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イランの世界遺産一覧30件|地図つき【2026年最新版】

イランの世界遺産一覧 全30件を地図つきで紹介

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イランの世界遺産一覧【2026年最新版】です。イランには、ペルセポリスやイスファハーンのイマーム広場、ペルシャ庭園、ササン朝の遺跡、ルート砂漠やヒルカニアの森林まで、30件の世界遺産があります。この記事では、イランのどの地域に多くの遺産があるのか、登録された世界遺産の概要を地図と表でわかりやすく紹介します。遺産の歴史的な背景を知ることで、世界遺産検定の学習にも、将来の旅行の計画にも役立つでしょう。

世界遺産の基礎知識【世界遺産検定】

No.登録名登録年所在地登録基準備考
1古代都市チョガー・ザンビール1979年フーゼスターン州(3), (4)
2ペルセポリス1979年ファールス州(1), (3), (6)
3イスファハーンのイマーム広場1979年イスファハーン州(1), (5), (6)
4タフテ・ソレイマーン2003年西アゼルバイジャン州(1), (2), (3), (4), (6)
5パサルガダエ2004年ファールス州(1), (2), (3), (4)
6バムとその文化的景観2004年(2007年範囲拡大)ケルマーン州バム地区(2), (3), (4), (5)
7ソルターニーイェ2005年ザンジャーン州(2), (3), (4)
8ビーソトゥーン2006年ケルマーンシャー州(2), (3)
9イランのアルメニア教会修道院群2008年東アゼルバイジャン州・西アゼルバイジャン州(2), (3), (6)シリアル
10シューシュタルの歴史的水利システム2009年フーゼスターン州シューシュタル(1), (2), (5)
11アルダビールのシャイフ・サフィ・アッディーン廟と関連建造物群2010年アルダビール州(1), (2), (4)
12タブリーズの歴史的バザール群2010年東アゼルバイジャン州タブリーズ(2), (3), (4)
13ペルシャ庭園2011年9つの州にある9つの庭園(1), (2), (3), (4), (6)シリアル
14イスファハーンのマスジェデ・ジャーメ(金曜モスク)2012年イスファハーン州(2)
15ゴンバデ・カーブース2012年ゴレスターン州(1), (2), (3), (4)
16ゴレスタン宮殿2013年テヘラン(2), (3), (4)
17シャフリ・ソフタ2014年スィースターン・バルーチェスターン州(2), (3), (4)
18メイマンドの文化的景観2015年ケルマーン州(5)
19スーサ2015年フーゼスターン州(1), (2), (3), (4)
20ルート砂漠2016年ケルマーン州・スィースターン・バルーチェスターン州(7), (8)自然遺産
21ペルシアのカナート2016年イラン各地の乾燥地域(3), (4)シリアル
22ヤズドの歴史都市2017年ヤズド州ヤズド(3), (5)
23ファールス地方にあるササン朝の考古学的景観2018年ファールス州(フィルーザーバード、ビーシャープール、サルヴェスターン)(2), (3), (5)シリアル
24ヒルカニアの森林群2019年(2023年範囲拡大)カスピ海南岸(ゴレスターン州、マーザンダラーン州、ギーラーン州ほか)、アゼルバイジャン(9)自然遺産(アゼルバイジャンと共有)
25イラン縦貫鉄道2021年マーザンダラーン州からフーゼスターン州まで(イラン北部〜南西部)(2), (4)シリアル
26ホウラマン/ウラマナトの文化的景観2021年クルディスターン州・ケルマーンシャー州(3), (5)
27ペルシアの隊商宿2023年イラン各地(古い交易路沿い)(2), (3)シリアル
28ハグマターナ2024年ハマダーン州(2), (3)
29ホッラマーバード渓谷の先史遺跡群2025年ロレスターン州ホッラマーバード(3)
30アラムート城と関連要塞群2026年ガズヴィーン州(アルボルズ山脈)(3)シリアル

表のNo.は、上の地図のピンの番号と同じです(登録年の古い順)。ここからは、地域ごとに見ていきましょう。複数の州や国にまたがる遺産は、最後にまとめて紹介します。なお、イランへの渡航を考える場合は、外務省の海外安全情報で最新の情報を確認してください。

