イスラエルの世界遺産一覧【2026年最新版】です。イスラエルには、ヘロデ大王が築いた要塞マサダから、近代建築の集合体テルアビブの「ホワイト・シティ」まで、9件の世界遺産があります。この記事では、世界遺産の数・登録年・登録基準を地図と表でまとめ、それぞれの遺産の概要を紹介します。渡航を検討する際は、外務省海外安全ホームページで最新の危険情報を必ず確認してください(詳しくは記事末尾のFAQを参照)。ほかの国の登録数は世界遺産登録数ランキングで、個々の遺産や関連する用語は世界遺産の大辞典でも調べられます。

| No. | 登録名 | 登録年 | 所在地 | 登録基準 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | マサダ国立公園 | 2001年 | ユダヤ砂漠(死海西岸) | (3), (4), (6) | |
| 2 | アッコの旧市街 | 2001年 | 西ガリラヤ地方 | (2), (3), (5) | |
| 3 | テル・アビーブの近代都市ホワイト・シティ | 2003年 | テルアビブ市 | (2), (4) | |
| 4 | ネゲヴにある香料の道と砂漠都市群 | 2005年 | ネゲヴ砂漠 | (3), (5) | |
| 5 | 聖書ゆかりの遺丘群:メギド、ハゾル、ベエル・シェバ | 2005年 | 北部メギド・ハゾル〜南部ベエル・シェバ | (2), (3), (4), (6) | |
| 6 | ハイファと西ガリラヤのバハイ教聖所群 | 2008年 | ハイファ市・西ガリラヤ地方 | (3), (6) | |
| 7 | カルメル山の人類の進化を示す遺跡群:ナハル・メアロット/ワディ・エル・ムガラ洞窟 | 2012年 | ハイファ近郊(カルメル山) | (3), (5) | |
| 8 | ユダヤ低地にあるマレシャとベト・グヴリンの洞窟群:洞窟の大地の小宇宙 | 2014年 | ユダヤ低地(マレシャ・ベト・グヴリン) | (5) | |
| 9 | ベート・シェアリムのネクロポリス:ユダヤ人再興の中心地 | 2015年 | ハイファ近郊 | (2), (3) |
-
世界遺産
世界遺産検定 日本の遺産データの練習問題20問|登録年・面積
-
世界遺産
世界遺産検定 制度の練習問題20問|三諮問機関・委員会・危機遺産
-
世界遺産
世界遺産検定 概念の練習問題20問|真正性・完全性・緩衝地帯
-
世界遺産
世界遺産検定 登録基準の練習問題20問|一問一答で判別
-
基礎知識
世界遺産登録の流れを解説|審査から登録決定まで
-
基礎知識
【1級対策】世界遺産委員会の仕組み:21カ国の委員国・任期・開催周期の徹底暗記
-
基礎知識
【1級対策】ユネスコの役割と世界遺産センター:世界遺産を支える組織図
-
基礎知識
【完全比較】三諮問機関(ICOMOS・IUCN・ICCROM)の役割と専門領域の違い
-
基礎知識
【1級対策】世界遺産条約の基本理念:「人類全体の共通の遺産」という精神と法的効力
表のNo.は、上の地図のピンの番号と同じです(登録年の古い順)。ここからは、地域ごとに見ていきましょう。複数の地域にまたがる遺産は、最後にまとめて紹介します。
ガリラヤ・ハイファ地方
イスラエル北部、地中海に面した地域です。十字軍時代の港町や、バハイ教の聖地があります。
アッコの旧市街(No.2)
フェニキア時代から人が住み続けてきた、城壁に囲まれた港町です。1104年から1291年にかけて十字軍国家エルサレム王国の首都として栄え、その後18〜19世紀にはオスマン帝国の拠点として再興しました。地下にはほぼ完全な姿で十字軍時代の街並みが眠っています。
ハイファと西ガリラヤのバハイ教聖所群(No.6)
バハイ教の2人の開祖、バハーウッラーとバーブの廟を中心とする聖地群です。ハイファの段々畑状のバハイ庭園と、アッコにあるバハーウッラー廟を含む7つの場所からなり、世界中から巡礼者が訪れるバハイ教最大の聖地とされています。
カルメル山の人類の進化を示す遺跡群:ナハル・メアロット/ワディ・エル・ムガラ洞窟(No.7)
カルメル山西斜面に並ぶ、タブン・ジャマル・エル・ワド・スクールの4つの洞窟です。50万年におよぶ人類進化の記録が地層に刻まれており、ネアンデルタール人と初期現生人類が同じムステリアン文化の中で共存していた、世界でも珍しい証拠を伝えています。
ベート・シェアリムのネクロポリス:ユダヤ人再興の中心地(No.9)
2世紀以降、エルサレム以外で最も重要なユダヤ人の埋葬地として発展した、カタコンベ(地下墓所)群です。ミシュナーを編纂したラビ・イェフダー・ハナシーと関わりが深く、ギリシャ語・アラム語・ヘブライ語など多言語の碑文が刻まれ、135年以降のユダヤ文化再興を物語っています。
テルアビブ周辺
イスラエル中部、地中海沿岸の経済の中心地です。
テル・アビーブの近代都市ホワイト・シティ(No.3)
1909年に創設されたテルアビブの中心部に広がる、近代建築運動(モダニズム)の集合体です。イギリス委任統治時代、ヨーロッパで学んだ建築家たちが設計した建物が4000棟近く残り、都市計画家パトリック・ゲデスの理念に基づく街区とあわせて評価されています。
ユダヤ砂漠・ユダヤ低地
死海からエルサレム南西にかけて広がる、乾燥地帯です。古代の要塞や、地下に広がる洞窟群があります。
マサダ国立公園(No.1)
死海を見下ろす岩山に、ユダヤ王ヘロデ大王が築いた宮殿要塞です。紀元73年、ローマ帝国に対するユダヤ反乱の最後の砦となり、奴隷となるより死を選んだユダヤの民の象徴として知られています。山を取り囲むローマ軍の包囲陣地は、現存するローマ軍包囲戦跡として最も完全な状態で残っています。
ユダヤ低地にあるマレシャとベト・グヴリンの洞窟群:洞窟の大地の小宇宙(No.8)
かつての町マレシャとベト・グヴリンの地下に広がる、約3500もの人工洞窟群です。紀元前8世紀から十字軍時代まで、貯水槽・搾油所・墓所・礼拝所など様々な用途に使われ続け、「地下に埋もれたもうひとつの街」として評価されています。
ネゲヴ砂漠
イスラエル南部に広がる砂漠地帯です。
ネゲヴにある香料の道と砂漠都市群(No.4)
紀元前3世紀から紀元2世紀にかけて、南アラビア産の乳香・没薬を地中海へ運んだ交易路「香料の道」沿いに築かれた、ナバテア人の4つの砂漠都市(ハルツァ・マムシット・アヴダト・シヴタ)です。高度な灌漑システムによって、過酷な砂漠環境での都市建設を可能にしました。
複数の地域にまたがる遺産
ここでは、イスラエル国内の複数の地域にまたがる遺産を紹介します。
聖書ゆかりの遺丘群:メギド、ハゾル、ベエル・シェバ(No.5)
聖書に登場する都市の遺跡である、3つの「テル」(人工の丘)です。北のハゾル、中部のメギド、南のベエル・シェバにまたがり、鉄器時代の高度な地下水利システムを持つ点が共通しており、古代イスラエルの都市文明の発展段階を物語っています。
まとめ
イスラエルにある世界遺産一覧【2026年最新版】をご紹介しました。ヘロデ大王の要塞マサダから、十字軍時代の港町アッコ、近代建築が集まるテルアビブの「ホワイト・シティ」、ナバテア人の砂漠都市群まで、イスラエルの世界遺産は古代から近代まで多彩です。
気になる世界遺産はあったでしょうか。渡航を検討する際は、必ず外務省の最新の危険情報を確認してください。国別の登録数は世界遺産登録数ランキングでもご覧いただけます。
世界遺産に興味を持たれた方は、世界遺産検定に挑戦してみてはいかがでしょうか。
世界遺産検定公式HP
よくある質問

