世界遺産検定1級を目指す学習者に向けて、「東洋のガラパゴス」と呼ばれる「小笠原諸島」の 基礎データを整理した大辞典エントリーです。同じ自然遺産の屋久島との「進化の背景」の違いが、 識別のポイントです。
基礎データ
| UNESCO登録名 | 小笠原諸島(英語名: Ogasawara Islands) |
|---|---|
| 所在地 | 東京都小笠原村 |
| 登録年 | 2011年(第35回世界遺産委員会) |
| 登録基準 | (ix)のみ |
「海洋島」であることが評価の核心
小笠原諸島は大陸と一度も陸続きになったことがない「海洋島」であり、 限られた祖先種から多様な種が短期間で生まれる「適応放散」のプロセスによって、独自の 生物多様性を育んできました。この特徴から「東洋のガラパゴス」とも呼ばれます。同じ日本の 自然遺産である屋久島は大陸から切り離された「大陸島」で、大陸由来の生物多様性が特徴である点 と対比すると整理しやすくなります。
顕著な普遍的価値(OUV)・登録基準
小笠原諸島は次の基準で評価されています。
- 基準(ix):大陸と一度も陸続きになったことがない海洋島という特性のもと、適応放散によって独自の進化を遂げた生態系・生物相の進行中の進化的プロセスを示す顕著な例。
評価の詳しい根拠(固有種の具体例、外来種対策の取り組みなど)は、試験対策記事で詳しく解説しています。
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よくある質問

なぜ小笠原諸島は「東洋のガラパゴス」と呼ばれるのですか?
大陸と一度も陸続きになったことがない海洋島で、限られた種から多様な種が進化する「適応放散」が見られる点が、ガラパゴス諸島と共通するためです。
小笠原諸島と屋久島は何が違いますか?
小笠原諸島は大陸と陸続きになったことがない「海洋島」で種分化(基準ix)が評価対象であるのに対し、屋久島は大陸から切り離された「大陸島」で標高差による植生の垂直分布(基準vii・ix)が評価対象という違いがあります。


