長江と鄱陽湖にはさまれた名山・廬山の基礎データを整理した大辞典エントリーです。自然景観に見えても、文化基準のみで登録された点が識別のポイントです。
目次
基礎データ
| UNESCO登録名 | 廬山国立公園(英語名: Lushan National Park) |
|---|---|
| 所在地 | 中華人民共和国・江西省九江市 |
| 登録年 | 1996年 |
| 登録基準 | (ii)(iii)(iv)(vi) |
| 種別 | 文化遺産(文化的景観として評価) |
| 資産面積 | 30,200ha |
自然遺産ではなく、文化基準(ii)(iii)(iv)(vi)で登録
廬山は、北を長江、南を鄱陽湖に挟まれ、河・丘・湖が一体となった景観が2000年以上にわたり、宗教家・学者・芸術家・作家をひきつけてきました。山中には200を超える歴史的建造物があります。最高峰は漢陽峰(標高1,474m)で、総面積は30,200haです。
顕著な普遍的価値(OUV)・登録基準
この遺産は次の4つの文化基準で評価されています。
- 基準(ii):景観のなかに配された寺院・教育施設が、長期にわたる価値観の交流を示す文化的景観をなすこと。
- 基準(iii):廬山の景観が哲学や芸術を触発し、中国の文化的伝統の卓越した証拠であること。
- 基準(iv):白鹿洞書院の建物群が、中国の伝統的な書院の建築モデルであること。
- 基準(vi):慧遠が浄土宗を創始して仏教の中国化を進め、朱熹が白鹿洞書院を復興したことなど、思想史上の出来事と結びつくこと。
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よくある質問

廬山は自然遺産ですか?
いいえ、文化遺産です。1996年に文化基準(ii)(iii)(iv)(vi)で、文化的景観として登録されました。


