屋久島への行き方・費用・観光に必要な日数・ベストシーズン・世界遺産の価値

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屋久島(下の地図の③)は美しい自然景観を備え、世界遺産(自然遺産)に登録されています。魅力的な屋久島への行き方・費用・観光に必要な日数・ベストシーズン・世界遺産の内容について、解説いたします。旅行の計画に役立つことに役立ち、あなたの旅がより充実することを切に願っています。

 


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目次

屋久島への行き方

Yakushima

旅行に行く時期にもよりますが、繁忙期(GW、夏休み、冬休み等)を外した安い時期の1人旅で10万円~13万円程度かかります。(2泊3日基準)

屋久島への行き方は、大きく分けると3つの方法があります。

所要時間は飛行機⇒高速船⇒フェリーの順で長くなります。
一方で、料金はフェリー⇒高速船⇒飛行機の順で高くなります。

1.飛行機 エアトリ

屋久島空港と結ぶ路線は以下、3路線あります。日本航空グループの日本エアコミューターJACが運航しているので、JAL系列で航空会社を合わせると、当日の乗り継ぎがスムーズです。

  • 鹿児島空港⇔屋久島空港 40分 片道約15,000円
  • 福岡空港⇔屋久島空港 1時間10分 片道約25,000円
  • 伊丹空港⇔屋久島空港 1時間45分 片道約35,000円
2.高速船

 高速船トッピー・ロケット〈鹿児島本港南ふ頭⇔屋久島 宮之浦港、安房港〉 2時間30分 片道12,200円
 
 1日6便が運航しています。
 2週間以上前からの往復予約は、割引制度があります。
 利用する便によって到着する港が変わり、北部の宮之浦港と南部の安房港の2つに寄港します。
 また、屋久島と合わせて指宿観光をお考えの方は、指宿を経由して運航する便が便利です。

 高速船トッピー・ロケット

3.フェリー

フェリーは以下の航路があります。

  • フェリー屋久島Ⅱ 〈鹿児島本港南ふ頭⇔屋久島 宮之浦港〉 4時間 2等片道6,000円

  1日1往復運航しています。
  鹿児島発 8:30 → 屋久島着 12:30
  屋久島発 13:30 → 鹿児島着 17:40

  フェリー屋久島Ⅱ-折田汽船

  • フェリーはいびすかす 〈鹿児島 谷山港⇔種子島 西之表港⇔屋久島⇔屋久島 宮之浦港〉 2等片道3,900円

  1日1往復運航しています。出港日に種子島の西之表港へ寄港して、種子島へ1泊後の翌朝に屋久島へ到着
  するスケジュールとなっているので、注意が必要です。
  屋久島までの利用者は、船内の客室で1泊することになります。

  鹿児島発 18:00 → 種子島着 21:40 → 種子島発 翌朝5:00 → 屋久島着 7:00
  屋久島発 8:10 → 種子島着 10:10 → 種子島発 11:00 → 鹿児島着 14:40

  フェリーはいびすかす-鹿商海運

航空券の予約は、エアトリ

<東京から航空機を利用して、屋久島で2泊3日の旅行をした場合の目安費用>
 航空料金:往復6万円~8万円(エコノミー利用時)
 宿泊料金:1泊1万円×2泊=2万円(食事なし)
 食事代:1食1,000円×3食×3日=0.9万円
 アクティビティ:1万円~2万円
 合計:10万円~13万円

観光に必要な日数

屋久島旅行の一般的なスケジュールは、2泊3日が多く、続いて3泊4日となります。
一番人気の縄文杉トレッキングに参加した場合、11時間~12時間かかるためです。

国内ツアーはHISホームページを参照ください。また、現地のアクティビティは、アクティビティジャパンを参照ください。

縄文杉トレッキング-yakushima.fun

ベストシーズン

一年を通して温暖な地域ですので、どの時期に行っても良いでしょう。
目的によって変わってきますが、トレッキング目的の方が多いと思いますので、春なら4月と5月の梅雨入り前までと、秋なら9月後半から10月、11月中旬までがベストシーズンではないでしょうか。

