世界遺産検定1級の試験において、全体の約35%という圧倒的な配分比率を占める「日本の世界遺産」および「世界遺産概論(条約・組織・活動)」。この領域を完全に制することが1級合格への絶対条件です。国内すべての世界遺産の細かい登録経緯・構成資産や、ユネスコ世界遺産委員会の仕組み、危機遺産制度、保護条約の条文に至るまで、本試験の傾向を完全網羅した実践的な模擬問題30問をご用意しました。合格を確実に引き寄せるための総仕上げとして活用してください!
管理人本文を読む前に、まずは自分の実力を試してみたい方や、アウトプット中心に学びたい方は、当サイトオリジナルの模擬試験にぜひ挑戦してみてください!




第1部:世界遺産概論・条約とユネスコ組織の仕組み
世界遺産条約の成立背景、委員会の構成、登録プロセスの詳細など、概論分野の重要ポイントを問います。
第1問:世界遺産条約の採択年
「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約(世界遺産条約)」がユネスコ総会で採択された年はいつか。
- 1.1959年
- 2.1972年
- 3.1975年
- 4.1992年
正解!
不正解...
正解は2.1972年(正式名称:世界遺産条約)です。
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第2問:世界遺産委員会の構成国数と任期
世界遺産条約に基づいて設置される「世界遺産委員会」の委員国の総数と、委員の任期(原則)の組み合わせとして正しいものはどれか。
- 1.21カ国・4年
- 2.21カ国・6年
- 3.19カ国・4年
- 4.15カ国・6年
正解!
不正解...
正解は2.21カ国・6年です。
世界遺産委員会は21カ国で構成され、委員国の任期は原則として6年ですが、自主的な制限により多くの国が4年で辞任することが慣例となっています。
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第3問:ユネスコ本部の所在地
国際連合教育科学文化機関(ユネスコ:UNESCO)の本部が置かれている都市はどこか。
- 1.ジュネーブ
- 2.パリ
- 3.ロンドン
- 4.ローマ
正解!
不正解...
正解は2.パリです。
フランスの首都パリにユネスコの本部が置かれています。また、世界遺産委員会の事務局機能を担う「世界遺産センター」も同本部に設置されています。
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第4問:世界遺産基金の主な財源
世界遺産条約に基づき設立された「世界遺産基金」の主な財源となる、締約国がユネスコに支払う拠出金の基準は何か。
- 1.各国の国内総生産(GDP)に比例した金額
- 2.国際連合(UN)の分担金算出基準に基づく強制拠出金
- 3.登録件数に応じた応分の負担金
- 4.観光客の入域税の全額集約
正解!
不正解...
正解は2.国際連合(UN)の分担金算出基準に基づく強制拠出金です。
世界遺産基金の基本は国連分担金率に基づく締約国からの拠出金ですが、これに任意の拠出金を加えたもので構成されています。
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第5問:危機にさらされている世界遺産(危機遺産)のリスト
深刻な破壊の危機に直面し、大規模な保全事業が必要とされる世界遺産が登録されるリストを何というか。
- 1.非常用世界遺産リスト
- 2.危機にさらされている世界遺産リスト(危機遺産リスト)
- 3.特別保護世界遺産リスト
- 4.緊急救済遺産リスト
正解!
不正解...
正解は2.危機にさらされている世界遺産リスト(危機遺産リスト)(正式名称:List of World Heritage in Danger)です。
条約第11条第4項に基づき作成されるリストです。自然災害や紛争、開発などによって深刻な脅威にさらされている遺産が対象となります。
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第2部:日本の世界遺産・登録経緯と構成資産(前半)
日本国内の登録遺産の詳細な構成資産や、登録に至るまでの背景に関する問題です。
第6問:日本で最初に登録された世界遺産(1993年)
1993年に日本で初めて世界遺産に登録された文化遺産2件のうち、法隆寺地域の仏教建造物群と並び、日本初の木造建築の最高峰として登録された遺産は何か。
- 1.古都京都の文化財
- 2.姫路城
- 3.屋久島
- 4.白神山地
正解!
不正解...
