古都奈良の文化財の行き方・費用・観光に必要な日数・ベストシーズン・世界遺産の価値

2024年1月1日

古都奈良の文化財の行き方・費用・観光に必要な日数・ベストシーズン・世界遺産の価値

 

管理人
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古都奈良の文化財(上の地図の⑨)は歴史的で重要な寺院であり、世界遺産(文化遺産)に登録されています。魅力的な古都奈良の文化財の行き方・費用・観光に必要な日数・ベストシーズン・世界遺産の内容について、解説いたします。旅行の計画に役立つことに役立ち、あなたの旅がより充実することを切に願っています。



古都奈良の文化財への行き方

 
Kasugataisha -Shrine
春日大社

旅行に行く時期にもよりますが、繁忙期(GW、夏休み、冬休み等)を外した安い時期の1人旅で4万円程度かかります。(1泊2日基準)

東京から古都奈良の文化財の行き方は、以下の通りです。

行き方

1.新幹線 JR新幹線・特急のチケットを自宅にお届け!【NAVITIME Travel】
 ・東海道新幹線(東京駅⇒京都駅)、近鉄奈良線 3時間半 片道14,000円程度

2.飛行機 エアトリ
 ・羽田⇒大阪伊丹⇒JR奈良駅(1時間半)
   ANA、JAL 片道14,000円程度

 ・成田⇒関西空港⇒JR奈良駅(1時間半)
   Jetstar、Peach  片道6,000円程度

3.夜行バス 【格安!夜行バス・高速バス】オンライン予約
 ・東京駅⇒JR奈良駅 9時間 片道3,500円~9,000円程度

航空券の予約は、エアトリ

 

観光に必要な日数

一般的なスケジュールは、訪れたい場所にもよりますが東京からは、1泊2日や2泊3日で楽しめることが多いです。国内ツアーはHISホームページクラブツーリズムを参照ください。
また、現地のアクティビティは、アクティビティジャパンアソビュー!を参照ください。

ベストシーズン

一般的には春と秋が適しています。

・春(3月から5月)
 桜のシーズンが奈良を美しく彩ります。春には桜の花が咲き誇り、奈良の公園や寺院の境内が桜で彩られる様子は美しいです。暖かい陽気と花々の美しさを楽しみながら歴史的な文化財を訪れることができます。

・秋(9月から11月)
 紅葉が見頃を迎える季節で、奈良の寺院や公園も美しい秋の色に包まれます。
観光地が比較的穏やかな気候であり、混雑が少ないことがあります。これにより、ゆっくりと文化財を楽しむことができます。

これに加えて、夏季(6月から8月)は多くの場合、暑く湿度が高いため、暑さに注意が必要です。冬季(12月から2月)は寒い日がありますが、寺院や公園の雪景色で美しい景観が見られます。

世界遺産の価値

Yakushi-ji-Temple
薬師寺

古都奈良の文化財は、春日大社や東大寺など重要な寺院が多くあります。

1.概要
 ・登録基準(ii)(iii)(iv)(vi)が適用されている。
 ・唐の首都長安をモデルに造営された寺院、春日山原始林を含む計8件が登録されている。
 ・一貫した仏教興隆政策のもとで、当時10万人が暮らしていた。

2.歴史
 ・708年、元明天皇が平城京を造営した。710年の遷都後、74年にわたり日本の政治、経済、文化の中心としての役割を果たした。
 ・745年に東大寺の建造が発願され、759年に唐招提寺の建立が始まった。
 ・756年の東大寺山堺四至図(絵図)では、春日山西麓が神地とされており、768年に春日大社が創建されるが、それ以前に神社が完成していた可能性もある。
 ・平安京に遷都した後も、寺院の一部は朝廷の保護下におかれ、平安時代末期の内乱で壊滅的被害を受け、室町時代に寺院が衰退した。
 ・明治維新後に文化財を軽視する風潮は、後に古社寺保存法、国宝保存法、史跡名勝天然記念物保護法で保護されるようになった。
 ・2011年の平城京遷都1300年祭の仮設物撤去、大和北道路の建設、平城宮復元の真正性等の課題→2015年1月までに包括的保全計画書が提出された。
 ・春日山原始林のバッファー・ゾーンにおけるモノレール建設が計画され、ICOMOSから計画変更を求められた。

