ブラジルの世界遺産一覧【2026年最新版】です。ブラジルには、イグアス国立公園、リオ・デ・ジャネイロ、首都ブラジリア、植民地時代の古い町、アマゾンやパンタナルの大自然まで、26件の世界遺産があります。この記事では、ブラジルのどの地域に多くの遺産があるのか、登録された世界遺産の概要を地図と表でわかりやすく紹介します。遺産の歴史的な背景を知ってから旅をすることで、あなたの旅がより充実するでしょう。旅行や世界遺産検定の学習に役立てば幸いです。

| No. | 登録名 | 登録年 | 所在地 | 登録基準 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | オウロ・プレトの歴史都市 | 1980年 | ミナス・ジェライス州 | (1), (3) | |
| 2 | オリンダの歴史地区 | 1982年 | ペルナンブーコ州 | (2), (4) | |
| 3 | グアラニのイエズス会布教施設群:サン・イグナシオ・ミニ、サンタ・アナ、ヌエストラ・セニョーラ・デ・ロレト、サンタ・マリア・マヨール(アルゼンチン側)、サン・ミゲル・ダス・ミソンイス(ブラジル側) | 1984年(アルゼンチン側は1983年登録) | リオ・グランデ・ド・スル州(ブラジル側のサン・ミゲル・ダス・ミソンイス)、アルゼンチンのミシオネス州 | (4) | アルゼンチンと共有 |
| 4 | サルヴァドル・デ・バイアの歴史地区 | 1985年 | バイーア州 | (4), (6) | |
| 5 | コンゴーニャスのボン・ジェズス聖域 | 1985年 | ミナス・ジェライス州コンゴーニャス | (1), (4) | |
| 6 | イグアス国立公園 | 1986年 | パラナ州 | (7), (10) | 自然遺産(アルゼンチンと共有) |
| 7 | ブラジリア | 1987年 | 連邦区 | (1), (4) | |
| 8 | セラ・ダ・カピバラ国立公園 | 1991年 | ピアウイ州南東部(サン・ライムンド・ノナト市など) | (3) | |
| 9 | サン・ルイスの歴史地区 | 1997年 | マラニャン州 | (3), (4), (5) | |
| 10 | ディアマンティーナの歴史地区 | 1999年 | ミナス・ジェライス州 | (2), (4) | |
| 11 | ディスカヴァリー・コースト大西洋沿岸森林保護区群 | 1999年 | バイーア州・エスピリトサント州(大西洋岸) | (9), (10) | 自然遺産 |
| 12 | サウス・イースト大西洋沿岸森林保護区群 | 1999年 | パラナ州・サンパウロ州(大西洋岸) | (7), (9), (10) | 自然遺産 |
| 13 | 中央アマゾン自然保護区群 | 2000年(2003年範囲拡大) | アマゾナス州 | (9), (10) | 自然遺産 |
| 14 | パンタナル自然保護区 | 2000年 | マット・グロッソ州南西部、マット・グロッソ・ド・スル州北西部 | (7), (9), (10) | 自然遺産 |
| 15 | ゴイアスの歴史地区 | 2001年 | ゴイアス州 | (2), (4) | |
| 16 | ブラジル沖の大西洋の島々:フェルナンド・デ・ノローニャとロカス環礁の保護区群 | 2001年 | ペルナンブーコ州・リオ・グランデ・ド・ノルテ州(大西洋の島々) | (7), (9), (10) | 自然遺産 |
| 17 | セラード自然保護地域群:ヴェアデイロス平原国立公園とエマス国立公園 | 2001年 | ゴイアス州(ブラジル中央高原) | (9), (10) | 自然遺産 |
| 18 | サン・クリストヴァンのサン・フランシスコ広場 | 2010年 | セルジッペ州サン・クリストヴァン | (2), (4) | |
| 19 | リオ・デ・ジャネイロ:山と海に囲まれたカリオカの景観 | 2012年 | リオ・デ・ジャネイロ州リオ・デ・ジャネイロ市 | (5), (6) | |
| 20 | パンプーリャの近代建造物群 | 2016年 | ミナス・ジェライス州ベロオリゾンテ | (1), (2), (4) | |
| 21 | ヴァロンゴ埠頭の考古遺跡 | 2017年 | リオ・デ・ジャネイロ市 | (6) | |