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この記事を書いた人:kaz-travel

全世界を旅することを目的に、2026年9月現在で66ヵ国(通過しただけの国も含む)を旅するサラリーマントラベラーです。kaz-travelは、「忙しいサラリーマンでも、最大限に世界を旅する方法」を実体験(体験したい)に基づき発信するトラベルサイトです。2016年〜2020年には中国に駐在。

このサイトでは、世界一周航空券の具体的な活用術から、旅先でのトラブル対策、そして特に力を入れている「詳細な世界遺産訪問ガイド」まで、あなたの旅を豊かに、そして安全にするためのノウハウをお届けします。

目次

テヘラン州

イランの首都テヘランを含む州です。19世紀のカージャール朝の宮殿が、世界遺産に登録されています。

ゴレスタン宮殿(No.16)

カージャール朝の傑作とされる豪華な宮殿です。それまでのペルシャの工芸・建築と、西洋の影響をうまく統合しています。城壁に囲まれた宮殿は、テヘランで最も古い建物群のひとつです。

北西部(アゼルバイジャン地方、アルダビール州、ザンジャーン州、ガズヴィーン州)

イラン北西部の、山がちな地域です。ゾロアスター教の聖所、アルメニア教会の修道院、シルクロードのバザール、スーフィー教団の聖廟、中世モンゴル系王朝の遺産、山岳の要塞群など、世界遺産が6件あります。

タフテ・ソレイマーン(No.4)

イラン北西部の、火山性の山岳地帯の谷にある考古遺跡です。主要なゾロアスター教の聖所があり、13世紀のイル・ハン朝(モンゴル)の時代に一部が再建されました。

ソルターニーイェ(No.7)

1302〜12年に、モンゴル人が築いたイル・ハン朝の首都ソルターニーイェに建てられた、オルジェイトゥ廟です。イスラム建築の優れた達成のひとつとされています。

イランのアルメニア教会修道院群(No.9)

イラン北西部にある、アルメニア・キリスト教の3つの修道院群で、聖タデウス修道院、聖ステパノス修道院、ゾルゾル礼拝堂からなります。

アルダビールのシャイフ・サフィ・アッディーン廟と関連建造物群(No.11)

16世紀初めから18世紀末にかけて築かれた、スーフィーの伝統に基づく精神的な修行の場です。イランの伝統的な建築形式を用いて、限られた空間を最大限に活用し、多様な機能を収めています。

タブリーズの歴史的バザール群(No.12)

古代から文化交流の場であったタブリーズの、歴史的なバザール群です。シルクロードで最も重要な商業の中心のひとつで、相互につながった、屋根のあるレンガ造の建造物群からなります。

アラムート城と関連要塞群(No.30)

アラムート城と、ランベサル、ナヴィザルシャー、シャムス・ケラーイェ、コシュティンラール、シールクー、イーランの6つの関連要塞からなります。いずれも、イラン北部、ガズヴィーン州のアルボルズ山脈の険しい地形の、戦略的な位置にあります。

西部(ザグロス山脈一帯)

イラン西部、ザグロス山脈沿いの地域です。古代メディア王国の都や、古代交易路沿いの碑文、クルド系の人びとの文化的景観、先史時代の洞窟があります。

ビーソトゥーン(No.8)

イラン高原とメソポタミアを結ぶ古代の交易路沿いにあり、先史時代から、メディア、アケメネス朝、ササン朝、イル・ハン朝の時代までの遺構が残ります。主要な記念物は、ダレイオス1世が命じた浮彫と楔形文字の碑文です。

ホウラマン/ウラマナトの文化的景観(No.26)

山深いこの地は、紀元前約3000年から住み続けてきた、クルド系の農牧民ホウラミ人の伝統文化を伝えます。ザグロス山脈の中心にあります。

ハグマターナ(No.28)

イラン北西部にある古代ハグマターナの遺跡です。ほぼ3千年間途切れなく人が住み続け、紀元前7〜6世紀のメディア王国の文明について、貴重で珍しい証拠を残しています。

ホッラマーバード渓谷の先史遺跡群(No.29)

ホッラマーバード渓谷の先史遺跡群は、水、植物、動物が豊かな細い生態の回廊の中にある、5つの洞窟と1つの岩陰からなります。人類の居住は6万3千年前にさかのぼり、中期から後期旧石器時代の証拠があります。

