「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群の行き方・費用・観光に必要な日数・ベストシーズン・世界遺産の価値

 

「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群の行き方・費用・観光に必要な日数・ベストシーズン・世界遺産の価値

「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群(上の地図の㉑)は九州北部の福岡県宗像市と福津市に位置する関連遺産群の名称であり、世界遺産(文化遺産)に登録されています。「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群への行き方・費用・観光に必要な日数・ベストシーズン・世界遺産の内容について、解説いたします。旅行の計画に役立つことに役立ち、あなたの旅がより充実することを切に願っています。



「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群への行き方

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宗像大社

沖ノ島は、島自体が宗像大社・沖津宮の御神体とされ、「神の島」と呼ばれるようになりました。現在においても、古から受け継がれる女人禁制の伝統が守られ、男性であっても毎年5月に催される現地大祭以外での上陸は認められていません。さらに2018年からはこの大祭も中止となり、研究者らを除く一般人の上陸が全面禁止されることになっています。

沖ノ島の上陸はできませんが、沖ノ島を拝むためにつくられた場所が大島に設けられた「遥拝所」です。ここは、視界いっぱいに雄大な海が広がる絶好のロケーションで、沖ノ島までの距離は50km離れています。
むなかた観光ガイド

旅行に行く時期にもよりますが、繁忙期(GW、夏休み、冬休み等)を外した安い時期の1人旅で4万円程度かかります。(1泊2日基準)

東京から「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群への行き方は、以下の通りです。
大島へは、九州本土の神湊港渡船ターミナルからフェリーを利用して約25分。
大島渡船運航時刻表

1.飛行機+JR
 ・羽田空港⇒福岡空港
   2時間、スカイマーク、スターフライヤーで片道11,000円程度
   2時間、ANA、JALで片道27,000円程度

    ・成田空港⇒福岡空港⇒東郷駅
   2時間半、JetStar、Peachで片道7,000円程度

2.新幹線+JR
 ・東海道新幹線(東京駅⇒博多駅)⇒東郷駅
   5時間半 片道23,000円程度

3.バス
 ・東京駅⇒博多駅⇒東郷駅
   14時間 片道12,000円程度

観光に必要な日数

一般的なスケジュールは、訪れたい場所にもよりますが東京からは、1泊2日で楽しめることが多いです。

ベストシーズン

「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群は通年で観光が可能ですが、ベストシーズンは季節や天候によって異なります。
 
・春(3月から5月)
 桜のシーズンである春は、日本全体で美しい風景が広がります。桜の花見シーズンには、公園や宗像大社周辺などで桜が咲き誇り、訪れる観光客に楽しい体験ができるでしょう。
 
・夏(6月から8月)
 夏には、暖かく湿度が高い日が続きます。この時期には海水浴や夏祭りなどが楽しめるでしょう。
 
・秋(9月から11月)
 秋は過ごしやすい気温で、紅葉が美しい季節です。宗像大社周辺や自然の公園などで、秋の風景を楽しむことができます。
 
・冬(12月から2月)
 冬は比較的温暖で、クリスマスや年末年始にはイベントが開催されることがあります。冬でも比較的観光しやすい時期となります。

世界遺産の価値

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宗像大社辺津宮

「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群は、福岡県宗像市と福津市にある関連遺産群の名称です。

1.概要

 ・登録基準(ii)(iii)が適用されている。
 ・4世紀後半から9世紀末の約500年間の古代祭祀の祭祀の変遷を伝える考古資産で、当時の東アジアの価値観の交流を示す。
 ・入島制限の禁忌が現在でも守られ、沖ノ島、大島、九州本土の宗像大社三宮に「神宿る島」として崇め、文化的伝統が継承されてきた。
 ・沖ノ島は九州本土から約60kmの玄界灘海上、朝鮮や中国へ向かう航海上の目印となる島だった。
 ・岩上祭祀→岩陰祭祀→半岩陰・半露天祭祀→露天祭祀から社殿を持つ祭祀へと発展した。
 ・銅鏡、金製指輪、カットグラス破片、雛形五弦琴、富寿神宝など約8万点の全てが国宝に指定されている。
 ・自然崇拝から宗像三女神という人格を持った神への信仰に発展したと考えられている。
 ・8世紀の「古事記」「日本書紀」に「おきつみや」「なかつみや」「へつのみや」の名が記される。
 ・ICOMOS事前勧告では沖ノ島、小屋島、御門柱、天狗岩の4資産のみ登録勧告が出された。
 ・委員会は日本の主張する三社一体の信仰を評価し、8資産全体での登録、基準ⅵは不認定となった。
 ・委員会は緩衝地帯など開発の影響評価、不法上陸対策、遺産管理体制明確化等を要求された。
 