正解は2.姫路城(正式名称:姫路城)です。
1993年12月に、日本初の文化遺産として「法隆寺地域の仏教建造物群」と「姫路城」の2件が同時にユネスコ世界遺産リストに登録されました。
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第7問:日本で初めての世界自然遺産として同時登録
1993年、日本で初めての世界自然遺産として同時に登録された2つの地域は、屋久島とどこか。
- 1.知床
- 2.白神山地
- 3.小笠原諸島
- 4.琉球王国のグスク及び関連遺産群
正解!
不正解...
正解は2.白神山地(正式名称:白神山地)です。
鹿児島県の屋久島と、青森県・秋田県にまたがる白神山地が、1993年に日本初の自然遺産として登録されました。
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第8問:古都京都の文化財の構成資産数
1994年に登録された「古都京都の文化財(京都市、宇治市、大津市)」に含まれる構成資産(寺社城郭など)の総数はいくつか。
- 1.10件
- 2.14件
- 3.17件
- 4.21件
正解!
不正解...
正解は3.17件です。
清水寺、金閣寺、銀閣寺、二条城、平等院など、京都・宇治・大津にまたがる計17の寺社・城郭が構成資産として登録されています。
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第9問:古都奈良の文化財の構成資産
1998年に登録された「古都奈良の文化財」の構成資産に含まれないものはどれか。
- 1.東大寺
- 2.法隆寺
- 3.春日大社
- 4.平城宮跡
正解!
不正解...
正解は2.法隆寺です。
法隆寺は1993年に単独(法隆寺地域の仏教建造物群)で登録されており、1998年の「古都奈良の文化財」には含まれません(古都奈良には東大寺や興福寺、春日大社、元興寺、薬師寺、唐招提寺、平城宮跡、春日山原始林の8資産が含まれます)。
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第10問:日光の社寺の登録年と構成資産
1999年に登録された「日光の社寺」の構成資産に含まれる、2つの神社と1つの寺院の組み合わせとして正しいものはどれか。
- 1.日光東照宮・二荒山神社・輪王寺
- 2.日光東照宮・日光山神社・中禅寺
- 3.東照宮・厳島神社・輪王寺
- 4.二荒山神社・瀧尾神社・輪王寺
正解!
不正解...
正解は1.日光東照宮・二荒山神社・輪王寺です。
「日光の社寺」は2つの神社(東照宮、二荒山神社)と1つの寺院(輪王寺)の建造物群計103棟と周辺の境内地が登録されています。
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第3部:日本の世界遺産・登録経緯と構成資産(中盤)
2000年代以降に登録された日本国内の文化・自然遺産の細部を問います。
第11問:琉球王国のグスク及び関連遺産群の構成資産
2000年に登録された「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の構成資産の一つであり、かつて琉球王国の政治・外交・文化の中心であった城跡(グスク)はどれか。
- 1.首里城跡
- 2.中城城跡
- 3.座喜味城跡
- 4.勝連城跡
正解!
不正解...
正解は1.首里城跡(正式名称:琉球王国のグスク及び関連遺産群)です。
首里城跡のほか、今帰仁城跡、座喜味城跡、中城城跡、勝連城跡の5つのグスク跡に、園比屋武御イ岳石門、玉陵、斎場御嶽、中城御殿跡の計9資産が構成されています。
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第12問:紀伊山地の霊場と参詣道の特徴
2004年に登録された「紀伊山地の霊場と参詣道」において、登録の大きな特徴となった「文化的景観」の要素を持つ3つの霊場(熊野三山、高野山、吉野・大峯)を結ぶ「参詣道」として登録された道の名称に含まれないものはどれか。
- 1.熊野参詣道(伊勢路・中辺路など)
- 2.大峯奥駈道
- 3.高野山町石道
- 4.中山道の一部
正解!
不正解...
正解は4.中山道の一部です。
紀伊山地の参詣道は、熊野参詣道、大峯奥駈道、高野山町石道の3つの道が登録されており、中山道は含まれません。
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第13問:石見銀山遺跡とその文化的景観の登録年
2007年にアジアの鉱山遺跡として初めて世界遺産に登録された、島根県の「石見銀山遺跡とその文化的景観」の登録年はいつか。
- 1.2005年
- 2.2007年
- 3.2009年
- 4.2011年
正解!
不正解...
