中国で最も著名な霊山「泰山」の基礎データを整理した大辞典エントリーです。中国で最初に登録された複合遺産である点が識別のポイントです。
目次
基礎データ
| UNESCO登録名 | 泰山(英語名: Mount Taishan) |
|---|---|
| 所在地 | 中華人民共和国・山東省(泰安市と済南市にまたがる) |
| 登録年 | 1987年 |
| 登録基準 | (i)(ii)(iii)(iv)(v)(vi)(vii) |
| 種別 | 複合遺産 |
| 資産面積 | 25,000ha |
| 標高 | 主峰は周辺の台地から1,545m突き出す |
七つの基準を満たす、中国初の複合遺産
泰山は、新石器時代から人々が住み、3000年以上にわたり信仰の対象であり続けた中国で最も有名な聖山です。紀元前219年に秦の始皇帝が天地に成功を告げる封禅の儀式を行って以来、歴代皇帝が儀礼を行い、山中には歴史上記録された12回の皇帝の祭祀、約1,800の石碑や石刻、22の寺廟があります。文化・自然の両面で評価され、登録基準は(i)〜(vii)の7つに及びます。
顕著な普遍的価値(OUV)・登録基準
泰山は文化基準(i)〜(vi)と自然基準(vii)を満たし、複合遺産として登録されています。
- 基準(i):6,660段の石段に沿って門・牌坊・亭が配された、比類のない芸術的な達成であること。
- 基準(ii):2000年にわたり芸術の発展に広く影響を与え、泰山の寺廟が原型となったこと。
- 基準(iii):歴代皇帝が天地に祭祀を行った場所として、帝国時代の中国の宗教・芸術・文学の証拠を伝えること。
- 基準(iv):聖山の傑出した例であり、宋代の天貺殿など最古級の建築を含むこと。
- 基準(v):新石器時代以来の信仰の中心地が、観光化という不可逆な変化のもとで伝統文化を示す例であること。
- 基準(vi):儒教の成立、中国統一、文字・文学の出現といった歴史上重要な出来事と結びついていること。
- 基準(vii):約30億年にわたる地質の歴史を背景にした、際立った自然の景観と美しさ(自然基準)。
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よくある質問

泰山は文化遺産ですか、自然遺産ですか?
文化と自然の両面で評価された複合遺産で、1987年に登録されました。登録基準は文化基準(i)〜(vi)と自然基準(vii)です。


