世界遺産検定1級を目指す学習者に向けて、屋久杉と垂直分布する植生で知られる「屋久島」の 基礎データを整理した大辞典エントリーです。「島全体」が世界遺産ではない点が、 意外と見落とされがちなポイントです。
目次
基礎データ
| UNESCO登録名 | 屋久島(英語名: Yakushima) |
|---|---|
| 所在地 | 鹿児島県熊毛郡屋久島町 |
| 登録年 | 1993年(第17回世界遺産委員会、日本初の世界自然遺産) |
| 登録基準 | (vii)(ix) |
| 資産面積 | 10,747ha(屋久島全体の約20%、島中央部の山岳地帯) |
「屋久島全体」が世界遺産ではないことに注意
屋久島は島全体が観光地として知られていますが、世界遺産の登録対象は島の約20%に あたる中央部の山岳地帯(10,747ha)のみで、明治時代以降伐採されていない原生林を 中心とする区域です。海沿いの集落や道路を含む島全体が登録されているわけではない点は、 検定でも問われやすいポイントです。
顕著な普遍的価値(OUV)・登録基準
屋久島は次の2つの基準で評価されています。
- 基準(vii):樹齢1,000年を超える屋久杉の巨木群がつくり出す、類まれな自然美と景観。
- 基準(ix):海岸部の亜熱帯から山頂部の冷温帯まで、標高差によって形成される植生の垂直分布を示す、卓越した生態学的プロセス。
各基準の詳しい根拠(垂直分布の各植生帯の内訳、屋久杉の定義など)は、 試験対策記事で詳しく解説しています。
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よくある質問

屋久島は島のどのくらいが世界遺産ですか?
島全体の約20%にあたる、中央部の山岳地帯(10,747ha)のみです。海沿いの集落などは登録対象に含まれません。
屋久島と白神山地は何が違いますか?
屋久島は標高差による植生の垂直分布(基準vii・ix)が評価対象であるのに対し、白神山地はブナという特定樹種の広大な原生林(基準ix)が評価対象で、均質な森林景観という点で性格が異なります。


