シルクロードの要衝・敦煌にある仏教美術の宝庫「莫高窟」の基礎データを整理した大辞典エントリーです。中国の石窟寺院の中で、敦煌にあることが識別のポイントです。
目次
基礎データ
| UNESCO登録名 | 敦煌の莫高窟(英語名: Mogao Caves) |
|---|---|
| 所在地 | 中華人民共和国・甘粛省敦煌市(鳴沙山の東麓) |
| 登録年 | 1987年 |
| 登録基準 | (i)(ii)(iii)(iv)(v)(vi) |
| 種別 | 文化遺産 |
| 洞窟数 | 現存492窟 |
366年に始まる、世界最大級の仏教美術の宝庫
莫高窟は、大泉河沿いの崖に彫られた世界で最も大規模で内容が豊かで、最も長く使われた仏教美術の宝庫です。366年に造営が始まり、4世紀から14世紀までの仏教美術の成果を示します。現存する492の洞窟に、約45,000平方メートルの壁画と2,000体を超える彩色塑像が残ります。隋代の第302窟にはシルクロードの交易を描いた場面があり、宋代の第61窟には五台山の景観図があります。
顕著な普遍的価値(OUV)・登録基準
莫高窟は6つの文化基準を満たしています。
- 基準(i):5層に築かれた492の洞窟と2,000点余りの彩色塑像から成る、ほかにない芸術的達成であること。
- 基準(ii):北魏から元代までの約1000年間、シルクロードの芸術交流で決定的な役割を果たしたこと。
- 基準(iii):隋・唐・宋代の古代中国文明を示す壁画の優れた証拠であること。
- 基準(iv):仏教の石窟芸術の傑出した例であること。
- 基準(v):19世紀末から1930年まで僧侶が住んだ石窟群が、伝統的な人間の居住の姿を保っていること。
- 基準(vi):大陸をまたぐ交流と、アジア全域への仏教の伝播に深く結びついていること。
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よくある質問

莫高窟は石窟寺院の中でどんな位置づけですか?
1987年に登録された敦煌の石窟寺院で、洞窟の造営は366年に始まります。中国の3大石窟のうち、龍門石窟・雲崗石窟(別項目)とは別の世界遺産です。


