世界遺産検定1級を目指す学習者に向けて、朝鮮王朝歴代の王・王妃の位牌を祀る儒教廟「宗廟」の 基礎データを整理した大辞典エントリーです。無形文化遺産「宗廟祭礼」との違いから押さえましょう。
目次
基礎データ
| UNESCO登録名 | 宗廟(英語名: Jongmyo Shrine) |
|---|---|
| 所在地 | 大韓民国・ソウル特別市 |
| 登録年 | 1995年(第19回世界遺産委員会) |
| 登録基準 | (iv)のみ |
| 資産面積 | 19.4ha |
「宗廟祭礼」とは別の登録であることに注意
宗廟という建築物自体は1995年に世界文化遺産として登録されていますが、そこで行われる 儀礼・音楽・舞踊「宗廟祭礼(及び宗廟祭礼楽)」は、別途ユネスコ人類無形文化遺産として登録 されています。「ハード(建物)とソフト(儀礼)が同じ場所で一体化している稀有な例」として、 検定でも両者の関係を問われやすいポイントです。祭礼は毎年5月第1日曜日に実施されています。
顕著な普遍的価値(OUV)・登録基準
宗廟は次の基準で評価されています。
- 基準(iv):東アジアの伝統的な儒教思想と社稷の概念を具現化した建築様式を示す顕著な例。単一の木造建築として世界最大級の長さを誇る正殿は、水平性を強調した質素かつ厳粛なデザインが特徴。
評価の詳しい根拠(正殿の増築の歴史、神主(位牌)の配祀の仕組みなど)は、試験対策記事で詳しく解説しています。
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よくある質問

宗廟と宗廟祭礼は同じ世界遺産ですか?
いいえ、別の登録です。宗廟(建物)は世界文化遺産、宗廟祭礼(儀礼・音楽・舞踊)はユネスコ人類無形文化遺産として、それぞれ別のカテゴリーで登録されています。
宗廟の登録基準がなぜ(iv)だけなのですか?
評価の中心が、儒教の社稷思想を体現した建築様式の顕著さという一点に絞られているためです。正殿の水平性を強調した質素なデザインが、その象徴として評価されています。