正解は2.2007年(正式名称:石見銀山遺跡とその文化的景観)です。
16世紀から17世紀にかけて世界の銀流通の中心地の一つとして栄え、環境に配慮した鉱山経営と周辺の文化的景観が評価されて2007年に登録されました。
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第14問:平泉-仏国土(浄土)を表現する建築・庭園・考古学的遺跡群
度重なる審議を経て、2011年に登録された岩手県の「平泉」の構成資産に含まれないものはどれか。
- 1.中尊寺
- 2.毛越寺
- 3.無量光院跡
- 4.厳美渓
正解!
不正解...
正解は4.厳美渓です。
平泉の構成資産は、中尊寺、毛越寺、金蔵寺(経塚群)、無量光院跡、達谷窟の5つの資産で構成されており、景勝地の厳美渓は含まれません。
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第15問:富士山-信仰の対象と芸術の源泉の構成資産数
2013年に文化遺産として登録された「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産(山頂の信仰遺跡、神社、登山道、富士五湖、白糸の滝など)の総数はいくつか。
- 1.15件
- 2.25件
- 3.33件
- 4.45件
正解!
不正解...
正解は3.33件です。
富士山山体や浅間大社などの神社、三保の松原、忍野八海など、山梨・静岡両県にまたがる計33の資産が構成資産として登録されています。
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第4部:日本の世界遺産・登録経緯と構成資産(後半)
近年の登録遺産(富岡製糸場、明治日本の産業革命遺産、北海道・北東北の縄文遺跡群など)を網羅します。
第16問:富岡製糸場と絹産業遺産群の構成資産
2014年に登録された「富岡製糸場と絹産業遺産群」の構成資産に含まれる4つの資産のうち、群馬県富岡市にある富岡製糸場以外の3つの製糸関連遺跡の組み合わせとして正しいものはどれか。
- 1.田島弥平旧宅・高山社跡・荒船風穴
- 2.荒船風穴・富岡製糸場・田島弥平旧宅
- 3.草間製糸場・高山社跡・田島弥平旧宅
- 4.碓氷峠鉄道施設・田島弥平旧宅・高山社跡
正解!
不正解...
正解は1.田島弥平旧宅・高山社跡・荒船風穴です。
富岡製糸場に加え、養蚕農家建築の「田島弥平旧宅」「高山社跡」、そして蚕種(蚕の卵)の冷蔵貯蔵施設である「荒船風穴」の計4資産で構成されています。
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第17問:明治日本の産業革命遺産の広がり
2015年に登録された「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産が位置する都道府県の数として正しいものはどれか。
- 1.4県
- 2.6県
- 3.8県
- 4.10県
正解!
不正解...
正解は3.8県(岩手県、静岡県、山口県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、鹿児島県)です。
九州・山口を中心に、岩手県(釜石)や静岡県(韮山)なども含む計8県、全23の資産から構成される広域的な産業遺産群です。
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第18問:「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群の構成資産
2017年に登録された福岡県の「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」に含まれ、一般人の上陸が原則禁止されている神聖な島はどれか。
- 1.筑前大島
- 2.沖ノ島
- 3.相島
- 4.玄界島
正解!
不正解...
正解は2.沖ノ島(正式名称:宗像・沖ノ島と関連遺産群)です。
4世紀から9世紀にかけて大陸との交易の安全を祈る国家祭祀が行われた島であり、女人禁制などの厳しい禁忌が守られてきた沖ノ島が中心資産となっています。
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第19問:長崎と天草地方の潜伏キリスタンの関連遺産
2018年に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産に含まれないものはどれか。
- 1.大浦天主堂
- 2.原城跡
- 3.崎津の集落
- 4.グラバー園
正解!
不正解...
正解は4.グラバー園です。
禁教期に信仰を続けた潜伏キリシタンの歴史を伝える大浦天主堂や原城跡、崎津の集落など全12資産が登録されており、観光地のグラバー園は含まれません。
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第20問:北海道・北東北の縄文遺跡群の構成資産数
2021年に文化遺産として登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産の総数はいくつあるか。
- 1.10件
- 2.17件
- 3.25件
- 4.33件
正解!
不正解...
