世界遺産検定1級を目指す学習者に向けて、2024年に登録されたばかりの「佐渡島の金山」の 基礎データを整理した大辞典エントリーです。同じ鉱山遺産の石見銀山との違いを押さえておきましょう。
基礎データ
| UNESCO登録名 | 佐渡島の金山(英語名: Sado Island Gold Mine) |
|---|---|
| 所在地 | 新潟県佐渡市 |
| 登録年 | 2024年(第46回世界遺産委員会) |
| 登録基準 | (iv)のみ |
| 緩衝地帯 | 1,527.1ha |
| 構成資産 | 西三川砂金山・鶴子銀山・相川鶴子金銀山(道遊の割戸を含む) |
「石見銀山」との違いに注意
どちらも日本の鉱山遺産ですが、石見銀山は「銀」の鉱山で1527年から稼働、登録基準は (ii)(iii)であるのに対し、佐渡島の金山は「金」の鉱山で1601年から稼働、 評価されているのは江戸時代の手作業による独自の採鉱・精錬技術で、登録基準は(iv)のみ です。世界的に機械化が進んだ17世紀初頭から19世紀半ばの時期に、あえて手作業による 伝統技術を継続・洗練させた点が評価の核心で、石見銀山とは評価の軸が異なります (なお佐渡は石見から鉱山技術・人材を受け入れた歴史があります)。
顕著な普遍的価値(OUV)・登録基準
佐渡島の金山は次の基準で評価されています。
- 基準(iv):世界的に機械化が進んだ時代にあって、江戸時代を通じて手作業による独自の採鉱・精錬技術(灰吹法など)を洗練させ続けた、鉱山技術の発展を示す顕著な例。
評価の詳しい根拠(「道遊の割戸」の採掘形態、佐渡奉行所による直轄統治体制など)は、 試験対策記事で詳しく解説しています。
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よくある質問

佐渡島の金山はいつ世界遺産に登録されましたか?
2024年です。2010年に暫定リストに掲載されてから、約14年を経て正式登録されました。日本の世界遺産の中でも登録時期が新しい部類に入ります。
「道遊の割戸」とは何ですか?
相川鶴子金銀山にある、山を割るように採掘された露天掘りの跡です。江戸時代の手作業による採掘規模の大きさを今に伝える象徴的な遺構として知られています。


