厳島神社(下の地図の⑧)は広島県廿日市市に位置する歴史的で美しい神社であり、世界遺産(文化遺産)に登録されています。
瀬戸内海に浮かぶ神秘の島、宮島。その中でもひときわ神聖な輝きを放つのが、世界遺産に登録された厳島神社です。海に浮かぶように建つ朱色の社殿と、大鳥居の荘厳な姿は、訪れる人々を時代を超えた歴史の世界へと誘います。この記事では、厳島神社の魅力を最大限に楽しむための旅のヒントをご紹介します。

厳島神社への行き方

旅行に行く時期にもよりますが、繁忙期(GW、夏休み、冬休み等)を外した安い時期の1人旅で4万円程度かかります。(1泊2日基準)
東京からの行き方
東京から厳島神社への行き方は、以下の通りです。
- 1.新幹線 JR新幹線・特急のチケットを自宅にお届け!【NAVITIME Travel】
-
- 東海道新幹線(東京駅⇒広島駅)4時間 片道20,000円程度
- 2.飛行機 エアトリ
-
- 羽田⇒広島空港⇒JR広島駅(50分)
ANA、JAL 片道17,000円程度 - 成田⇒広島空港⇒JR広島駅(50分)
Spring Japan 片道8,000円程度
- 羽田⇒広島空港⇒JR広島駅(50分)
- 3.夜行バス 【格安!夜行バス・高速バス】オンライン予約
-
- 東京駅⇒JR広島駅 12時間 片道4,000円~9,000円程度
航空券の予約は、
エアトリ

広島市内からの行き方
JRと広島電鉄の2通りあります。
広島から宮島への主な行き方は、時間や料金、出発地に応じて複数の選択肢があります。
JRとフェリーを利用する(最も一般的で早い)
- 経路: JR広島駅からJR山陽本線(岩国方面行き)に乗車し、JR宮島口駅で下車します。そこから徒歩約5分でフェリー乗り場へ。
- 所要時間: 約45分(JR約30分+フェリー約10分、乗り換え時間を含む)
- 料金: JR(420円)+フェリー(200円)+宮島訪問税(100円)=合計720円
- 特徴: 新幹線を利用して広島駅に到着した人にとって最もスムーズで、所要時間も短いです。
路面電車とフェリーを利用する(最も安く、景色を楽しめる)
- 経路: 広島市内の各所(広島駅、紙屋町、原爆ドーム前など)から、路面電車(広島電鉄)の宮島口行きに乗車し、広電宮島口駅で下車します。駅からフェリー乗り場は目の前です。
- 所要時間: 約80分
- 料金: 路面電車(270円)+フェリー(200円)+宮島訪問税(100円)=合計570円
- 特徴: 広島市内の景色をゆっくりと楽しみたい方におすすめです。
世界遺産航路を利用する(乗り換えなしで便利)
- 経路: 平和記念公園近くの「元安橋桟橋」から宮島まで、高速船で直行します。
- 所要時間: 約45分
- 料金: 片道2,200円+宮島訪問税(100円)=合計2,300円
- 特徴: 乗り換えなしで、原爆ドームと厳島神社の両方を効率よく回りたい方におすすめです。
どのルートも、宮島口から宮島へはフェリーに乗船する必要があります。フェリーはJR西日本宮島フェリーと宮島松大汽船の2社が運航しており、料金や所要時間はほぼ同じです。
観光に必要な日数

一般的なスケジュールは、訪れたい場所にもよりますが東京からは、1泊2日や2泊3日で楽しめることが多いです。国内ツアーはHISホームページ、クラブツーリズムを参照ください。
また、現地のアクティビティは、アクティビティジャパン、アソビュー!を参照ください。
広島市内中心の好立地ホテル「広島パシフィックホテル」2連泊
広島電鉄「一日乗車乗船券」付きで自由観光をお楽しみ!
2日目は安芸の宮島に10時集合で現地案内人によるミニツアーをご用意!
広島市内の散策満喫!思い思いにお楽しみください!
ベストシーズン

