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海外の水道水、飲めるか飲めないか?国・地域別の見分け方と緊急対処法

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この記事を書いた人:kaz-travel

全世界を旅することを目的に、2026年9月現在で66ヵ国(通過しただけの国も含む)を旅するサラリーマントラベラーです。kaz-travelは、「忙しいサラリーマンでも、最大限に世界を旅する方法」を実体験(体験したい)に基づき発信するトラベルサイトです。2016年〜2020年には中国に駐在。

このサイトでは、世界一周航空券の具体的な活用術から、旅先でのトラブル対策、そして特に力を入れている「詳細な世界遺産訪問ガイド」まで、あなたの旅を豊かに、そして安全にするためのノウハウをお届けします。

目次

海外の水道水、安全に飲める国はどれくらいある?

日本では蛇口をひねれば安全な水が出てきますが、海外ではそうとは限りません。ネット上では「水道水が飲める国は○ヶ国だけ」という情報をよく見かけますが、実は世界中の国・地域をまとめた「飲める国リスト」を公式に発表している機関はありません。数え方(国全体か・都市部か・水質基準をどこで線引きするか)によって、紹介される国の数も中身も大きく変わります。

この記事では、数字の一人歩きに注意しながら、どの地域が比較的安全とされやすいか、多くの国で水道水が飲めない理由、そして万が一飲んでしまった際の対処法まで、海外旅行前に知っておくべき水事情を解説します。

一般的に「安全とされやすい」国・地域の傾向

海外の旅行ガイドやCDC(米国疾病予防管理センター)の渡航情報などで比較的安全とされることが多いのは、次のような国・地域です。

  • 日本・韓国・シンガポール
  • アメリカ・カナダ(都市部中心。地域差あり)
  • 西欧・北欧の多くの国(ドイツ、イギリス、オランダ、北欧各国など)
  • オーストラリア・ニュージーランド

注意したいのは、「国として安全」と言われていても、都市と地方で水質に差があったり、災害・断水時には一時的に飲用不可になったりする点です。「この国だから絶対安心」という思い込みは禁物です。

渡航前は国・地域別の公式情報を確認する

「○ヶ国リスト」のような一覧を丸暗記するより、渡航先が決まったら毎回、次のような公式の情報源で最新の状況を確認するのが確実です。

なぜ多くの国・地域で水道水が飲めないのか

海外で水道水が飲めない理由は、主に水質やインフラの問題に起因します。水源の確保が難しい乾燥地帯や、浄水処理施設への投資が不足している地域では、水道水に細菌や有害物質が含まれる可能性が高くなります。

水質管理・配管の老朽化という課題

浄水場できちんと処理されていても、そこから各家庭・施設まで水を運ぶ配管が老朽化していると、途中でさびや不純物が混入することがあります。浄水処理そのものだけでなく、「処理後にどう運ばれるか」まで含めて水質が決まる点が見落とされがちです。

現地の人は平気でも、旅行者には合わないことがある

現地の人が普段から水道水を飲んでいても、旅行者が同じ水を飲むとお腹を壊すことがあります。これは水質そのものの安全性だけでなく、その土地の水に含まれる菌やミネラルに体が慣れていないことが原因です。「現地の人が飲んでいるから大丈夫」と安易に判断しないようにしましょう。

氷入りの飲み物や生野菜も、水道水で作られている・洗われている可能性があるため注意が必要です。この点は海外で食中毒にならないための「衛生判断基準」でも詳しく解説しています。

国別の注意ポイント:硬水の問題と配管トラブル

「飲める」とされる国でも、日本人が注意すべき点のひとつが「硬水」です。硬水とはミネラル(カルシウム・マグネシウムなど)を多く含む水のことで、ヨーロッパの多くの地域で供給されています。日本の水(軟水)に慣れていると、硬水を飲んだ際に腹痛や消化不良を起こすことがあります。

  • 硬水の多い地域の例: ドイツ、フランス、イタリアなど、ヨーロッパの内陸部を中心に硬水が一般的な地域が多くあります。体質によって合わない場合は、ミネラルウォーターを軟水寄りのもの(日本の水に近いもの)に切り替えるとよいでしょう。
  • 配管の老朽化: 水道水そのものが基準を満たしていても、建物側の配管が古いと水質が悪化することがあります。特に古い建物・地方・郊外では注意が必要です。

水質に関する情報を事前に把握しておくことで、体調を崩すリスクを大きく減らすことができます。

うっかり水道水を飲んでしまった時の緊急対処法

海外旅行中、うっかり水道水を飲んでしまうことは意外とよくあります。落ち着いて、以下のステップで対応しましょう。

  1. 口をしっかりとゆすぐ: ペットボトルの水で口内に残った水道水を洗い流し、体内に取り込む量を減らします。
  2. 水分補給を怠らない: 下痢・嘔吐の可能性を考え、清潔な飲料水や経口補水液(ORS)で水分を補給します。
  3. 体調の変化に注意を払う: 症状が出るまで数時間〜数日かかることもあります。頭痛・発熱・下痢などが出たら記録しておきましょう。
  4. 必要に応じて医療機関を受診: 腹痛や嘔吐など重い症状が出た場合は、自己判断で市販薬に頼らず、速やかに医療機関へ。

現地の病院での治療が必要になった場合、国によっては医療費が高額になることがあります。緊急連絡先に相談できる海外旅行保険には必ず加入しておきましょう。経口補水液(ORS)は水よりも回復が早いため、出発前に携行しておくと安心です。詳しくは海外旅行の持ち物チェックリスト【完全版】でも紹介しています。

まとめ

海外の水道水が「飲める国・飲めない国」を正確に数えた公式リストは存在せず、紹介される国の数は情報源によって大きく異なります。「○ヶ国だけ」という数字を鵜呑みにせず、渡航先が決まるたびにFORTHや外務省海外安全ホームページで最新の情報を確認し、硬水・配管の老朽化といったリスクも踏まえて準備することが大切です。万が一水道水を飲んでしまった場合も、口をすすぐ・水分補給・体調観察・必要なら受診、という手順を覚えておけば、冷静に対応できます。

よくある質問

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トラブル

海外の水道水に関して、読者からよく寄せられる質問をまとめました。

水道水が飲める国は世界に何ヶ国ありますか?

これを公式に集計・発表している国際機関はなく、情報源によって紹介される国の数や内容が大きく異なります。「○ヶ国だけ」という断定的な数字は目安程度に捉え、渡航先ごとにFORTHや外務省海外安全ホームページで最新情報を確認するのが確実です。

「水道水が飲める」とされる国でも注意が必要なのはなぜですか?

国全体として基準を満たしていても、地域によって水質が異なったり、硬水で体調を崩したり、建物の配管の老朽化で水質が悪化したりすることがあるためです。「この国だから絶対安心」と思い込まないことが大切です。

硬水とは何ですか?体調に影響しますか?

カルシウムやマグネシウムなどのミネラルを多く含む水のことです。日本の水(軟水)に慣れていると、硬水を飲んだ際に腹痛や消化不良を起こすことがあります。ヨーロッパの内陸部など、硬水が一般的な地域では、体質に合わない場合はミネラルウォーターの選び方を工夫しましょう。

うっかり水道水を飲んでしまった場合、どうすればよいですか?

まず口を丁寧にすすぎ、清潔な飲料水や経口補水液で水分補給をします。その後は体調の変化を観察し、頭痛・発熱・下痢などの症状が出たら、自己判断で市販薬に頼らず医療機関を受診してください。症状が出るまで数時間〜数日かかることもあります。

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