3.構成資産の概要

No.名称概要
東大寺南大門、法華堂、鐘楼、金堂(大仏殿)、銅造廬舎那仏座像(大仏)、開山堂、転害門、本坊経庫、正倉院正倉が国宝
春日大社藤原氏の氏神をまつる神社、平安後期に興福寺と一体化されたが、明治の神仏分離令で分離。本殿は春日造り、春日神の四柱(武甕槌命、経津主命、天児屋根命、比売神)
春日山原生林春日大社周辺と御蓋山(三笠山)、春日山は聖域、841年に狩猟伐採禁止、水神雷神は都の守護神とされていた。
興福寺平城京への遷都に伴い移築の寺院を起源とされる。710年藤原不比等が移築した後に藤原氏の氏寺とされた。
元興寺6世紀に蘇我馬子が建立した飛鳥寺が起源。8世紀の平城京に移築された。南都(平城京)七大寺の1つ、本堂に飛鳥時代の瓦が残る。
薬師寺680年に天武天皇の発願で建立。718年、藤原京から移築された。金堂前面東西に白鳳文化の三重塔(薬師寺伽藍配置)、現存するのは東塔のみ。
唐招提寺鑑真が創建、金堂は奈良時代の金堂建築として唯一残存
平城宮跡1955年から発掘調査を開始。

「古都奈良の文化財」観光モデルコース 

古都奈良の文化財の構成資産8か所を効率良く観光するコースをご紹介します。

東大寺

スタートは近鉄奈良駅です。近鉄奈良駅から、ぐるっとバスでバス停「大仏殿前駐車場」へ、市内循環バスで「東大寺大仏殿・春日大社前」へ向かいます。

バスを降りたら、東大寺の大仏殿へ向かいましょう。道中にある南大門には運慶・快慶作の金剛力士像が安置されています。「あ」の口をした方を阿形像(あぎょうぞう)、「ん」の口をした方を吽形像(うんぎょうぞう)といいます。高さ8.4メートルの大きさと躍動感に圧倒されます。

南大門を通り過ぎたら大仏殿です。大仏殿は午後になるにつれて観光団体客で混み合うので、午前中に行きましょう。

見どころは、なんといっても大仏(盧舎那仏)です。盧舎那仏(大日如来)とは4種類ある仏様の一つで、森羅万象のあらゆるものを含む宇宙そのものを表しています。高さが約15メートルある巨大な大仏は、のべ260万人の手で作られたといわれています。

公式HPhttps://www.todaiji.or.jp/
所在地〒630-8587 奈良県奈良市雑司町406-1
TEL0742-22-5511
アクセス・奈良交通バス
 JR奈良駅・近鉄奈良駅から市内循環バス「東大寺大仏殿・春日大社前」下車徒歩5分
ぐるっとバス
 ​大宮通ルート・奈良公園ルート「大仏殿前駐車場」下車すぐ
・徒歩
 近鉄奈良駅から徒歩約20分
拝観時間【4月~10月】
大仏殿:7:30~17:30
法華堂(三月堂)・戒壇院千手堂:8:30~16:00
東大寺ミュージアム: 9:30~17:30(最終入館17:00)
 
【11月~3月】
大仏殿:8:00~17:00
法華堂(三月堂)・戒壇院千手堂:8:30~16:00
東大寺ミュージアム: 9:30~17:00(最終入館16:30)
拝観料※2024年4月より料金改定
中学生以上:800円
小学生:400円
駐車場専用駐車場なし。近隣に有料駐車場あり。

春日大社と春日山原生林

徒歩かぐるっとバスでバス停「大仏殿前駐車場」から「春日大社本殿」へ行きましょう。徒歩で約15分、バスで約10分かかります。春日山原始林は春日大社の背後に見ることができます。

