が隆盛、「登拝」も行われた。
- 登拝の起点の登山口には、新たな神社が建立(後に須山浅間神社、冨士浅間神社)された。
- 16~17世紀に長谷川角行は、人穴に籠もり、五湖や白糸の滝で「水垢離」などの修行を行った。
- のちに「富士講」と呼ばれる。
- 18世紀の後半、富士講は一般に流行し、本道の吉田口登山道の起点に、北口本宮冨士浅間神社の境内が整備された。
- 登山口では「御師」が宿泊、食事、巡礼路の案内、御師住宅の集落も形成された。
※離れた場所からその方宇賀邦向井参拝すること。
- 3.構成資産の概要
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名称 概要 人穴富士講遺跡 長谷川角行の修行入滅の風穴「人穴」中心の遺構、約230基の碑塔群、13c「浅間大神の御在所」とされ、「吾妻鏡」に霊的体験の記述が残る。
富士山本宮浅間大社 806年平城天皇が坂上田村麻呂に命じ浅間大神(木花之佐久夜毘売命)を祀る神社として創建、各地浅間神社の総本宮、山宮浅間神社から分祀、山頂に飛び地の境内地になっている。 山宮浅間神社 富士山本宮浅間大社の前身、境内に本殿はなく遥拝所があり古代祭祀の形式を示す。
北口本宮冨士浅間神社 1480年に「富士山」の鳥居が建立、16世紀に社殿整備、社殿の背後に登山門があり、吉田口登山道が続いている。江戸時代まで吉田の御師が宮司や禰宜を務めた。
吉田口登山道 北口本宮冨士浅間神社から山頂に至る登山道。18世紀以降、富士講の登山本道。
御師住宅 巡礼者の宿泊などを手配する御師の住宅。北口本宮冨士浅間神社の門前に集落形成、小佐野家住宅、旧外川家住宅の2つが登録された。
まとめ
富士山‐信仰の対象と芸術の源泉‐への行き方・費用・観光に必要な日数・ベストシーズン・世界遺産の内容について、解説してきました。ポイントを以下にまとめます。
・旅行にかかる費用は、日帰りで1万円(繁忙期を除く)程度です。
・富士山域を中心に25の構成資産が登録された。
・修行や巡礼で霊力を獲得し「擬死再生」の文化的伝統(儀礼的象徴的な死と誕生・再生)が育まれた。
・19世紀の葛飾北斎、歌川広重の浮世絵は、海外にも影響を及ぼした。
旅行することで様々な経験が出来て、人生が豊かになることでしょう。思い立ったら、興味の沸く場所に足を運んでみてはいかがでしょうか。
世界遺産に興味を持たれた方は、世界遺産検定に挑戦してみてはいかがでしょうか。
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