| 22 | パラチーとグランジ島:文化と生物多様性 | 2019年 | リオ・デ・ジャネイロ州パラチー | (5), (10) | 複合遺産 |
| 23 | ロベルト・ブーレ・マルクスによる庭園 | 2021年 | リオ・デ・ジャネイロ州西部 | (2), (4) | |
| 24 | レンソイス・マラニャンセス国立公園 | 2024年 | マラニャン州東海岸 | (7), (8) | 自然遺産 |
| 25 | ペルアス川渓谷 | 2025年 | ミナス・ジェライス州北部 | (7), (8) | 自然遺産 |
| 26 | アマゾニアの劇場群 | 2026年 | パラー州ベレン、アマゾナス州マナウス | (2), (4) | シリアル |
-
世界遺産
世界遺産検定 日本の遺産データの練習問題20問|登録年・面積
-
世界遺産
世界遺産検定 制度の練習問題20問|三諮問機関・委員会・危機遺産
-
世界遺産
世界遺産検定 概念の練習問題20問|真正性・完全性・緩衝地帯
-
世界遺産
世界遺産検定 登録基準の練習問題20問|一問一答で判別
-
基礎知識
世界遺産登録の流れを解説|審査から登録決定まで
-
基礎知識
【1級対策】世界遺産委員会の仕組み:21カ国の委員国・任期・開催周期の徹底暗記
-
基礎知識
【1級対策】ユネスコの役割と世界遺産センター:世界遺産を支える組織図
-
基礎知識
【完全比較】三諮問機関(ICOMOS・IUCN・ICCROM)の役割と専門領域の違い
-
基礎知識
【1級対策】世界遺産条約の基本理念:「人類全体の共通の遺産」という精神と法的効力
表のNo.は、上の地図のピンの番号と同じです(登録年の古い順)。ここからは、北から順番に、州ごとに見ていきましょう。ほかの国と共同で登録された遺産も、それぞれの州の節に含めています。
アマゾナス州・パラー州(北部)
ブラジル北部、アマゾン川流域の州です。世界有数の生物多様性をもつ保護区と、19世紀の劇場建築があります。
中央アマゾン自然保護区群(No.13)
アマゾン川流域で最大の保護地域で、地球上で最も生物多様性の豊かな地域のひとつです。ヴァルゼア(増水時に冠水する森林)やイガポー(水に浸かった森林)の生態系なども含まれる自然遺産です。
アマゾニアの劇場群(No.26)
2つの構成資産からなります。ベレンの平和劇場と共和国広場、マナウスのアマゾナス劇場とサン・セバスティアン広場で、パラー州とアマゾナス州に建てられました。
マラニャン州
ブラジル北東部の州です。フランス人が築いた町を起源にもつ歴史地区と、白い砂丘の国立公園があります。
サン・ルイスの歴史地区(No.9)
17世紀後半の町の中心部で、フランス人が創設し、オランダが占領した後、ポルトガルの支配下に入りました。最初の長方形の街路計画が、すべて保存されています。
レンソイス・マラニャンセス国立公園(No.24)
マラニャン州の東海岸にあり、セラード、カアチンガ、アマゾンの3つのバイオームの移行帯にあります。面積の半分以上が、白い海岸砂丘地帯です。
ピアウイ州
ブラジル北東部の内陸の州です。南米で最も古い人類の共同体のひとつを物語る遺跡があります。
セラ・ダ・カピバラ国立公園(No.8)
国立公園内の数多くの岩陰の多くに、洞窟壁画が描かれ、2万5000年以上前のものもあります。南米で最も古い人類の共同体のひとつを示す、傑出した証拠です。
ペルナンブーコ州
ブラジル北東部、大西洋に面した州です。サトウキビ産業で栄えた町と、大西洋に浮かぶ島々があります。
オリンダの歴史地区(No.2)
16世紀にポルトガル人が築いた町で、歴史はサトウキビ産業と結びついています。オランダに略奪された後に再建され、基本的な都市の構造は18世紀にさかのぼります。建物、庭園、修道院、小さな礼拝堂の調和が見事です。
ブラジル沖の大西洋の島々:フェルナンド・デ・ノローニャとロカス環礁の保護区群(No.16)
南大西洋の海底山脈の頂にあたる、フェルナンド・デ・ノローニャ諸島とロカス環礁です。南大西洋の島の面積の大部分を占め、豊かな海をもつ自然遺産です。
セルジッペ州
ブラジル北東部の、ブラジルで最も面積の小さい州です。植民地時代の広場が登録されています。
サン・クリストヴァンのサン・フランシスコ広場(No.18)
サン・クリストヴァンの町にある、四辺形の広場です。サン・フランシスコ教会と修道院、慈悲の教会、州政府の宮殿など、古い時代の立派な建物に囲まれています。
