明・清2王朝の皇帝の居城として国家権力の中心となった皇宮の基礎データを整理した大辞典エントリーです。2004年に瀋陽の宮殿が追加された点が識別のポイントです。
目次
基礎データ
| UNESCO登録名 | 北京と瀋陽の明・清王朝皇宮(英語名: Imperial Palaces of the Ming and Qing Dynasties in Beijing and Shenyang) |
|---|---|
| 所在地 | 中華人民共和国・北京市(故宮)と遼寧省瀋陽市(瀋陽故宮) |
| 登録年 | 1987年(2004年に瀋陽故宮を追加) |
| 登録基準 | (i)(ii)(iii)(iv) |
| 構成 | 北京の故宮(紫禁城)と瀋陽故宮 |
| 拡大 | 2004年に瀋陽故宮を追加 |
北京の紫禁城に、2004年に瀋陽故宮を追加
登録名のとおり、北京の故宮(紫禁城)と瀋陽の故宮の2つの皇宮から成ります。紫禁城は1406〜1420年に明の永楽帝(朱棣)が築き、その後505年間に明・清の24人の皇帝が即位しました。瀋陽故宮は1625〜1637年にヌルハチらが築いた清朝の前身の宮殿で、1644年に清が北京に移ったあとも副都・皇族の仮の居所として1911年まで使われました。1987年に北京の皇宮が登録され、2004年に瀋陽の皇宮が追加されました。
顕著な普遍的価値(OUV)・登録基準
この遺産は次の4つの基準で評価されています。
- 基準(i):中国の宮殿建築の発展における傑作であること。
- 基準(ii):とくに瀋陽で、17〜18世紀に伝統建築と中国の宮殿建築の間で重要な影響の交流を示すこと。
- 基準(iii):明・清時代の中国文明の卓越した証拠であり、満州族のシャーマニズムの伝統なども伝えること。
- 基準(iv):中国最大級の宮殿建築群の傑出した例であること。
関連リンク
よくある質問

紫禁城と瀋陽故宮は別の世界遺産ですか?
いいえ。1987年に北京の皇宮が登録され、2004年に瀋陽故宮が追加されて、現在は1件の世界遺産(拡大登録)として扱われます。