厳島神社は通年で観光が可能ですが、ベストシーズンは季節や天候によって異なります。
- ・春(3月から5月)
-
春は桜の季節で、島内に咲く桜が美しい風景を作り出します。特に4月中旬から下旬が桜の見頃で、この時期には桜をバックにした厳島神社や大鳥居の風景が素晴らしいです。
- ・夏(6月から8月)
-
夏季は島の緑が濃く、美しい風景が広がります。ただし、夏季は日本の多くの地域と同様に湿度が高くなりますので、適切な服装や水分補給が必要です。
- ・秋(9月から11月)
-
秋は紅葉の季節で、島内の木々が色づく風景が楽しめます。特に10月から11月が紅葉の見頃で、美しい秋の風景が広がります。
- ・冬(12月から2月)
-
冬季は比較的穏やかな気温であり、冷暖房の必要が少ないです。また、冬季にはクリスマスデコレーションが施され、幻想的な雰囲気が漂います。
厳島神社の神秘に触れる旅の計画

厳島神社の旅の計画について、ご紹介します。
潮の満ち引きが鍵を握る
厳島神社の最大の魅力は、潮の干満によって全く異なる表情を見せることです。
- 満潮時: 社殿と大鳥居が水面に浮かんでいるように見え、まるで龍宮城のような幻想的な光景が広がります。
- 干潮時: 大鳥居の足元まで歩いて行けるようになり、その大きさと迫力を間近で感じることができます。
旅の前に潮見表をチェックし、満潮時と干潮時の両方の景色を楽しめるように計画を立てるのがおすすめです。
厳島神社を深く知る
平安時代末期、平清盛によって現在の壮麗な姿に造営された厳島神社。島全体が神として崇められていたため、陸地を傷つけないよう海上に社殿が建てられたと伝えられています。朱色の柱と白い漆喰のコントラスト、そして海に映り込む美しい回廊は、まさに平安貴族の美意識の結晶です。
宮島をまるごと楽しむ
厳島神社を訪れたら、ぜひ島全体を散策してみてください。
- 表参道商店街: 揚げもみじ饅頭、牡蠣、穴子飯など、広島名物を味わえる食べ歩きスポットです。
- 五重塔と千畳閣: 厳島神社を見下ろす高台にあり、朱色の五重塔と豊臣秀吉が建立した千畳閣は、宮島の象徴的な風景です。
- 弥山(みせん): 宮島ロープウェイで山頂に登ると、瀬戸内海の多島美を一望できる絶景が広がります。
おすすめの宿

