明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業の行き方・費用・観光に必要な日数・ベストシーズン・世界遺産の価値

 

明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業の行き方・費用・観光に必要な日数・ベストシーズン・世界遺産の価値

明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業(上の地図の⑲)は、明治時代の産業革命を示した遺産であり、世界遺産(文化遺産)に登録されています。明治日本の産業革命遺産への行き方・費用・観光に必要な日数・ベストシーズン・世界遺産の内容について、解説いたします。旅行の計画に役立つことに役立ち、あなたの旅がより充実することを切に願っています。



明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業への行き方

Gunkanjima
軍艦島


旅行に行く時期にもよりますが、繁忙期(GW、夏休み、冬休み等)を外した安い時期の1人旅で6万円程度かかります。(1泊2日基準)

東京から明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業への行き方は、以下の通りです。
ここでは、もっとも多くを占める九州(北九州市)をベースに記載する。

1.新幹線
 ・東海道新幹線(東京駅⇒小倉駅)
   4時間 片道22,000円程度

2.飛行機
 ・東京⇒北九州
   2時間 スターフライヤー片道10,000円程度、JAL、ANA片道20,000円程度

3.バス
 ・東京駅⇒小倉駅
   13時間 片道13,000円程度

観光に必要な日数

一般的なスケジュールは、訪れたい場所にもよりますが東京からは、日帰りや1泊2日で楽しめることが多いです。

ベストシーズン

明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業は通年で観光が可能です。
一般的な観光のベストシーズンは、以下の通りです
 
・春(3月から5月)
 春は気温が穏やかで、新緑が美しい季節です。多くの場所で気候が過ごしやすく、観光地が賑わいます。桜の開花シーズンも多く、日本の風物詩として楽しむことができます。

・秋(9月から11月)
 秋も気温が適度で、紅葉が美しい季節です。特に10月から11月にかけては、多くの地域で紅葉が見頃を迎え、景色が一層美しくなります。

世界遺産の価値

Gunkanjima
軍艦島

明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業は、九州5県(福岡、長崎、佐賀、鹿児島、熊本)、山口、岩手、静岡の8県11市に位置する遺産です。

1.概要

 ・登録基準(ii)(iv)が適用されている。
 ・日本は19世紀半ばから始まった近代化で約50年間という短い期間で飛躍的経済発展を達成した。
 ・23件の構成資産は九州5県(福岡、長崎、佐賀、鹿児島、熊本)、山口、岩手、静岡の8県11市。
 ・稼働中資産を含むため、文化財保護法だけでなく、港湾法や景観法などを組み合わせて保護計画とした。
 ・内閣官房が推薦した。
 
2.歴史
 ・幕末1850年代から諸外国の脅威、薩摩藩主島津斉彬(集成館)、山口の吉田松陰(松下村塾)
 ・明治初期1870~80年代、西洋の技術者を招き近代化
 ・佐賀藩がトーマス・グラバーと高島炭坑で日本初の蒸気機関での採掘
 ・1890~1910年、西洋の知識技術を日本の実情にあわせて発展させ、日本独自の産業化
 ・長崎端島炭坑、官営八幡製鉄所、三池炭鉱ではは炭坑と三池港を結ぶ鉄道一体のシステム

3.構成資産の概要

エリア1萩

No. 名称 所在地 概要
1-1 萩反射炉 山口県萩市 日本に現存する2基の反射炉の1つで、10.5mの煙突部分の遺構。
1-2 恵美須ヶ鼻造船所跡   前期にロシア式、後期にオランダ式の技術を用いて大型の洋式軍艦を製造した造船所跡。
1-3 大板山たたら製鉄遺   在来のたたら製鉄の技術を用いて江戸時代中期から後期に操業し、洋式軍艦の製造に欠かせない鉄の供給を行った。
1-4 萩城下町   幕末から明治維新にかけて日本の近代国家形成を主導した西南雄藩のひとつ、長州藩の中心拠点。1604年に毛利氏の戸城として指月山に萩城が建造され、麓に城下町が形成された。
1-5 松下村塾   吉田松陰が講義した私塾。3年弱の間に指導した塾生の中から、高杉晋作、伊藤博文、山縣有朋など、幕末から明治維新にかけての日本の近代化・産業化に貢献する人材を輩出した。

