世界遺産検定1級を目指す学習者に向けて、「負の遺産」として知られる「原爆ドーム(広島平和記念碑)」の 基礎データを整理した大辞典エントリーです。登録基準がたった1つしかない、珍しい事例である点が 識別のポイントです。
基礎データ
| UNESCO登録名 | 原爆ドーム(英語名: Hiroshima Peace Memorial (Genbaku Dome)) |
|---|---|
| 所在地 | 広島県広島市 |
| 登録年 | 1996年(第20回世界遺産委員会) |
| 登録基準 | (vi)のみ |
| 資産面積 | 0.40ha |
登録基準が(vi)1つだけの、数少ない事例
多くの世界遺産は複数の基準を組み合わせて評価されますが、原爆ドームは基準(vi)のみで 登録された、単一基準の数少ない事例です。「人類史上初めて使用された核兵器による惨禍を 伝える、直接的かつ強力な証拠」という点に評価が絞られているためです。同じ「負の遺産」である アウシュヴィッツ=ビルケナウ(ポーランド)は「組織的なジェノサイドの現場」を証拠立てる点で、 原爆ドームとは性格が異なります。
顕著な普遍的価値(OUV)・登録基準
原爆ドームは次の基準で評価されています。
- 基準(vi):人類史上初めて使用された核兵器による惨禍を今に伝える、直接的かつ強力な証拠であり、核兵器廃絶と世界恒久平和への願いを象徴する。
評価の詳しい根拠(建物としての保存方針、「負の遺産」としての位置づけなど)は、 試験対策記事で詳しく解説しています。
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よくある質問

原爆ドームは登録基準がなぜ1つだけなのですか?
評価の対象が「核兵器による惨禍の直接的証拠」という一点に絞られているためです。建築的価値や技術的価値ではなく、歴史的出来事の証拠としての価値のみで評価されています。
アウシュヴィッツ=ビルケナウと原爆ドームは何が違いますか?
アウシュヴィッツ=ビルケナウは組織的なジェノサイド(大量虐殺)の現場を伝える証拠であるのに対し、原爆ドームは核兵器による都市への攻撃という、異なる種類の惨禍を伝える証拠である点が異なります。