正解は2.17件(北海道、青森県、岩手県、秋田県にまたがる)です。
函館市の大船遺跡や青森県の三内丸山遺跡など、北日本の1万年以上にわたる採集・漁労・狩猟による定住生活の歩みを示す計17の遺跡が登録されています。
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第5部:世界遺産概論・保護制度と運用実務
世界遺産条約の運用細則(オペレーショナル・ガイドライン)、登録基準の適用、保存管理計画に関する高度な問題です。
第21問:世界遺産条約の登録基準の数
ユネスコの世界遺産リストに物件を登録するための基準は、文化遺産と自然遺産を合わせて全部でいくつあるか。
- 1.6つ
- 2.10つ
- 3.12つ
- 4.15つ
正解!
不正解...
正解は2.10つ(文化基準(i)〜(vi)、自然基準(vii)〜(x))です。
基準(i)から(vi)までの6つが文化遺産用、(vii)から(x)までの4つが自然遺産用であり、合計10の基準が設定されています。
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第22問:ユネスコへの諮問機関(文化・自然)
世界遺産候補の事前調査・評価を行い、世界遺産委員会に勧告を行う諮問機関のうち、自然遺産を専門に審査する機関(IUCN)の正式名称の日本語訳は何か。
- 1.国際記念物遺跡会議(イコモス)
- 2.国際自然保護連合(国際自然保護連合:IUCN)
- 3.国際文化財保存修復研究センター(イクロム)
- 4.国際自然遺産保全機関(INCP)
正解!
不正解...
正解は2.国際自然保護連合(国際自然保護連合:IUCN)(正式名称:International Union for Conservation of Nature)です。
文化遺産はICOMOS(イコモス)、自然遺産はIUCN(アイ・ユー・シー・エヌ)、文化財の保存修復に関する助言を行う機関としてICCROM(イクロム)が関与します。
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第23問:暫定リスト(テントative List)の役割
締約国が将来的に世界遺産への登録を目指してユネスコにあらかじめ提出し、登録申請の前提条件となるリストを何というか。
- 1.候補地予備リスト(テンタティブ・リスト)
- 2.優先保全リスト
- 3.国内暫定登録リスト
- 4.審査前段階リスト
正解!
不正解...
正解は1.候補地予備リスト(テンタティブ・リスト)(正式名称:Tentative List)です。
各国は原則として、自国のテンタティブ・リストに掲載されている物件の中からのみ、正式な世界遺産登録の申請を行うことができます。
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第24問:世界遺産条約における「普遍的価値」の表現
世界遺産条約において、文化遺産や自然遺産が「人類全体にとって現在および将来の世代にとって共通の重要性を持つ驚異的な価値」を指すために使われる公式な専門用語は何か。
- 1.絶対的文化価値(Absolute Cultural Value)
- 2.顕著な普遍的価値(Outstanding Universal Value: OUV)
- 3.世界的共通遺産価値(Global Common Heritage Value)
- 4.人類最古の歴史的価値(Primeval Historic Value)
正解!
不正解...
正解は2.顕著な普遍的価値(Outstanding Universal Value: OUV)です。
OUV(Outstanding Universal Value)は、世界遺産の認定における最も核心的な概念であり、これが証明されないと世界遺産には登録されません。
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第25問:世界遺産の登録抹消に関する規定
近年、世界遺産委員会において議論が活発化している、深刻な破壊や保全状況の悪化によって「顕著な普遍的価値(OUV)」が失われたと判断された場合に下される決定は何か。
- 1.登録一時停止命令
- 2.世界遺産リストからの登録抹消(Delisting)
- 3.罰金および国際管理下への移行
- 4.登録基準の強制降格
正解!
不正解...
正解は2.世界遺産リストからの登録抹消(Delisting)です。
これまでにドイツのドレスデン・エルベ渓谷やオマンのアラビアオリックスの保護区などが登録抹消された事例があります。
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第6部:直近の日本の登録遺産・総仕上げの総合問題
最新の登録動向や、日本の全世界遺産の総まとめとなる演習問題です。
第26問:奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島
2021年に自然遺産として登録された「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」の構成資産に生息する、アマミノクロウサギやイリオモテヤマネコなどの共通した重要性は何か。
- 1.アジア大陸から完全に隔離されて進化した多数の固有種・絶滅危惧種の生息地であること
- 2.世界最大の哺乳類が集まるサバンナ生態系を持つこと
- 3.氷河期以降の寒冷地適応の最終段階を示すこと
- 4.人類最古の化石人骨が密集して出土したこと
正解!
不正解...