フーゼスターン州

イラン南西部、メソポタミアに近い平野の州です。古代エラム王国の遺跡と、古代から続く水利システムがあります。

古代都市チョガー・ザンビール(No.1)

エラム王国の聖都の遺跡で、3重の巨大な同心円状の城壁に囲まれています。紀元前約1250年に創建されましたが、アッシュールバニパルの侵攻で未完成のまま残り、使われなかった数千個のレンガがその証拠です。

シューシュタルの歴史的水利システム(No.10)

紀元前5世紀のダレイオス大王にさかのぼる水利システムで、「創造的才能の傑作」として登録されています。カールーン川に2本の主要な分水路が造られ、その1本がガルガル運河です。

スーサ(No.19)

イラン南西部、ザグロス山脈の麓にあり、シャヴール川の東岸に連なる遺丘群と、対岸のアルデシールの宮殿からなります。古代の都市スーサの遺跡です。

イスファハーン州・ヤズド州

イラン中央部の高原にある州です。サファヴィー朝の首都だったイスファハーンと、砂漠の都市ヤズドがあります。

イスファハーンのイマーム広場(No.3)

17世紀初めに、シャー・アッバース1世(大王)が築いた広場で、四方を2階建てのアーケードでつながれた記念的な建物が囲みます。王のモスク(イマーム・モスク)、シェイフ・ロトフォッラー・モスクなどで知られます。

イスファハーンのマスジェデ・ジャーメ(金曜モスク)(No.14)

イスファハーンの歴史地区にある金曜モスクは、841年に始まる12世紀にわたるモスク建築の発展を示す見事な例です。この種の建物として、現存する最古のものです。

ヤズドの歴史都市(No.22)

イラン高原の中央、イスファハーンの南東270kmにあり、スパイス・ロードとシルクロードの近くにあります。砂漠で、限られた資源を生かして生き延びてきたことを示す、生きた証しです。

ファールス州

イラン南部の州で、古代ペルシャ帝国の中心地です。アケメネス朝の都とササン朝の遺跡など、古代遺跡が3件あります。

ペルセポリス(No.2)

紀元前518年にダレイオス1世が創建した、アケメネス朝の首都です。半分は人工、半分は自然の巨大なテラスの上に、メソポタミアの手本に着想を得て、王の中の王が印象的な宮殿群を築きました。

パサルガダエ(No.5)

紀元前6世紀に、キュロス2世(大王)が、ペルシャ人の故郷パールスに築いた、アケメネス朝最初の王朝の首都です。宮殿、庭園、キュロスの墓廟が、アケメネス朝の初期の優れた例を示します。

ファールス地方にあるササン朝の考古学的景観(No.23)

ファールス州南東部の、3つの地理的地域にある8つの遺跡です。フィルーザーバード、ビーシャープール、サルヴェスターンにあり、ササン朝の最初期から最後期までの、城塞建築、宮殿、都市計画が見られます。

ケルマーン州・スィースターン・バルーチェスターン州(南東部)

イラン南東部の、乾燥した地域です。砂漠の城塞都市、半遊牧民の景観、世界有数の砂漠、青銅器時代の都市遺跡があります。

バムとその文化的景観(No.6)

イラン高原の南端、砂漠の環境にある町です。起源はアケメネス朝(紀元前6〜4世紀)にさかのぼり、7〜11世紀に最盛期を迎えました。シルクロードの交差点で、城塞と、その周辺の文化的景観が登録されています。

シャフリ・ソフタ(No.17)

「焼けた町」を意味するシャフリ・ソフタは、青銅器時代の交易路が、イラン高原を横切る交差点にありました。紀元前3200年ごろに創建された日干しレンガの都市の遺跡は、イラン東部における最初の複雑な社会の出現を示します。

メイマンドの文化的景観(No.18)

イラン中央の山々の南端にある、谷の奥の半乾燥地帯です。半遊牧の農牧民の村人が、山の牧草地で家畜を育て、仮設の集落で暮らしています。

ルート砂漠(No.20)

ルート砂漠(ダシュテ・ルート)は、イラン南東部にあります。6〜10月に強い風が吹き、堆積物を運んで、巨大な規模で風食が起こります。その結果生まれた景観が評価された自然遺産です。