宮島(厳島神社)でおすすめな宿をランキング形式で紹介します。
世界遺産の価値

厳島神社は、広島県廿日市市に位置する歴史的で美しい神社です。
- 1.概要
-
- 登録基準(i)(ii)(iv)(vi)が適用されている。
- 12世紀に平清盛が造営した、寝殿造り、弥山を背景にもつ。
- 原始的な社殿を現在のような姿に発展させた、平清盛の卓抜した構想力と美的センスを示す。
- 2.歴史
-
- 593年に最初の神社が創建された。
- 平安時代末期に平清盛が社殿を整備した。
- 1207年の火災で、ほとんどが焼失し、1241年に再興、現在の起源となった。
- 室町時代には島内に市街地が発展し、参拝者が増加した。
- 海上の大鳥居も倒壊と再建を繰り返し、1547年に両部鳥居を形式した。
- 現在の大鳥居は、1850年の台風で破損した後、1875年に再建された。
- 3.構成資産の概要
-
資産名 概要 厳島神社・本社 本殿、拝殿、祓殿、高舞台、平舞台など主要な建造物が一直線に配置されている。宗像三女神を祭神:市杵島姫命、田心姫命、湍津姫命。1546年建設の平舞台中央の高舞台では1000年以上守り伝えられる舞楽が行われる。 摂社客人神社 本社の北東、本社と東回廊で結ばれる。1223年の火災で焼失し、現存するのは1241年に再建されたもの。 能舞台 江戸時代の1680年に改築、本社と西回廊で結ばれる、日本唯一の海上能舞台、床下の甕がないため床板の根太を三角形に配置して、床板を張り出させて響きを得る。 豊国神社本殿、五重塔、多宝塔 豊臣秀吉が僧の恵瓊(えけい)に建立を命じた寺院が起源となる。 弥山原始林 1929年天然記念物、1957年特別保護区、弘法大師(空海)が修行時の護摩の火として灯し、依頼1200年消えずの霊火が残る。
まとめ
厳島神社への行き方・費用・観光に必要な日数・ベストシーズン・世界遺産の内容について、解説してきました。ポイントを以下にまとめます。
・旅行にかかる費用は、1泊2日で4万円(繁忙期を除く)程度です。
・登録基準(i)(ii)(iv)(vi)が適用されている。
・12世紀に平清盛が造営した、寝殿造り、弥山を背景にもつ。
・原始的な社殿を現在のような姿に発展させた、平清盛の卓抜した構想力と美的センスを示す。
旅行することで様々な経験が出来て、人生が豊かになることでしょう。思い立ったら、興味の沸く場所に足を運んでみてはいかがでしょうか。
世界遺産に興味を持たれた方は、世界遺産検定に挑戦してみてはいかがでしょうか。
世界遺産検定公式HP
-
日本
佐渡金山:世界遺産へ!歴史・観光・見どころ徹底解説
-
北海道


知床観光は何日あれば十分?絶景スポットと効率的な周り方を徹底解説!
-
北海道


知床でシャチを見るならいつ?ベストシーズンと絶景ポイントを徹底解説!
-
日本


奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島の行き方・費用・観光に必要な日数・ベストシーズン・世界遺産の価値
-
日本


北海道・北東北の縄文遺跡群の行き方・費用・観光に必要な日数・ベストシーズン・世界遺産の価値
-
日本


百舌鳥・古市古墳群 -古代日本の墳墓群-の行き方・費用・観光に必要な日数・ベストシーズン・世界遺産の価値
-
日本


長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産の行き方・費用・観光に必要な日数・ベストシーズン・世界遺産の価値
-
日本


「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群の行き方・費用・観光に必要な日数・ベストシーズン・世界遺産の価値
-
日本


明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業の行き方・費用・観光に必要な日数・ベストシーズン・世界遺産の価値












よくある質問


大鳥居はいつでも見ることができますか?
はい、見学はいつでも可能ですが、潮の満ち引きによって景色が大きく変わります。満潮時には海に浮かび、干潮時には鳥居の近くまで歩いて行けます。事前に潮見表をチェックすることを強くおすすめします。
宮島には鹿がいますが、触っても大丈夫ですか?
宮島の鹿は野生動物です。人に慣れていますが、餌を与えたり、むやみに触ったりするのは避けてください。バッグや紙袋などを取られることもあるので注意が必要です。
宮島へのアクセスは、フェリー以外に方法はありますか?
宮島へはフェリーが唯一の公共交通機関です。JR宮島口駅からJRフェリー、または広電宮島口駅から松大汽船に乗船します。
嚴島神社の拝観料はいくらですか?
厳島神社の拝観料は大人300円、高校生200円、小・中学生100円です。大鳥居は無料で近くまで行けます。
宮島観光は半日でも楽しめますか?
はい、半日でも楽しめます。特に厳島神社と表参道商店街を巡るなら十分可能です。時間に余裕があれば、弥山まで足を伸ばしたり、島内の他の史跡を巡ったりして、一日かけてゆっくり過ごすのがおすすめです。
2.航空券・バス






3.ホテル
【Trip.com】旅行をもっとお得に!
4.アクティビティ


現地と直接つながる【Hello Activity】
5.通信機器
6.スーツケース