バイーア州
ブラジル北東部の州で、ブラジル最初の首都サルヴァドールがあります。ヨーロッパ、アフリカ、先住民の文化が混ざり合った土地です。
サルヴァドル・デ・バイアの歴史地区(No.4)
1549〜1763年にブラジル最初の首都だった町で、ヨーロッパ、アフリカ、アメリカ先住民の文化が混ざり合いました。1558年からは、新世界で最初の奴隷市場でもありました。
ディスカヴァリー・コースト大西洋沿岸森林保護区群(No.11)
バイーア州とエスピリトサント州にある、8つの保護区に、11万2,000haの大西洋岸森林と、関連する低木林(レスティンガ)が含まれる自然遺産です。
ミナス・ジェライス州
ブラジル南東部の内陸の州で、18世紀のゴールドラッシュとダイヤモンドの採掘で栄えました。歴史都市や近代建築、カルスト地形など、世界遺産が5件あります。
オウロ・プレトの歴史都市(No.1)
17世紀末に創設され、ゴールドラッシュの中心地となり、18世紀のブラジルの黄金時代を象徴する町です。名前は「黒い黄金」の意味です。19世紀に金鉱が枯渇して町の影響力は衰えましたが、当時の建築が良好な状態で受け継がれています。
コンゴーニャスのボン・ジェズス聖域(No.5)
ベロオリゾンテの南のミナス・ジェライス州に、18世紀後半に築かれた聖域です。イタリア風の、壮麗なロココ様式の内部をもつ教会と、彫像で飾られた屋外の階段などからなります。
ディアマンティーナの歴史地区(No.10)
荒涼とした岩山の首飾りの中の宝石のような、植民地時代の村です。18世紀のダイヤモンド採掘者たちの偉業を思い起こさせ、人間の文化的・芸術的な努力が、厳しい環境に打ち勝ったことを物語ります。
パンプーリャの近代建造物群(No.20)
1940年に、ミナス・ジェライス州の州都ベロオリゾンテに造られた、先見的な田園都市計画の中心地です。人工湖を中心に設計され、カジノ、舞踏場などを備えた、文化と余暇の中心でした。
ペルアス川渓谷(No.25)
ミナス・ジェライス州北部の、劇的なカルスト地形、巨大な洞窟、豊かな生物多様性をもつ国立公園です。炭酸塩岩にできた水平の洞窟群が、見事な鍾乳石、陥没した窪地、石灰岩のアーチを見せます。
連邦区(ブラジリア)
ブラジルの首都ブラジリアがある連邦区です。20世紀に、国の中央に新しく計画された首都が登録されています。
ブラジリア(No.7)
1956年に、国の中央に、何もないところから造られた首都で、都市計画史の画期となりました。都市計画家ルシオ・コスタと建築家オスカー・ニーマイヤーが、居住区の配置から建物の形まで、すべての要素を統一的に計画しました。
ゴイアス州
ブラジル中部の高原にある州です。18〜19世紀の鉱山町と、世界で最も古い熱帯の生態系のひとつ、セラードの保護地域があります。
ゴイアスの歴史地区(No.15)
18〜19世紀に、ブラジル中央部の土地が占領され、植民された歴史を伝える町です。都市の配置は、立地条件に合わせて有機的に発展した鉱山町の一例です。
セラード自然保護地域群:ヴェアデイロス平原国立公園とエマス国立公園(No.17)
ヴェアデイロス平原国立公園とエマス国立公園の2か所からなります。世界で最も古く、多様な熱帯の生態系のひとつ、セラードを特徴づける動植物と、重要な生息地を含んでいます。
マット・グロッソ州・マット・グロッソ・ド・スル州
ブラジル中西部にある、世界最大級の熱帯の湿地、パンタナルの保護地域があります。
パンタナル自然保護区(No.14)
4つの保護区(合計18万7,818ha)からなり、ブラジルのパンタナルの1.3%を占めます。ブラジル西部中央にあり、世界最大級の熱帯の湿地を保護する自然遺産です。
リオ・デ・ジャネイロ州
ブラジル南東部の、大西洋に面した州です。山と海に囲まれた都市景観、奴隷貿易の歴史、植民地時代の港町、造園家の庭園など、世界遺産が4件あります。
リオ・デ・ジャネイロ:山と海に囲まれたカリオカの景観(No.19)
ティジュカ国立公園の山の頂上から海まで、この都市の発展を形づくり、刺激してきた自然の要素を含む、傑出した都市景観です。山と海の間に広がる、独特の都市の景観が評価されました。
ヴァロンゴ埠頭の考古遺跡(No.21)
リオ・デ・ジャネイロの中心部にあり、ジョルナル・ド・コメルシオ広場の全体を含みます。この旧港湾地区には、アフリカから連れて来られた人びとの上陸のための、古い石の埠頭がありました。奴隷貿易の歴史を伝える遺跡です。
