世界遺産検定1級を目指す学習者に向けて、国立西洋美術館を含む「ル・コルビュジエの建築作品」の 基礎データを整理した大辞典エントリーです。日本国内で完結する世界遺産ではない点が、 最大の識別ポイントです。
基礎データ
| UNESCO登録名 | ル・コルビュジエの建築作品―近代建築運動への顕著な貢献(英語名: The Architectural Work of Le Corbusier, an Outstanding Contribution to the Modern Movement) |
|---|---|
| 所在地 | 7カ国(フランス・スイス・ベルギー・ドイツ・アルゼンチン・インド・日本) |
| 登録年 | 2016年(第40回世界遺産委員会) |
| 登録基準 | (i)(ii)(vi) |
| 構成資産 | 7カ国17資産(日本国内は国立西洋美術館(東京)のみ) |
日本単独の世界遺産ではないことに注意
「国立西洋美術館が世界遺産」という文脈で語られがちですが、正確には 7カ国にまたがる17資産からなる国境を越えたシリアル・ノミネーション(トランス バウンダリーサイト)の一部として、国立西洋美術館(東京・上野)が構成資産の1つに含まれている という関係です。日本国内の構成資産はこの1件のみで、フランスの資産数が最多です。
顕著な普遍的価値(OUV)・登録基準
ル・コルビュジエの建築作品は次の3つの基準で評価されています。
- 基準(i):新しい建築言語の発明を体現する、人類の創造的才能の傑作。
- 基準(ii):鉄筋コンクリートを用いた機能主義的な設計原理を通じて、近代建築運動に世界規模で決定的な影響を与えた証拠。
- 基準(vi):装飾から機能へという20世紀の建築思想の転換を象徴する。
各基準の詳しい根拠(近代建築の5原則、国立西洋美術館の「無限成長美術館」構想など)は、 試験対策記事で詳しく解説しています。
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よくある質問

国立西洋美術館だけで独立した世界遺産ですか?
いいえ。フランス・スイス・ベルギー・ドイツ・アルゼンチン・インド・日本の7カ国17資産からなる国境を越えた世界遺産の一部で、日本国内の構成資産は国立西洋美術館のみです。
ル・コルビュジエは何をした人物ですか?
スイス出身、フランスで活動した近代建築の巨匠です。鉄筋コンクリートを用いた機能主義的な設計手法(近代建築の5原則など)で、20世紀の建築運動に世界的な影響を与えました。