世界遺産の価値

Yakushima

屋久島は九州の南西にあり、東シナ海と太平洋に囲まれています。屋久島では高温かつ湿潤な気候のもと、日本固有種のスギがほかの地域とは異なる携帯で分布しています。1993年に世界自然遺産に登録されています。屋久島が、世界遺産に登録された理由として、独自の自然体系と生態系が挙げられています。

1.概要
  • 登録基準(vii)(ix)が適用されている。
  • 針葉樹林としてのスギが現存している。(遺存固有
  • 北緯30度、九州最高峰の宮之浦岳(1936m)などの山岳島である。
  • 年間降水量4400㎜
  • 東京23区より少し小さい約500㎢に亜熱帯植物から亜寒帯植物まで垂直分布が見られる。
2.歴史
  • 最初の記録は600年代の古文書である。
  • 江戸時代に薩摩藩による伐採約200年、明治維新後に大部分が国有林化された。
  • 1923年「屋久島憲法」(屋久島国有林経営の大綱)が策定された。
  • 1924年に原生林は天然記念物指定された。
    ※人工造林等に伴う天然の屋久杉の伐採は継続
  • 1964年に九州の霧島とともに国立公園に編入
  • 1980年にMAB計画の生物圏保存地域に指定、80年代に一切の伐採が禁止された。
  • 2005年に島北東部がラムサール条約登録地となった。
  • 2011年霧島と切り離され「屋久島国立公園」として独立を果たした。
3.生態系

(1)植物の垂直分布

  • 0~100m:アコウ、ガジュマル、メヒルギ 亜熱帯性植物が生育する。
  • 700~800m:シイ、カシ類を中心とした暖温帯常緑広葉樹林が広がる。
  • 700~1,200m:暖温帯針葉樹林が広がる。
  • 1,200~1,800m:冷温帯針葉樹林が広がる。
  • 1600m付近に日本最南端の高層湿原が広がる。ミズゴケ、コケスミレが見られる。
  • 山頂部にヤクシマダケ、ヤクシマシャクナゲの低木林が広がっている。

(2)固有の動物

  • 哺乳類4種の固有亜種 ヤクザル、ヤクシカ、ヤクシマジネズミ、ヤクシマヒメネズミ
  • 鳥類2種の固有亜種 ヤクシマカケス、ヤクシマヤマガラ

(3)屋久杉

  • 樹齢1000年以上は屋久杉、1000年未満は小杉と呼ばれる。
  • 屋久杉は大きいものは直径3~5m、標高600~1800mまで広く分布、現在2000本以上を確認している。
  • 樹脂の防腐・防虫効果が屋久島のスギの寿命の理由と考えられている。
  • 放置された機材が内部は腐敗せず、土埋木、倒木更新、切り株更新が起こりやすい。

まとめ

屋久島への行き方・費用・観光に必要な日数・ベストシーズン・世界遺産の内容について、解説してきました。ポイントを以下にまとめます。

 ・屋久島への行き方は、飛行機⇒高速船⇒フェリーの3つある。
 ・旅行にかかる費用は、2泊3日で10万円~13万円(繁忙期を除く)程度がかかる。
 ・トレッキング目的で、春なら4月と5月の梅雨入り前までと、秋なら9月後半から10月、11月中旬まで
  がベストシーズンとなる。
 ・亜熱帯植物から亜寒帯植物まで垂直分布が見られる。
 ・2005年に島北東部がラムサール条約登録地となった。
 ・哺乳類4種の固有亜種 ヤクザル、ヤクシカ、ヤクシマジネズミ、ヤクシマヒメネズミ
 ・鳥類2種の固有亜種 ヤクシマカケス、ヤクシマヤマガラ

旅行することで様々な経験が出来て、人生が豊かになることでしょう。思い立ったら、興味の沸く場所に足を運んでみてはいかがでしょうか。

世界遺産に興味を持たれた方は、世界遺産検定に挑戦してみてはいかがでしょうか。
世界遺産検定公式HP


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