パラチーとグランジ島:文化と生物多様性(No.22)
ブラジルで最も保存状態のよい海岸の町のひとつ、パラチーの歴史地区と、大西洋岸森林の4つの保護区からなる、自然と文化の複合遺産です。世界の5大生物多様性ホットスポットのひとつも含まれます。
ロベルト・ブーレ・マルクスによる庭園(No.23)
リオ・デ・ジャネイロ西部にあり、造園家・芸術家のロベルト・ブーレ・マルクス(1909〜1994年)が、40年以上かけて築いた事業です。「生きた芸術作品」を生み出すための「景観の実験室」でした。
サンパウロ州・パラナ州
ブラジル南東部から南部にかけての州で、大西洋岸森林が残る地域です。世界最大級の滝があるイグアス国立公園もあります。
イグアス国立公園(No.6)
アルゼンチンのイグアス国立公園とともに、世界最大級の滝を共有しています。滝は全長約2,700mに及びます。オオカワウソなどの希少種や絶滅危惧種も生息する自然遺産です。
サウス・イースト大西洋沿岸森林保護区群(No.12)
パラナ州とサンパウロ州にある、ブラジルの大西洋岸森林で、最も良好で、広範な例のいくつかを含みます。25の保護区(合計約47万ha)からなる自然遺産です。
リオ・グランデ・ド・スル州
ブラジル最南端の州です。アルゼンチンと共同で登録された、イエズス会の布教施設の遺跡があります。
グアラニのイエズス会布教施設群:サン・イグナシオ・ミニ、サンタ・アナ、ヌエストラ・セニョーラ・デ・ロレト、サンタ・マリア・マヨール(アルゼンチン側)、サン・ミゲル・ダス・ミソンイス(ブラジル側)(No.3)
ブラジルのサン・ミゲル・ダス・ミソンイスの遺跡と、アルゼンチンの4つの遺跡が、熱帯林の中に残ります。グアラニ人のためのイエズス会の5つの布教施設の、印象的な遺構です。
まとめ
ブラジルにある世界遺産一覧【2026年最新版】をご紹介しました。ブラジルのどの地域に多くの遺産があるのか、登録された世界遺産の歴史的な背景・概要を知り、旅をすることであなたの旅がより充実することを切に願っています。
ブラジルの世界遺産は、金やサトウキビで栄えた植民地時代の町と、20世紀の近代建築や都市計画、そしてアマゾン、パンタナル、大西洋岸森林など、世界有数の自然が組み合わさっています。気になる世界遺産はあったでしょうか。思い立ったら、興味の湧く場所に足を運んでみてはいかがでしょうか。
世界遺産に興味を持たれた方は、世界遺産検定に挑戦してみてはいかがでしょうか。
世界遺産検定公式HP
よくある質問

ブラジルの世界遺産はいくつありますか?
2026年10月時点で26件です。内訳は文化遺産16件、自然遺産9件、複合遺産1件(パラチーとグランジ島)です。アルゼンチンと共同で登録された遺産も、関係する国それぞれの件数に含めて数えています。
ブラジルで最も早く登録された世界遺産は?
1980年に登録された、オウロ・プレトの歴史都市です。ブラジルで最初の世界遺産のひとつとなりました。
世界遺産が最も多い州はどこですか?
この記事の区分では、ミナス・ジェライス州が5件で最多です。オウロ・プレト、ディアマンティーナなどの歴史都市と、コンゴーニャスの聖域、パンプーリャの近代建造物群、ペルアス川渓谷があります。
アルゼンチンと共同で登録された遺産はありますか?
あります。イグアス国立公園(ブラジル側)と、グアラニのイエズス会布教施設群です。アルゼンチン側のイグアスの滝は、アルゼンチンの世界遺産として登録されています。
ブラジルの近代建築の世界遺産はどれですか?
首都ブラジリア、ベロオリゾンテのパンプーリャの近代建造物群、リオ・デ・ジャネイロ西部のロベルト・ブーレ・マルクスによる庭園があります。
アマゾンやパンタナルなどの自然遺産はどれですか?
イグアス国立公園、中央アマゾン自然保護区群、パンタナル自然保護区、セラード自然保護地域群、フェルナンド・デ・ノローニャ諸島、2つの大西洋岸森林保護区群、レンソイス・マラニャンセス国立公園、ペルアス川渓谷の9件が自然遺産です。






海外ツアー
2.航空券

早割はこちら!<エアトリ>
3. ホテル・宿泊
【Trip.com】旅行をもっとお得に!
4.アクティビティ
現地と直接つながる【Hello Activity】
5.通信機器
海外旅行者向けeSIMなら VOYAGEESIM
6.スーツケース


