世界遺産検定1級を目指す学習者に向けて、アマミノクロウサギやイリオモテヤマネコなど 希少な固有種で知られる「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」の基礎データを整理した 大辞典エントリーです。屋久島との「進化の背景」の違いが識別のポイントです。
基礎データ
| UNESCO登録名 | 奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島(英語名: Amami-Oshima Island, Tokunoshima Island, Northern part of Okinawa Island, and Iriomote Island) |
|---|---|
| 所在地 | 鹿児島県(奄美大島・徳之島)・沖縄県(沖縄島北部・西表島) |
| 登録年 | 2021年(第44回世界遺産委員会) |
| 登録基準 | (x)のみ |
| 資産面積 | 42,698ha(緩衝地帯24,467ha) |
屋久島との「進化の背景」の違いに注意
同じ日本の自然遺産である屋久島との比較が頻出です。屋久島は標高差による植生の 垂直分布(地形・気候が主体)が評価対象(基準vii・ix)であるのに対し、 この遺産はアジア大陸からの地理的隔離によって独自の種分化・進化を遂げた 固有種の生成プロセス(基準x)が評価対象です。アマミノクロウサギ・ ヤンバルクイナ・イリオモテヤマネコなど、大陸に近縁種を持たない「生きた化石」的な 固有種の宝庫である点が核心的価値です。
顕著な普遍的価値(OUV)・登録基準
奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島は次の基準で評価されています。
- 基準(x):アジア大陸からの分離によって地理的に隔離され、独自の種分化を遂げた、生物多様性の保全上重要な生息地。世界的希少種・固有種を数多く支える森林生態系が良好に保たれている。
評価の詳しい根拠(各島の固有種の具体例、外来種(マングース等)の防除対策など)は、 試験対策記事で詳しく解説しています。
関連リンク
- 【世界遺産検定1級対策】奄美大島の「顕著な普遍的価値」を徹底攻略(試験対策記事)
- 奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島の行き方・費用・観光に必要な日数・ベストシーズン・世界遺産の価値(総合ガイド記事)
よくある質問

沖縄島全体が世界遺産ですか?
いいえ。登録対象は沖縄島「北部」(やんばる地域)のみで、那覇市など南部の市街地は含まれません。奄美大島・徳之島・西表島も同様に、島内の特定エリアが登録対象です。
屋久島とこの遺産は何が違いますか?
屋久島は標高差による植生の垂直分布(基準vii・ix)が評価対象であるのに対し、この遺産は大陸からの地理的隔離による固有種の種分化プロセス(基準x)が評価対象という違いがあります。