ゴレスターン州

イラン北東部、カスピ海の南東の州です。中央アジアの遊牧民と古代文明の交流を示す塔があります。

ゴンバデ・カーブース(No.15)

1006年に、ズィヤール朝の君主で文人のカーブース・ブン・ヴシュムギールのために建てられた、高さ53mの墓塔です。古代都市ジョルジャーンの遺跡の近くにあり、中央アジアの遊牧民と、古代文明との文化交流を示しています。

複数の州・国にまたがる遺産

ここでは、イラン国内の複数の州に点在する遺産と、ほかの国と共同で登録された遺産を紹介します。

ペルシャ庭園(No.13)

9つの州にある9つの庭園からなります。気候条件に合わせて発展した多様なペルシャ庭園の設計を示しながら、キュロス大王の時代にルーツをもつ原則を保っています。

ペルシアのカナート(No.21)

イランの乾燥地域全体で、農業と定住を支える、古代からのカナートのシステムです。谷の上流で沖積層の帯水層から取水し、重力で、しばしば何kmにもわたる地下トンネルを通して水を導きます。

ヒルカニアの森林群(No.24)

アゼルバイジャンとイランのカスピ海沿岸に伸びる、独特の森林帯です。広葉樹林の歴史は2500万〜5000万年前にさかのぼり、当時は北半球の温帯の大部分を覆っていました。

イラン縦貫鉄道(No.25)

カスピ海からペルシャ湾までを結ぶ鉄道で、2つの山脈、川、高原、森、平野、4つの異なる気候帯を横断します。1927年に着工され、近代の鉄道の工学の成果を示します。

ペルシアの隊商宿(No.27)

隊商宿は、隊商、巡礼者、旅人に、宿、食事、水を提供した、街道沿いの宿です。その経路と立地は、水の有無、地理的条件、安全上の理由で決まりました。

まとめ

イランにある世界遺産一覧【2026年最新版】をご紹介しました。イランのどの地域に多くの遺産があるのか、登録された世界遺産の歴史的な背景・概要を知ることで、世界遺産検定の学習や、旅行の計画に役立てていただければ幸いです。

イランの世界遺産は、アケメネス朝やササン朝の古代遺跡、イスラム時代の建築、庭園や水利などの暮らしの知恵、そして砂漠や森林の自然まで、幅広いのが特徴です。気になる世界遺産はあったでしょうか。渡航を検討する際は、最新の安全情報を確認したうえで、計画を立ててください。

世界遺産に興味を持たれた方は、世界遺産検定に挑戦してみてはいかがでしょうか。
世界遺産検定公式HP

よくある質問

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トラブル

イランの世界遺産はいくつありますか?

2026年10月時点で30件です。内訳は文化遺産28件、自然遺産2件(ルート砂漠、ヒルカニアの森林群)です。ヒルカニアの森林群は、アゼルバイジャンと共同で登録されています。

イランで最も早く登録された世界遺産は?

1979年に登録された、古代都市チョガー・ザンビール、ペルセポリス、イスファハーンのイマーム広場の3件です。

世界遺産が最も多い地域はどこですか?

この記事の地域区分では、北西部(アゼルバイジャン地方、アルダビール州、ザンジャーン州、ガズヴィーン州)が6件で最多です。ゾロアスター教の聖所、アルメニア教会の修道院、タブリーズのバザール、アラムート城などがあります。

アケメネス朝(古代ペルシャ)にまつわる世界遺産はどれですか?

アケメネス朝の首都だったペルセポリスと、最初の首都パサルガダエ、王家の都のひとつスーサ、ダレイオス1世の碑文があるビーソトゥーンがあります。ほかに、ダレイオス大王にさかのぼるシューシュタルの歴史的水利システムもあります。

暮らしの知恵を伝える世界遺産はありますか?

あります。砂漠で水を確保してきたペルシアのカナート、シューシュタルの歴史的水利システム、ヤズドの歴史都市、旅人のための宿ペルシアの隊商宿、気候に合わせて発展したペルシャ庭園などです。

世界遺産の旅行に出かけるときは、何に気をつければよいですか?

イランへの渡航については、外務省の海外安全情報で、渡航の可否や注意点を事前に確認してください。この記事は世界遺産の概要を知るための情報であり、渡航の安全性を保証するものではありません。

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