2.歴史
 ・3世紀頃、ヤマト王権成立、4世紀後半に百済との友好関係、中国とも対外交流した。
 ・日本と朝鮮との間の海を越えるため航海術を持つ宗像氏の協力が不可欠だった。
 ・ヤマト王権は宗像葦の信仰する沖ノ島で航海の安全を祈る国家的祭祀、奉納品を納める。
 ・6世紀末に、隋・唐の中国統一、遣隋使・遣唐使の派遣、9世紀に至るまで沖ノ島、大島、本土でも奉献品を用いて祭祀が行われた。

3.構成資産の概要

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宗像大社沖津宮遥拝所

 

宗像大社沖津宮

「沖ノ島」と付随する3岩礁「小屋島」「御門柱」「天狗岩」からなる信仰の場。沖津宮は宗像大社三宮の1つであり、宗像三女神のうち田心姫命(たごりひめのかみ)が祭られている。

宗像大社沖津宮遥拝所

沖ノ島から48kmの大島にある遥拝所、通常は渡ることができない沖ノ島を遠くから拝むために、宗像大社の一部として設けられた。

宗像大社中津宮

宗像三女神のうち湍津姫命(たぎつひめのかみ)が祭られている。大島にある。17世紀前半の再建とされている。

宗像大社辺津宮

宗像三女神のうち市杵島姫命(いちきひめのかみ)が祭られている。現在の宗像大社神事の中心、12世紀には存在、1578年本殿再建された。

新原・奴山古墳群

宗像氏の古墳群、5世紀~6世紀、沖ノ島を望む台地上に41基の墳墓が一体的に築かれている。

まとめ

「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群への行き方・費用・観光に必要な日数・ベストシーズン・世界遺産の内容について、解説してきました。ポイントを以下にまとめます。

 ・旅行にかかる費用は、1泊2日で4万円(繁忙期を除く)程度です。

 ・4世紀後半から9世紀末の約500年間の古代祭祀の祭祀の変遷を伝える考古資産で、当時の東アジアの価値観の交流を示す。
 ・入島制限の禁忌が現在でも守られ、沖ノ島、大島、九州本土の宗像大社三宮に「神宿る島」として崇め、文化的伝統が継承されてきた。
 ・沖ノ島は九州本土から約60kmの玄界灘海上、朝鮮や中国へ向かう航海上の目印となる島だった。
 ・岩上祭祀→岩陰祭祀→半岩陰・半露天祭祀→露天祭祀から社殿を持つ祭祀へと発展した。
 ・銅鏡、金製指輪、カットグラス破片、雛形五弦琴、富寿神宝など約8万点の全てが国宝に指定されている。
 ・自然崇拝から宗像三女神という人格を持った神への信仰に発展したと考えられている。
 ・8世紀の「古事記」「日本書紀」に「おきつみや」「なかつみや」「へつのみや」の名が記される。
 ・ICOMOS事前勧告では沖ノ島、小屋島、御門柱、天狗岩の4資産のみ登録勧告が出された。
 ・委員会は日本の主張する三社一体の信仰を評価し、8資産全体での登録、基準ⅵは不認定となった。
 ・委員会は緩衝地帯など開発の影響評価、不法上陸対策、遺産管理体制明確化等を要求された。

旅行することで様々な経験が出来て、人生が豊かになることでしょう。思い立ったら、興味の沸く場所に足を運んでみてはいかがでしょうか。

世界遺産に興味を持たれた方は、世界遺産検定に挑戦してみてはいかがでしょうか。
世界遺産検定公式HP