春日大社は高貴な朱塗り社殿が美しい神社で、御本社など重要な建造物をぐるりと囲む回廊があります。回廊には釣燈籠がずらりと吊るされており、約3,000基の釣燈籠が灯される幻想的な夜間行事「万燈籠」が2月と8月に行われます。

公式HPhttps://www.kasugataisha.or.jp/
所在地〒630-8587 奈良県奈良市雑司町​​〒630-8212 奈良県奈良市春日野町160
TEL0742-22-7788
アクセス奈良交通バス:「JR奈良駅」「近鉄奈良駅」春日大社本殿行き「春日大社本殿」下車すぐ、市内循環・外回り循環「春日大社表参道」下車徒歩10分
拝観時間【御本社(大宮)参拝所】
3月~10月:6:30~17:30
11月~2月:7:00~17:00
※お札・御守り・御朱印等は通年9:00〜閉門まで
 
【御本殿特別参拝】
9:00~16:00

【夫婦大国社】
9:00~16:30(若宮十五社めぐりの受付は15:00まで)
 
【萬葉植物園】
9:00~16:30(入園は16:00まで)
拝観料御本社(大宮)参拝所:不要
御本殿特別参拝:500円
 
萬葉植物園
大人:500円
小人:250円
※団体割引あり
駐車場有料100台(バス・乗用車)

興福寺

福寿館奈良公園前店を出て東向商店街を南下すると、すぐに十字路が現れます。東へ坂道を登って行くと興福寺へ到着します。興福寺は奈良のシンボルである五重塔(令和13年まで修復中)があることで有名なお寺です。

見どころは、阿修羅ブームを引き起こした「阿修羅像」です。国宝館に収蔵されており、天平の美少年とも呼ばれてファンも多いです。3つの顔と6本の腕を持っているのが特徴です。凛々しい正面の顔は青年期、他の2つは幼少期と思春期の顔といわれています。

公式HPhttps://www.kohfukuji.com/
所在地〒630-8213 奈良県奈良市登大路町48
TEL本坊寺務所:0742-22-7755
中金堂・東金堂:0742-22-7781
(電話受付9:00~17:00)
アクセス近鉄奈良駅徒歩5分
拝観時間年中無休
9:00~17:00(受付は16:45まで)
境内の見学は随時
拝観料【中金堂】
大人・大学生:500円
中高生:300円
小学生:100円
 
【興福寺国宝館】
大人・大学生:700円
中高生:600円
小学生:300円
駐車場有料(普通車46台、バス16台)

元興寺

中谷堂からならまちへ入って徒歩10分ほどで元興寺へ到着です。元興寺は、法興寺(飛鳥寺)が平城遷都によって新築移転されたお寺です。ならまちエリアの中心にあり、南都七大寺の1つとして栄えました。

見どころは、極楽堂(極楽坊本堂・曼荼羅堂)です。極楽坊とは浄土宗の念仏道場でした。鎌倉時代に改築され、本尊である極楽浄土を描いた「智光曼荼羅(ちこうまんだら)」を安置する場所を極楽堂、僧坊であった部分を禅室として分けました。

公式HPhttps://gangoji-tera.or.jp/
所在地〒630-8392 奈良県奈良市中院町11
TEL0742-23-1377
アクセス近鉄奈良駅から徒歩で12分 JR奈良駅から徒歩で20分
拝観時間年中無休
9:00~17:00( 入門は16:30まで)
拝観料大人:500円(秋季特別展期間中600円)
中学生・高校生:300円
小学生:100円
※団体割引等あり
駐車場有料(普通車46台、バス16台)

薬師寺

スタートは近鉄西ノ京駅です。徒歩約1分で薬師寺へ到着します。

薬師寺は金堂に祀られた薬師三尊像が本尊であり、健康祈願のパワースポットとしても人気があります。南都七大寺の一つとして栄えました。

見どころは、「凍れる音楽」と評される東塔です。創建以来1,300年間、薬師寺で唯一現存している建物です。一見六重に見えますが、小さな屋根は裳階(もこし)と呼ばれる飾り屋根で、実際は三重です。大小の屋根のバランスが絶妙で美しいです。

