中国の北方国境に築かれた巨大な防御施設「万里の長城」の基礎データを整理した大辞典エントリーです。1987年に第1回の中国登録として、泰山・故宮などと同時に登録されました。
目次
基礎データ
| UNESCO登録名 | 万里の長城(英語名: The Great Wall) |
|---|---|
| 所在地 | 中華人民共和国(遼寧省から新疆ウイグル自治区まで、複数の省・自治区・直轄市にまたがる) |
| 登録年 | 1987年 |
| 登録基準 | (i)(ii)(iii)(iv)(vi) |
| 種別 | 文化遺産 |
| 築造時期 | 紀元前3世紀〜17世紀 |
約2000年にわたり築き足された連続する防御施設
万里の長城は、紀元前3世紀から17世紀まで歴代王朝が北方の国境に築き続けた軍事防御施設で、総延長は2万kmを超えます。東は河北省の山海関から、西は甘粛省の嘉峪関まで続き、城壁・馬道・望楼・城壁上の避難所に加え、砦や関所も含みます。UNESCOは、農耕文明と遊牧文明の衝突と交流を示す証拠であると説明しています。
顕著な普遍的価値(OUV)・登録基準
万里の長城は次の5つの基準で評価されています。
- 基準(i):全体の壮大さと構築の完成度から、明代の長城は傑作であること。
- 基準(ii):春秋時代以来、北方の辺境に中国の築城様式と空間の組織法が広まったこと。
- 基準(iii):前漢の版築の城壁から明代の石積みまで、古代中国の文明を伝える傑出した証拠であること。
- 基準(iv):約2000年にわたり単一の戦略目的に仕えた軍事建築群で、防御技術の進歩と政治情勢への適応を示すこと。
- 基準(vi):中国の歴史上比類のない象徴的な意味をもち、中国の文学にも深く刻まれていること。
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よくある質問

万里の長城は「月から見える唯一の人工物」として登録されたのですか?
登録基準(i)の説明にはそのような趣旨の記述がありますが、検定で問われるのは登録年(1987年)や登録基準の組み合わせ、築造時期(紀元前3世紀〜17世紀)といった要点です。


