フィンランドの世界遺産一覧【2026年最新版】です。フィンランドには、木造建築の旧市街ラウマから、建築家アルヴァ・アアルトの作品群まで、8件の世界遺産があります。この記事では、世界遺産の数・登録年・登録基準を地図と表でまとめ、それぞれの遺産の概要を紹介します。ほかの国の登録数は世界遺産登録数ランキングで、個々の遺産や関連する用語は世界遺産の大辞典でも調べられます。

| No. | 登録名 | 登録年 | 所在地 | 登録基準 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ラウマの旧市街 | 1991年(2009年範囲変更) | サタクンタ地方(旧トゥルク・ポリ州) | (4), (5) | |
| 2 | スオメンリンナ要塞 | 1991年 | ヘルシンキ港(ウーシマー地方) | (4) | |
| 3 | ペタヤヴェシの古教会 | 1994年 | 中部フィンランド地方ペタヤヴェシ | (4) | |
| 4 | ヴェルラの砕木パルプ・板紙工場 | 1996年 | キュメンラークソ地方ヤーラ・ヴァルケアラ | (4) | |
| 5 | 青銅器時代のサンマルラハデンマキ墓群 | 1999年 | サタクンタ地方(旧トゥルク・ポリ州) | (3), (4) | |
| 6 | ヘーガ・クステン/クヴァルケン群島 | 2000年(2006年範囲変更) | クヴァルケン群島(スウェーデンと共同) | (8) | 自然遺産 |
| 7 | シュトルーヴェの測地弧 | 2005年 | フィンランド国内6地点(ノルウェーからウクライナまで10か国と共同) | (2), (4), (6) | |
| 8 | アルヴァ・アアルトの作品群 | 2026年 | フィンランド各地13か所 | (2) |
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表のNo.は、上の地図のピンの番号と同じです(登録年の古い順)。ここからは、地域ごとに見ていきましょう。複数の国にまたがる遺産は、最後にまとめて紹介します。
南西フィンランド
フィンランド南西部、ボスニア湾に面した地域です。木造の旧市街や青銅器時代の墓地があります。
ラウマの旧市街(No.1)
フィンランド有数の古い港町ラウマに残る、約600棟の木造建築からなる旧市街です。15世紀の聖十字架教会を中心にフランシスコ会修道院の周りに発展し、北欧の木造都市建築の伝統を伝える、保存状態の良い街並みとして評価されています。
青銅器時代のサンマルラハデンマキ墓群(No.5)
33基の花崗岩の墳墓からなる、紀元前1500〜500年頃の青銅器時代の墓地です。尾根の上に点在する墳墓群はスカンジナビア青銅器時代の墓制を伝える北欧最大級の遺跡で、珍しい四角形の墳墓「教会の床」も見どころです。
ヘルシンキ周辺
首都ヘルシンキとその周辺地域です。
スオメンリンナ要塞(No.2)
1748年、スウェーデン統治下で建設が始まった海上要塞です。6つの島にまたがる200棟の建物と6kmの防衛壁からなり、スウェーデン・ロシア帝国・フィンランドという3つの主権国家に仕えてきた歴史を持ちます。現在はヘルシンキの一地区として人々が暮らしています。
アルヴァ・アアルトの作品群(No.8)
1928年から1988年にかけて、建築家アルヴァ・アアルトが妻アイノ・エリッサらとともに手がけた13の近代建築・建築群です。人間中心・土地に根ざした機能主義を体現しており、20世紀モダニズム建築に対するフィンランド独自の貢献として評価された、2026年登録の最新の世界遺産です。
中部フィンランド
フィンランド中部、湖沼地帯に広がる地域です。
ペタヤヴェシの古教会(No.3)
1763年から1765年にかけて建てられた、丸太組みのルター派教会です。ルネサンス様式の集中式プランと、ゴシック様式の交差ヴォールトに由来する古い形式を組み合わせた、北欧独自の木造教会建築の伝統を代表する例とされています。
南東フィンランド
ロシア国境に近い、フィンランド南東部の地域です。
ヴェルラの砕木パルプ・板紙工場(No.4)
19世紀末から20世紀初頭にかけて操業した、砕木パルプ・板紙工場とその住宅地です。1964年の操業停止後、機械類もそのままの状態で保存され、北欧・北米で栄えた小規模な森林産業集落を伝える数少ない現存例として、1972年に博物館として公開されました。
複数の国にまたがる遺産
ここでは、ほかの国々と共同で登録された遺産を紹介します。
ヘーガ・クステン/クヴァルケン群島(No.6)
ボスニア湾を挟んで向かい合う、フィンランドのクヴァルケン群島とスウェーデンのヘーガ・クステンからなる自然遺産です。氷河期の氷が解けた後、世界有数の速さで土地が隆起し続けている現象を示し、5600以上の島々からなる独特の地形が広がっています。
シュトルーヴェの測地弧(No.7)
ノルウェーのハンメルフェストから黒海まで、10か国2820kmにおよぶ測量の痕跡です。天文学者シュトルーヴェが1816年から1855年にかけて実施した世界初の大規模な子午線の正確な測量を物語り、地球の正確な大きさと形を明らかにした科学史上の偉業として評価されています。
まとめ
フィンランドにある世界遺産一覧【2026年最新版】をご紹介しました。木造の旧市街や教会、海上要塞、青銅器時代の墓地、近代建築の巨匠アルヴァ・アアルトの作品群まで、フィンランドの世界遺産は多彩です。
気になる世界遺産はあったでしょうか。思い立ったら、興味の湧く場所に足を運んでみてはいかがでしょうか。国別の登録数は世界遺産登録数ランキングでもご覧いただけます。
世界遺産に興味を持たれた方は、世界遺産検定に挑戦してみてはいかがでしょうか。
世界遺産検定公式HP
よくある質問

フィンランドの世界遺産はいくつありますか?
2026年10月時点で8件です。自然遺産1件(ヘーガ・クステン/クヴァルケン群島、スウェーデンと共同)、ほかは文化遺産です。
フィンランドで最も早く登録された世界遺産は?
1991年に登録された、ラウマの旧市街とスオメンリンナ要塞の2件です。
最近登録された世界遺産はありますか?
2026年に、建築家アルヴァ・アアルトの作品群が登録されました。フィンランドで最も新しい世界遺産です。
ほかの国と共同で登録されている遺産はありますか?
2件あります。スウェーデンと共同のヘーガ・クステン/クヴァルケン群島、ノルウェーからウクライナまで10か国と共同のシュトルーヴェの測地弧です。
スオメンリンナ要塞はどこにありますか?
首都ヘルシンキの港の入り口、6つの島にまたがる要塞です。フェリーで訪れることができ、フィンランドで最も人気の高い観光地のひとつです。






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