公式HPhttps://yakushiji.or.jp/
所在地〒630-8563 奈良県奈良市西ノ京町457
TEL0742-33-6001
アクセス近鉄西ノ京駅下車すぐ
拝観時間8:30~17:00(受付16:30まで)
拝観料【通常拝観券】
大人:1,000円
中高生:600円
小学生:200円
※団体割引あり
駐車場有料駐車場あり

唐招提寺

薬師寺から北へ10分ほど歩くと、唐招提寺に到着します。唐招提寺は、歴史の教科書にも登場する鑑真和上が建立しました。

見どころは、寄棟造(よせむねづくり)のどっしりとした美しい屋根を持つ金堂です。奈良時代から残る金堂として唯一現存しており、本尊・盧舎那仏坐像など数々の国宝の仏像が祀られています。

公式HPhttps://toshodaiji.jp/
所在地〒630-8032 奈良県奈良市五条町13-46
TEL0742-33-7900
アクセス奈良交通バス:JR奈良駅・近鉄奈良駅からまたは、
「奈良県総合医療センター」行きバス「唐招提寺」下車すぐ。
 
徒歩:近鉄西ノ京駅より徒歩約10分
拝観時間​​年中無休8:30~17:00(受付は16:30まで)
拝観料大人・大学生:1000円
高校生:400円
中学生:400円
小学生:200円
駐車場有料(150台) 8:00〜18:00

平城宮跡

平城宮跡は敷地面積が広いためかなり歩きますが、イベントでもない限り混まない穴場です。平城宮跡は次の回り方が効率が良いです。

  • 平城宮跡歴史公園の東にある東院庭園→第一次大極殿→朱雀門

朱雀門まで歩けば、商業施設や遣唐使船のある観光交流施設はすぐ近くです。

おすすめのスポットは、第一次大極殿です。復元された壮観な朱色の建物は、内部を無料で見学できます。中央に高御座(天皇が座る玉座)があり、天井付近の壁の四方にはそれぞれの方角を守護する四神が描かれています。

公式HPhttps://www.heijo-park.jp/
所在地〒630-8012 奈良県奈良市二条大路南3丁目5番1号
TEL0742-36-8780(​​平城宮跡管理センター)
0742-35-8201(遣唐使船)
アクセスぐるっとバス:大宮通りルート「朱雀門ひろば」下車
拝観時間​​復原遣唐使船 乗船時間:8:30〜18:00
定休日:無休
※天候により乗船できない場合あり。季節により時間延長あり。
 
朱雀門:9:00〜16:30(入場は16:00)
休館日:​​月曜日(月曜が祝日の場合はその翌日)、12月29日〜1月3日
 
平城宮いざない館:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:​​2月・4月・7月・11月の第2月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
 
第一次大極殿:9:00~16:30(入館16:00まで)
休館日:月曜日(祝日の場合はその翌日)、12月29日~1月3日
 
※各施設により開館時間が異なる。各施設、外から鑑賞するのであれば随時可能。
拝観料無料
駐車場駐車場4ヶ所(うち2ヶ所は無料)

平城宮跡から徒歩かバスで大和西大寺駅へ向かいます。どちらも15分ほどかかります。ぐるっとバスはバス停「朱雀門広場」から乗車して「大和西大寺駅南口」で降ります。

まとめ

古都奈良の文化財への行き方・費用・観光に必要な日数・ベストシーズン・世界遺産の内容について、解説してきました。ポイントを以下にまとめます。

まとめ

 ・旅行にかかる費用は、1泊2日で4万円(繁忙期を除く)程度です。
 ・春と秋がベストシーズン
となる。
 ・現存する世界最古の木造建造物である。
 ・聖徳太子ゆかりの寺院である。
 ・柱の中央が膨らむエンタシスの技法を採用した。
 ・法隆寺の登録→「真正性における奈良会議」→「奈良文書」(1994年)


旅行することで様々な経験が出来て、人生が豊かになることでしょう。思い立ったら、興味の沸く場所に足を運んでみてはいかがでしょうか。

世界遺産に興味を持たれた方は、世界遺産検定に挑戦してみてはいかがでしょうか。
世界遺産検定公式HP

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