イスラエルの世界遺産はいくつありますか?
2026年10月時点で9件です。すべて文化遺産で、自然遺産・複合遺産はありません。
イスラエルで最も早く登録された世界遺産は?
2001年に登録された、マサダとアッコの旧市街の2件です。
イスラエルへの渡航は安全ですか?
外務省は2026年10月時点で、イスラエルの大部分(ガザ地区・レバノン国境地帯・ヨルダン川西岸地区の一部を除く)に対し危険情報レベル2「不要不急の渡航は止めてください」を発出しています(2026年9月10日更新)。ガザ地区・同地区との境界周辺、レバノンとの境界地帯はレベル4(退避勧告)、ヨルダン川西岸地区の大部分はレベル3(渡航中止勧告)です。本記事で紹介する9件の世界遺産は、いずれもこれらレベル3・4の地域には含まれませんが、渡航前には必ず外務省海外安全ホームページで最新情報を確認してください。
聖書に関連する世界遺産はありますか?
あります。マサダや、北部メギド・ハゾルから南部ベエル・シェバにまたがる「聖書ゆかりの遺丘群」が代表例です。
テルアビブの「ホワイト・シティ」とは?
1930年代から1950年代にかけて建てられた、近代建築運動(モダニズム)の建物群です。ヨーロッパで学んだ建築家たちが手がけた白い建物が4000棟近く集まっており、世界最大規模のモダニズム建築の集合体として評価されています。






海外ツアー
2.航空券

早割はこちら!<エアトリ>
3. ホテル・宿泊
【Trip.com】旅行をもっとお得に!
4.アクティビティ
現地と直接つながる【Hello Activity】
5.通信機器
海外旅行者向けeSIMなら VOYAGEESIM
6.スーツケース