エリア2鹿児島

No. 名称 所在地 概要
2-1 旧集成館  鹿児島県鹿児島市 欧米列強に対抗するため、薩摩藩主島津斉彬は1851年から現在の鹿児島市吉野町磯地区に工場群を設けて軍事強化と産業育成を図った。製鉄・造船・紡績など幅広い分野を手掛けた。
2-2 寺山炭窯跡   反射炉下部の遺構。
2-3 関吉の疎水溝    集成館の高炉や鑚開台の動力水車用取水口等

エリア3韮山

No. 名称 所在地 概要
3-1  韮山反射炉 静岡県伊豆の国市 韮山代官江川太郎左衛門英龍建造、稼働していた反射炉としては唯一現存

エリア4釜石

No. 名称 所在地 概要
4-1 橋野鉄鉱山 岩手県釜石市 盛岡藩士大島高任建造の洋式高炉・鉱山跡、1858年日本初の連続出銑に成功

エリア5佐賀

No. 名称 所在地 概要
5-1 三重津海軍所跡 佐賀県佐賀市 佐賀藩海軍の訓練場・造船所で、日本に現存する最古の乾船渠(ドライドック)の遺構が残る。

エリア6長崎

No. 名称 所在地 概要
6-1 小菅修船場跡 長崎県長崎市 佐賀藩海軍の訓練場・造船所で、日本に現存する最古の乾船渠(ドライドック)の遺構が残る。
6-2 長崎造船所第三船渠   1904年に落成した曽禰達蔵設計の木造洋館。
6-3 長崎造船所ジャイアント・カンチレバークレーン   1909年日本初電動クレーン、稼働資産
6-4 長崎造船所旧木型場   1898年建設、長崎造船所最古の建造物
6-5 長崎造船所占勝閣    
6-6 高島炭坑   1868年佐賀藩とグラバーで開発の海洋炭坑、1869年モーリス招聘され日本初蒸気機関による竪坑の「北渓井坑」、1881年から三菱所有
6-7 端島炭坑(軍艦島)   長崎港南西約18km、最盛期5000人生活
6-8 旧グラバー住宅   英国コロニアル様式と伝統技術の融合

エリア7三池

No. 名称 所在地 概要
7-1 三池炭鉱・三池港

・宮原坑  (福岡県大牟田市)

・万田坑  (熊本県荒尾市/福岡県大牟田市)

・専用鉄道敷跡 (福岡県大牟田市/熊本県荒尾市)  

・三池港 (福岡県大牟田市)

1873年に操業開始し、明治政府から1889年に三井に移管、1997年に閉山した炭鉱。
7-2 三角西港 熊本県宇城市 明治政府において産業開発と併せた港湾整備の一環として建設された港で、1887年に開港した

エリア8八幡

No. 名称 所在地 概要
8-1 官営八幡製鐵所

・旧本事務所 (北九州市)  

・修繕工場 (北九州市)

・旧鍛冶工場 (北九州市)

旧本事務所は創業2年前の1899年に竣工した赤煉瓦の建造物、中央にドーム・左右対称、外国人顧問技師室等
8-2  遠賀川水源地ポンプ室 福岡県中間市 鉄鋼生産に必要な工業用水を遠賀川上流から取水し八幡製鐵所に送水する施設で、1910年に建設された。
Gunkanjima
軍艦島

まとめ

明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業への行き方・費用・観光に必要な日数・ベストシーズン・世界遺産の内容について、解説してきました。ポイントを以下にまとめます。

 ・旅行にかかる費用は、1泊2日で6万円(繁忙期を除く)程度です。

 ・日本は19世紀半ばから始まった近代化で約50年間という短い期間で飛躍的経済発展を達成した。
 ・23件の構成資産は九州5県(福岡、長崎、佐賀、鹿児島、熊本)、山口、岩手、静岡の8県11市。
 ・稼働中資産を含むため、文化財保護法だけでなく、港湾法や景観法などを組み合わせて保護計画とした。
 ・内閣官房が推薦した。

旅行することで様々な経験が出来て、人生が豊かになることでしょう。思い立ったら、興味の沸く場所に足を運んでみてはいかがでしょうか。

世界遺産に興味を持たれた方は、世界遺産検定に挑戦してみてはいかがでしょうか。
世界遺産検定公式HP