長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産の行き方・費用・観光に必要な日数・ベストシーズン・世界遺産の価値

 

長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産の行き方・費用・観光に必要な日数・ベストシーズン・世界遺産の価値

長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産(上の地図の㉒)は九州の天草に位置する関連遺産群の名称であり、世界遺産(文化遺産)に登録されています。長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産への行き方・費用・観光に必要な日数・ベストシーズン・世界遺産の内容について、解説いたします。旅行の計画に役立つことに役立ち、あなたの旅がより充実することを切に願っています。



長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産への行き方

HaraCastleRuins
原城跡


旅行に行く時期にもよりますが、繁忙期(GW、夏休み、冬休み等)を外した安い時期の1人旅で5万円程度かかります。(1泊2日基準)

東京から長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産への行き方は、以下の通りです。

1.飛行機
 ・羽田空港⇒福岡空港
   2時間、ソラシドエアで片道20,000円程度
   2時間、ANA、JALで片道27,000円程度

    ・成田空港⇒熊本空港
   2時間半、JetStarで片道7,000円程度

2.新幹線
 ・東海道山陽新幹線+九州新幹線(東京駅⇒博多駅)⇒熊本駅
   5時間半 片道26,000円程度

3.バス
 ・東京駅⇒京都駅⇒熊本駅
   20時間 片道15,000円程度

観光に必要な日数

一般的なスケジュールは、訪れたい場所にもよりますが東京からは、1泊2日で楽しめることが多いです。

ベストシーズン

長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産は通年で観光が可能ですが、ベストシーズンは季節や天候によって異なります。
 
・春(3月から5月)
 春は桜の花見が楽しめる季節で、歴史的な遺産を訪れながら桜の美しい風景を楽しむことができます。気温も過ごしやすくなります。
 
・夏(6月から8月)
 夏は比較的暖かく湿度が高いです。この期間には天草地方の海岸や観光地で夏祭りやイベントが開催されることがあります。
 
・秋(9月から11月)
 秋は過ごしやすく、潜伏キリシタン関連遺産をゆっくりと巡るのに適しています。紅葉も美しく、風景が一層引き立ちます。
 
・冬(12月から2月)
 冬は澄んだ空気の中で歴史的な遺産を訪れることができます。

世界遺産の価値

OuraCatholicChurch
大浦天主堂


長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産は、長崎と天草にある関連遺産群の名称です。

1.概要

 ・登録基準(iii)が適用されている。
 ・長崎と天草地方で潜伏キリシタン達がひそかに信仰を続け育んだ独自の宗教的伝統を証明している。
 ・江戸時代から明治時代にかけて、約250年の海禁体制(鎖国)が確立した。
 ・長崎と熊本の2件8市に点在する10の「集落」とそれぞれ1つの「城跡」「聖堂」の12資産で構成される。
 ・日本の遺産として初めてICOMOSとアドバイザー契約をして、推薦書の作成を実施した。
 ・登録集落で高齢化と人口減少が課題、「野崎島の集落跡」は無人化している場所もある。
 
2.歴史

宗教的伝統の歴史的過程は、大きく4つの時代に区分される。
 
1.始まり(17世紀初頭~中頃)
 ・1549年ザビエル鹿児島上陸、1550年平戸布教、豊臣秀吉や徳川幕府によるキリスト教信仰が禁止され、禁教の下でも密かに信教を続ける。
 ・「島原・天草一揆」の主戦場である原城跡が時代を証明している。
2.形成(17世紀中頃~19世紀初頭)
 ・神道や仏教を装い信仰を維持、「平戸の聖地と集落」「天草の崎津集落」
3.維持、拡大(18世紀末~19世紀中頃)
 ・信仰を隠せる五島列島に移住、「頭ヶ島の集落」「野崎島の集落跡」、移民のキリスト教信仰が黙認されていた側面もあった。
4.変容、終わり(19世紀後半)
 ・1865年「大浦天主堂」で信仰を告白した「信徒発見」(教皇に奇跡報告)、1873年キリスト教解禁

3.構成資産の概要

Ooetenshudou
大江天主堂

1.始まり(17世紀初頭~中頃)

原城跡

島原・天草一揆の主戦場、発掘で多数の人骨とキリシタンの信心具が出土


2.形成(17世紀中頃~19世紀初頭)

平戸の聖地と集落「春日集落と安満岳」「中江ノ島」 キリスト教伝来前からの山岳信仰の安満岳、準拠うちの中江ノ島を聖地として信仰
天草の﨑津集落 アワビ貝等を信心具、漁村特有の信仰、大黒天や恵比寿をキリスト教唯一神デウスとして信仰
外海の出津集落 聖画像をひそかに拝むことで信仰を隠し、教理書や教会歴を基に信仰、後に五島等へ移住
外海の大野集落 表向きは仏教徒や神社神道を装い、神社を祈りの場として信仰

3.維持、拡大(18世紀末~19世紀中頃)

黒島の集落 平戸藩の移住政策に応じ、牧場跡の再開発地に移住、仏教寺院で信仰
野崎島の集落跡 神道聖地、沖ノ神嶋神社の神官と氏子の居住地以外未開の地に移住し信仰、無人化
頭ヶ島の集落 病人の療養地の島へ仏教の開拓指導者に従って移住し信仰
久賀島の集落 後藤藩の開拓移民政策に従い未開拓地に移住し信仰
奈留島の江上集落(江上天主堂とその周辺) 既存の集落から離れた海に近い狭い谷間に移住し、地勢に適応しながら信仰

4.変容、終わり(19世紀後半)

大浦天主堂

開国後来日した宣教師が1864年建造、1953年洋風建築として初の国宝指定

 

まとめ

長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産への行き方・費用・観光に必要な日数・ベストシーズン・世界遺産の内容について、解説してきました。ポイントを以下にまとめます。

 ・旅行にかかる費用は、1泊2日で5万円(繁忙期を除く)程度です。

 ・長崎と天草地方で潜伏キリシタン達がひそかに信仰を続け育んだ独自の宗教的伝統を証明している。
 ・江戸時代から明治時代にかけて、約250年の海禁体制(鎖国)が確立した。
 ・長崎と熊本の2件8市に点在する10の「集落」とそれぞれ1つの「城跡」「聖堂」の12資産で構成される。
 ・日本の遺産として初めてICOMOSとアドバイザー契約をして、推薦書の作成を実施した。
 ・登録集落で高齢化と人口減少が課題、「野崎島の集落跡」は無人化している場所もある。

旅行することで様々な経験が出来て、人生が豊かになることでしょう。思い立ったら、興味の沸く場所に足を運んでみてはいかがでしょうか。

世界遺産に興味を持たれた方は、世界遺産検定に挑戦してみてはいかがでしょうか。
世界遺産検定公式HP