正解は1.アジア大陸から完全に隔離されて進化した多数の固有種・絶滅危惧種の生息地であることです。
琉球弧の島々に残された固有の亜熱帯照葉樹林と、そこに生きる希少な固有生物の多様性が高く評価されました。
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第27問:佐渡島の金山
2024年に新たに日本の世界文化遺産に登録された、新潟県佐渡市にある鉱山遺跡の正式名称は何か。
- 1.佐渡金銀山遺跡群
- 2.佐渡島の金山
- 3.相川金山歴史地区
- 4.渡島半島鉱山遺産
正解!
不正解...
正解は2.佐渡島の金山(正式名称:佐渡島の金山)です。
江戸時代における手工業的な最高水準の金生産技術の変遷と、それを支えた鉱山労働の歴史的景観が評価されて世界遺産に登録されました。
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第28問:日本の世界遺産の総数(文化・自然)
佐渡島の金山の登録を含め、日本国内にあるユネスコ世界遺産の総数(文化遺産および自然遺産の合計)として正しいものはどれか。
- 1.22件
- 2.25件
- 3.27件
- 4.30件
正解!
不正解...
正解は3.27件(文化遺産21件、自然遺産6件。2024年登録完了時点)です。
日本には文化遺産が21件、自然遺産が6件の合計27件の世界遺産が存在します(最新の動向を常に把握しておくことが1級では不可欠です)。
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第29問:世界遺産条約の目的
世界遺産条約の前文および条文において掲げられている、最も根本的な目的として正しいものはどれか。
- 1.世界中の観光地を保護して観光産業の利益を各国で均等に分配すること
- 2.人類の遺産が脅かされている現状に対し、国際的な協力と援助のもとで次世代へ継承すること
- 3.すべての歴史的建造物をユネスコの直轄管理下に置いて一元化すること
- 4.各国の軍事拠点や要塞跡を文化財として永久に非武装化すること
正解!
不正解...
正解は2.人類の遺産が脅かされている現状に対し、国際的な協力と援助のもとで次世代へ継承することです。
世界遺産条約は、人類共通の遺産(文化・自然)が破壊や消滅の危機に瀕しているとき、国際社会全体で協力して守り抜くことを目的としています。
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第30問:日本の世界遺産における自然遺産の数
日本国内に存在する27件の世界遺産のうち、「自然遺産」に分類されるものの総数はいくつあるか。
- 1.3件
- 2.4件
- 3.6件
- 4.8件
正解!
不正解...
正解は3.6件です。
屋久島、白神山地、知床、小笠原諸島、そして奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島の計6件が日本の世界自然遺産です(残りの21件が文化遺産です)。
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まとめ
世界遺産検定1級において全体の約35%という最大の配分比率を占める「日本・世界遺産概論」分野は、合否を分ける最も重要なセクションです。国内すべての世界遺産の構成資産数や登録年の細かな正確性、そしてユネスコ委員会の仕組みや危機遺産、OUV(顕著な普遍的価値)といった概論の基本原則を完全にリンクさせて理解することで、本番のどんな細かいひっかけ問題にも動じない圧倒的な得点力を築くことができます。



本文を読む前に、まずは自分の実力を試してみたい方や、アウトプット中心に学びたい方は、当サイトオリジナルの模擬試験にぜひ挑戦してみてください!




よくある質問


日本の世界遺産で構成資産や登録年を効率よく覚えるコツはありますか?
単なる暗記ではなく、「なぜその遺産がその年に登録されたのか(例:平成の大合併の時期や、特定のテーマでの連続登録など)」というストーリーや、地図上でどの都道府県にどの資産が属しているかをセットで視覚的に整理するのが一番の近道です。
世界遺産概論・条約の分野で落としやすいポイントは何ですか?
委員会の任期(原則6年・実質的な運用)や、諮問機関(ICOMOSとIUCN)の役割分担、危機遺産リストや登録抹消の法的根拠など、条文の細かい規定に関する引っ掛け問題が出やすいため、用語の定義を正確に区別して覚えることが重要です。








1972年の第17回ユネスコ総会で採択されました。エジプトのヌビア遺跡水没危機を契機とした国際キャンペーン(1959年開始)が条約誕生の大きなきっかけとなった歴史的経緯は1級頻出事項です。