古都京都の文化財:【2025年版】京都の世界遺産17選を完全制覇!おすすめモデルコースと拝観料・アクセスまとめ

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目次

はじめに

古都京都の文化財(下の地図の⑤)は歴史的で重要な寺院が多くあり、世界遺産(文化遺産)に登録されています。魅力的な古都京都の文化財(世界遺産)の内容について、解説いたします。旅行の計画に役立つことに役立ち、あなたの旅がより充実することを切に願っています。

古都京都の文化財とは?

Castle-in-Kyoto
二条城

「古都京都の文化財」は、1994年12月にユネスコの世界文化遺産に登録されました。この世界遺産は、単一の建造物や遺跡ではなく、京都市、宇治市、大津市に点在する17の寺社仏閣および城郭から構成される複合遺産です。

登録名称は「古都京都の文化財(京都市、宇治市、大津市)(Historic Monuments of Ancient Kyoto (Kyoto, Uji and Otsu Cities))」。

ユネスコ世界遺産登録の概要と価値

古都京都の文化財は、四季折々の美しい風景や歴史的な名所が多くあります。

1.概要
  • 登録基準(ii)(iv)が適用されている。
    (ii) ある期間にわたる、またはある文化圏内での、建築術、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観設計の発展における、人間の価値の重要な交流を示していること
    (iv) 人類歴史上、重要な段階を例証する建築の類型、科学技術の総合体、景観の顕著な例であること
  • 平安京(794年)以来、1,000年以上にわたり日本の都として栄えた。東・北・西に山のある盆地にある。
  • 12世紀までの寺社の「和様」、16~17世紀「桃山様式」、浄土庭園・枯山水などの低亜鉛様式も同様である。
  • 日本各地に模倣した「小京都」と呼ばれるとしたが多く築かれた。
2.歴史
  • 794年に桓武天皇が平安京を築いて以降、約400年貴族文化の中心地として国風文化が繁栄した。
  • 平安時代後期は、東西2つの官寺以外は京内での寺院建築禁止のため、周辺の山中に寺院、貴族の別荘が建てられた。
  • 平安末期に浄土思想、鎌倉時代にも朝廷の権威維持、公家・武家・仏教文化が影響しあう。
  • 室町幕府で京都に政権の中心戻ると、北山文化(鹿苑寺)東山文化(慈照寺)が栄えた。
  • 1467年応仁の乱で大被害、権力者や町衆(有力市民)の手で再建・保護された。
  • 天下統一で安定し桃山文化繁栄、江戸時代には清水寺・仁和寺を再建した。
  • 明治維新以降は古社寺保存法・国宝保存法等で保護、1950年以降文化財保護法で保護されている。
3.構成資産の概要
No.名称概要時代
1賀茂別雷神社(上賀茂神社)(京都市北区)加茂別雷命、本殿・権殿は国宝、背後の神山を含む。平安
2賀茂御祖神社(下鴨神社)
(京都市左京区)
加茂別雷神社から分立、流造本殿、糺の森を含む。平安
3教王護国寺(東寺)
(京都市南区)

東西の官寺の東のもの、五重塔。 ※西寺は消滅

平安

4清水寺
(京都市東山区)

延鎮の私寺が起源、懸造の本堂は坂上田村麻呂が建立。

平安・江戸

5

延暦寺(大津市坂本本町・京都市左京区)

天台宗を開いた最澄が建立、仏教各派の高僧が学んだ。

平安

6

醍醐寺
(京都市伏見区)

874年から山上伽藍が、904年から平地伽藍が整備。15世紀に焼失したが再建された。

平安・桃山

7仁和寺
(京都市右京区)

888年に宇多天皇により完成した勅願寺。明治まで皇室が門跡を務めた。

平安・江戸

8平等院
(宇治市)

貴族の別荘を、1052年に藤原頼道が改修。

平安

9宇治上神社
(宇治市)

現存する最古の神社本殿建築。

平安

10高山寺
(京都市右京区)

774年に創建、1206年に明恵上人によって高山寺と改称。石水院のみが現存。

鎌倉

11西芳寺(苔寺)
(京都市西京区)

1339年に夢窓疎石が禅寺として復興。庭園が重要な位置を占める。

室町

12天龍寺
(京都市右京区)

山門、仏殿、法堂、方丈が一直線に配置。雲龍図

室町

13鹿苑寺(金閣寺)
(京都市北区)

足利義満の死後、夢窓疎石が禅寺として開山。金閣は1955年に再建された。

室町

14慈照寺(銀閣寺)
(京都市左京区)

足利義政の死後、禅寺となった。1615年の庭園改築で銀沙灘・向月台が加えられた。

室町

15龍安寺
(京都市右京区)

1450年に細川勝元が貴族の別邸を禅寺に、枯山水の方丈庭園は世界的に有名。

室町

16本願寺(西本願寺)
(京都市下京区)

1591年に大阪にあった浄土真宗本願寺派の本山が移転。唐門、飛雲閣が残る。

桃山

17

二条城
(京都市中京区)

1603年に徳川幕府が将軍上洛時の宿泊所として造営。二の丸庭園は池泉回遊式。

桃山

なぜ「古都」として登録されたのか?

「古都京都の文化財」が「古都」として登録された背景には、単に古い建造物があるだけでなく、その歴史的・文化的連続性と、都市全体が持つ景観的価値が深く関係しています。

  • 千年の都としての歴史的連続性: 京都は、794年の平安京遷都以来、明治維新まで約1000年以上にわたり日本の都として機能しました。この長い歴史の中で、政治、文化、宗教の中心として栄え、様々な時代の文化や技術が蓄積されてきました。これらの文化財は、それぞれの時代の様式を現代に伝え、都市の歴史的な層を形成しています。
  • 日本文化の形成と発展の中心地: 武士の台頭、禅宗の隆盛、茶道や華道、能楽などの伝統芸能の発展、そして町人文化の開花など、日本の多様な文化が京都で生まれ、育まれました。登録された文化財は、これらの文化活動の中心地であり、当時の社会のあり方や人々の思想を色濃く反映しています。
  • 宗教的、精神的景観: 多くの寺社仏閣が点在し、それらが周囲の自然(山々、川)と一体となって形成する景観は、日本独自の宗教観や美意識が凝縮されたものです。単体の建築物だけでなく、それらが織りなす「古都」としての風情や精神性が高く評価されています。

世界遺産を巡る主要な見どころ

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